イラン戦争の先行き不透明感のため今年のRIAT 2026は中止
Aviation Week
トニー・オズボーン
2026年5月22日
ロンドン発――ロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー(RIAT)の主催者は、RAFフェアフォード基地へのアクセスが不透明な状況を受け、今年の航空ショーを中止すると発表した。
イングランド・グロスターシャーにある同飛行場は、米空軍のボーイングB-52およびロックウェルB-1B爆撃機がイランの標的を攻撃する拠点として使用されてきた。
4月8日に脆弱な停戦が成立して以来、フェアフォードからの爆撃は停止されているものの、戦闘が再開される可能性が消えない不透明感から、主催側は7月17日から19日に予定されていた航空ショーの開催を取りやめた。
主催者は5月22日、イベントの中止は「容易な決断」ではなく、英国空軍および米空軍との広範な協議を経て下されたと述べた。
決定は、イベント会場の建設工事が始まる前に下された。企業関係者向けのシャレーや航空ファン向けの観覧席の建設は、まもなく開始される予定だった。
さらに、数千人の来場者のすぐ近くに爆撃機や関連する兵器を配置することには、対処すべき複雑な保安上の問題があった。
「RIATが皆様にとってどれほど重要なものであるか理解しており、このニュースがどれほど残念なものであるかも認識しています。私たちも同様に深く残念に思っています」と、本イベントを主催する団体「ロイヤル・エア・フォース・チャリタブル・トラスト・エンタープライズ」のCEO、ギャビン・ゲイガーは述べた。
「今後については、2027年の開催再開に向け全力を尽くし、RIATがこれまで以上に充実した形で復活するよう尽力します」とゲイガーCEOは付け加えた。
本イベントの中止は今回で2度目となる。主催者は2008年のショーを中止した。開催直前の豪雨により駐車場が水浸しになり、使用不能となったためだ。その決定は、参加機がすべて到着した後に下された。
RIATは世界各国の空軍の交流の場となり、各国の空軍司令官や世界中から参加する航空機を惹きつけている。
昨年のショーでは、エジプト空軍が初参加した。今年のRIATには、ヨーロッパ各地からだけでなく、クウェートやカタールの機体も参加する予定だった。
フェアフォード基地に駐留する米軍の爆撃機は、同基地からの訓練飛行を継続している。米空軍は、空爆が再開された場合に備え、米民間予備航空隊(CRAF)の定期便を利用して同基地への弾薬備蓄を継続している。
5月中旬、ドナルド・トランプ米大統領は、湾岸諸国の指導者たちからの要請を受け、イランへの空爆再開計画を中止したと述べた。その空爆には、フェアフォード基地に配備された爆撃機が使用される予定だった。
主催者は現在、2027年7月16日から18日に開催予定の来年のイベントに向けて準備を進めている。■
トニー・オズボーン
Eメール:tony.osborne@aviationweek.co.uk
ロンドンを拠点とするトニーは、欧州の防衛プログラムを担当している。2012年11月に『Aviation Week』に入社する前は、シェパード・メディア・グループに在籍し、『Rotorhub』誌および『Defence Helicopter』誌の副編集長を務めていた。
RIAT 2026 Canceled Over Iran War Uncertainty
Tony Osborne May 22, 2026
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