2026年9月18日金曜日

長期間の海上展開を終えた空母USSフォードが作戦投入可能となるまでどれだけ待たされるのか―艦の補修整備は大仕事で2027年一杯は戦力外だろう

 

USSジェラルド・R・フォードはいつ作戦行動に復帰できるのか?

How Long Will the USS Gerald R. Ford Be Sidelined from Action?


USSジェラルド・R・フォードは「計画的段階的整備(PIA)」期間にあり、作戦活動から離れた状態が続くのは2027年後半まではほぼ確実だろう

海軍で最新かつ最大の原子力空母USSジェラルド・R・フォード(CVN-78)は、今年5月に史上最長の展開を終えた。ヴァージニア州ノーフォーク海軍基地を離れて過ごした326日間の間、同艦は2度にわたり欧州へ赴き、北海および地中海で作戦活動を行った。また、カリブ海や紅海にも派遣され、そこで昨年3月、艦内洗濯施設で火災が発生した。

CVN-78では、F-35ライトニングII第5世代ステルス戦闘機との共同運用を可能にする改修もまだ予定のままだ。

しかし、同艦は通常の整備以上の作業が必要であるにもかかわらず、米海軍はわずか6ヶ月で修理を完了させる計画であると報じられた。これは、月曜日の円卓会議で発言したノーフォーク海軍造船所のカボン・ハキムザダ少将による発言である。

Breaking Defenseによると、ハキムザダ少将は円卓会議で記者団に対し、「現在、当造船所に係留されているジェラルド・R・フォードについて、6ヶ月間の段階的な整備計画を策定していた」と語った。

「当初は10ヶ月かかる予定でしたが、艦隊司令官に対し、6ヶ月で完了できると約束しました」とハキムザダ少将は述べた。「そこで、火災発生前の展開中に、その計画を策定しました……今も6ヶ月以内に同艦を返還するつもりですが、地域整備センターの監督下で、民間パートナーおよび民間業者と連携して実施される第2の整備期間を設定しました。」

「計画的段階的整備(PIA)」とは何か?

時間はすでに刻々と過ぎているが、それがいつから始まったのかについては、依然として解釈の余地がある。米海軍の空母ジェラルド・R・フォードは7月、計画的段階的整備(PIA)のためノーフォーク海軍造船所に入渠した。これは、米海軍の空母が造船所に入り、大規模修理、アップグレード、近代化を行う整備期間のことをさす。

各PIAには通常、軍艦の戦闘システム、ネットワーク、その他の装備のアップグレードが含まれry。PIAでは、デポレベルの船体、機械、電気、戦闘システムに重点が置かれるが、船室、ラック、居住スペースも更新、改装、アップグレードされる。米海軍は、過酷な展開後の士気と生活環境を改善するため、PIA期間中の乗組員の居住性を優先している。

CVN-78の場合、報道によると最大36時間に及ぶ火災に見舞われたため、修理は広範囲に及ぶ可能性がある。

整備期間中には、ジム、洗濯施設、娯楽エリアなど、乗組員中心の他のスペースも頻繁に手入れが行われる。

造船所が作業を完了する時間を正確に予測するのは難しい。ほとんどのPIAは6~8ヶ月で完了するが、USSジェラルド・R・フォードが経験したような長期の展開は、PIA期間を延長させる要因となり得る。フォードの整備要員は、火災による損害も考慮に入れなければならないが、これでさらなる遅延を招く可能性がある。

「艦の展開期間が30日延長されるごとに、整備期間は6%増加するため、5ヶ月の延長であれば整備期間は30%増加することになる」と、ハン・カオ海軍長官代理は5月、下院歳出委員会の議員らに述べた。

米海軍の空母に対する大規模修理や広範な近代化により、PIA期間は10ヶ月、あるいは最大1年に延長されるケースも生じている。しかし、海軍には一筋の希望がある。ニミッツ級原子力空母の中で2番目に古いUSSドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)と、最も新しい USS ジョージ・H・W・ブッシュ(CVN-77)の両艦が、ノーフォーク海軍造船所でそれぞれのPIAを予定より早く完了させたのだ。

フォードはの配備は早くても2027年末だ!

たとえCVN-78が6ヶ月でPIAを完了できても――それはほぼ奇跡的な結果だが――ノーフォーク海軍造船所を出航するのは1月頃だろう。その後、PIA後の海上試運転、訓練、認証に数ヶ月を要する。注目すべきは、USSドワイト・D・アイゼンハワーが4月にPIAを完了したにもかかわらず、次の展開に向けた準備を今も続けているという点だ。

USSジェラルド・R・フォードが2027年の任務に就けるようになるのは、早くても少なくとも今から1年後、もしかするとそれ以降になるだろう。

急ぐことができないものもあるが、原子力空母、その搭載航空団、そして護衛打撃群を作戦態勢に整えることは、まさにその一つといえよう。■

著者について:ピーター・スシウ

ピーター・スシウ 寄稿 し、ジャーナリズムのキャリア30年以上にわたり、数十の新聞、雑誌、ウェブサイトに記事を寄せてきた。彼は定期的に、軍事装備、銃器の歴史、サイバーセキュリティ、政治、国際情勢について執筆している。ピーターはまた、 寄稿ライター として『フォーブス』および 『クリアランス・ジョブズ』にも執筆している。ミシガン州を拠点としている。Twitterでは @PeterSuciuをフォローできる。著者へのメールは Editor@nationalinterest.org まで。


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