軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。
2008年12月30日火曜日
2008年12月25日木曜日
F/A-18合計2千機のシステム改修

| AW&ST電子版12月24日 ボーイングは合計2千機のF/A-18各型、8カ国で稼働中の機体のミッション・システムの改修契約を総額9.053億ドルで米海軍から獲得した。F/A-18 A/B, C/D, E/F および EA-18G各型の米国、カナダ、オーストラリア、スペイン、クウェート、スイス、フィンランド、マレーシア各国で運用中の機体は2013年12月完了予定の性能向上改修を順次受けることになる。今回のアップグレードは同型機を「今後30年間に出現する脅威に立ち向かえる」(ボーイング社スポークスマン)地位にとどめるためのもの。 今回の受注はボーイング社には大きな意味を持つ。同社はこれまでロッキード・マーチンF-35共用打撃戦闘機やサーブ・グリペンNGを待つ米国および同盟国空軍にはF/A-18がつなぎとなるばかりか代替選択肢となると宣伝してきた。オーストラリア空軍、米海軍、米海兵隊がそろっていわゆる戦闘機ギャップをどうやって埋めるかで頭を悩ましてきた。 ボーイングはミッション・システムの改修をソフトウェア、ハードウェア両面から進める。その中には分散処理による目標設定プロセッサやアクティブな電子スキャンを使うレーダーの改良が含まれ、改修効果が相乗効果を生むと同社は語る。 改修作業の95%は同社セントルイス工場(ミズーリ州)で実施、残りは海軍航空戦闘センターのウェポン部門(カリフォルニア州チャイナレイク)で予定。後者は今回の契約管理部門でもある。これだけの大規模契約であるが、予算は会計年度を繰越できないことになっている。 コメント:なかなかしたたかなビジネスです。新鋭戦闘機は当分ものにならないので、現有機の性能向上で運用能力の維持向上ができますよ、ということですね。こうなると、F-35等次世代戦闘機の導入がまた一歩遅れることにもなりかねません。F-35はお世辞にも美しい機体ではありませんので、当初は批判を受けながら順次成長してきたF/A-18(この表記をする機体も同機が最後?)の魅力的な姿が当分見られるのはうれしいことです。 |
2008年12月22日月曜日
空母運用に向けて準備進むX-47B

AW&ST電子版12月18日
カリフォルニア州パームデール発----ノースロップ・
その一部が12月16日に当地の同社施設でのX-47Bロールア
初飛行後は一年間の性能限界向上テストをエドワーズ空軍基地(
空母運用の適合性試験では無人機の空中・
UCAS部隊関係者は飛行甲板上で「イエローシャツ」
X-47Bの状況は機首車輪に装着のライトの組み合わせで飛行甲
UCASは空母への接近・
X-47Bの最大離陸重量は45,000ポンド、最大着陸重量は
2008年12月20日土曜日
F-22のデータリンク改修の方向性
AW&ST電子版12月19日
米空軍はF-22向け次期改修作業の要求内容を準備中で同戦闘機
同社は3.2改修作業の開始を控え、
MADLは米軍のF-22、F-35、B-2で構成の「
F-22にMADLを装着するためには無線装置の更新、
国防総省の高度戦術データリンク構想ではMADLが唯一の非アク
「現在のところF-22では追加の双方向データリンクはMADL
コメント: net centric warfareの中核をなすのがデータリンクですが、この10年
2008年12月11日木曜日
イランがロシア製SA-20を導入か
AW&ST電子版12月10日
米政府高官(複数)はイランがロシア製SA-20長距離SAMシ
「イランはSA-20購入契約に動いている。
アルマズ・アンテイ製SA-20またはS-300PMU1/S-
ロシアはべラルーシを販売経路として利用し、
2008年12月10日水曜日
米海軍:無人機X-47Bで空中給油の実証へ
| AW&ST電子版12月8日 |
| ノースロップ・グラマンはX-47B海軍向け無人戦闘航空実証機 X-47B各機は空母発進、着艦の実証実験を2011年までに実 |
2008年12月6日土曜日
E-3 AWACSの改修作業が進行中
AW&ST電子版12月3日
NATO運用のAWACS合計12機の大規模ミッション・
中間改修の主眼は新型の状況表示コンソールに以下を組み込んだこ
2008年12月5日金曜日
ゲーツ国防長官の課題
C-37A機上にて。 オバマ次期大統領がロバート・
ゲーツ長官は12月1日の本誌取材でハイテクを利用した米軍に匹
予算制約がある中で先例のない水準の各軍の協力が今後の軍事力構
「
これが将来の戦術航空機の兵力編成で鍵となる質問である。
「新参謀長は空軍にはF-22が381機も必要ないと考えている
国防総省が空輸機・
一方で、ボーイングとノースロップ・グラマン-EADS連合の競
ゲーツ長官は9月に二回目の給油機競争入札を開始前に中止させた
結果としてゲーツ長官は給油機、F-22、C-17のすべての決
議員と会社の一部が契約を分割する構想を提案しているが、
コメント: 大変なときに留任となったゲーツ長官ですが、ペンタゴンの中の複雑なやりとり、また民主党政治家がペンタゴンの中できわめて不人気なことを考えると、オバマ次期大統領には妥当な選択だったのでしょう。それにしても、予算制約とともに従来からの想定に加え、見えない敵との長い戦闘にも備えなければならない今日の防衛政策は難易度があがっていますね。F-22の命運はだんだんきびしくなっているようです。(写真 C-37 ガルフストリームVですね。)

2008年12月1日月曜日
F-35を電子攻撃に投入する考え方


AW&ST電子版11月30日
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| 米空軍、 「電子攻撃は空軍、海軍、海兵隊の核心となるミッション領域だ。 ただ、その開発は先例としての空軍のEF-111レイブンや海軍 外部ポッドとアンテナアレイによる電子兵装の研究が進行中。 「F-35は合計80もの異なるプラットフォーム間で相互運用を 「F-35は第一世代のステルス機F-117の教訓を生かした設 ただし、航空宇宙産業界では意見が分かれている。専門家にはF- 「一機で電子攻撃任務の全部を実現することはできません。」( EA-18Gグラウラーは双発で発電機も二基搭載して電力供給も 「EF-35も次世代ジャマーを搭載するだろうが、
「電子戦ではサイズが肝心です。EB-52は大型の開口式、 しかし国防予算縮小でJSFが唯一の解決策となるだろう。 F-35の現行三型式はそれぞれアクティブ電子スキャンアレイ( F-35は現時点でもEW/EA/AESAの各システムで敵目標 「広く散開した攻撃用ではなく、少数のF-35を目標空域に侵入 EA-6BやEA-18Gと同程度の電子攻撃を加えるには高性能 海兵隊はICAP IIIのEAシステム搭載のEA-6Bプラウラーでの電子攻撃の 電子攻撃はF-35で可能になる高度なミッションのひとつにすぎ |
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AIM-120AMRAAM8機とAGM-158JASSM1機を搭載したF-15ジャパン・スーパーインターセプター。 (画像出典:ボーイング) 総 額4億5,100万ドルの契約は、ジャパン・スーパー・インターセプター・プログラムの一環として、航空自衛隊F-15J68機の改修を支援す...
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最新の海上安全保障情報が海外メディアを通じて日本国内に入ってくることにイライラしています。今回は新型艦13DDXについての海外会議でのプレゼン内容をNaval Newsが伝えてくれましたが、防衛省防衛装備庁は定期的にブリーフィングを報道機関に開催すべきではないでしょうか。もっとも...
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目的のため手段を択ばない中国の思考がここにもあらわれていますが、非常に厄介な存在になります。下手に武力行使をすれば民間人への攻撃と騒ぐでしょう。放置すれば乱暴狼藉の限りを尽くすので、手に負えません。国際法の遵守と程遠い中国の姿勢がよく表れています。尖閣諸島への上陸など不測の...