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2025年4月30日水曜日

超大型国防費法案でF-15イーグルが大勝利、その他米空軍力への影響についてまとめてみました(The War Zone)

 




Tactical airpower, and specifically the F-15E Strike Eagle and F-15EX Eagle II, are big beneficiaries of recently proposed legislation put forward by the Republican leaders of the House and Senate Armed Services Committees.

米空軍/ブレイク・ワイルズ二等軍曹


国防費追加1500億ドルの一環でF-15EX生産を加速させつつ、F-15Eストライク・イーグル退役を阻止したいと議員たちが考えている

術航空戦力、特にF-15Eストライク・イーグルとF-15EXイーグルIIは、上下両院軍事委員会の共和党指導者が最近提出した法案の大きな受益者となる。約1500億ドルの国防への追加予算の可能性のうち、支出パッケージには戦術機の調達と近代化のため確保された72億ドルが含まれている。

 法案が下院予算委員会に送られる前に修正の機会が民主党に残されていることに留意する必要があるものの、「和解」プロセスで法案がパッケージ化されることで、審議の進行が早まり、議事妨害が回避される。

 戦術的航空兵力に割り振られた72億ドルのうち、最大の勝者はF-15EXで、31億ドルが「増産のため」追加されることになっている。

An F-15EX assigned to the 85th Test and Evaluation Squadron, Eglin Air Force Base, Florida, flies behind a KC-135 assigned to the 465th Air Refueling Squadron, Tinker AFB, Oklahoma, Oct. 15, 2021. In-air refueling allows fighter aircraft to stay airborne for longer periods of time without having to land to refuel.

フロリダ州エグリン空軍基地第85試験評価飛行隊所属のF-15EXが、オクラホマ州ティンカー空軍基地第465空中給油飛行隊所属のKC-135の後ろを飛ぶ(2021年10月15日)。 アメリカ空軍

 F-15EXは、現段階では主に航空優勢プラットフォームであり、昨年6月にフルレート生産が承認された。直近では、空軍は98機のF-15EXを購入したいと述べていたが、その数はプログラムの期間中、さまざまな変更にさらされてきた。

 98機という数は、18機からなる作戦飛行隊5個に加え、少数の訓練機と試験機を保有するのに十分な数である。以前は、F-15EXの数を144機に制限する計画があった。

 本誌は、法案の文言を明確にするために空軍に連絡を取った。なぜなら、割り当てられた資金が、98機を超える追加生産のためのものなのか、それとも、すでにプログラム・オブ・レコードに入っている航空機の生産を加速するために使われるのか、明らかではないからである。F-15EXの単価は近年、9000万ドルから9500万ドルと言われている。問題の資金が厳密に機体増産に使われるのであれば、32機から34機を購入することになるが、追加の人員やインフラ整備のための資金も他の財源から調達する必要がある。

 F-15EXにとって朗報であることに加え、支出計画案には「F-15E機の退役を防ぐため」の1億2746万ドルも含まれている。というのも、2024年12月に署名された2025会計年度の国防政策法案(NDAA)では、F-15Eストライク・イーグルの退役は早くても2027年10月1日まで阻止されているからだ。これは、2028会計年度までに、281機のF-15Eのうち119機、つまりストライク・イーグルのおよそ半分を退役させるという空軍の計画に対応したもので、すぐに物議をかもすことになった。

A U.S. Air Force F-15E Strike Eagle from Royal Air Force Lakenheath's 494th Fighter Squadron returns to formation after receiving fuel from a KC-135 Stratotanker from the Fairchild Air Force Base's 92nd Aerial Refueling Squadron, over the U.S. Central Command area of responsibility, May 2, 2024. The U.S. Air Force is globally postured to protect and defend freedom of coalition allies and regional partners within the U.S. Central Command area of responsibility to maintain peace and stability across the region.

2024年5月2日、米中央軍責任地域上空で、フェアチャイルド空軍基地第92空中給油中隊のKC-135ストラトタンカーから燃料を受け取った後、編隊に戻るラーケンヒース空軍第494戦闘飛行隊の米空軍F-15Eストライクイーグル。 米空軍 U.S. Air Force Photo/Staff Sgt.

 2025会計年度のNDAAでは「航空機の事故、災難、または特定の航空機の過度の材料劣化と不耐性の状態のために、もはや任務能力がなく、修理することが不経済であると空軍長官が個別事案で判断する個々のF-15E航空機」の扱いで例外を認めている。

 追加資金によって、空軍はF-15Eを維持する費用を支出できるようになる。また、2027年以降もF-15Eをアップグレードし、維持することができるかもしれない。

 淘汰の憂き目にあったF-15Eは、旧式のプラット・アンド・ホイットニーF100-PW-220Eターボファンエンジンを搭載した現存機であり、残りの99機はより強力なF100-PW-229を搭載している。

 空軍としては、将来の近代化計画のための資源を確保するために、古いF-15Eを退役させる必要があるが、議員たちは、そうなれば利用可能な戦術機数が減少することを懸念している。

 同時に、F-15Eは、その速度、航続距離、積載量、乗員の大きさ、その他の能力の非常に望ましいブレンドのおかげで、間違いなく空軍で最も需要のある戦術機である。さらに、F-15EXは主にシングルパイロットの空対空戦闘機として就役しているため、F-15Eの後継機は存在しない。

 その一方で、F-15Eのアップグレード作業は続けられており、最近の最も重要な開発として、高度な新しいレーダー警告機能と電子戦スイート、AN/ALQ-250 Eagle Passive/Active Warning Survivability System(EPAWSS)が含まれている。

An F-15E on a flight line in San Antonio, Texas. The aircraft was recently upgraded with Eagle Passive/Active Warning and Survivability System, advanced electronic warfare system.

テキサス州サンアントニオのフライトラインにあるF-15E。同機は、EPAWSSにアップグレードされた最初のストライク・イーグルの一機。 ボーイング(スクリーンショット)


 空軍の最新鋭戦闘機であるF-15EXと定評あるF-15Eのための資金以外に、新たに提案された歳出パッケージは、次世代航空戦力プログラムのための資金も追加している。F-47有人第6世代戦闘機とCCA(Collaborative Combat Aircraft)無人機プログラムには、それぞれ6億7800万ドルと4億ドルの開発・生産加速のための資金が追加される。

 海軍の第6世代戦闘機であるF/A-XXも議員から後押しを受け、このプログラムを加速させるために5億ドルが追加される。

 また、旧式F-22の退役を防ぐため、3億6,100万ドル強の予算が計上されている。 F-15Eと同様、F-22も空軍がその他プログラムを優先させようとしているため、保有機体の一部が廃棄の危機にさらされてきた。

 過去に空軍は、現在のラプターのほぼ5分の1に当たる32機の旧式F-22ブロック20をアップグレードするのは法外な費用がかかると主張してきたが、この提案には注目すべき反発があった。 昨年夏、政府説明責任局(GAO)が、旧式のF-22を廃棄する空軍の計画に懸念を明らかにした。

 戦術ジェット機以外にも、法案にはB-21レイダー・ステルス爆撃機計画を加速させるための45億ドルが含まれている。 ここ数カ月、この爆撃機の購入を現在の100機という記録的なプログラムを超えて増やす可能性があるという話が高まっている。 これはまた、ノースロップ・グラマンが今月初め、B-21に関して4億7700万ドルの損失を計上したことを受けたもので、「主に製造コストの上昇に関連している」と説明されている。同社は昨年、レイダーで損失約12億ドルを発表したが、これは "マクロ経済の混乱"と"(予測より)高い製造コスト"の組み合わせが原因だった。

 その他、法案にはC-130J増産に4億4000万ドル、EA-37Bコンパス・コールの増産に4億7400万ドルが含まれている。最後に、議員らはV-22オスプレイ・ティルトローター機のナセル改良の加速に1億6,000万ドルを割り当てることを提案している。

 調整法案のF-15EXとF-15Eの部分に戻ると、これらの資金が正確にどのように使われるのか疑問が残る。 特に、F-15EXの生産数と、F-15Eフリートの一部がいつまで退役から保護されるのかが明確でない。しかし、全体で見れば、密接に関連しあう2型式の戦術航空資産の継続的な有用性に関して、議員たちはしっかりと立場を明確にしている。■


F-15 Eagles Win Big In Supersized Defense Spending Bill

Lawmakers want to accelerate F-15EX production and prevent F-15E Strike Eagle retirements as part of a massive $150B increase in defense spending.

Thomas Newdick, Tyler Rogoway, Joseph Trevithick

Published Apr 28, 2025 6:17 PM EDT

https://www.twz.com/air/f-15-eagles-win-big-in-supersized-defense-spending-bill


2025年1月21日火曜日

新電子戦装備EPAWSSを搭載したF-15Eストライク・イーグルが前線部隊へ展開を開始(The War Zone)―これで供用期間を延長する期待がある一方、EXの調達機数が減るのでは米空軍は複雑な気持でしょうね。




An F-15E on a flight line in San Antonio, Texas. The aircraft was recently upgraded with Eagle Passive/Active Warning and Survivability System, advanced electronic warfare system.  

Boeing (Screencap)


レイケンヒース英空軍基地の第48戦闘航空団は、新型イーグル・パッシブ/アクティブ・ウォーニング・サバイバビリティ・システム搭載機材の初の受領部隊となった


空軍のF-15Eストライク・イーグルが、生存性を大きく向上させる新しいレーダー警告と電子戦スイートを装備して部隊に戻ってきた。AN/ALQ-250イーグル・パッシブ/アクティブ・ウォーニング・サバイバビリティ・システム(EPAWSS)は、F-15Eに電子戦の全面的なオーバーホールを提供するが、実用化までに長い時間がかかった。また、ストライク・イーグルの将来的な規模や、最終的に何機のジェット機がアップグレードを受けられるかについても不透明な部分があるが、同じシステムは新型戦闘機F-15EXイーグルIIにも搭載されている。

空軍は1月15日、EPAWSSを搭載した最初のF-15Eが、イギリスのレイケンヒースの第48戦闘航空団に引き渡されたと発表した。一方、ボーイングは、EPAWSSを開発したBAEシステムズからアップグレードを受けたF-15Eがテキサス州サンアントニオから出発する準備をしているビデオをソーシャルメディアで公開した。

「F-15のEPAWSSは、脅威システムを自律的に検知、識別、位置特定し、それらの脅威を拒否、劣化、破壊する能力でパイロットの状況認識を大幅に改善する」と空軍はメディアリリースで述べ、F-15E向けの当初の電子戦装備は、冷戦時代の脅威システムに対抗するため開発されたものだったと指摘した。

A U.S. Air Force F-15E Strike Eagle aircraft arrives at RAF Lakenheath, England Jan. 15, 2025. The F-15E Strike Eagles aircraft are equipped with the Eagle Passive/Active Warning and Survivability System marking the delivery of the first F-15E’s integrated with one of the world’s most advanced electronic warfare suites in the European theater.

2025年1月15日、EPAWSSを装備して英国レイケンヒース基地に到着した米空軍F-15E。. U.S. Air Force Senior Airman Seleena Muhammad-Ali


「EPAWSSは、F-15EストライクイーグルとF-15EXイーグルIIの生存性と殺傷能力を大幅に向上させます。そして、最初の改良がレイケンヒース基地に展開する最前線の戦闘機に提供されることは、さらに重要なことです。「ここまで来るのに長い時間がかかりましたが、このシステムは21世紀の戦闘機部隊にとって不可欠なものです。このシステムは、最大の威力を有する戦闘機を現代の戦いに維持するだけでなく、大国間競争構想における驚異的な抑止力にもなる」。

アップグレードされたF-15Eでは、EPAWSSが古いAN/ALQ-135戦術電子戦システム(TEWS)に取って代わる。標準的なF-15Eの構成と比較して、EPAWSSでアップグレードされた機材は、強化された尾翼支持ビームを備えており、それぞれの先端には丸みを帯びた一対のアンテナフェアリングがある。

2020年、ネバダ州ネリス空軍基地での大規模テストイベント(LFTE)で給油するEPAWSS搭載のF-15E。 新システムに伴い再構成された尾翼支持ビームに注目。  U.S. Air Force/1st Lt Savanah Bray

電磁スペクトルをサンプリングし、脅威を識別し、優先順位をつけ、それに対し妨害リソースを割り当てる設計のEPAWSSについて、製造元が次のように説明している:

「パイロットと航空機に攻撃と防御の両方の電子戦オプションを提供するEPAWSSは、完全に統合されたレーダー警告、ジオロケーション、状況認識、自己防御ソリューションを提供し、信号が密集した競合環境および高度に競合する環境において、地表および空中からの脅威を検出し、打ち負かします。EPAWSSは、高度な電子的対抗手段を備えており、最新の統合防空システムへの深い侵入を可能とし、航空機乗組員を保護するための迅速な対応能力を提供します」。

運用面では、EPAWSSにより、ストライク・イーグルの乗員は、地上および空中からの無線周波数(RF)による脅威について、その種類や位置を含め、タイムリーかつ正確な警告を受けることができます。この強化された状況認識により、乗組員は脅威を回避、交戦、または無効化することができるようになります。EPAWSSは、防衛システムとして乗組員に脅威を警告するだけでなく、これらの脅威を攻撃的に標的化し、対抗策を採用したり、エフェクターの標的を提供したりすることができる。EPAWSSは、赤外線の脅威を検知して対抗するためにも使用できるが、F-15Eに現時点ではミサイル接近警告システム(MAWS)検知器が装備されていないようだ。

EPAWSSの登場には時間がかかったが、それがひどく必要とされていたことは間違いない。1970年代のアナログ技術に基づくTEWSは、少なくとも中国やロシアのようなハイエンド敵対国との紛争で遭遇するかもしれない脅威に直面すれば時代遅れになる長くと考えられてきた。

AN/ALQ-135が導入されて以来、1980年代後半にF-15Eが就役開始した時点で想定されていた性能をはるかに超えている地対空ミサイル(SAM)の普及を含め、防空能力は飛躍的に進歩した。今日、F-15Eが同格またはそれに近い敵との戦闘に臨む場合、非常に長い射程距離、アクティブ電子スキャンアレイ(AESA)技術、対ジャミング能力、高度な機動性を提供する地上ベースの防空脅威に直面する可能性が非常に高い。 格下の敵対国でも、このクラスのシステムを実戦配備している場合がある。

2021年のロシア国防省のビデオに見られるロシアのS-500長距離防空システムの画面キャプチャ。進歩する防空脅威の典型、S-500は少なくとも300マイルの射程を持つといわれている。 Russian Defense Ministry 


オープンアーキテクチャーによって、迅速かつ容易に更新できるようにEPAWSSは設計されている。新たな脅威に対処するための新機能を非常に迅速に追加することができる。

実際、ソフトウェアで定義されているため、将来的にはほぼリアルタイムで新たな脅威(これまでに検知されたことのない脅威も含む)に適応するように設定することも可能かもしれない。

その他の利点として、レガシー機器と比較して、メンテナンス需要の削減や高い信頼性が挙げられる。同時に、EPAWSSは完全デジタル化されたことで、従来より小型・軽量化されている。これにより、チャフやフレア対策用カートリッジの搭載数を増やすことができる。

2019年5月8日、カリフォーニア州エドワーズ空軍基地でのEPAWSSの第1段階試験中、ベネフィールド無響施設で天井から吊り下げられたF-15E。 U.S. Air Force/Ethan “Evac” Wagner


EPAWSSは「今日のコンピューティング、レシーバー、トランスミッター技術の利点を生かし、より迅速でスマートな脅威への対応と、パイロットへ実用的なよりよい情報を提供する」と、プロジェクト開発リーダーで第772試験飛行隊民間作戦部長エド・サバットは、このシステムに関する空軍の以前のプレスリリースで説明している。

将来的には、EPAWSSは協働戦闘機(CCA)ドローンと発射されたエフェクトの統合にとって不可欠なものとなり、最高の戦術的優位性を得るためにドローンをどこに配備すべきかについてインテリジェンスを提供する可能性もある。EPAWSSを搭載したF-15は、電磁的な戦場を遥かに見渡せるため、空中指揮官や「クォーターバック」の役割に適しており、吸い上げたデータをその他プラットフォームと共有できる。

EPAWSSがどのように機能し、どのような脅威を打ち破ることができるのか、その詳細については極秘のままである。

EPAWSSは、レイセオンAN/APG-82AESAレーダーを含む、F-15Eのためのいくつかの重要なアップグレードの一つでもある。また、以前に紹介したAN/ASQ-236ドラゴンズアイ・レーダー・ポッドなど、ニッチな能力も追加されている。新しい武器や武器構成も登場し、ストライク・イーグルの多用途性がさらに高まる。

テストスタンドに設置されたAN/APG-82 AESAレーダー。  Raytheon


EPAWSSは、空軍が将来戦いそうな競合空域環境でのF-15Eの生存性を確保するため基本的なものと考えられているが、将来のストライク・イーグルがどのようなるかは明らかではない。

昨年夏、F-15E部隊の半分以上を今後数年で廃棄処分するという空軍の計画を阻止しようとする議員の努力について報告した。空軍は、将来の近代化計画のためのリソースを確保するために、古いF-15Eを退役させる必要があると主張しているが、議員たちは、これが実現した場合、利用可能な戦術機数が減少することを懸念している。

現在、空軍は218機のF-15Eを保有している。うち119機は、約23,500ポンドの推力を発生するプラット・アンド・ホイットニー製F100-PW-220ターボファンエンジンを搭載している。残りの99機は、より強力なF100-PW-229を2基搭載しており、各エンジンの推力は29,000ポンドである。空軍は、-220エンジンを搭載したF-15Eを2028年度末までにすべて退役させることを望んでいた。

A U.S. Air Force F-15E Strike Eagle from Royal Air Force Lakenheath's 494th Fighter Squadron returns to formation after receiving fuel from a KC-135 Stratotanker from the Fairchild Air Force Base's 92nd Aerial Refueling Squadron, over the U.S. Central Command area of responsibility, May 2, 2024. The U.S. Air Force is globally postured to protect and defend freedom of coalition allies and regional partners within the U.S. Central Command area of responsibility to maintain peace and stability across the region.

2024年5月2日、米中央軍責任地域上空で燃料を受け取り編隊に戻るレイケンヒース空軍第494戦闘飛行隊の米空軍のF-15E。U.S. Air Force Photo/Staff Sgt. Devin Rumbaugh


直近では、2024会計年度国防授権法により、空軍は2029会計年度末までに68機以上のF-15Eを退役させることが不可能になった。 以前は、99機のF-15E(F100-PW-229エンジンを搭載した機体)がEPAWSSを取得すると報告されていたが、新しい法律でその数が増える可能性がある。

2024年4月、F-15Eはイスラエルに向かう70機以上のイランの無人機を撃墜した。

EPAWSSは既存のF-15Eに後付けされる一方で、より先進的な新型のF-15EXイーグルIIにも、製造が進むにつれて装備されている。 しかし、F-15EXの機体数は、少なくとも144機という当初の計画から削減され、現在では98機にとどまる見込みである。F-15EXのEPAWSS能力は、コックピットの大型ディスプレイでさらに強化され、脅威の視覚化が向上している。

F-15EX has been put through its paces by testers in Eglin AFB to prepare it for service.

フロリダ州エグリン空軍基地でテストを受けるF-15EX。 Jamie Hunter Jamie Hunter


どれだけのF-15EがEPAWSSを受けるかはまだわからないが、新装備に改修され部隊に戻ってきたF-15Eは、空軍で最も需要の高い戦術的資産となるだろう。防空体制の脅威がますます多様化、複雑化し、予測不可能になる中、EPAWSSは、アップグレード機材と新造F-15EXが、今後何年にもわたり効果的であることを保証する。■


F-15E Strike Eagle With New EPAWSS Electronic Warfare Suite Heads To Frontline Unit

The 48th Fighter Wing at RAF Lakenheath in England is the first recipient of the sophisticated Eagle Passive/Active Warning Survivability System.

Thomas Newdick

https://www.twz.com/air/f-15e-strike-eagle-with-new-epawss-electronic-warfare-suite-heads-to-frontline-unit


2024年11月16日土曜日

F-15Eパイロットが10月のイランからの攻撃への迎撃体験を語る。イランのドローンにミサイルを打ち尽くし、銃への切り替えを余儀なくされた(The War Zone)

 





F-15E Drone hunting Iranian attack  

Dawn M. Weber/U.S. Air Force


F-15Eの乗組員の話は、その夜、数時間のうちに70機以上のイランの無人偵察機を撃墜した乗組員多数の経験のひとつだ


F-15Eストライク・イーグルが搭載する空対空ミサイルを使い果たしてイスラエルに向かうイラン無人機を撃墜した後、乗組員はもう1機を狙うことにした。利用可能なあらゆる武器を使用するよう命じられ、パイロットのベンジャミン・"アイリッシュ"・コフィー少佐と武器システム士官(WSO)のレイシー・"ソニック"・ヘスター少佐は高度と速度を落として、低空でゆっくり飛行するドローンに接近した。コフィーとヘスターはドローンをほとんど見ることができなかったが、ストライク・イーグルの20mmガトリング砲を放った。

 発射速度は速いものの、ガトリングガンはドローンを取り逃がしたとコフィーはCNNに語った。

 「地形が突進してくるのを感じ、自分がどんどん地面に近づいていくのを感じた」とコフィーはCNNに語った。「再挑戦するにはリスクが高すぎた」。

 小さく、低く、ゆっくりと動く標的に対して搭載銃を撃つことは、多くの人が思っているよりもはるかに危険なのだ。スピードと交戦力学が関係するため、制御された飛行で下方の地面に突っ込むだけでなく、撃墜しようとしている対象そのものに突っ込んでしまうこともある。また、手榴弾のような弾が比較的広い範囲で地表に衝突し、罪のない人々を死に至らしめる危険性もある。夜間に行うのは、まったく別のレベルの危険性がある。

 コフィーとヘスターが銃に頼らざるを得なかったことは、F-15Eに搭載されているような高度なレーダーさえも回避できる、安価で洗練されたドローンに対して、大規模な空中攻撃を撃破し、数百万ドルの高度な兵器を使用することの難しさを物語っている。


2024年11月5日、米中央軍責任地域上空でKC-135ストラトタンカーの後方を飛行する米空軍F-15Eストライクイーグル。 (米空軍撮影)

 長距離飛行が可能な武装ドローンは、ウクライナや中東全域でどこにでもある存在になった。一方、イランの無人機を追い詰める戦闘機パイロットたちは、イランの猛攻を前に練習の時間があまりなかったと、ストライク・イーグルのパイロット、ティモシー・"ディーゼル"・コーシー中佐はCNNに語った。

 ドローンは「敵にとって低コスト、低リスクの兵器だ。「敵は大量のドローンを送り込むことができ、我々は民間人を守り、同盟国を守るためドローンと交戦しなければならない。我々はまだ大規模な練習を始めていなかった」。

 「私たちが『発見、固定、追跡、照準、交戦』と呼んでいるものです」とコフィーは説明する。「最高のレーダーは、私たちの後ろにあるこの飛行機に搭載されていますが、これらの(無人機を)見つけるための能力が存在するかどうかさえ、本当に誰にもわからなかったのです」。

 結局のところ、英国レイケンヒース空軍基地とノースカロライナ州のシーモア・ジョンソン空軍基地を拠点とする部隊から前方配備されたF-15Eが、4月13日と14日に70機以上のイランの無人機を撃墜する上で大きな役割を果たした。 

 イランとイエメンのフーシ支配地域から発射された300発のミサイルと無人機に対する防衛は、空軍が「ここ50年以上で最大の空対空敵交戦 」と呼ぶものとなった。連合軍とイスラエルは、飛来した武器のほぼ99%を破壊した。


米空軍写真/デヴィン・ランボー二等軍曹


 第494飛行隊の指揮官コーシーは、チームの成功を集中力の持続のおかげだと語った。

 「私たちは皆、コールし、撃ち、ターゲットが破壊されたことを確認してから、皆の安全を守るために達成しなければならない次のタスクに移るという実行リズムに入った」とコーシーは語った。

 イスラエルに向かう脅威を排除する努力の範囲と課題は、空軍の指導者たちにも理解されていた。

 今週初め、英国のレイケンヒース空軍で行われた表彰式で、コフィーとヘスターは、戦闘における勇猛果敢な行動に対して贈られる3番目に高い栄誉である銀星勲章を授与された。ヘスターは空軍で同賞を授与された初の女性となった。

 銀星章は、「イスラエルに対する前例のない大規模な攻撃において、連合軍を指揮する空挺任務指揮官としてイランの攻撃を撃退した勇敢な行動に基づいて授与された」と空軍は述べている。


 同チームは、「航空機に深刻な緊急事態が発生したにもかかわらず、また、敵からの敵対的な砲撃により遠征基地が被害を受けかねない状況下にもかかわらず、夜通し何度も敵と交戦した」と空軍は説明している。

 「一方向攻撃型)ドローンが何機見えるか、情報によって予想される数は示されていたが、それでも全部見えたのは驚きだった」とヘスターは語った。

2024年11月12日、英国レイケンヒース空軍基地で行われた銀星章授与式で、銀星章を授与された米空軍第494戦闘飛行隊F-15E兵器システム・オペレーターのレイシー・ヘスター少佐は、同僚の勲章受章者から祝福を受けた。 (米空軍撮影:オリビア・ギブソン上等空兵)

 コフィーは、このミッションで判明した課題と、チームがどのように連動したかを説明した。

 「パイロットが空対空レーダーを作動させ、(彼らが)地面に激突せず、エレメント・リードにも激突しないようにし、(我々が)採用し、別のデータ・ポイント、また別のデータ・ポイント、また別のデータ・ポイントを取得し始める」と彼は説明した。


2024年11月12日、レイケンヒース空軍基地での式典で、第494戦闘中隊F-15Eパイロットのベンジャミン・コフィー少佐に銀星章を授与する在ヨーロッパ米空軍-アフリカ空軍司令官ジェームズ・ヘッカー米空軍大将。 (米空軍撮影:Seleena Muhammad-Ali 上等空兵)


 また、在ヨーロッパ米空軍(USAFE)、アフリカ空軍(AFAFRICA)、NATO連合空軍司令部の責任者であるジェームズ・ヘッカー空軍大将は、6つの勇士勲章付き殊勲飛行十字章、4つの戦闘章付き殊勲飛行十字章、4つの殊勲飛行十字章、2つの青銅星章、7つの航空・宇宙表彰メダル、7つの航空・宇宙功績メダルを授与した。

 式典で表彰された他の搭乗員は、「その夜、何度も活発な防空システムによる交戦や破片の落下に満ちた複雑で危険な空域をF-15Eで飛行し、任務に献身的に取り組んだ」として、殊勲十字章を授与されたと空軍は記している。

 弾道ミサイルやペイトリオット・エフェクターが頭上を飛び交い、破片が落下しているにもかかわらず、航空機を飛行させ続けた地上要員にも勲章が贈られた。

 空軍によれば、その夜、飛行士66人で代表される第494戦闘機発生中隊(FGS)は、「頭上の敵目標を破壊する活発な基地防衛を背景に、6機の警戒機スクランブルを含む14機のF-15Eを出撃させた」。

 クレイトン・ウィックス作戦監督官とティモシー・アダムス曹長は、その夜、第494FGSの監督主任として、戦闘における英雄的または功労的な軍人に授与される米軍の勲章である青銅星章を授与された。

 「チームがいかにうまく機能していたかを考えると、今でも寒気がする」とアダムスは言う。 「私はその要ではなかった。 無線を持っているだけで、作戦と整備をつなぐノードだった。それを実現させたのはチームです。 APG(航空機整備)ドライバー、武器チーム、POL(燃料)、全員が協力し合い、走らず、ホースを落とさず、ただパニックに陥らず、自分の命は心配しなかった。それを誇りに思わないわけがない」。

 「私たちの飛行士たちは、一方的に攻撃してくる無人航空機やミサイルの弾幕からイスラエルを守るため、連合軍パートナーと立ち向かった」とヘッカーは語った。「我々の航空兵の活躍は、米空軍が進化する脅威に対応し、打ち負かす準備ができているかを示している」。■


F-15E Pilot Recounts Having To Switch To Guns After Missiles Ran Dry During Iranian Drone Barrage

The F-15E crew's story is one of many that night, with the type swatting down over 70 Iranian drones in a matter of hours.

Howard Altman

https://www.twz.com/air/f-15e-pilot-recounts-having-to-switch-to-guns-after-missiles-ran-dry-during-iranian-drone-barrage


2023年3月19日日曜日

米空軍のF-15Eを半減する計画。各方面で重宝される機材で、迎撃任務までこなしているのに半減。ますます気になるF-15EXの配備先。

 F-15E Strike Eagle Fleet To Be Slashed By Over Half: Report

USAF


計画では、米空軍は、F-15Eで推力が低い機体から退役させるとあるが、同機には安定した需要がある



新報告によると、アメリカ空軍は、すでに小規模になっているF-15Eストライクイーグル部隊を、10年末までに約54%削減すると検討している。F-15Eは、速度、航続距離、積載量、乗員数、その他の能力が非常に優れているため、最も需要のある戦術ジェット機の一つであるにもかかわらず、このような事態を招いている。

 Aviation Weekは昨日、空軍が2028会計年度までに218機のF-15Eを119機へ削減する検討をしていると最初に報じ、同軍の幅広い将来の戦力構成と支出の優先順位を入手したとする情報を引用した。The War Zoneは、これを確認するため空軍に連絡を取り、F-15Eフリートに関する空軍の計画についてより多くの情報を得た。



アメリカ空軍のF-15Eストライクイーグルが並ぶ。アメリカ空軍


119機のF-15Eは、Pratt & Whitney F100-PW-220Eターボファンエンジン2基を搭載し機体で、各エンジンの推力は約23,500ポン。残る99機は、より強力なF100-PW-229を搭載し、1基あたり推力は29,000ポンドだ。F100-PW-220E搭載機は、ストライク・フリートの中でも古い部類に属し、1988年に初めて就航した。


地上試験で稼働中のPratt & Whitney F100-PW-229ターボファンエンジン。アメリカ空軍


F-15Eは、コンフォーマルフューエルタンクを搭載し、戦術機で最大の航続距離と積載量を誇る。新しいB61-12核重力爆弾を含む、空軍の航空発射精密誘導弾とスタンドオフ弾の大部分を運用できる。各種の武器を一度に多数搭載できる。また、主翼や胴体下に大型の弾薬用のスペースがあり、将来の極超音速ミサイルやその他新兵器のプラットフォームとなる可能性もある。

 さらに、F-15Eはセンサーや自己防衛能力も高いのが特徴だ。現在進行中のアップグレードプログラムにより、F-15Eには高性能なAN/APG-82(V)1アクティブ電子スキャンアレイ(AESA)レーダーが搭載された。空軍は、これらの航空機にイーグル・パッシブ/アクティブ警告・生存システム(EPAWSS)を追加するプロセスを進めている。

 また、ここ数年、F-15Eのミッションセットに電子戦を含める話も出ている。海軍の次世代ジャマーのポッド型ファミリーのバリエーションや派生型をストライクイーグルに搭載する可能性が出てきた。さらにEPAWSSで自己防衛を超えた素晴らしい、拡張可能なEW能力を与えることになる。

 重い荷物を積んでも、ストライクイーグルはかなりのスピードと航続距離を持ち、前方展開の場所から戦域全体の不測の事態に比較的迅速に対応する能力がある。F-15Eは、過去20年間、アフガニスタン、イラク、シリア、リビアなどの戦闘で、能力を日常的に発揮してきた。2021年のアフガニスタンからの米軍最終撤退でもカバーた。

 今日に至るまでストライクイーグル飛行隊6個のうち1つがほぼ常に中東に配備され、必要な場合に備えている。F-15Eは、ここ数年、シリアにいる米軍とそのパートナーへの攻撃で重要な抑止力となっている。特に同国での作戦の過程で、敵対する地上部隊と交戦し、イランの無人機を撃墜してきた。

 本日、米中央軍のマイケル・"エリック"・クリラ陸軍大将は、上院軍事委員会で、シリアにおけるロシア空軍の攻撃的かつプロらしからぬ行動が「著しく急増」していると明らかにした。これには、米軍を基地上空を、完全武装したロシア軍機が最近飛行したことも含まれる。この情報開示は、ロシアのSu-27フランカー戦闘機の1機が黒海上空で空軍のMQ-9リーパー無人機と衝突し、後者の航空機が墜落したわずか2日後のことだ。

 F-15Eパトロールもヨーロッパに前方展開しており、インド太平洋地域にも定期的に展開している。各機は大規模演習に参加し、これらの地域で発生する重大な危機に米軍が対応する能力を強化している。

 このようなことから、5年でストライク・イーグルの半数を失った場合、空軍はどう補うつもりなのか、という疑問が湧いてくる。

 空軍が過去に提案し、The War Zoneが詳細に調査した、F-15Eを新しいF-15EXイーグルIIで再編することが、可能な行動であった。ちょうど昨日、空軍参謀長であるチャールズ・Q・ブラウン空軍大将が、毎年開催されるMcAleese Defense Programs Conferenceでの発言で、ストライクイーグルとイーグルIIは「同様の能力」を備えていると述べたとAir and Space Forces Magazineが伝えている。外見こそ似ているが、ボーイングが現在生産しているF-15で最も先進的な機体として宣伝しているイーグルIIは、実際にはストライクイーグルより能力が高いということを指摘しておく必要があろう。

 約2年前、ブラウン大将は戦術機群を最終的にF-35A統合打撃戦闘機、F-16C/Dバイパー、F-15Eストライクイーグル、F-15EXイーグルII、そして次世代航空支配(NGAD)計画で開発する第6世代戦闘機の4種類のみに縮小する計画を発表した。

 しかし、F-15EXプログラムはここ1年ほどで流動的になっている。今出てきている空軍の計画規模は、当初想定から大幅に縮小されている。

 空軍は2024会計年度にさらに24機のイーグルIIを購入することを検討しており、その場合、計画されている機材の総数は104機となる。これは、昨年空軍が検討していると言っていた80機体制より多いものの、当初購入するとしていた144機体制には及ばない。

 昨日のAviation Weekの記事では、空軍は2025会計年度にさらに24機のジェット機を発注することを検討しているが、これがイーグルIIの最終購入になると述べている。これにより、F-15EXの予想規模は128機となるが、追加分のイーグルIIがどこに行くかは不明である。

 現在のところ、104機のF-15EXは、国土防衛を任務とする空軍州兵部隊に配属中のF-15C/Dイーグルと交代するのに十分な規模だ。空軍はまた、現役のF-15C/D装備部隊の閉鎖を進めている。空軍は、旧型イーグルの退場で生じるギャップを、新型F-35Aジョイントストライクファイターが埋めると期待すると述べてい る。


 しかし、空軍は、昨年まで日本の嘉手納基地に配備されていたF-15C/Dの2機を直接置き換えるために、F-35A飛行隊を立ち上げる計画や、他の機体を装備する計画をまだ発表していない。つまり、24機のイーグルIIは、最終的に嘉手納基地に配備されていたイーグルの代わりとなる可能性がある。The War Zoneでは、F-15EXの購入拡大の可能性としてこのことを取り上げている。太平洋空軍の指導者も興味を示している。

 また、ストライクイーグル部隊に引き渡される可能性もあるが、F-15Eフリートの旧半数の損失を補うには十分ではないはずだ。この他にも、1月にThe War Zoneが報じたが、イギリスを拠点とするストライクイーグルは、同地域のF-15C/Dユニットの損失を補うため、特徴的なコンフォーマル燃料タンクなしで空対空任務で運用されている例もある。

 F-35Aが退役分のイーグルの代替機として到着し始めたことを考えると、英国のF-15Eがいつまで空対空任務に就くかは不明だ。ともあれ、ストライク・イーグルの任務が重くのしかかり、本来の攻撃任務から遠ざかっていることを物語っている。

 さらに、F-15Eを削減し、F-15EXを切り捨てることで、非常にニッチ部隊が2つ生まれ、訓練やロジスティクスの問題を本質的に抱えることになる。両機種をサポートするために、空軍は2つの独立ユニットを運営し、それぞれおよそ100機のジェット機を持つ2つ地域に訓練パイプラインを提供することになる。

 空軍は現在、F-15C/DやA-10のような戦術機を含む多くのレガシー機を今後数年で処分し、次世代型やその他の高性能機材で代替しようとしている。フランク・ケンドール空軍長官は今月、200機のNGAD戦闘機と、今後数年間でF-22ラプターをすべて退役させる別の計画に合致する1,000機の共同戦闘機(CCA)の最初のトランシェを含む将来部隊を計画していると明らかにしたばかりだ。

 空軍はCCAを、乗員付きプラットフォームと密接に連携することを目的とした、高度な自律性を持つ比較的低コストのドローンと大々的に説明している。空軍は、CCAはまず空対空任務が期待されると述べているが、将来は確実に攻撃任務に使用されるはずだ。空軍は、他の先進的な空中攻撃能力を公に探っており、機密領域でさらなる研究が進んでいる可能性がある。



General Atomics社のGambitファミリーの様々な先進的なドローンを描いたアートワークで、そのうちの1つが空対空ミサイルを発射しているところを見ることができます。GA-ASI GA-ASI


CCAがどう使われるのか、最終的な運用コンセプトはまだ固まっていない。1,000CCAという数字は、200機のNGAD戦闘機と300機のF-35Aに、それぞれ2機のドローンを組み合わせた場合のものであることが注目に値する。F-15EとF-15EXは、少なくとも現時点では、その協力関係の方程式に含まれていないようだ。

 全体として、F-15Eを大幅削減するとの決定は、空軍がレガシータイプを切り離すために動いているように見える速さから生まれる疑問を加えている。今後数年間の新機種購入は、少なくとも今のところ、かなり控えめなものになりそうだ。空軍は、この過渡期に主要任務を遂行するために、最小限の部隊構成と人員を維持する必要がある。

 どのような削減と同様に、議会は今回もF-15Eを削減する空軍を阻止しようとするだろう。議員たちは、航空機だけでなく、艦艇他のシステムの処分も定期的に阻止できるし、実際に阻止している。

 しかし、計画が許可されれば、多用されている同機が今後数年で劇的に縮小されることになる。■


F-15E Strike Eagle Fleet To Be Slashed By Over Half: Report

BYJOSEPH TREVITHICK|PUBLISHED MAR 16, 2023 6:18 PM

THE WAR ZONE