In a Marketing Coup, Scorpion Joins Guard Exercise
Aug. 7, 2014 - 02:57PM |
By AARON MEHTA | Comments
テクストロン・エアランドのスコーピオンが州軍演習に参加したが、まだ一件も成約がない。 (Textron)
WASHINGTON — テクストロン・エアランドの新型機スコーピオンはまだ一件も発注がないが、大規模な州軍演習に参加している。
- 情報収集監視偵察(ISR)に攻撃能力を付与した同機がヴィジラントガード2014演習に参加し画像中継を空中から送った。各地の州軍部隊がカンザス州に集まり、緊急事態対応を想定した演習を行っている。
- 正式採用されていない機体が演習に参加できた理由は何か。実は同社が勘定を支払ったためだとポール・ウィーバーPaul Weaver(州軍航空隊元司令官でスコーピオン開発顧問)は明かす。またカンザス州はスコーピオンの生まれ故郷でもあることも背景にある。同州軍務局長は同機の性能の説明を受けている。
- そこで州軍とテクストロン双方がスコーピオンの参加で恩恵をうけることとなった。州軍はテクストロン負担で演習の全容をビデオ記録を手に入れることができ、スコーピオンは7時間にわたりミッションを実施し、地上司令部に監視映像をストリーミング提供したという。
- テクストロンは同機のISR能力を実証できた。同社はスコーピオンが州軍の要求水準を見たしているとし、州軍が同機導入に動くことを期待している。
- 「これ以上に良い話はない。スコーピオンの最先端ISR能力をご紹介しつつ、運用費用が安上がりになると説明できた」(ウィーバー)ウィーバーによれば今回の飛行経費は一時間2,700ドル平均だったという。
- 「双方にとって利益が出る話だ。当社は三日間にわたり実証の機会を得て、それ以上の成果が出たので満足している」.
- ただし一機しかない実機を各州の高官ならびに米北方方面軍司令官チャールズ・ジャコビー大将が見守る大規模演習に送り出すのはリスクがあることではないのか。
- 「失敗したらどうなっていたか。うまく作動しなかったら。そんな心配をするのは非生産的pushing a wet noodle uphillだ。逆にどれだけ当社が機体に自信があるのか、ISR性能でも自信があることの裏返しですよ。決めるのは皆さんですが、当社に任せてもらえれば相当の仕事ができますよ」とウィーバーは笑いながら言う。
- またテクストロンとしても演習を支援できてうれしいという。「今後の演習にもお招きいただけるのではないか」
- スコーピオン開発にとって今夏は大きな転回点だった。まず公開されて一年足らずの同機は大西洋を渡り英国航空ショーに展示され、各国の空軍トップにまじり米空軍参謀総長マーク・ウェルシュ大将はじめとする米国代表も同機を視察しテクストロン関係者と話している。
- 広報で次のイベントは全米州軍協会 National Guard Association of the U.S. (NGAUS) の総会がシカゴで8月22日23日にあり、ブース展示になる。
- 続いて空軍協会総会がワシントンDC郊外で開かれ、ウィーバーによればスコーピオンをレーガンナショナル空港で展示する段取りがついているという。総会会場からは至近距離である。また軍高官やNATO空軍関係者向けの視察も準備しているという。■
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