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装備品:JASSM、LRASM両巡航スタンドオフミサイルの調達規模拡大に走る米空軍の狙い

USAF aims to double long-term JASSM production up to 10,000 units  米空軍がJASSM生産を倍増し1万本調達を目指す 27 SEPTEMBER, 2019  SOURCE: FLIGHTGLOBAL.COM  BY: GARRETT REIM  LOS ANGELES https://www.flightglobal.com/news/articles/usaf-aims-to-double-long-term-jassm-production-up-to-461148/ 米 国防総省(DoD)は ロッキード・マーティン 製統合空対地スタンドオフミサイル(JASSM)の生産数を当初の4,900本から最高1万本に拡大する。 米空軍物資本部から生産拡大の意向が9月27日に示され供給先を求めている。調達規則によれば軍はロッキード・マーティンが唯一の供給者でも他の調達先を模索する努力が求められている。 USAFではロッキード・マーティン製の長距離対艦ミサイル(LRASM)の追加調達も求めており、当初の110本が400本にまで拡大する。JASSMの射程拡大版JASSM-ERが原型で、500カイリ (926km)の射程を有する。USAFと米海軍が共同開発した。 JASSMおよびLRASMはともに低視認性巡航ミサイルで亜音速で飛翔するが、射程距離が長く敵の防衛圏外から発射可能だ。 今回のUSAF公告は巡航ミサイルの長期調達へのDoDの関心度を表したものと言える。 2019年5月、需要拡大を見越してロッキード・マーティンは20千平米の巡航ミサイル生産工場をアラバマ州トロイで起工している。工場建屋が2021年に完成すると、2022年下半期からJASSM-ERの増産が実現すると同社は発表。 USAFではロット17でJASSMを360本生産するとしていた。ロット18ではJASSM-ER390本、ロット19ではJASSM-ER360本とJASSM40期を調達するとしており、その後ロット30まで最大550本ベースで続く。 LRASMの生産も2017年のロット1(23本生産)から拡大を続けており、ロット4では50本を調達したいとし、最大96本でロット8まで調達したいとUSAFは述べ

核武装対応F-35の登場で核抑止力の強化を狙う米戦略

F-35が核武装と聞くと一部の勢力が騒ぎ出しそうですが,核装備運用には特殊改装が必要で何も全部のF-35が核武装可能となるわけはないのですが、今後成り行きを注目する必要があります。また核の小型化もすぐ戦場に投入する構想と騒ぐ傾向がありますが、抑止理論を全く理解できない人たちがあちこちにいるのには辟易としますね。Warrior Mavenの記事です。 Mattis: Nuclear-Armed F-35 Can Change "Deterrence" Equation  マティス長官:核装備F-35で抑止力の構造が変わる ペンタゴンはF-35の核攻撃力が今回発表された核戦力整備構想のカギとみている。 By Kris Osborn - Managing Editor - Warrior Maven https://www.themaven.net/warriormaven/future-weapons/mattis-nuclear-armed-f-35-can-change-deterrence-equation-POwPqD8BP0aOjNLyh82WLA ペ ンタゴンが「核武装」型F-35の開発を急ぐのは戦略核兵器近代化でロシア、中国、さらに北朝鮮への対抗が急務であるためだ。同時に世界各地で核兵器の脅威が高まっていることも背景にある。 F-35に核運用能力を追加して核の三本柱のうち爆撃機部分のB-2、B-52さらに今後登場するB-21を補強すれば米核攻撃手段に選択肢が広がり、潜在敵国には今までにない圧力となるだろう。 核抑止力でF-35が浮上したのは最近の下院軍事委員会がペンタゴン発表の核戦力検討案 Nuclear Posture Review (NPR)での聴取でだ。 ジェイムズ・マティス国務長官はF-35を米国・NATOによる核抑止力で不可欠な要素と書面で表現している。 「戦闘爆撃機戦力で核・非核両用能力を近代化する中でF-35戦闘機がNATOの抑止力体制やわが方の前方配備戦力の実効性の維持を果たし安全保障上で必要な事態に対応する」と長官は述べている。 マティス長官はF-35が「核運搬能力」手段に浮上してきたのは米核戦力近代化のペースが世界各地の脅威環境の進展にみあっていないことへ