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★ロシア>第五世代戦闘機PAK-FA(T-50)の開発状況

Russia to Begin Testing Three More Stealth Fighter Prototypes by BRENDAN MCGARRY on JUNE 16, 2015 http://defensetech.org/2015/06/16/russia-to-begin-testing-three-more-stealth-fighter-prototypes/ PARIS — ユナイテッド・エアクラフトコーポレーション はPAK-FAステルス戦闘機の試作型追加3機をロシア軍のテスト用に早ければ来年早々に引き渡す予定だと同社関係者が語った。 同社社長ユーリ・スリュサー.ル Yuri Slyusar によればT-50 PAK-FAを更に三機ロシア空軍に2016年末までに引き渡すという。同機はユナイテッド・エアクラフト傘下のスホイが製造する第五世代戦闘機だ。 「予定通り進展中で、試作型の三機追加でテストが迅速に進む」と同社長はパリ航空ショー会場で報道陣に述べた。. T-50試作型は計8機になる。PAK-FAの初飛行は2011年で、米軍のF-22ラプター・F-35共用打撃戦闘機に対抗する機体と同社がショーで配布したシートは説明する。 「従来機との比較でPAK-FAは攻撃力と 空戦能力を兼ね合わせた点が特徴」と飼料は説明し、「第五世代戦闘機用の新型エイビオニクス一式を搭載し優れた自動制御および情報支援能力を有する」とある。 T-50のテストではエンジン発火などの課題にも直面したが、テスト結果は上々だとスリュサールは述べている。 「全ての点で設計通りの性能を示しているので事業進展にはリスクが無いと考えている。計画遅延のリスクもない」 ロシア、インド両国は同機の輸出仕様を共同開発することで同意し、ロシアは開発研究データをインドへ提供している。 同機のインド版は「インド空軍の仕様のため試作型とは相違点があるだろう」とデータシートは説明している。 以前のパリ航空ショーとうってかわり、今年はロシア軍用機の展示はない。代わりに新型民間機の売り込みに力を入れており、新型ワイドボディ機は中国と共同開発するとみられる。 スリュサールからはあわせてSu-35を24機中国に売却

テキストロン・スコーピオン>英海軍・空軍が関心を示していると判明

CASやISR「機材として価格破壊を起こしそうなテキストロン・エアランド(本社テキサス州)のスコーピオンに前々から関心を示している国があるとは漏れ伝わっていましたが、英国だとは思いもしませんでした。謳い文句どおりのパフォーマンスであれば同機はこれまでの常識を破ることになりますがテキサスは大ぼらでも有名ですからね。 Textron’s Scorpion Heads To UK For RAF, Royal Navy Trials By COLIN CLARK on June 17, 2015 at 8:28 AM PARIS AIR SHOW: When テキストロンがスコーピオンを発表した際は正直言って需要があるのか、どこの国がこの機体を買うのか、なぜ自社資金を投入してまでこの機体を作ったのか、解せなかった。 疑問がひとつずつ氷解していった。まずホーク・カーライル空軍大将(航空戦闘軍団司令官)から報道陣にスコーピオンは超低価格版のCOIN(対ゲリラ戦)およびCAS(近接航空支援)用機材として最適だとの発言があった。。 だが単価20百万ドルの同機に真剣な関心を示しているのは英海軍と英空軍だ。パリ航空ショーが終わると、展示機は英国に向かい、一週間にわたる飛行展示を英国の要望に答えて実施する。実施するのは空対空模擬戦(英空軍向け)と海上監視活動(英海軍向け)だ。テキストロン・エアランド社長ビル・アンダーソンと話す機会ができた。 「スコーピオン発表して英海軍が強い関心を示してきたことに一番驚いた」 英国の他に「中央ヨーロッパ三カ国へスコーピオンを派遣する」というが、国名は明かさなかった。 海外からの関心が強いことについてアンダーソンは同機の初期費用及び飛行時間あたり費用が低いことが理由だという。またロイター時間が長いが瞬発速度は高いこと、また新型センサーや兵装の搭載切替が簡単に可能なことも理由に上げた。 例としてアンダーソンは新型アイ・マスター地上監視レーダー(タレス製)の搭載が一週間未満で完了した例を上げた。これが可能なのは同機の基本ソフトウェアはミッションモジュールを内蔵しておらず、フライトごとに再設定が不要なためだという。 アンダーソンは午前中にパイロット訓練用に飛行させ、午後に戦闘ミッションに送ることが

★ロシア>Tu-160生産再開は実現性なし

自らは依然として大国だと考えても、経済、産業が対応しないギャップをロシアは直視できないのでしょう。指導部から無理なフライトを命令され、機材を酷使すれば事故につながりますね。 Russia's bomber production plans 'not feasible' Reuben F Johnson, Kiev - IHS Jane's Defence Weekly 12 June 2015 http://www.janes.com/article/52184/russia-s-bomber-production-plans-not-feasible    ツポレフTu-160の初飛行は1981年で生産機数は16機のみ。ロシアは生産ライン再開により50機の生産を目論んでいる。 Source: Tupolev ロシア関係者からツボレフTu-160戦略爆撃機の生産再開について声明が出ているが、その他機材の調達などもあり、これは実現不可能と見る専門家が多い。、ロシア産業界にそれだけ多くの調達事業を同時に進行する人材が不足していること、また予算の裏付けがないことが理由だという。 ロシア国防副大臣(調達)ユーリ・ボリソフ Yury Borisov が報道陣に6月4日Tu-160 を生産再開すれば新装備の搭載で全く新しい機材になると語っている。「新造機はTu-160M2と呼称される」とし、「2023年に稼働開始する」と発言していた。 Tu-160近代化に加え、MiG-31迎撃機130機をMiG-31BM仕様に改装する案もある。改修の中心は新型エイビオニクス装置、最新鋭表示装置を操縦席に搭載し、レーダーもNIIP Zasion-M(受動電子スキャンアレイ(PESA)の改修版)に換装する。このレーダーは幅1.4 mのアレイで同時に追跡補足できる目標を10機になる。有効距離は320 kmで、280 km までなら敵機に射撃が可能だ。 さらにロシア空軍(VVS)参謀総長ヴィクトル・ボンダレフ上級大将Colonel General Viktor BondarevはスホイSu-30MK、Su-35、T-50/PFI第五世代戦闘機、Su-34戦闘爆撃機、またインド輸出用に提案されていたMiG-

ロシア>西側への苛立ち? 空中、海上での事故未遂事件が増える

ロシアによる示威的な行動がエスカレートしてきましたが、いつか本当に衝突事故にならないか心配です。ロシアという国は極めて外国からの攻撃を恐れる国ですので、ロシア人の中には説明の付かない恐怖心があるのかもしれませんが、一方で西側を排除したい妄想も強まっているようですね。 Russian Su-27 Fighters Intercept US RC-135 Intelligence Aircraft by RICHARD SISK on JUNE 12, 2015 http://defensetech.org/2015/06/12/russian-su-27-fighters-intercept-us-rc-135-intelligence-aircraft/ 5月30日に黒海上空でロシアのSu-27フランカー戦闘機が米情報収集機に危険なほど接近したとペンタゴンが6月12日に発表した。 主任報道官スティーブ・ウォーレン陸軍大佐はロシア機がRC-135の上空を二回通過飛行していると発表した。一機目は国際空域において両国が普段から行う「プロとしての」迎撃パターンだったという。ただし二機目のフランカーは「プロらしからぬかつ不適当な」通過飛行を行ったという。 2機目のフランカーは背後から近づき、危険なまで接近してRC-135の下部をすり抜けた。「この接近飛行の意図は不明だ」とウォーレン大佐は論評した。 5月30日の出来事は米ロ海軍関係者が恒例のナボリにおける「1972年公海海上及び上空での危険事態回避合意事項」の見直し(INCSEA)を行う中で発生している. 国防関係者によれば「会合では最近の迎撃行為や空中接近事例並びに海上での事例を取り上げ、INCSEAで合意済み原則の見直しを行った」とのことだが、5月30日の事案が討議の内容だったかは不明だという。 会合は米ロの航空機・艦船の衝突あるいは事故の予防方法を検討するのが目的で、開催は前回2013年11月のサントペテルスブルグ以来となった ロシアによる空のいやがらせが増えているのは米国とNATO軍が大規模な演習を黒海で展開していることにも関連がある。演習はBaltops 15と呼ばれ、B-52三機が米本土から英国に展開され、演習に参加した。 今回のRC-135機へ

★ボーイング>F/A-18 F-15の改修需要に期待

Boeing Bullish On Near-term Future for F/A-18, F-15 Upgrades Jun 15, 2015  Jen DiMascio | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/paris-air-show-2015/boeing-bullish-near-term-future-fa-18-f-15-upgrades 米議会も微力ながら後押しすることもあり、 ボーイング は自社戦闘機各型の輸出に強気の見通しを示している。 一年前はF/A-18生産ライン(セントルイス)の見通しは不透明だった。ペンタゴンの発注は先細りで、米海軍は2016年度の調達予算要求を再度見送っていた。 ただし海軍は議員に対してF/A-18は高い優先順位事業ながら予算未計上であると伝え、上下両院の国防委員会4つがそろってスーパーホーネット12機程度の追加調達を提言した。さらにEA-18Gグラウラー追加調達で海軍が一年前に要求していた電子戦強化の穴埋めを画策する委員会もある。 「このことからもう一回出番があると確信できるようになりました」とクリス・レイモンド Chris Raymond (ボーイングディフェンス・スペース&セキュリティのビジネス戦略担当副社長)は語り、海外発注があれば生産ラインは2019年まで維持できるという。.   もう一つの課題は米海軍があと何機必要とするのか内部分析を終えることだとレイモンドは指摘する。同機の稼働状況を見て、予備機材や不足機数から判断せねばならない。 ボーイングはデンマークでの戦闘機選定に勝てると見ているが、同国の国政選挙結果を待たねばならない。ジェフ・コーラー Jeff Kohler (ボーイング、国際営業担当副社長)によれば同社は同国の評価部門と会い、9月ないし10月に選定結果が判明するとわかったという。 ボーイングはF-15にも米国内、国際市場双方で需要があると見ている。米空軍は今後5年間で数十億ドル単位の性能改修を企画しており、F-22やF-35と相互交信できることも目指している。 日本にはF-15が200機以上良好な状態で配備されており、やはり通信能力で改修の需要

★中国>自らの行動で軍事装備輸出を狭める皮肉

強硬な中国の姿勢で各国が反発して、中国の武器輸出に逆効果になる、という皮肉な内容です。面子を重視する中国としては武器輸出のために領有権の妥協は考えられないでしょうね For Military Aviation, China Not Yet Rising By Aaron Mehta 11:34 a.m. EDT June 14, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/show-daily/paris-air-show/2015/06/14/china-military-aviation-russia-marketshare-pacific-south-china-sea-vietnam-india/71081608/ (Photo: Pakistan Air Force) WASHINGTON — 中国の次世代航空機技術を憂慮する向きが米国内にあるが、中国は世界の軍用航空機市場に一定の地位を占めるまでには至っていないと専門家は見る。 中国の狙いは冷戦時代にソ連が供給していた需要であるのは明らか。ロシア製軍用装備の訴求力は低価格だった。 Avascentのアナリスト、ダグ・ベレンソンDoug Berenson はロシア産業界は従来の得意客を奪われる可能性を覚悟すべきだと指摘する。 「自分がロシア人なら動向に注意するでしょうね。中国各社は一定程度まで拡大し、ロシアが中国の輸出攻勢を食い止められると考えているのなら愚かとしかいいようがありません」 しかし中国の輸出市場は限定されるのが現状だ。南シナ海でのなりふりかまわぬ領土主張で周辺国は中国へ態度を硬化した。中にはロシア製品の購入実績国もあり、本来なら中国製装備に惹かれる市場だ。 アシュ・カーター国防長官は5月27日に太平洋で孤立化を招くと中国に対し警告を発した。念頭には延べ2,000エーカー(約8百平方メートル)の土地造成で領有を主張する中国の姿がある。米国は同盟国とともに中国の主張を認めていない。 「中国の動きは域内各国の団結を招き、各国から米国へアジア太平洋での役割増大を求める声が大きくなっている。期待に答えていきたい」(カーター長官) Teal Group のアナリスト、リチャード・アブラ

★米国でも大規模個人情報流出 中国が犯人と断定

ねんきん機構の対応もずさんでしたが、狙ってきたのは国家機関の可能性が高いようですね。米国でも政府人事局はじめ大規模なサイバー漏洩事件が話題になっているようです。でも犯人をさがすことはできたようです。ここまでくるとサイバー上で戦争を仕掛けられたのと同じですね。報復がないと彼らは思っているのでしょうか。 Strike Back At Chinese For OPM Hack; Build A Cyber Strategy By JOHN QUIGG on June 09, 2015 at 4:30 AM http://breakingdefense.com/2015/06/strike-back-at-chinese-for-opm-hack-build-a-cyber-strategy/feed/ 中国政府の後ろ盾のもと米国の人事情報への侵入、データ盗難が続いている。米国政府も我慢できず、声明文を発表するだろう。 今回のサイバー攻撃はクレジットカード番号や航空会社のマイレージ記録が対象ではなく、政治上のメッセージを発生させる騒乱事案となっている。中国による侵入は大規模で攻撃標的は米国民の個人情報から政治、経済に移行してきた。これは想像を超えた規模の情報集活動であり、連邦政府は緊急に対応する必要がある。 AP通信から米国政府の人事部門のデータが長期間侵害されおよそ4百万人分の現役及び退職公務員の人事情報が漏出していると判明したとの記事が配信された。政治関連専門誌のPoliticoへ攻撃を仕掛けたのはディープパンダと呼ばれるヒューミント情報活動集団で、今年早々にAnthemへ侵入したのと同じ犯人と同じと思われる。さらに情報流出で捜査が行われていると明らかになった。(一部は1985年まで遡る捜査であり、PC創世時代から活動があったことがわかる) 医療行為の顧客データベースElysian事案、Anthem事例から中国ハッカー集団はもっと高い効果が期待できる分野に移行している。 では判明していることをもう一度確認してみよう。ディープパンダの行為に最初に気づいたのはCrowdStrikeで2014年のこと、中国政府の公式方針に反する見解を表明した非営利団体やシンクタンクが対象だと判明した。これが今年早々のAnthemのデータ