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1月24日(火)のヘッドラインニュース

1月24日のヘッドライン 注目記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがありますのでご了承ください。   国防産業は武器輸出制限の緩和に期待 USML(対象装備リスト)の見直しで国務省により輸出取引制限の対象を見直すことを業界は新政権に期待し、管轄を商務省に移し、手続き緩和で迅速な商談の制約を臨む。USMLは2016年から見直しが進んでいた。航空宇宙分野は貿易黒字の稼ぎ手であり、国内雇用の創出の観点から新大統領に業界は期待しているようだ。 http://www.defensenews.com/articles/defense-industry-hopeful-trump-will-pick-up-obamas-legacy-of-export-control-reform   トランプ大統領は空軍を重視、米軍再建を誓う ホワイトハウスは「アメリカ第一の外交方針」を発表し、「最新技術によるミサイル防衛体制」の整備で北朝鮮・イランからの国土防衛を進めるとし、現時点の空軍の人員規模が1991年時点より少ないことを問題視しており、この傾向を逆転させるとしている。米空軍は1991年は517千人体制だったが2016年末で317千名になっている。空軍は2024年までに340千名規模にしたいとし、特に無人機パイロットの拡充を狙っている。 https://www.airforcetimes.com/articles/donald-trump-air-force 台湾情勢を想定して中国への対処を探る演習が展開中 自衛隊は1月23日から27日にかけて台湾へ中国が侵攻した場合の図上演習を行っている。演習では日米部隊が台湾をめぐり中国と対立をする想定だ。昨年発足した新しい自衛隊の任務範囲で日本の安全が脅かされる事態ではこれまでの地理範囲とは関係なく他国の支援に当たれるようになった。米軍がオブザーバーで参加する。同様の演習は昨年11月に自衛隊が米軍と実施済みだ。 http://www.japantimes.co.jp/news/2017/01/19/national/sdf-carry-tabletop-exercise-based-possible-china-taiwan-clash#.WIXjsBu

岩国海兵隊航空基地にF-35B第一陣到着!

岩国にF-35Bが到着し、海兵隊航空戦力に変化が生まれましたが、地元では新型機なので事故が心配、という意見があるそうです。空を飛ぶ機体に事故がまったくないとは言い切れませんが、新鋭機で細心の注意を払って運用する機体に対してその言い方はないだろうと思いませんか。また、そんな発言をしている方がいるのだとは思いますが地元の総意のように見せかけたい思惑がメディアにあるのでしょうか。トランプ時代になり既存のメディアにはつらい時代が来たようですね。 First F-35B Fighter Jets Arrive in Japan By: Mike Yeo, January 18, 2017 http://www.defensenews.com/articles/first-f-35b-fighter-jets-arrive-in-japan MELBOURNE, Australia — 米海兵隊のロッキード・マーティンF-35BライトニングII共用打撃戦闘機が初めて日本に到着し、海外基地への展開が開始された。 海兵隊第三遠征軍( MEF) によると海兵戦闘機飛行隊(VMFA)-121「グリーンナイツ」が岩国海兵隊航空基地(MCAS)に1月18日水曜日午後5時30分ごろに到着した。 最終的に16機の同隊F-35Bが岩国に駐留するが、今月は10機が到着し、残りは今年夏までに加わる。Defense NewsはF-35BがMCASユマ(アリゾナ)を1月9日に出発したとお伝えしていた。 「F-35Bの到着は日本防衛への米国のコミットメントの現れであり、太平洋の安全保障の現れでもある」とラッセル・サンバーン少将(第一海兵航空団司令)は述べ「太平洋地区に最新技術を持ち込み各種ミッションに対応し一層幅広い支援を同盟各国に提供できる」 岩国には前方配備の海兵隊所属F/A-18Dホーネット飛行隊の他KC-130Jハーキュリーズ空中給油・輸送機飛行隊がある他、海上自衛隊も航空隊を配備している。 岩国にはさらに海兵隊ホーネット飛行隊が二個、部隊配備プログラム(UDP)によりローテーションdね臨時配備されている。Defense NewsはF-35B配備でUDPがどうなるか問合わせたが第三MEFからまだ回答はない。 グリーンナイツは太平洋軍の担当地域

ヘッドラインニュース1月21日(土)

1月21日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 米印が中国潜水艦追跡データの共有で合意 ハリス太平洋軍司令官はニューデリーで COMCASA(2国間通信相互性安全保障協約)の締結に近づいていることを発表。両国が運用するP-8を軸に中国潜水艦のデータを共有する。インド が運用するP-8Iと米海軍P-8Aの通信方式が異なっているのを補う。太平洋軍の運用範囲にはパキスタンが入っていないがインドとしては同国と中国のつながりを重視して米国に働きかけそうだ。 http://indianexpress.com/article/india/us-indian-navies-sharing-information-on-chinese-subs-says-pacific-command-chief-admiral-harry-b-harris-4480900/ B-2をISIS爆撃に投入した理由はなんだったのか 1月18日にB-2がリビアのISIS訓練キャンプを二機で爆撃した。リビア空爆は2011年から始まっているがステルス爆撃機の投入は今回が初。両機はホワイトマン空軍基地(ミズーリ)から空中給油5回で連続飛行で現地に飛び精密誘導爆弾108発を投下した。飛行時間あたり128千ドルかかる同機をなぜテロリスト爆撃に投入したのかいろいろな観測が飛んでいる。飛行時間の確保以外に高性能センサーの効用が理由に挙げられそうだ。 http://aviationweek.com/defense/why-did-pentagon-use-b-2-against-terrorists シリアに原油を販売し戦費を確保するISIS ISISがシリアのアサド政権にガス・石油の販売を増やし資金調達していると欧米筋が見ている。ウォールストリート・ジャーナルは原油販売がISISの最大の収入源だと報じた。最盛期にISISはシリアの油田全部を掌握し一日百万ドルの歳入を確保していたが、米主導の連合軍の空爆で相当の減収となっていた。 http://freebeacon.com/national-security/isis-ramps-oil-gas-sales-syrian-presiden

ヘッドラインニュース1月20日(金)

1月20日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 インドネシアがA400Mを導入:5機で20億ドル インドネシア政府はエアバスA400Mの導入を決めた。インドネシア空軍の近代化に大きな一歩となる。インドネシア国会の決議でうち3機はインドネシア国内で組み立てられ機材の構造、主要部品の製造方法などを吸収する機会にする狙いがある。 http://www.janes.com/article/67064/indonesia-approves-acquisition-of-five-airbus-a400ms-for-usd2-billion ロシア=トルコ共同作戦でシリア空爆を実施 計13機が両国による初の共同空爆作戦に動員されISISを攻撃した。空爆地点はアレッポ近郊の36箇所。ロシア航空宇宙軍はSu-24M、Su-25、Su-35を、トルコ空軍はF-16とF-4を参加させた。両国は昨年末に発効したシリア休戦で保証役になっている。 http://tass.com/defense/925833 米空軍トップが小型攻撃機導入に前向き発言 ゴールドフェイン空軍参謀総長が軽量小型攻撃機を対テロ作戦用に導入する案を提唱している。マケイン上院議員もA-10とは別に小型攻撃機を300機程度導入すべきとの私案を発表している。空軍内部にもOA-Xとして軽量攻撃機導入の研究があり、シエラネヴァダA-29スーパートゥカーノ、ビーチクラフトAT-6ウルヴァリンが候補とされていた。ゴールドファインは既存機種の導入を検討する考えだ。 http://aviationweek.com/defense/us-air-force-chief-backs-idea-low-cost-fighter-fleet 本命はテキストロンのスコーピオンでしょう。 トランプがボーイングCEOと再び会談しエアフォースワン仕様見直しへ ミュレンバーグCEOは17日トランプ次期大統領と会談し、次期大統領選容器について要求性能を下げ、民生用部品も採用することで事業経費を引き下げることになると発表した。二回目の会談となった今回も戦闘機の話題も出たようでミュレンバーグは詳しく述べていないがF/A-

★★F-22はなぜ途中で生産中止になったのか、判断は正しかったのか

F-22については今でも一種の郷愁があるようですが、今更の感もありますね。ただし、F-22を犠牲にしてF-35を重視する決定が結果として予期した効果を上げていないということではないでしょうか。かつてのような大量の機材を惜しげもなく投入する戦争はありえないのでしょう。(少なくとも有人機について)今後数十年間に渡り虎の子のF-22はかつてないほどの保守点検、性能向上を受けながら使い続けられるのでしょうね。 Why Did America Stop Building the Best Fighter Jet Ever? Kyle Mizokami January 8, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/why-did-america-stop-building-the-best-fighter-jet-ever-18981 1990年代末の米国空軍力は冷戦後で最頂状態だった。世界最大規模の作戦機材数に加え第五世代機の生産に入っていたのは米国だけだった。その機体がF-22ラプターだ。だが2009年に米政府は同機を途中で不要と言い出し、生産はわずか187機で終了した。いったいF-22に何が起こったのか。生産中止の理由は何だったのか。 F-22が登場当時では世界最優秀の航空優勢戦闘機であったことは疑う余地がない。問題は開発があまりにも長引くうちに主要相手に想定したソ連空軍が崩壊したことだった。 時局も悪い材料だった。イラク、アフガニスタンの戦役で経済事情が変わり、同程度の実力を有する相手が不在となったことで一機3億ドルの同機は高すぎて維持出来ないと当時の政府は判断した。そして2008年には経済不況というより恐慌そのものがはじまり、2010年には終結したものの、これがとどめを刺したと言える。 ラプターの興亡 F-22ラプターの物語は1980年台初頭に始まった。航空優勢戦闘機の主導権を維持すべく、米空軍はF-15Cイーグルの後継機を模索し始めた。1990年には飛行実証でノースロップYF-23とロッキード・マーティンYF-22が比較され、後者を空軍は選択した。その後F-22ラプターと名称がつき、米空軍の主力機として期待された。 その時点では空軍は750機で

1月16日(月)のヘッドラインニュース

1月16日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 岩国駐留のF-35Bが米韓演習に参加か 3月に実施する恒例のフォールイーグル、キー・リゾルブ両演習に VMFA-121所属のF-35Bの派遣が検討されていると韓国紙が伝えている。 http://english.donga.com/Home/3/all/26/825729/1 F-35の値下げは実現するのか ロッキード・マーティンはトランプ次期大統領が求めたF-35の値下げの実施まであと一歩まできたと金曜日発表した。 http://www.cnbc.com/2017/01/13/lockheed-martin-ceo-close-to-deal-on-slashing-f-35-program-costs.html   PLAN新司令官 Shen Jinlong旧字体 沈金龍(1956年生)は現在南洋艦隊の司令官。リムパック演習を通じて米海軍にも親しい。2014年に現職に就く前に北海艦隊駆逐戦隊指揮官、補給基地司令官、大連海軍学校、海軍指揮官学校を率いた経歴を有する。沈の抜擢は現在中国海軍を率いる呉常勝の退官に伴う人事。呉は新造艦船の建造など中国海軍で最も大きな変革を取り仕切ってきた。 http://www.defensenews.com/articles/source-chinese-navy-has-new-commander   ワーク国防副長官は短期間留任へ トランプ政権誕生で去就が注目されていたワーク副長官は2014年以来現職にあり、マティス次期国防長官から政権移行期につき留任を求められたとの報道もあったが、本人から短期間に限り現職にとどまるとの発言が先週金曜日に出た。ワークは元海兵隊員で、国防長官、統合参謀本部議長と並び要職3ポストを海兵隊員が占めることになるという本人のジョークが現実になる。 http://www.defensenews.com/articles/bob-work-confirms-staying-at-least-for-the-short-term

1月15日(日)のヘッドラインニュース

1月15日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 PAK-FAは今年中に引き渡しか ロシア航空宇宙軍(VKS)がスホイT-50 PAK-FAを5機今年中に受領すると発表した。VKSは具体的予定を述べていないが、第一段階として空軍パイロットがスホイ社パイロットにより操縦を習得し、第二段階で空軍がテストを開始する。その後量産に入るため、VKSへの引き渡しは大きな意味を有すると見られる。 http://www.janes.com/article/66813/russia-s-pakfas-to-be-transferred-to-aerospace-forces-later-this-year X-37は600日を超え今も軌道飛行中 米空軍の無人シャトルX-37Bの第四回目ミッションOTV-4が軌道飛行600日目に突入し、連続飛行日数の記録を更新するのは確実だ。ただしX-37がいつ地球に帰還するのか、軌道上に何をしているのかは依然として不明。前回のOTV-3ミッションは674日だった。 http://www.space.com/35272-x-37b-military-space-plane-600-days.html 新型空母フォードの引き渡しは4月 ジェラルド・R・フォード(CVN-78)の海上公試を米海軍は4月に開始する。それに先立ち建造所による 公試が3月に行われることになった。艦内配電系統で抜本的な技術改良が昨年から続いていたが、解決の目処がつき、93パーセントの項目が解決したため。フォードでは電磁カタパルト(EMALS)と高性能拘束装置(AAS)が採用されている。航空機運用は今夏以降になる。 http://www.defensenews.com/articles/navy-sets-april-delivery-date-for-carrier-ford 緊急飛行場の整備を進める北朝鮮 北朝鮮が2015年から緊急用の飛行場施設拡充を進めており、高速道路の滑走路転用、機材用シェルターの建設がつづいいていることが衛星画像から明らかになった。既存空軍基地に近い地点の緊急滑走路を重点的に整備している。一部空軍基地が老朽化シているこ