ロシアにどんどん不利になる欧州方面の環境ですが、スウェーデンのNATO加盟が決定打になるのではないでしょうか。一方、日本もロシアと国境をはさみ、千島四島という未解決の領土問題を抱えていることを忘れてはなりません。その意味でNATOと日本が接近するのは当然のことなのですが、東京事務所開設に反対したマクロンの世界観がなんともうらめしいですね。 加盟が承認されれば、ストックホルムは特に空と海の領域で、NATOへの多大な軍事的貢献が広く期待される 隣 国フィンランドが2023年4月にNATO加盟したのを見届けた後、スウェーデンが32番目の加盟国としてNATOに名を連ねることになりそうだ。 北欧の安全保障を不安定にしたロシアのウクライナ侵攻の直後、スカンジナビアの2カ国は同時に加盟を申請した。フィンランドは無事通過したが、トルコの反対でスウェーデンのNATO加盟は遅れている。 トルコは、テロ関連法の強化や、PKK過激派やグレン運動への対応についてストックホルムに譲歩を求めた。グレン運動は、2016年のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領に対するクーデターの責任があるとアンカラに非難されている。スウェーデンとフィンランドはまた、トルコによるNATO加盟への協力の見返りとして、アンカラに対する武器禁輸を解除した。 すべての政治的論争が決着し、NATOが最も新しい加盟国を迎える前に、スウェーデンの加盟の批准にはトルコとハンガリーの議会投票だけが残っている。 NATOでは同盟国に対するいかなる攻撃もすべての報復行動の根拠とみなす第5条がある。スウェーデンはまた、同盟の核戦力と、その核戦力が敵の戦略的意思決定に与える抑止効果の恩恵も受けることになる。 スウェーデンは、2023年から2024年にかけて国防費を270億クローネ(24億米ドル)増加させると発表した。ストックホルムは2022年から軍事費を倍増させ、2024年には総額1200億クローネ(108億米ドル)弱を用意している。 1994年以来NATOのパートナー国であるスウェーデンは、NATO主導の演習に参加し、アフガニスタンにおける同盟の支援ミッションに貢献し、招待国としての地位を得て以来、同盟の各種会合に出席している。 しかし、NATOに加盟していないため、スウェーデン軍によれば、集団防衛義務や「共通作戦計画」か
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