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2019年8月28日水曜日

日本向けSM-3ブロックIIAミサイル売却案件を米国防安全保障協力庁が公表

Japan – Standard Missile-3 (SM-3) Block IIA Missiles


Media/Public Contact: 
pm-cpa@state.gov

国軍事装備販売として成立可能性のある日本政府向け73本上限のスタンダードミサイル-3(SM-3)ブロックIIA総額32.95億ドルの案件を国務省が承認する決定をした。国防安全保障協力庁が8月27日に本件を議会に通知する。
73本上限でスタンダードミサイル(SM-3)ブロックIIAミサイル購入の要望が日本政府から出ている。売却はMK29キャニスターを含み、梱包・取り扱い・貯蔵・輸送(PHS&T)キットも合わせて導入し、特殊任務空輸ミッション10回の費用も負担する。米政府と契約企業が技術支援・兵站業務を提供する。
今回提案の案件は英国の外交政策並びに国家安全保障に資するもので主要同盟国の安全保障状況を引き上げるクカあり、アジア太平洋地区の政治経済面での安定発展に資する。日本の防衛力整備は米国の国益上で死活的な意味を有する。
今回の提案案件が実現すれば日本の弾道ミサイル防衛能力が向上し、日本本土に加え日本駐留米軍将兵の防衛に役立つ。日本には追加ミサイルの運用は技術的に何ら支障はない。
今回の装備品販売で地域内の軍事力均衡が崩れることはない。
SM-3ブロックIIAの主契約企業はレイセオン・ミサイルシステムズ(アリゾナ州ツーソン)である。MK29キャニスターおよびPHS&Tの主契約企業はBAEシステムズ(ミネソタ州ミネアポリス)で、今回の売却提案で裏契約はない。
売却の実施には米政府および主契約企業代表者による技術審査、支援、実施状況視察のための来日がおよそ5年に渡り毎年実施される。
今回の売却で米国防の即応体制に悪影響は発生しない。

ここで示した売却の可能性のある案件公示は芳の定めにより必要とされたものだが売却が成立しているわけではない。■

2018年2月1日木曜日

速報 SM-3ブロックIIA迎撃実験に失敗 



失敗をあざ笑うような報道が出かねませんが、実験は実験です。ただ、SM-3ミサイルが日米共同開発であること、発射したのがイージスアショアであることなど背景をちゃんと報道しているのでしょうか。素人には難しすぎると判断しているとすれば嘆かわしいことです。


Breaking News

Another US Navy ballistic missile intercept reportedly fails in Hawaii

米海軍弾道ミサイル迎撃実験に再び失敗、ハワイで


 By: David B. Larter    


WASHINGTON — ハワイのイージスアショア施設から発射したSM-3ブロックIIAは弾道ミサイル迎撃に失敗したとCNNが報道した。
 事実ならレイセオン製ミサイルで二回目の失敗となる。北朝鮮が核ミサイルでの米本土攻撃能力を着々と整備する中、対応が停滞する。
 ミサイル防衛庁広報官マーク・ライトはコメントを拒んでいる。
 「ミサイル防衛庁及び米海軍がイージスアショアミサイル防衛テスト施設(AAMDTC)から実弾発射テストをスタンダード-ミサイル(SM-3ブロックIIAをハワイ・カウアイの太平洋ミサイル発射施設から31日午前に行った」とだけライトは述べた。
 実験失敗を最初に伝えたのはCNNだった。北朝鮮情勢を考慮して詳しく口外しないよう当局が決めたという。
Officials: US missile defense test failed in Hawaii early Weds. Pentagon not publicly acknowledging key ballistic missile defense test failure & officials tell @barbarastarrcnn there is a decision to not talk about it, in part because of sensitivities surrounding North Korea.
 失敗の原因についてはミサイル本体以外の要素があることに注意すべきだ。標的捕捉・管制用レーダーもあり、海軍のイージスシステムも失敗の原因だった可能性もある。
 SM-3ブロックIIAは6月にも失敗しており、この時は駆逐艦ジョン・ポール・ジョーンズ乗員が間違ってミサイルの自爆スイッチを入れてしまった。

 昨年2月の試射ではミサイルは弾道ミサイル標的捕捉に成功している。ミサイルは日米共同開発でレイセオンが製造し北朝鮮等のミサイル脅威の高まりに対応するものだ。■

2018年1月10日水曜日

★最新型SM-3ブロックIIAの日本導入決まる


ブロックIIAの米艦艇導入は今年開始ということですから、日本への導入も最優先で考えてもらっているということですか。イージスアショアより先にイージス艦への搭載になるのでしょうか。


Japan cleared to buy advanced SM-3

日本による高性能型SM-3調達が承認

By: Aaron Mehta    

WASHINGTON – 米国務省が日本によるスタンダードミサイル-3(SM-3)ブロックIIA四発総額推定133.3百万ドル購入を承認した。
 SM-3ブロックIIAは日米共同開発の中距離弾道ミサイル防衛装備で海外軍事販売による調達要請が国務省により承認されたこと自体は驚くべきことではない。議会でも反対にあう可能性は考えにくい。
 同ミサイルは昨2月にハワイで初の迎撃テストを行い、イージス駆逐艦またはイージスアショアで運用する。
 製造は主にレイセオンのツーソン工場(アリゾナ)とBAEシステムズミネアポリス施設で行う。最終価格は交渉結果で決まるので前述の133.3百万ドルは変更の可能性がある。
 国務省関係者が日本のSM-3導入の主な理由は北朝鮮だと背景を語ってくれた。
「主要同盟国の政治経済安定と発展がアジア太平洋で今後も継続する手段となる」と同関係者は述べる。「また日本の米国との共同作戦運用をミサイル防衛で高め、同地区内の米軍部隊への防御も強化される」
年夏に日本防衛トップ関係者はワシントンを訪問し弾道ミサイル防衛へ予算投入を増加させると確約しており、9月には日本がイージスアショアの設置場所を検討中との報道が浮上していた。■

2017年6月26日月曜日

米海軍:SM-3ミサイル迎撃テストに失敗


ミサイルをミサイルで迎撃する技術にはまだまだ改良の余地がありそうです。失敗から成功が近づくのでしょう。更なる進歩に期待しましょう。

US Navy ballistic missile intercept test fails

米海軍の弾道ミサイル迎撃実験が失敗

 By: David B. Larter, June 22, 2017 (Photo Credit: MC1 Nardel Gervacio/U.S. Navy)

WASHINGTON —米海軍のSM-3ブロックIIAが6月21日にハワイ沖合でミサイル迎撃テストに失敗した。
  1. 駆逐艦USSジョン・ポール・ジョーンズがイージス戦闘システムの最新ベイスライン9.C2 を試したがハワイのカウアイ島の太平洋ミサイル試験場から発射された中距離弾道ミサイル迎撃に失敗した。
  2. 駆逐艦はAN/SPY-1フェイズドアレイレーダーで標的を探知追尾したが、迎撃できなかった。SM-3最新型のテストはこれが二回目。同艦は2月にはベイスライン9.2Cによる初の迎撃に成功していた。
  3. 「今回のテストデータを詳しく解析する」と米ミサイル防衛庁は翌22日に声明を発表。
  4. 今回のテストは同時にSM-3ブロックIIAの四回目の発射テストでもあり、艦上発射は二回目となった。ジョン・ポール・ジョーンズは巡洋艦レイク・エリーにかわり2014年からミサイルテストに投入されている。
  5. SM-3ミサイルはレイセオンが開発し、日米が共同事業とし、北朝鮮のミサイル脅威への対応を主目的としている。■