2021年10月5日火曜日

ヘッドラインニュース10月5日(中国の台湾ADIZ進入が記録更新、米陸軍向け軽戦車構想、米政府機能停止の可能性、新型ミサイル警戒衛星、アーレイ・バーク級70隻目、ロシア極超音速ミサイルとヤーセン級潜水艦)

 

ヘッドラインニュース10月5日号

編集の都合上、最新ニュース以外も入りますので

ご了承ください。

★は後日、フル記事を掲載予定の注目記事です。


 

中国がこれまでで最大規模58機を台湾ADIZに進入させた

The Warzone

10月4日、台湾南西部の防空識別圏に人民解放軍機58機が飛来し、二日前の39機を上回る最大の規模となった。飛来したのは爆撃機、多任務戦闘機、偵察機で二波に分かれた。ここ4日で合計149機が台湾ADIZに進入した。

 

★米陸軍向け新型軽戦車の競作が進んでいる

1945

ジェネラルダイナミクス、BAEシステムズの試作車を米陸軍がテストする。両者は米陸軍軽歩兵部隊支援用の軽戦車機動性防御火力事業 Mobile Protected Firepower Program  (MPF) として試作した。軽歩兵部隊、空てい部隊には十分な火力を備えた装甲車両がなく、強力な敵を相手とした場合に火力不足がかねてから問題視されていた。GD案は105mm砲で車体重量が30トン超となるが、航空輸送可能としている。BAEシステムズ案はエンジン出力不足が早くも問題視されているが、ともに改良の余地が残っている。

 

米宇宙軍の最新ミサイル監視衛星の打ち上げ近づく

Defense Blog

ロッキード・マーティンの宇宙軍向けミサイル警戒衛星打ち上げ準備が整ってきた。宇宙配備赤外線地球静止衛星6号Space Based Infrared System Geosynchronous Earth Orbit (SBIRS GEO-6) は敵の妨害を受けにくい新型仕様となり、推進系、電力出力、電子系統を強化している。打ち上げられれば宇宙軍の赤外線監視衛星群に加わる。

 

債務不履行に備えるペンタゴン

Defense News

米議会であらたな政府借入限度が設定されないと、政府執行予算がパンクする事態が近づいている。ペンタゴンから全体通達はまだ出ていないが、財務省はこのままだと10月18日に政府予算は底をつくと予測。ギリギリの段階での妥結を期待する声もあるが、米国政府が債務不履行となれば、軍では給与、退役軍人手当の支払いが滞る見込みだ。国防調達事業への影響は予測できない。予定していた支払いを受け取れなくなると政府相手の訴訟が予想される。

 

アーレイ・バーク級70隻目が完成した

Naval News

USS Carl M. Levin DDG 120

 

10月2日、USSカール・M・レビン(DDG 120)の命名式がジェネラルダイナミクスのバスアイアンワークス造船所で執り行われた。同艦はフライトIIA仕様9隻の五番目の艦となる。艦名は1979年から2015年まで長く軍活動を支援したミシガン選出上院議員にちなむもの。フライトIIAはIII仕様へのつなぎの存在となり、ベイスライン9システムを搭載し、防空、ミサイル防衛双方に対応する。同艦は2021年度内に就役する予定。

 

ロシアが潜水艦からの極超音速ミサイル試射に成功と発表

The Warzone

ロシアが潜水艦からの3M22ジルコン極超音速ミサイル初発射に10月4日に成功したと発表した。使われたのはヤーセン級セベロドビンスクで潜航中、水上航行中の発射を実施したという。発射場所は白海でミサイルはバレンツ海の標的に到達したという。ロシア国防省はミサイル発射の映像を公開した。ジルコンは水上艦艇アドミラル・ゴルシコフ空の発射も先に行われている。米国はヤーセン、ヤーセンM級潜水艦を脅威対象とみている。さらに極超音速巡航ミサイルが組み合わさる事態を憂慮する。

 

 


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