Boeing’s new Apache looks a lot like a 1960’s helicopter
ボーイング発表の新型アパッチは1960年代のヘリコプターを思わせる
Defense Blog
ボーイングから高速飛行性能を強化したアパッチ攻撃ヘリコプターのコンセプト画像が発表された。
コンセプトは高性能版AH-64ブロック2複合ヘリとし米陸軍の次世代垂直飛行機(FVL)で採用を目指すがどこかで見た姿だ。
同社はハイテク性能と呼ぶが、ロッキードAH-56シャイアンが1967年に実用化していた内容だ。当時、陸軍が進めていた高性能航空火力支援装備構想でわずか10機が製造され終わった機体だ。シャイアンは当時としては先を狙いすぎた機体で当時の技術制約を受けていた。
AH-64アパッチにもシャイアン技術が一部採用されているが、結局一周りしてもとに戻った観がある。エンジンと制御系が変更されているが、兵装搭載用の「主翼」と30mmチェーンガンはそのままだ。
後部に推進用のプロペラ、大型垂直フィン、新設計エンジン排気口を導入したブロック2複合ヘリには未来のヘリコプターをうかがわせるものがある。
Defence Blogはアパッチを「未来のマルチドメイン戦場で2060年まで」供用可能にするとのボーイングの姿勢を伝えている。
ブロックII複合ヘリは速力が185ノット、ペイロードは5,900ポンド、航続距離が460カイリに増える。■