2023年2月26日日曜日

ウクライナにレオパルド戦車第一陣が届けられた。ポーランドから。戦車供与には11カ国が加わる

 

レオパルド戦車の第一陣がポーランドからウクライナに納品されました。スウェーデンも装備品提供の流れに加わっています。Breaking Defense記事からのご紹介です。


Prime Minister

ポーランドから搬入されたレオパルド2A4主力戦車を手に握手を交わすウクライナのデニス・シュミハル首相とポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相(Denys Shmyhal on Twitter)


今回の納入は、西側主力戦車で初のウクライナ向け供与となり、キーウは春攻勢で戦車の使用を望んでいる



シア侵攻から1周年を迎え、ポーランドはウクライナにレオパルド2主力戦車の第1陣を正式に引き渡した。スウェーデン政府も同日に同車両を最大10両、キーウに供給すると発表した。

 この納品は、西側主戦闘戦車がウクライナに初めて贈られたことを意味する。キーウは、来るべき春の攻撃計画の一部として投入を望んでおり、長い間待ち望んでいた兵器である。

 AP通信によると、ポーランドは金曜日に、マテウシュ・モラヴィエツキ首相 Prime Minister Mateusz Morawiecki のキーウ訪問に合わせレオパルド2A4戦車4両を納入したと発表した。これは、ウクライナのデニス・シュミハル首相Prime Minister Denys Schmyhalのツイートで確認され、両首相が戦車の前で握手する写真も掲載された。ワルシャワは今後、10台を追加納入する。

 一方、スウェーデンのウルフ・クリスターソン首相 Prime Minister Ulf Kristerssonとパル・ヨハンソン国防相 Defense Minister Pal Jonson は、ウクライナへの新たな軍事支援として、レオパード2A5戦車を最大10台送ると決定したと共同発表した。

 対象のレオパード2A5戦車は、スウェーデンが120両を保有する一部で、供与を約束していたCV90歩兵戦闘車50両に加わる。ウクライナ向け同国からの最新の軍事援助パッケージは、ホーク防空システム部品と弾薬、IRIS-T防空システム部品の贈与も含む。

 「ホークの部品と弾薬を購入すれば、数億ユーロ相当になる」とヨハンソンはソーシャルメディアに投稿した。ヨハンソンはまた、2022年12月に個人的にオデーサとミコライフを訪問し、ウクライナにさらに軍事装備を送るよう「鼓舞」されたと述べている。

 水曜日に発表されたスウェーデン軍の年次報告書では、多くの「継続的な改修」と修理のため、スウェーデン軍の戦車と戦闘車両が予想より低い稼働率に見舞われている実態が明らかにされた。

 スウェーデンは1月にこの問題を議論した際、戦車は「皿に乗せない」と宣言していたが、ドイツの圧力と「レオパルド・ファミリー」との話し合いが決定的となったと、クリスターソン首相はスウェーデン公共テレビ放送局SVTで語っている。

 スウェーデンの決定は、ドイツのオラフ・ショルツ首相が先週のミュンヘン安全保障会議で、レオパルド2の供与を多くの国に説得するため、「集中的な働きかけ」を行ってきたと述べたことに続くものだ。また、ベルリンから贈られた14両のレオパード2A6が「非常に近いうちに」ウクライナに配備される予定とも明らかにした。

 カナダ、ノルウェー、ポルトガル、スペインも連合の一員で、2個大隊に相当する約80台の主戦闘戦車が納入される。ロイド・オースティン米国防長官によると、全体で11カ国がウクライナに戦車提供を約束している。■


Polish Leopard 2 tanks arrive in Ukraine as Sweden announces more to come - Breaking Defense


By   TIM MARTIN

on February 24, 2023 



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