2024年10月2日水曜日

速報 イランがイスラエルに弾道ミサイルを大量発射(The War Zone)―イランはモサド本部など重要標的に集中攻撃を図った模様だが、今回も失敗の模様。

 Iran has begun its latest retaliation against Israel with a barrage of ballistic missile launches. Information is only now starting to emerge, but there had been serious concerns that Iran may be poised to strike Israel in support of the Hezbollah militant group of which it is the main sponsor.  

via X



イランはイスラエルを標的として多数の弾道ミサイルを発射し、相当数の弾頭がイスラエル国内に落下した


期の報道によると、少なくとも100発のミサイルがイスラエルに向けて発射された模様だ。

イランは弾道ミサイルの集中発射により、イスラエルに報復を開始した。情報はようやく明らかになり始めたが、イランが、主要スポンサーとなっている武装組織ヒズボラを支援し、また2ヶ月前にテヘランでハマスの最高政治指導者が暗殺されたことへの報復として、イスラエルを攻撃する構えであるのではないかという深刻な懸念が生じている。

イスラエル軍は、イランから発射されたミサイルがイスラエルに向かっていると発表した。初期の報道によると、国内各地で空襲警報が鳴らされたとある。

イスラエル国防軍(IDF)は、Xへの投稿で、イスラエルの民間人は現在、防空壕で待機していると述べている。

ロイド・オースティン米国防長官は本日、イランがさらなる紛争に巻き込まれることを警告し、テヘランがイスラエルに直接攻撃を仕掛けるようなことがあれば「深刻な結果」を招くと述べた。

詳細はまだ明らかになっていないため、今回の攻撃が今年4月にイランがミサイルと無人機による攻撃を仕掛けたものと比較してどのようなものになるのかはまだわからない。前回は、イスラエルの防空システムが米国軍やその他の同盟国の支援を受け、これらの飛来兵器のほぼすべてを撃墜することに成功した。

すでに、イスラエルの Arrow 2 および Arrow 3 防空システムが迎撃ミサイルを発射し、イランからの飛来兵器を標的にしているという未確認の報告がある。

動画では、限定的な標的に対する大量の集中攻撃と思われる様子が映し出されています。これは、イスラエルの非常に強固な防空およびミサイル防衛システムを圧倒するために、今回起こるだろうと予測していたとおりだ。実際に何が命中したのかは依然として不明ですが、多くの兵器、またはそれらの大きな破片がイスラエルの領土に落下したようです。

更新:米国東部時間午後1時45分

イスラエル国防軍報道官ダニエル・ハガリ少将は、イランによる攻撃について、以下の声明を発表した。

国民の皆様、

先ほど、イランからイスラエル国に向けてミサイルが発射されました。引き続き警戒を怠らず、国土防衛コマンドの指示に正確に従ってください。

数分前、イスラエル本土防衛軍は、特定地域の携帯電話に保護区域に避難するよう指示するメッセージを送りました。皆さんは、最寄りの最も安全な保護区域に避難してください。サイレンが聞こえたら、ただちに保護区域に入り、次の指示があるまでそこに留まってください。

防空システムは完全に稼働しており、必要な場所ではいつでも脅威を検知し、迎撃します。しかし、防御は完全ではありません。そのため、イスラエル国防軍の指示に従うことが不可欠です。迎撃や衝突の結果、爆発音が聞こえるかもしれません。

さまざまな脅威があるため、広範囲にわたって警報が鳴る可能性があります。イスラエル国防軍およびイスラエル国防軍報道官の公式ページで、指示を最新の状態に保ってください。

これまで通り、責任を持って冷静に行動し、ガイドラインに従うようにしてください。私たちは強く、この事態にも対処できるでしょう。

イスラエル国防軍は、イスラエル国民を守るために必要なあらゆることを行っていますし、今後も行っていきます。イスラエル国防軍は、防衛と攻撃の両面において、最高度の準備態勢を整えています。

すべての進展について、引き続き最新情報を提供していきます。

イスラエル軍ラジオは、ベン・グリオン国際空港での離着陸が停止されたと伝えている。さらに、イラクとヨルダンも自国領空を通常の航空交通に対して閉鎖したと発表した。

国連へのメッセージで、イランはミサイル攻撃の正当性を主張し、攻撃はひとまず終了する可能性を示唆した。

国連のイラン代表団は、Xの投稿で次のように述べています。

「シオニスト政権によるテロ行為に対するイランの合法的、理性的、かつ正当な対応は、イラン国民およびイランの利益を標的にし、イラン・イスラム共和国の国家主権を侵害するものであったが、それは正当に遂行された」

更新:東部標準時午後2時

イスラエルは領空を再開したと伝えられており、イランのミサイル攻撃は終了したことを示唆している。

イスラエル軍はまた、全国の住民に対して「保護区域からの退避が許可された」と発表した。これは、最初の弾道ミサイルがイスラエル上空に到達してから約1時間後のことだ。イスラエル国防軍は以下の声明を発表しました。

「状況評価の結果、全国のすべての保護区域からの退避が許可された。引き続き、イスラエル国防軍のガイドラインに従うよう要請する」

イスラエル国防軍報道官ダニエル・ハガリは、最新のテレビ演説で、地上での負傷者の報告はないとし、イランは約200発のミサイルを発射したとみられると述べた。

同報道官は、イスラエル軍はイランの攻撃に対して「防御と報復に万全の態勢を整えている」と付け加え、「時宜にかなった」対応を行うと強調した。

イランの長距離ミサイル部隊を担当するイスラム革命防衛隊(IRGC)は、今回の攻撃は重要な軍事目標を標的としたものだと主張している。

報道によると、ミサイルはイランのテヘラン、イスファハン、タブリーズ、シラーズ、ホラムバード、アラークなどの都市近郊から発射されたとある。

IRGCは声明で、イスラエルがハマスやヒズボラの指導者、およびIRGCの司令官を標的に行った一連の暗殺に対する報復としてミサイル攻撃を行ったと発表した。

IRGCは「イスマイル・ハニーヤ、ハッサン・ナスララ、そして(IRGC司令官のアッバス)ニルフォルーシャンの殉教に呼応し、我々は占領地域の中心を標的にした」と述べた。

また、IRGCはイスラエルに対して、攻撃体制に対するいかなる反応も、より厳しいイランの報復を招くことになるだろうと警告した。

さらに、イスラエルに到達したイランのミサイルの集中砲火と、その余波の一部を示す動画が新たに公開された。

#速報

イランのミサイルがテルアビブを次々と攻撃。 pic.twitter.com/mBtkaDboHI

— Tehran Times (@TehranTimes79) 2024年10月1日

ホワイトハウスの記者団に提供された声明で、ワシントンは、バイデン大統領とハリス副大統領が「ホワイトハウスの危機管理センターからイスラエルに対するイランの攻撃を監視し、国家安全保障チームから定期的に最新情報を受け取っている」と述べた。バイデン大統領は、イランの攻撃に対するイスラエルの防衛を支援し、イスラエルを標的とするミサイルを撃墜するよう米軍に指示した。


更新、東部標準時午後2時30分:

攻撃による負傷者が出たとの最初の報告が寄せられ始めた。

イスラエルの新聞ハアレツによると、イスラエル救助隊の発表として、イランのミサイル攻撃後、テルアビブで2人が軽傷を負ったほか、防空壕へ向かう途中で負傷した人もいたという。

現時点ではまだ確かなことは言えないが、これまでのところ死傷者数が少ないことから、約200発のイランのミサイルの大部分がイスラエルの包括的な防空システムに撃墜されたことが示唆されているようだ。

他のイランの弾道ミサイルの残骸(おそらくブースター部分)は、以下の動画で見ることができます。最初の例は、西岸地区に落下した後、おそらく歓喜するパレスチナ人によって処理されたようです。

攻撃後の初期の報告によると、東地中海で活動中の米海軍駆逐艦がイランの弾道ミサイルの一部を撃墜したようだ。4月にイランがイスラエルを攻撃した際には、米軍の戦艦がスタンダードミサイル3(SM-3)迎撃ミサイルを発射し、実在の脅威に対し初めてこの兵器を使用した。

更新:東部標準時午後3時30分

イランの攻撃に対するイスラエルの防衛に対する米国の貢献について、米国防総省報道官パトリック・ライダー少将がさらに詳しい情報を発表した。

ライダー報道官は記者団に対し、イランの弾道ミサイル約200発が発射され、その一部は、迎撃ミサイルを発射した米海軍アーレイ・バーク級駆逐艦(USS ブルックレー、USSコールなど)によって撃墜されたと述べた。迎撃ミサイルのタイプは明らかにされていない。

イランのミサイルのほとんどはイスラエルの防空システムによって迎撃され、地上では最小限の被害しか報告されていない。ライダー少将は、イランからの攻撃に関する事前警告はなかったとし、現在も評価中であるが、弾道ミサイルだけが関与しているように見えると述べた。

ライダー少将は、イスラエルはレバノンの市民を守るため限定的な空爆を行っていると繰り返し述べたが、イランに対するイスラエルの仮想的な対応については推測を避けた。

ホワイトハウスで毎日行われるメディア向けブリーフィングで、米国の国家安全保障補佐官ジェイク・サリバンは、イランによるイスラエル攻撃は失敗した模様だと述べたが、バイデン大統領の政権は「流動的な」状況を依然として監視している。

イランのミサイルの標的のひとつは、モサド情報機関の本部であったようだ。興味深いことに、本日早朝の報道によると、ヒズボラも同じ施設を標的にしたようで、おそらく初めて使用されたと思われるファディ4弾道ミサイルの少なくとも1発が使用されたという。そのミサイルはテルアビブ近郊のグリロット基地を標的にしたとされる。同基地にはモサドの本部と、シギント(通信情報)を提供するイスラエル国防軍第8200部隊が置かれている。

一方、ヨルダンの政府筋は本誌に対し、イランのミサイルの一部はヨルダンにより迎撃され、同国内に落下したことを認めた。

「ヨルダンは、領空を守り、主権を保護し、国民の安全を確保するために必要なあらゆる措置を講じるという決意を堅持しています」と同情報筋は語った。着弾し、迎撃されたミサイルの数や、どのように迎撃されたかについては明らかにされていないが、少なくともヨルダン上空で発射されたと見られるミサイルのブースター部分と思われる映像がさらに数多く出回っている。


更新:米国東部時間午後4時

イスラエル国防軍は今回の攻撃に関する最新の評価として、イランからイスラエルに向けて180発以上の弾道ミサイルが直接発射されたと発表した。

「イスラエル中心部に少数の命中弾があり、その他はイスラエル南部に命中しました。飛来したミサイルの大半はイスラエルと米国を中心とする防衛連合によって迎撃されました」とイスラエル国防軍のダニエル・ハガリ少将は述べた。

「イランの攻撃は深刻かつ危険なエスカレーションです。結果が出るでしょう」とハガリは付け加えた。

「我々の防御および攻撃能力は最高レベルの準備態勢にある。作戦計画は整っている。イスラエル政府の指令に従い、いつでも、どこでも、我々が選んだ方法で対応する」とハガリ少将は付け加えた。

ヨルダン川西岸地区で1人の死者が出たとの報告がある。これは、おそらくブースターステージの残骸と思われるイランのミサイルの破片によるもので、現場の関連画像を見る限りでは、そのように考えられる。

今回の空爆で興味深いのは、イスラエル空軍(IAF)の活動であり、その中には、同空軍のボーイング707空中給油機の大部分と思われる機体や、空中給油機としても使用可能なC-130輸送機が含まれている。一般に公開されている飛行追跡ソフトウェアには、これら航空機がイスラエル沿岸沖に待機している様子が示されており、IAF戦闘機による激しい活動の支援を行っていたことが示唆されている。これらの航空機は、イスラエルに向かっている可能性のあるイランの無人機や巡航ミサイルを迎撃するために待機していたのかもしれない。あるいは、イスラエル空軍基地が弾道ミサイルの標的になることを想定して自衛のために飛行させたのかもしれない。

この種のイランの攻撃の標的としてイスラエルの空軍基地が含まれていた可能性は高いと思われるが、現時点では、イラン空軍のF-35ステルス戦闘機が地上で複数機撃墜されたというテヘラン側の主張を裏付ける証拠はまったく存在しない。

更新:東部標準時午後5時

ネタニヤフ首相はイランのミサイル攻撃に対し大規模報復を誓った

ガザ地区でミサイルの残骸が人に落下する衝撃的な動画が公開された。この動画の信憑性を確認することはできないが、偽物であることを示す明白な証拠は何も見当たらない。■


Iranian Ballistic Missiles Rain Down On Israel (Updated)

Iran has launched a large number of ballistic missiles at Israeli targets with significant numbers of projectiles seen careening into the ground in Israel.

Thomas Newdick

Updated on Oct 1, 2024 4:57 PM EDT

https://www.twz.com/news-features/iranian-ballistic-missiles-rain-down-on-israel


2024年10月1日火曜日

ロシア戦闘機が米軍機の前に乱暴な操縦で挑発―アラスカの防衛増強は喫緊の課題だ(The War Zone)

 


NORAD F-16 and SU-35  

NORAD

A NORAD F-16 intercepts a Russian Il-38 in the Alaska Air Defense Identification Zone in September 2024 under Operation Noble Eagle. NORAD employs a layered defense network of satellites, ground-based and airborne radars and fighter aircraft in seamless interoperability to detect and track aircraft and inform appropriate actions. NORAD remains ready to employ a number of response options in defense of North America. NORAD Alaskan NORAD Region/Alaskan ComA NORAD F-16 Fighting Falcons intercepts a Russian TU-142 Bear F/J in the Alaska Air Defense Identification Zone in September 2024 under Operation Noble Eagle. NORAD employs a layered defense network of satellites, ground-based and airborne radars and fighter aircraft in seamless interoperability to detect and track aircraft and inform appropriate actions. NORAD remains ready to employ a number of response options in defense of North America.

A NORAD F-16 intercepts a Russian Tu-142 Bear-F in the Alaska Air Defense Identificati

on Zone in September 2024 under Operation Noble Eagle. NORAD employs a layered defense network of satellites, ground-based and airborne radars and fighter aircraft in seamless interoperability to detect and track aircraft and inform appropriate actions. NORAD remains ready to employ a number of response options in defense of North America. NORAD Alaskan NORAD Region/Alaskan Com


ロシアのSu-35がアラスカ沖の超至近距離でアメリカのF-16に「頭突き」した映像が公開された(The War Zone)


NORADが「プロフェッショナルではない」と判断したこの事件は、アラスカ沖でF-16Cが2機のTu-95ベアと護衛機を迎撃した際に発生した 



米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は、第18戦闘機迎撃飛行隊(18FIS)のF-16Cが、アラスカ沖でロシアのTu-95MSベア-Hとその護衛戦闘機のペアを迎撃した際のビデオを投稿した。 

 問題のビデオでは、Su-35Sフランカーがヴァイパーの進路の前方から横切る、非常に近距離での「頭突き」マニューバーを実行している。  数年前にB-52の乗組員が黒海上空で同じような事件を経験して以来、このような接近遭遇の最も劇的なビデオだ。 

 NORADが投稿したビデオは、F-16のコックピットに設置された360度アクションカムによって撮影されたもので、ヴァイパーのパイロットがSu-35の操縦にどれほど警戒していたかを示している: 9月23日に発表された迎撃に関するオリジナルのプレスリリースでは、4機のロシア軍機が関与していたと記されている:「北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は2024年9月23日、アラスカ防空識別圏(ADIZ)で活動する4機のロシア軍機を探知、追跡した。

 ロシア軍機は国際空域にとどまり、アメリカやカナダの主権空域には進入していない。アラスカADIZにおけるこのようなロシアの活動は定期的に行われており、脅威とはみなされていない。ADIZは、主権空域が終わるところから始まり、国家安全保障のためにすべての航空機の迅速な識別を必要とする国際空域の定義されたストレッチである。    NORADは、航空機を追跡し、適切な行動を知らせるために、衛星、地上レーダー、空中レーダー、戦闘機からなる重層的な防衛ネットワークを採用している。 NORADは、北米防衛のために多くの対応オプションを採用する用意がある。 

 注目すべきは、第18戦闘迎撃飛行隊が米空軍の中でもユニークな存在だということだ。同部隊は以前は第18アグレッサー飛行隊(第18AGRS)だったが、今年初めに第18FISに改編された。これは、アンカレッジのエルメンドルフ空軍基地を拠点とするF-22ラプターをバックアップする警戒航空主権任務をしばらくの間遂行した後のことである。世界中でF-22に対する需要が高まるにつれ、北に位置するアイルソン空軍基地を拠点とするアグレッサーが、ラプターの代わりに警戒増強任務に就くことが多くなった。 

 その結果、ロシア風のカモフラージュをまとったF-16が、ベーリング海上空で本物のロシア軍機を迎撃するという、非常に興味深い状況が発生した。 

 現在、同部隊のF-16の一部は標準的なスキームを着用しているが、そうでないものもあり、依然として警戒任務に参加している。 

 第18FISは攻撃任務と警戒任務の両方を定期的にこなしており、他の部隊とは一線を画している。 


A NORAD F-16 Fighting Falcons intercepts a Russian IL-38 in the Alaska Air Defense Identification Zone in September 2024 under Operation Noble Eagle. NORAD employs a layered defense network of satellites, ground-based and airborne radars and fighter aircraft in seamless interoperability to detect and track aircraft and inform appropriate actions. NORAD remains ready to employ a number of response options in defense of North America.

2024年9月、ノーブルイーグル作戦の下、アラスカ防空識別圏でロシアのIL-38を迎撃するNORADのF-16。 NORADは、衛星、地上レーダー、空中レーダー、戦闘機からなる重層的な防衛ネットワークをシームレスな相互運用性で採用し、航空機を探知・追跡して適切な行動を知らせる。 NORADは、北米防衛のために多くの対応オプションを採用する準備ができている。 NORAD Alaskan NORAD Region/Alaskan ComA 


North American Aerospace Defense Command F-16 Fighting Falcons pilots conduct final checks on September 11, 2024 before departing Eielson Air Force Base, Alaska. The F-16’s supported OPERATION POLAR VORTEX and provided integration training with Navy assets in the Alaska Theater of Operations. Continuing our presence in the Arctic through training and operations demonstrates how NORAD and U.S. Northern Command campaign daily in coordination with mission partners to deter aggression; enhance deterrence, stability and resilience; advance capabilities and posture; and detect and respond to threats in support of the layered defense of our nations. (U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Carson Jeney)

北米航空宇宙防衛司令部のF-16パイロットは2024年9月11日、アラスカのエイルソン空軍基地を出発する前に最終チェックを行う。 F-16はポーラーボルテックス作戦を支援し、アラスカ作戦地域で海軍との統合訓練を行った。訓練や作戦を通じて北極圏でのプレゼンスを維持することは、NORADと米北方軍司令部が、侵略を抑止し、抑止力、安定性、回復力を強化し、能力と態勢を向上させ、脅威を探知し、対処するために、ミッション・パートナーと連携して日々作戦を展開していることを示すものであり、わが国の重層的防衛を支援するものである。 U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Carson Jeney Airman 1st Class Carson Jeney


 近年、世界の安全保障情勢が悪化し、ロシアとアメリカ、そしてその同盟国の多くがウクライナ戦争をめぐり真っ向から対立しているため、こうした行為は新たな意味を持ち、より盛んになった。 

 中国もチャフを標的となる航空機の進路に実際に投棄するなど、同様のスタントを実行することで悪名高い。 

 とはいえ、アメリカ空軍は「ヘッドバット」と呼ばれる作戦を同様に航空機の注意を引くために使っているが、それほど攻撃的なやり方ではない。 

 アラスカ付近でのロシアの活動に関しては、ここ数カ月、中国と並んで急増している。中国は現在、アラスカを主要な焦点として、空と海での戦力投射能力を拡大している。 

 アラスカ沖で中国のH-6巡航ミサイル搭載爆撃機が初飛行し、ロシアと中国の海軍のプレゼンスが高まった。 

 このため米国防総省は、最近急増しているロシアと中国の航空・海上作戦を監視し、抑止するために海軍資産を派遣するなど、高度に戦略的な同地域にさらに多くの資源を配分するよう求めている。 

 北極圏の重要性が増し、ロシアとアメリカの緊張が高まり、中国が長距離軍事作戦に慣れてきた今、第18FISとそのパートナーF-22は、今後数カ月から数年間、これまで以上に多忙を極めることになりそうだ。■


Russian Su-35 Shown ‘Headbutting’ American F-16 At Very Close Range Off Alaska

The incident, which NORAD deemed “unprofessional,” occurred off Alaska during an intercept by F-16Cs of two Tu-95 Bears and their escorts.

Tyler Rogoway

Posted on Sep 30, 2024 1:16 PM EDT


https://www.twz.com/air/russian-su-35-shown-headbutting-american-f-16-at-very-close-range-off-alaska


ニューポート・ニューズ造船所で建造の潜水艦と空母で溶接不良の疑いがみつかったと司法省に通知(USNI News)―品質管理問題の根本に労働力の質的低下がある

 Newport News Shipbuilding on Feb. 19, 2024. HII Photo


ューポートニューズ造船所は、就役中の海軍潜水艦および空母の非クリティカルなコンポーネントに意図的に欠陥のある溶接が施された可能性があることを司法省に報告したことが、USNIニュース取材で明らかになった。
 同造船所を運営するHIIは米海軍に対し、建造中および就役中の潜水艦およびフォード級空母の溶接が溶接手順に従って行われていなかったことを報告した。これは、ニコラス・ガーティン海軍研究開発・取得担当次官補がカルロス・デルトロ海軍長官およびリサ・フランケッティ海軍作戦部長宛てに火曜日に送ったメモによる。
 フランケッティは、SECNAVとCNOに対し、作業員が溶接を不適切に行い、溶接エラーの一部が意図的なものであることを示す初期兆候があったと伝えた。溶接の評価に基づき、ニューポート・ニューズ造船所によるは司法省にこの問題を通知した。
 フランケッティのメモの一部は、木曜日にソーシャルメディアサイトで初めて流布された。
 ニューポート・ニューズ造船所は、USNIニュースへの木曜日の声明で、社内の品質保証システムが生産上の問題を発見したことを認めた
 「社内報告により、一部の溶接の品質が当社の高品質基準を満たしていないことが判明しました。この発見を受け、当社は直ちにお客様および規制当局と連絡を取り、調査を行い、根本原因を特定し、これらの問題を封じ込め、再発防止のための即時是正措置を講じました」と声明には記載されている。
 「HII傘下のニューポート・ニュース造船所は、米海軍のために最高品質の空母および潜水艦を建造することに全力を尽くしています。当社の価値観や、国家と海軍の安全を守る船舶を建造するという当社の使命を損なうような行為は一切容認しません」。
 海軍は木曜日にUSNIニュースに宛てた声明で、溶接問題の範囲について現在調査中であることを認めた。
 「海軍は問題を認識しており、その範囲を特定するための徹底的な評価が進行中です。 乗組員と艦船の安全は最も重要です。 私たちはこの状況に対処するために業界パートナーと緊密に協力しており、追加情報が入手でき次第、提供いたします」と声明には記載されている。
 木曜日、USNIニュースが溶接に関する調査について追加情報を求めたのに対し、司法省はすぐには回答していない。
 ニューポート・ニューズは、米国に2つある原子力潜水艦造船所の1つ。同造船所は、ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社と協力し、フォード級空母、ヴァージニア級攻撃型原子力潜水艦の船首および船尾部分、コロンビア級弾道ミサイル原子力潜水艦の建造を行っている。
 全米の造船所は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって労働人口の若年化が悪化したこともあり、現在も労働力問題に苦慮している。■

DoJ Notified of Suspected Faulty Welds on Subs, Aircraft Carriers at Newport News Shipbuilding

Sam LaGrone

September 26, 2024 6:17 PM - Updated: September 26, 2024 6:45 PM

https://news.usni.org/2024/09/26/doj-notified-of-suspected-intentionally-faulty-welds-on-subs-aircraft-carriers-at-newport-news-shipbuilding


M1エイブラムス SEPv3 アップグレードは史上最高の戦車となる可能性がある(National Security Journal)もっと大事なのは同盟国への供給で旧式エイブラムズが余剰となり、ウクライナへ供与される可能性が生まれること

 

第1機甲師団第3旅団戦闘チーム第67機甲連隊第1大隊アルファ中隊に配属された米陸軍のドライバーが、ニューメキシコ州マクレガー射場で表VI砲術の開始を前に、M1A2 SEPv2エイブラムスの運転席で待機し、次の指示を待っている。砲術表VIでは、攻撃および防御のポジションで全兵器システムを活用しながら、静止および移動目標への攻撃を行う乗組員を評価する。これにより、乗組員がどのような任務にも対応できる訓練を受け、準備万端であることを確認する。(米国陸軍撮影:スペシャリスト、デビッド・ポレシキ)


れは史上最高の主力戦車となるのか? M1A2エイブラムス SEPv3は、他に類を見ないアップグレードパッケージで、エイブラムが今後数十年にわたって卓越した性能を発揮することを可能にする。SEPv3バージョンはすでに国際的に人気が高く、ポーランドやオーストラリアは最新型の戦車に大きな期待を寄せている。オーストラリアは75両のM1A2 SEPv3戦車を取得する予定です。ポーランドは2022年に250両の最新型エイブラムス戦車を注文する契約を交わし、SEPv3を受け取ることになっている。

現代の戦場の現実を反映

SEPv3は、無人機や対戦車ミサイルに対し生存能力を高めるべく、現代の戦場を反映してアップデートされた。 ウクライナ紛争では、この2種類の兵器により戦車多数が早期に破壊され、戦車そのものが時代遅れなのではないかという疑問も生じています。ウクライナ軍の1部隊は、ほとんどの最前線での戦闘でM1エイブラムスを保持し、後方で支援目的で使用している。戦車が今後も有効であり続けるためには、SEPv3が戦場の状況を変えなければならない。

変わらない側面もある

したがって、SEPv3には証明すべきことが多くある。レイアウトは変わっていないため、エイブラムス戦車の乗組員はSEPv3に違和感はない。運転手は車体前方に、砲塔は中央に、エンジンは後部に配置されている。通信システム(統合戦術無線システム)は、機甲旅団戦闘団のすべての構成員が使用できるよう設計されており、つまり、下車した歩兵やブラッドレー戦闘車両搭乗員はSEPv3と緊密に連携して行動する。

火力の向上

エイブラムス SEPv3 は全長10m、独特の低姿勢で、乗員は4名(運転手、装填手、砲手、戦車長)だ。 乗員は火力と状況認識力を向上させることができる。 主砲はM256 120mm滑腔砲だ。弾薬データリンクを通じて発射されるM829A4 先進運動エネルギー弾および先進多目的弾を発射できる。これらは、歩兵支援やブラッドレー戦闘車両による任務遂行に最適だ。この弾丸は、二重鉄筋コンクリート壁、軽装甲、掩蔽壕、障害物、装甲を攻撃できる。12.7mm機関銃と7.62mm M240同軸機関銃が搭載されている。

生存性の向上

補助動力装置により、より強力な発電が可能になった。車体下部は、ウクライナの戦場に散乱する地雷や即席爆発装置に対する生存性が向上している。SEPv3は、爆発反応装甲トロフィーアクティブ防護システムを搭載し、飛来する砲弾や対戦車ミサイルに対する生存性が向上した。

最高水準のセンサー

現代の機械化された作戦では無人機や対戦車ミサイルが主力となっているため、エイブラムス SEPv3 は敵から見えない距離から攻撃を行うことができる。第三世代の前方監視赤外線照準システムが搭載され、装甲戦闘が進化する中でまさに必要とされているものだ。

SEPv3のコンピューターのソフトウェアおよびハードウェアの要素は効率的に改善でき、今後数年でSEPv3は再び簡単にアップグレードされる。SEPv3は近い将来、有人・無人機との連携が可能になると思われ、戦車が無人機を連携することが可能となる。これは対戦車ミサイルを装備した敵兵士を感知する最善の方法だ。SEPv3の優れた通信システムにより、アップグレード版エイブラムスは無人機を神風特攻的に使用したり、標的、情報、監視、偵察データを取得したりすることが可能になる。

旧型M1エイブラムス戦車をウクライナに供与

SEPv3のもう一つの素晴らしい点は、オーストラリアやポーランドなどの米国同盟国の在庫に送られれば、そうした国が旧型M1エイブラムスをウクライナに送ることができることで、これは間もなく実現するだろう。

SEPv3は素晴らしいアップグレードで最も技術的に進化したエイブラムスとなる。機動性と電力が向上し、センサーも改良され、より強力な弾薬も搭載される。後方に待機し対戦車兵器の射程圏外に留まり、アップグレードされた装甲により敵の戦車や装甲兵員輸送車に対する生存性も高まります。SEPv3により、旧式のエイブラムスM1もウクライナ軍を支援するために戦場に投入される可能性もあります。このように、この戦車は依然として有効であり、SEPv3は今後数十年にわたり大きな効果を発揮できるため、時代遅れとは言い難い存在になる。■

著者について:ブレント・M・イーストウッド博士

Brent M. Eastwood, PhD は、『世界に背を向けるな:保守的な外交政策』および『人間、機械、データ:戦争の未来動向』の著者であり、その他2冊の著書がある。 ブレントは、人工知能を用いて世界の出来事を予測するテクノロジー企業の創設者兼CEOであった。彼は、米国上院議員のティム・スコットの立法フェローを務め、国防および外交政策に関する助言を行いました。また、アメリカン大学、ジョージ・ワシントン大学、ジョージ・メイソン大学で教鞭をとった経験もあります。ブレントは元米国陸軍歩兵部隊将校。


M1 Abrams SEPv3 Upgrade Could Be the Best Tank of All Time

By

Brent M. Eastwood

Published September 23, 2024

https://nationalsecurityjournal.org/m1-abrams-sepv3-upgrade-could-be-the-best-tank-of-all-time/


2024年9月30日月曜日

日本の新首相は米国にどんな意味をもたらすのか―ワシントンは身構えているようだ(POLITICO)

自民党は英語名称がLieberal Democratic Party で、リベラルということばに抵抗がある米国人には奇異に聞こえるはずです。もともと自由党と民主党の合併で生まれたのですが、いまさらですが、LiberalをLibertyあるいはFeedomに変えてはいかがでしょうかね。POLITICOが石破総裁誕生に立ち会った編集委員の記事を掲載しているのでお伝えします。

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Shigeru Ishiba sits at a desk.

ワシントンにとって本当に重要なのは、石破の対米軍事関係へのアプローチである。| Pool photo by Kim Kyung-Hoon

石破茂の予想外の台頭は、東京の政治情勢を揺るがし、ワシントンとの関係も揺るがす。石破は、前任者と異なり、厄介な日本の指導者となるだろう。

界各地で政治が激動する中、今度は日本の番となった。金曜日、日本の政権党は、史上最年少の首相か、史上初の女性首相かを選ぶチャンスがあり、歴史に名を残す可能性があった。

 結局、どちらも選ばず、3番目の、やや意外な選択肢を選んだ。石破茂、67歳、自由民主党のベテラン議員で、党の厄介者として知られ、首相の座を狙って過去4回挑戦したが失敗してきた。

石破は他の候補者と同様に日本政治を混乱させる可能性があり、米国にとって太平洋地域で最も重要な関係で手ごわいパートナーとなる可能性がある。

他の候補者と比較すると、石破はイデオロギー的にはどちらかというと「ゴルディロックス」のような存在である。かつては党を怒って離党し、10年前の内閣では長続きしなかったが、石破はほぼ中道である。高市早苗のように右寄り過ぎることもなく、高市の愛国主義的な主張やビジネス寄りの姿勢は、トランプと比較されることもある。高市は、数世紀にわたる日本の軍国主義の象徴である靖国神社への参拝を公約に掲げ、最近やっと回復した韓国との関係を再び悪化させる恐れがあった。石破は、小泉進次郎ほどリベラルな考えを持っているわけではない。小泉は、長期にわたって首相を務めた父親の息子であり、世代交代と経験不足という問題を劇的に解決するはずであった。

現職の国会議員とより幅広い党員から成る新総裁を選んだ有権者は、彼の現実主義と高い支持率に惹きつけられた。遅くとも来年夏には国政選挙が実施される予定だ。高市は、小泉と取引を結び、小泉が1回目の投票で落選した場合は、高市を支持する後援者の支援を得ることにした。高市は、タカ派的な外交政策と自由市場経済を推進し、政権を退いた2年後の2022年に死去した安倍晋三の正当な後継者であると宣言した。石破は安倍のライバルであり、安倍イズムからの脱却を象徴する存在である。その脱却は、中身よりもスタイルにおいてである。

筆者は、党員投票の結果が判明した日の午後、首相官邸にいた。高市との決選投票では、215対194という僅差で石破が勝利した。そこで話を聞いた政府関係者(匿名を条件に自由に発言することを許可された)は、石破を岸田文雄首相の後継者として当然と見ている。石破は、退任する首相が国際舞台に残した2つの大きな功績、すなわち、2027年までに防衛予算を倍増させるという国防強化策と、韓国への働きかけを支持している。(岸田は、選挙を前にして支持率が下落したことで、バイデンのように退陣に追い込まれた。)

日本は、米国が東アジアにおける中国の封じ込めと抑止を試みる上で重要な役割を担っており、バイデン政権の外交政策における成功例のひとつである。岸田は、国内の経済・政治問題に巻き込まれたにもかかわらず、外交の舞台では健闘し、頼れるパートナーとして重宝されていた。ウクライナ侵攻後のロシアに対する制裁や、半導体への中国のアクセス制限など、アジアの安全保障にとっても転換点となる案件では、岸田は米国と足並みを揃えて行動した。

火曜日に正式に政権を握る石破は、これまでの日本の指導者とは異なり、また、一緒に仕事をするには一筋縄ではいかない可能性もある。石破は、地方で育ち、今も地方に関心を持っているという点で、伝統的なエリート層の外側にいる。また、珍しいことに、プロテスタント信者でもある。彼らは彼を「オタク」と呼ぶ。軍用機の模型を集めるのが好きで、その趣味について筆者と話した際には、やや反社会的な傾向があるように感じられた。彼は政策の詳細にこだわり、周囲の専門家に異議を唱えることを厭わない。10年前に最後の閣僚ポストである防衛大臣に就任した際、国会で石破は同僚に対してぶっきらぼうな態度を取ったことで評判となり、国会や政府関係者からは国民全体よりも好かれない人物となった。


「石破氏は、エリート官僚や世界の同僚と接する際には、細かいことにこだわり過ぎる頑固者という評判を払拭するために努力しなければなりません」と、東京在住のドイツ生まれのエコノミストで投資家のイェスパー・コールは言う。「彼には壮大なビジョンはありません」。

ワシントンにとって本当に重要な問題は、石破氏の対米軍事関係へのアプローチである。

この点において、石破は日本のエスタブリッシュメント、米国のエスタブリッシュメントのいずれにとっても、望ましくない存在だ。彼は、在日米軍再編協定の改定を求めることで、第三のレールに近づいた。また、平和主義に関する憲法規定の改正を望むことで、別の第三のレールにも近づいた。彼は、日本を米国の安全保障上の属国から、同盟国ではあるものの対等な関係へと導くアジア版NATO構想を語っている。

「彼は米国にとって問題となり得る」と、コロンビア大学の元日本研究者で、現在は日本に長期滞在中のジェリー・カーティスは言う。「彼は、米国との取引は時代遅れであり、占領の臭いがすると考えている」。ワシントンで屈指の日本ウォッチャーの1人であるケン・ワインスタインは筆者にテキストメッセージで次のように述べた。「石破は、主要な候補者の中でアメリカ人にとって最も読みにくい人物だ」

では、何が起こっているのか? 石破を知る日本政府高官は、石破氏の勝利の翌日、昼食を共にしながら60対40説を提示した。 

ドイツから韓国、イタリアに至るまで、米国との他の同様の地位協定は、この半世紀の間にすべて改定されている。日本の場合は1960年である。石破は、米国内に自衛隊の基地や訓練施設を設置することを認める協定を望んでいる。つまり、事実上、自衛隊を自衛隊以上の普通の軍隊に変えることを望んでいるのだ。安倍が日本をこの道へと導き、岸田はさらに支出を増やすことで続いた(日本の防衛予算は世界第3位である)。しかし、石破の前任者はいずれも、石破のように明確に地位協定を議題に挙げることはなかった。この政府高官によると、石破の動機の60パーセントは「抑止力を強化し、同盟を強化すること」である。残りの40パーセントは何か?それは「日本の主権を回復すること」であり、それが米国を不安にさせる。

この勝利の後、石破は、安全保障に関する問題を提起するにはまだ時期尚早であると述べた。これは次期米国大統領との間で議論されるべき問題であり、11月の選挙日以前に話題にすべきことではない。

二国間関係を試すもう一つの話題は、トランプ政権とバイデン政権の両方におけるアメリカの保護貿易主義的な通商政策、そして、中国への技術移転に関する米国主導の制限を日本メーカーが遵守することによる高コスト負担である。「日本は今、アメリカの政策によって苦しんでいる」(コール)。

新首相は「現実主義者」であると、本人を知る日本経済新聞の外交問題専門家秋田浩氏は言う。石破は、日本は変化する世界に適応しなければならないと考えている、と秋田氏は言う。次期首相は、半世紀前にフランスの元指導者がそうしたように、アメリカを後退させようとする日本のドゴールになることはないだろう、と同氏は付け加えた。

しかし、それでも、東京での指導者の交代は、最近特に穏やかだった日米関係に変化をもたらす可能性がある。■


What Japan’s New Prime Minister Means for the US

Shigeru Ishiba’s unexpected ascendance shakes up the Tokyo political scene — and relationship with Washington.


By Matthew Kaminski

09/29/2024 07:00 AM EDT


Matthew Kaminski is editor-at-large, writing regularly for POLITICO Magazine on American and global affairs. He’s the founding editor of POLITICO Europe, which launched in 2015, and former editor-in-chief of POLITICO. He previously worked for the Financial Times and Wall Street Journal, based in Kyiv, Brussels, Paris and New York.


https://www.politico.com/news/magazine/2024/09/29/japans-prime-minister-ishiba-00181546


中国の新型原子力潜水艦が武漢で謎の事故で沈没: 衛星写真に写った奇妙な事件は、中国潜水艦が巻き込まれた大規模な事故だった(The War Zone)―PLAの隠蔽体質は予想どおりだが、軍需産業でなにかおかしなことが発生しているようだ

 The mysterious incident at China’s Wuchang Shipyard in the spring of this year resulted in the sinking of the country’s latest nuclear-powered attack submarine, according to U.S. officials.  

PHOTO © 2024 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED. REPRINTED BY PERMISSION




TWZが以前報じた、今年春に中国の武昌造船所で発生した不可解な事件は、米国当局によると、同国の最新の原子力攻撃型潜水艦の沈没だった。問題の艦は、当初は通常動力型潜水艦とされていたが、新型の041型周Zhou級SSNの1番艦であった。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙の本日の報道は、匿名アメリカ政府関係者を引き合いに出し、中国当局が事故を隠蔽しようとしていることを描写している。 

 この潜水艦は、海に出る前の最終仕上げ作業中であった。「アメリカ政府関係者は、中国当局が海水や付近の環境について放射線のサンプルを採取した形跡を発見していない」と記事は続く。 

 「潜水艦が沈没して、中国の関係者が死傷した可能性はあるが、アメリカ当局は死傷者が出たかどうかはわからないと言っている」。 

 武漢市郊外の長江沿いにある国営の中国国家造船公司 China State Shipbuilding Corporation (CSSC)の武昌造船所では、すでに何かがおかしいという兆候があった。

 武昌造船所の異常な動きを最初に観測したのは、シンクタンク「新アメリカ安全保障センター(CNAS)」の非常勤上級研究員で、元米海軍潜水艦戦将校のトム・シュガートだった。

  TWZは以前、中国の造船所に突然現れた4隻のクレーン船を示す衛星画像を調査したが、これらは少なくとも6月12日から17日まで設置されていた。 

 5月にバースに入っていた潜水艦は、これらの期間中不在であったが、それが最後に目撃されたのは正確にはいつであったかは不明である。 

 7月の第1週までには、バージはなくなり、武昌の活動は通常に戻ったようだ。 

2024年6月15日に撮影された衛星画像。4隻のクレーン船の群れと、武昌造船所でのその他の異常な活動が写っている。 photos © 2024 planet labs inc. REPRINTED BY PERMISSION 


 米政府関係者は、新型SSN「周」級の1隻が巻き込まれたという事実以外、事故の詳細を明らかにしなかった。 

 同艦のの特徴は、操縦性、効率性、安全性を向上させる設計で、潜水艦の動作範囲の重要な部分にわたって音響シグネチャを低減するのにも役立っている。 

 これらの4つのクレーンを使って、潜水艦は引き揚げられたと言われているが、WSJのレポートによると、「海に出すことができるようになるまで、おそらく何カ月もかかる」だろう-それが可能であるとしても。 

 潜水艦が完全に沈没した場合、内部空間は水で満たされた可能性が高く、すべての電子機器の交換が必要となる。

5月29日、武昌造船所の別の風景。2週間後にクレーン船が現れたのと同じ場所に、潜水艦が係留されている。 PHOTOS © 2024 PLANET LABO INC. 


  PLA海軍が、自分たちの新型第一級原子力攻撃型潜水艦が桟橋側で沈没したという事実を隠そうとするのは、驚くべきことではない。 

 「訓練基準や装備品の品質に関する明白な疑問に加えて、この事件は、長い間腐敗に悩まされてきた中国の防衛産業に対するPLAの説明責任と監督について、より深い疑問を投げかけている。 

 中国の最も重要な造船所の一つ、特に新型潜水艦を建造する造船所で事故が起きたことを米情報筋が確認したことは、確かに重大である。  上記の米国防当局者が言及しているように、中国の海軍造船における安全性と品質管理の慣行には過去にも疑問が投げかけられてきた。  


2022年9月に撮影された衛星画像は、中国武漢郊外の武昌造船所の全景を提供する。 Google Earth 


 このような欠点があるにもかかわらず、あるいは欠点があるからこそ、中国は米国より潜水艦やその他の軍艦を建造する能力が飛躍的に高いことを証明した。 

 しかし、それらの艦船の質の比較については、まだ議論の余地がある。そう考えると、新型SSNの沈没は後退ではあるが、米国の潜水艦建造計画とは対照的に、原子力と通常動力設計を含む同国の潜水艦建造計画のペースを大きく変えるようなものではない。 

 新しいSSNが武昌造船所で建造されるという事実自体が重要だ。 


米海軍による039A型または元級潜水艦のストック写真 

 

 武昌造船所はこれまで、欧米では元級としても知られる039A型シリーズの建造に主に携わってきた。同造船所はまた、さまざまなタイプの水上軍艦を建造し、過去には電磁レイルガンのテストも行うなど、海軍の開発業務をサポートしている。商業船舶も製造しており、原子力潜水艦もそのリストに加わった。 

 中国当局が今年初めの事件で潜水艦に何が起こったのか、詳細を明らかにする可能性は極めて低い。 

 そして、急成長する人民解放軍にはおそらくほとんど影響を与えないとしても、米当局による情報公開は、多様化する中国の潜水艦建造の取り組みにで、興味深い側面を明らかにしている。■


China’s New Nuclear Submarine Sank During Mysterious Incident In Wuhan: Report

A strange incident caught in satellite imagery was indeed a major mishap involving a Chinese submarine, according to a new report.

Thomas Newdick

Posted on Sep 26, 2024 7:01 PM EDT

https://www.twz.com/sea/chinas-new-nuclear-submarine-sank-during-mysterious-incident-in-wuhan-report