米海軍の次期戦闘機開発ロードマップを基にした記事ですが、これを見ると日本のF-3との共同開発は無理そうですし、米空軍とも連携は少ないようですね。これを見るとF-35Cの立ち位置がますますわかりにくくなりますね
Navy Plans for Fighter to Replace the F/A-18 Hornet in 2030s
米海軍は次世代の艦載戦闘機開発に乗り出した。これはF/A-18スーパーホーネット、グラウラーの後継機種で2030年代に就役するもので、今も開発中のF-35Cをも補完するものだと海軍は説明。
新型機は F/A-XX の名称で、技術性能上の要求内容が検討されている。F/A-18各機が耐用年数雨の終わりに達するまでに新型機を準備し生産体制を確立するのが目標だ。海軍は現在は初期段階であり、コンセプトを検討し、選択肢を洗い出していると強調。
民間産業界からはF/A-XX提案が二年前から提出されており、海軍は今も内容を検討中だ。海軍は提案内容から採用できる点を精査するとともに可能性のある構想を検討している。
F/A-18は耐用年数を延長し、2030年代以降でも飛行可能にできるが、グラウラーの新規購入がないとボーイングのF/A-18製造ラインは今後数年以内に閉鎖になる。
これとは別にF-35Cの各種テストが続いており、2018年に作戦投入可能となる。
海軍関係者によれば新型戦闘機は第六世代機となるが、あまり同機構想のことは口にしたくないようだ。その理由としてまだ多くが未定であり、なんといっても開発が初期段階だからだという。
一方でF/A-18が今後何年にわたり飛行可能なのかは大きな問題だ。遅かれ早かれ同機は新型機と交代が来るが、海軍はグラウラー電子攻撃機の調達に前向きで、F/A-18も性能向上改修を受けるだろう。
時期170機に及ぶF/A-18E/FブロックII機体の改修が進行中で新型赤外線センサーにより強度の電子攻撃の脅威がある中で敵機の位置を把握することが可能となる。
この赤外線探知追跡装置はIRSTの名称で長距離センサーとして赤外線の発信元を見つけることができる。2017年に実用化と鳴子のシステムでと同時に複数の目標を追尾することができるし、空対空戦の目標捕捉を効果的に実施できる。
これとは別に長期的な対水上艦戦の能力向上策としてアクティブ電子走査方式レーダーや前方監視赤外線レーダー技術が加えられる。
また機体一体型燃料タンクの装着も実施中で、海軍はさらにF/A-18のセンサー類、レーダー、コンピュータシステムの能力向上に投資を続けている。
ある専門家によれば海軍がF/A-XXを第六世代機として開発するのであれば、数多くの新技術が投入されるはずで、センサーの接続度を最高にあげること、スーパークルーズ性能や機体表皮を電子的に偽装する「スマートスキン」技術が含まれるはずだという。
センサー接続を最高度にするとは通信量を増やすとともにセンサ0技術にリアルタイムで衛星や他機他戦場の上方を提供するすべての装備都の接続を可能とすることだと解説してくれたのはリチャード・アボウラフィぃア(Teal Group副社長)だ。
新型機では極超音速兵器の発射も視野に入れているはずとアボウラフィアは付け加える。これにはスクラムジェットの開発という未踏の挑戦が不可欠だという。
スーパークルーズ性能で新型機は超音速巡航飛行をアフターバーナーなしで実現できるという。
スマートスキンとは機体全体にセンサーあるいは技術手段を施して機体表面を機体と一体化することだ。さらに分散型電子装置を加えれば、従来のように機体内部に装置を積む代わりに、機体表面が電子装置になる。これにより抗力を減らし、速度が上がり、操縦性が改善される一方でセンサーの性能が引き上げられる。
またアボウラフィアによれば海軍は超高性能の制空あるいは空対空戦闘能力を次世代機に想定しており、これはF-14トムキャットの再来となる。
また海軍はおよそ20年前にF-22の海軍仕様機の調達に関心を示していた。当時は海軍高性能戦術戦闘機と呼称されていたとアボウラフィアは説明。この試みは実現しなかったが、海軍は第五世代制空戦闘機を手に入れることなく現在に至っているとアボウラフィアは解説する。
海軍のF-35Cは攻撃任務を前提に新型センサー融合機能、情報収集・監視・偵察、さらに空対空機能も盛り込んでいるが、専門家の見解では同機はF-22と同様の速度と空対空制空能力は有していないとする。それでも海軍はF-35Cを第五世代機だと強調している。■
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。