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★米海軍がP-8をシンガポールから運用する意味

P-8の機内の様子など初めてわかる内容もありますが、そうですかP-3Cは乗員には優しくない機体だったのですね。ゼロから作ったP-8Aですが、わがP-1はどうなのでしょうか。そのうちに機内の様子などわかってくるとは思いますが、海外へのアピールをもう少ししたほうがいいのではないでしょうかね。それにしても中国は大変ですね。周囲に味方が皆無でこんな高性能機に見張られていては。 The P-8, Singapore & South China Sea Strategy By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on June 06, 2016 at 4:01 AM http://breakingdefense.com/2016/06/poseidon-in-singapore-the-p-8-south-china-sea-strategy/ Singaporean Defense Minister Ng Eng Hen and US Defense Secretary Ash Carter pose in front of a US Navy P-8 Poseidon operating from Singapore. OVER THE MALACCA STRAIT: アシュ・カーター国防長官はシンガポール国防相ン・エン・ヘンともにシャングリラ対話開会前に中国へ鋭く明瞭な声明を出した後、米軍が誇る対潜哨戒監視機P-8ポセイドンに乗り込んだ。 「この機はどんな感じなの」と長官がP-8搭乗員に尋ねるとトリー・プラム中尉は「大好きです」と答えた。 米海軍トリー・プラット中尉がアシュトン・カーター国防長官、ン・エン・ヘンシンガポール国防相を自らが機長をつとめるP-8に迎え入れた。 ボーイング製の同機に夢中なのはプラム中尉だけではない。米、オーストラリア、英国、インドの各軍に共通した受け止め方で各国が同機を配備しようとしている。 米海軍の最新鋭機P-8が真っ先に太平洋に配備されたのはとかく疑念を持たれる「アジア再バランス」が本物だとの証拠だと国防関係者や海軍上層部はいう。 国防戦略の担当者にとってはP-8がシンガポールを基地にしていることは興奮を呼ぶ事実だ。同国は昨年9月に同機の常駐を受け入れた。シンガポ

★米中もし戦わば 中国空母をどう攻撃すべきか

How The US Navy Would Attack Chinese Carriers JAMES HOLMES 12:24 AM http://www.scout.com/military/warrior/story/1674015-how-the-us-navy-would-attack-chinese-carriers 海軍大学校教授が中国空母を撃破する必要が生れたら攻撃潜水艦、空母搭載戦闘爆撃機、ミサイル他をどう投入するべきかを説明している。 中国は「空母キラー」誘導ミサイル各種で米海軍の原子力空母を猛攻撃すると喧伝をやめる兆候はないが、なかでもDF-21DとDF-26対艦弾道ミサイル(ASBM)は人民解放軍(PLA)が接近阻止領域拒否 (A2/AD) の要と期待する装備だ。 中国は自国の装備の威力を各方面に信じ込ませることに成功し、ペンタゴン取材の報道関係者も例外ではない。ペンタゴンはDF-21Dで「空母含む艦船攻撃」がPLAに可能で中国沿岸から900マイル離れても可能とあたかも事実のごとく記載した中国軍事力分析報告書を刊行している。 恐ろしく聞こえる。だが米海軍にも空母キラーがある。正確に言えば艦船キラーか。空母を機能不全にし沈没させのが可能なら小型艦にも同じ効果が生まれる。対艦兵器は数の威力で効果が増大し、有効射程距離、破壊力でも同様で米海軍は冷戦後の休日状態から目覚めている。どちらの陣営の空母キラーが勝利するかは海戦の発生場所で変わる。 空母キラーのイメージに西側はもう慣れっこになっており、中国のロケットが米海軍の誇りを海底に沈め、同時にアジア域内の同盟国への米支援も葬るというものだ。もっと悪いのはPLA指導部はわざわざ艦船や航空機をはるか沖合に送らずに世界の歴史に残る戦績をあげることが可能なことだ。ASBMの発射キーを回せばいいのだ。 その可能性はある。有効射程など技術面になぜ執着するのか。DF-21Dは900マイルの射程があることになっているが空母艦載機の到達範囲をはるかに超えている。そうなれば空母打撃群はアジアの戦闘区域に到達したら大打撃を受けてしまう。さらに射程距離が食い違うのが恐ろしい。昨年9月の北京軍事パレードではDF-26の最大射程は1,800から2,500マイルだと伝

シャングリラ対話へ向かう機内でカーター長官が語った内容に注目

精彩を欠く末期のオバマ政権でこの人だけが光を出しているように思えてなりません。中国からは冷戦時代の思考だと批判されているようですが、むだに緊張を作り出し結果自らの首を絞めているのは中国でしょう。次期政権にも現行路線が継承されることを強く望みます。 US Won’t Back Off On Korean Missile Defense, South China Sea: SecDef By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on June 02, 2016 at 10:06 AM http://breakingdefense.com/2016/06/us-wont-back-off-on-korean-missile-defense-south-china-sea-secdef/ Defense Secretary Ash Carter speaks to reporters en route to Singapore. ABOARD SECDEF1:  アシュ・カーター国防長官はシンガポールのシャングリラサミットへ移動する専用機内で報道陣に太平洋での連盟づくりに向かう米国を批判する中国に全く動じていないと述べた。 カーター長官は土曜日に行うスピーチで重要点二つに触れるだろう。 まず今月中に韓国と米国はTHAADミサイル防衛装備の韓国配備を発表する公算が大きい。中国がTHAAD配備に反対を表明しているのはTHAADが北朝鮮ミサイルよりも中国領空内での迎撃を行うと危惧しているためだ。カーター長官は報道陣に「これは同盟国同士で決めたこと」と繰り返し発言しており、あくまでも自衛のためと強調、つまり中国政府の関与すべきことではないと述べている。 7月にはハーグで国連海洋法条約にもとづき南シナ海を巡る中国-フィリピンの意見対立で裁定が出る見込みだ。(これ以前に出る可能性もある) 中国はかねてから裁定に従うつもりはないとしており、逆に防空識別圏(ADIZ)を一方的に設定する可能性を示唆している。一方的に同地区での航空航行の権限を主張すると挑発行為と受け止められかねないが、「仮に宣言があっても東シナ海でのADIZ設定の時と同様に軍の活動に影響は出ないだろう」と国防高官は述べている。 Philippine pres

6月2日、ブルーエンジェルス、サンダーバーズがそれぞれ機体喪失

Two jets from elite U.S. military squadrons crash, one pilot dead World | Thu Jun 2, 2016 8:50pm EDT http://www.reuters.com/article/us-usa-thunderbirds-idUSKCN0YO2PT コロラドスプリングスから4マイル南の墜落現場のF-16.同機は空軍士官学校の卒業式典で上空通過飛行をした後で墜落している。REUTERS/JOHN WARK 米海軍と空軍の飛行展示隊所属の二機が同日中に墜落する珍しい事態が6月2日発生した。うち一機は空軍サンダーバーズで空軍士官学校の卒業式典を祝賀しコロラドでオバマ大統領が式辞を述べる上空を飛行していた。 もう一機はテネシー州で海軍ブルーエンジェルズ所属F/A-18でナッシュビル南東で墜落しパイロット一名が死亡している。墜落地点はブルーエンジェルズが週末の展示飛行に備え練習中の空港から2マイルのところで海軍が事故原因は調査中。パイロット氏名は公表されていない。 コロラドの墜落地点はピーターソン空軍基地から5マイルの原野だと空軍が発表。パイロット(氏名非公表)は射出脱出し、救難隊に無事回収されている。 ホワイトハウス広報官ジョシュ・アーネストはオバマ大統領一行の支援にあたっていた軍用ヘリコプターが急きょ墜落地点に急行したと述べた。 同乗していたシークレットサービス捜査官が現場でパイロットの状態をチェックし、ピーターソン基地へ搬送した。ヘリコプターはその後大統領の車列の支援に復帰している。 オバマ大統領はその後、ピーターソン基地でサンダーバードのパイロットを見舞い、重傷ではないと知り安堵したと報道官は述べている。 アーネスト報道官はパイロットが大統領の目の前で立ち上がり歩いていると追加で述べている。大統領はとっさにパイロットを救難し他チームにも感謝の念を伝えたという。 墜落原因について空軍は調査を開始したと発表。空軍の航空戦闘軍団はツイッターで事故での負傷者はないとし、危険も発生していないと述べた。■

★タイがP-1、US-2導入に関心を示す

今回はうまく成約するといいですね。防衛装備を巡る技術協力は単なる装備の輸出だけでなく運用面での支援や共同作戦能力の向上につながり、高コストの防衛産業構造にも一定の改善効果が期待でき、一層高性能の装備開発のインセンティブにもなります。防衛産業、航空宇宙産業にとってはよい効果を生みますので応援したいところです。 Exclusive Japan, Thailand eyeing arms deal June 2, 2016 2:00 pm JST http://asia.nikkei.com/Politics-Economy/International-Relations/Japan-Thailand-eyeing-arms-dea l TOKYO -- タイ政府が海上自衛隊の川崎重工P-1哨戒機と新明和工業US-2水陸両用救難捜索機の導入に関心を示している。 成約すればタイ軍事政権と中国の間にくさびを打つ効果が期待できそうだ。 中谷元防衛相はプラウィット・ウォンスワン副首相兼国防相とバンコクで会見し防衛装備案件を協議。 川崎重工とNECは昨年11月のバンコク国際防衛装備展に出展しており、プラウィット副首相も視察していた。 日本が東南アジアで成約した防衛装備契約は一件のみで、フィリピンに海上自衛隊のTC-90練習機を捜索救難用途にリースで提供している。同様の案件はマレーシア、インドネシアと交渉中だ。 欧米各国は現タイ政権が2014年5月の軍事クーデターで誕生したため一定の距離を保っている。中国がこの状況に付け込み影響力を増やすことを日本は警戒しており、ASEAN加盟国に中国と領有権問題を抱える国もある中、中国がASEAN加盟国を分断させようとしているのではと見る向きもある。 ただし日本には防衛装備輸出で解決すべき課題も多い。先に潜水艦受注でフランスに負けたばかりだ。「不調に終わったことからマーケティングの知見不足が露呈した」と防衛省関係者は振り返る。 日本は2014年4月に武器三原則を改訂し、防衛装備輸出に道が開け、国際開発にも参画できるようになった。■

★★F-22生産再開はどうやら実現に向かいそう 日本も静観だけではすまなくなる?

本当にウェルシュ参謀総長はF-22生産再開が望ましい選択と信じているようです。気になるのは改良型開発-生産再開の前提として米議会は海外国の参画を考えている様子があることで、想定される同機の導入国がイスラエルとわが日本ですが、イスラエルはうまく逃げるでしょうから日本が相当の負担を迫られることが容易に想像できますね。そこまでしてF-22改がほしいとしたらF-35はどうなるのでしょう。これまでの投資が無駄にならないことを祈るばかりですが、考えれば考えるほど厄介な機体ですね、F-35は。 USAF warms to F-22 Raptor revival proposal 26 MAY, 2016 BY: JAMES DREW WASHINGTON DC https://www.flightglobal.com/news/articles/usaf-warms-to-f-22-raptor-revival-proposal-425794/ 予算制約のため新たに導入する ロッキード・マーティン F-35より多くの旧型機を退役させざるを得ない米空軍だが、任期が残りわずかになった参謀総長マーク・ウェルシュ大将はF-22ラプター制空戦闘機改良版の生産再開は「突飛な案」ではないとする。 ペンタゴンの最新の装備調達予算案によれば議会が求める作戦機材1,900機体制の実現に必要な予算が2021年度以降に不足する。 第一線戦闘機と飛行隊の規模は2022年から2026年にかけて「実質的に縮小」し、フェアチャイルド・リパブリックA-10「ウォートホグ」他長期にわたり稼働してきた機体が2031年に退役して最低規模になる。 そこで対策が必要だが、5月26日に空軍協会主催のフォーラムでウェルシュ大将はこの点を問われ予算が課題だと認めた。ウェルシュ自身はF-16およびA-10を操縦した経験がある。グローバル展開できる超大国の地位を今後20年、30年、50年にわたりアメリカが堅持する決意があるのなら空軍に相応の予算配分を講じるべきと述べた。 US Air Force 現時点でF-35A多用途戦闘機、 ボーイング KC-46A空中給油機、ロッキードC-130J戦術輸送機が空軍の機材調達予算のほとんどを消費しているが、このうち

今年のリムパックは27か国参加で最大規模の海軍演習に:中国も招待受ける

27 nations set to join RIMPAC exercise in Hawaii, California WYATT OLSON/STARS AND STRIPES By Wyatt Olson Stars and Stripes Published: May 31, 2016 http://www.stripes.com/news/pacific/27-nations-set-to-join-rimpac-exercise-in-hawaii-california-1.412494 今年夏のリムオブザパシフィック演習は四か国の初参加で合計27か国による世界最大級の国際演習になる。 新たに加わるのはブラジル、デンマーク、ドイツ、イタリアで演習は6月30日から8月4日までと米海軍が発表した。中国は前回2014年が初参加で今回も継続して加わる。 米太平洋艦隊がホストとなる今回の演習は中心を災害援助、海洋安全保障、制海任務、複雑度の高い海上戦闘に置き、合計45隻の水上艦艇、潜水艦5隻、航空機200機、25,000名が参加する。その他参加国はオーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、コロンビア、フランス、インド、インドネシア、日本、マレーシア、メキシコ、タイ、トンガ、英国等である。 演習では揚陸作戦、砲術、海賊対策、機雷掃海、爆発物処理、ダイビング、海難救助を主眼とし、対ミサイル防衛、対潜水艦・航空機対応も行う。 演習の大部分はハワイで行うが、揚陸作戦演習は南カリフォーニアを舞台とし、米海軍沿海戦闘艦がハープーンミサイルを試射する。潜水艦救難は今年から追加したと海軍は発表。 今年のリムパックで大きなスポットライトを浴びるのは「偉大なる緑色艦隊」として米海軍が進めるエネルギー源展開策、代替燃料の使用で燃料経費を削減しつつ軍事行動の即応度を維持する構想で、米海軍によれば参加艦艇の多くで認証済み代替燃料を混合して使うという。 米議会には中国の招待取り消しを求めているが、、南シナ海での中国の拡張主義でサンゴ礁を人工島に変換する作業を問題視している。中国はすでに一部で施設を完成し、滑走路が整備されているが米側はこれを軍事拠点化だと問題視している。 ハワイ選出下院議員マーク・タカ