AW&ST電子版12月10日
米政府高官(複数)はイランがロシア製SA-20長距離SAMシステム購入を「契約調印」していると確認。イランが同システムを稼動させる西側が問題としている同国内核施設の防衛能力が大幅に向上されることとなる。
「イランはSA-20購入契約に動いている。当方にとって今まで経験していない規模の課題に直面する。過去20年にわたり我方の航空優勢があってこそ安全保障が有効でどこでも自由に作戦を遂行できると感じていたにすぎない。」(政府高官)
アルマズ・アンテイ製SA-20またはS-300PMU1/S-300PMU2は非ステルス航空機には大きな脅威となり、航空戦術ならびに作戦計画そのものの変更を余儀なくされる。SA-20の有効範囲は150キロメートルであり、イランはS-300PMU-2型の購入契約を調印している可能性がある。
ロシアはべラルーシを販売経路として利用し、自国は直接関与していないと主張している。(政府関係者) それでもイラン軍がSA-20の運用能力を獲得するのには22ヶ月は必要だろう。ただ、契約内容に要員訓練が含まれる可能性は十分ある。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントをどうぞ。