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2026年7月9日木曜日

「マリーンワン」大統領専用ヘリ運用:ホワイトハウスにヘリポート建設し(これまでなかった)、新型VH-92がいよいよWHへ乗り入れると、ベテランVH-3は退役へ

 

ホワイトハウスの新設ヘリポートでVH-92「ペイトリオット」運用が可能となり、VH-3D「シーキング」はついに退役へ

VH-92 Patriot Getting Granite White House Helipad Will Finally Allow VH-3D Sea King To Retire


永年にわたりホワイトハウスの芝生に着陸してきた「マリーン・ワン」だが、今後はヘリポートで運用される。トランプによると、設置費用はVH-92の製造会社が負担するという

https://www.twz.com/air/vh-92-patriot-getting-granite-white-house-helipad-will-finally-allow-vh-3d-sea-king-to-retire


President Donald Trump announced that he will build a granite helipad on the South Lawn to protect it from the intense exhaust heat and rotor wash of the VH-92A "Marine One" helicopter.

(写真 © 2026 PLANET LABS INC. 全著作権所有。許可を得て転載)

高司令官がホワイトハウスのサウス・ローンの芝生を歩き、ヘリコプター「マリーン・ワン」に乗り込む光景は遠い記憶となる。ドナルド・トランプ大統領は本日、自身や副大統領、家族、そして側近たちを国内外で送迎する新型VH-92Aペイトリオットヘリコプターから発生する激しい排気熱やローターウォッシュから庭を保護するため、花崗岩製ヘリポートを建設するよう命じたと述べた。衛星画像や地上からの画像によると、ヘリポート建設はすでに本格的に始まっている。

さらに、大統領はヘリポート設置費用は、VH-92Aを製造するロッキード・マーティン傘下のシコースキーが負担すると付け加えた。ホワイトハウスがサウス・ローンにヘリポートを建設中であると『ウォール・ストリート・ジャーナル』が最初に報じた。

WASHINGTON, D.C. - June 30: Construction at the future site of a helipad on the South Lawn of the White House on Tuesday, June 30, 2026 in Washington, D.C. (Photo by Al Drago/For The Washington Post via Getty Images)

2026年6月30日(火)、ワシントンD.C.のホワイトハウス・サウス・ローンにある、将来ヘリポートとなる予定の場所での建設作業の様子。(写真:アル・ドラゴ/『ワシントン・ポスト』提供、ゲッティイメージズ経由) ワシントン・ポスト

「50年間、芝生にヘリコプターを着陸させてきた」と、トランプは本日ホワイトハウスで記者団に語った。「芝生は濡れていて、ぬかるんでいる。それに、『マリーン・ワン』は製造から約40年が経過している。」

現在この任務に使用されている老朽VH-3Dは、今年中に完全退役する予定だ。しかし、海兵隊は、高温および/または高高度環境下での運用に特に適していることから、VH-60Nは少なくとも2030年までは運用を継続する見込みだ。

VH-92Aは「旧型機に比べて約2.5倍の出力がある」と、同大統領は説明した。「芝生に着陸すると、芝生が変色するだけでなく、引き抜かれてしまうのだ。」

Marine Helicopter Squadron One (HMX-1) runs test flights of the new VH-92A over the south lawn of the White House on Sept. 22, 2018, Washington D.C. (U.S. Marine Corps photo by Sgt. Hunter Helis)

2018年9月22日、ワシントンD.C.のホワイトハウス南庭上空で、海兵隊第1ヘリコプター飛行隊(HMX-1)が新型VH-92Aの試験飛行を行っている。(米国海兵隊、ハンター・ヘリス軍曹撮影) ハンター・ヘリス軍曹

この問題は、VH-92Aの運用配備の遅延につながった。

「これはちょっとした計画ミスだった」とトランプは説明した。「それでヘリコプターが着陸したところ、芝生の半分がオーバルオフィスの正面玄関の前に転がっていた。残りはあちこちに散らばっていた。」

芝生は焦げていたとも、トランプは付け加えた。

「誰もが『ホワイトハウスに着陸する必要がある時は古いヘリコプターを使い続け、それ以外の用途に新しいヘリコプターを使う』と言った。それはかなり高価な話だ。自分の会社ならそんなことはしない。」

トランプはVH-92を製造するシコースキーが、推定500万~600万ドルの建設費用を負担すると述べた。

「なぜだか分かるか?」とトランプは自問自答するように叫んだ。「なぜなら、彼らはこのヘリコプターがどれほど強力かを私たちに伝えていなかったし、少し罪悪感を感じていたからだ。」

海外への飛行において、VH-92がどのように運用されるかについては、同様の問題がどのような影響を与えるかは不明だ。というのも、そうした旅程では広い野原を着陸地点に使用することは珍しくないからだ。

トランプは、このプロジェクトのスケジュールに言及せず、建設工事を行う企業名も明かさなかった。ロッキード・マーティンがトランプが明らかにした寄付額を確認した。

「この寄付は、国立公園局の非営利団体『ナショナル・モール・トラスト』に対して行われたものです」と、ロッキード・マーティンの広報は声明で述べた。「連邦政府との関わりは、厳格な倫理およびコンプライアンス基準に基づき関連する法律および規制に完全に準拠して行われています。」

「VH-92Aペイトリオットは、安全性、セキュリティ、信頼性で世界的に知られる、誰もが認める愛国的な資産です」と、シコースキーの広報は述べた。「このヘリコプターは、世界中で最高司令官を支援する『失敗が許されない任務』にさらなる能力をもたらします。また、現在の大統領専用ヘリコプターに比べ、性能が向上し、維持管理コストと時間を削減します。」

注目すべきは、トランプが数十年にわたりシコースキー製ヘリコプターの法人顧客であり、その性能と信頼性を称賛してきたことであり、自身の法人所有機には複数のS-76が配備されている。

シコースキーが費用を負担することを知ると、トランプは花崗岩を採用することに決めたと述べた。

「美しいものにしよう。ただのコンクリートに白く塗っただけのものにはするな」と彼は宣言した。「これは見事な出来だ。ホワイトハウスの紋章があり、鷲の彫刻も美しく、才能ある人々によって花崗岩から彫り出されたものだ。そして、着陸するのは花崗岩だ。これは我々が好む中で最も強靭な石材だ。」

トランプは、ヘリポートが『マリーン・ワン』に使用されていない際は、イベントや記者会見に利用できると示唆した。大統領はまた、ヘリポートが完成すれば、「45年も使用してきたヘリコプターをようやく退役させることができる」と述べた。

A U.S. Marine stands at ease next to a VH-60N Whitehawk executive transport helicopter as Air Force One lands at Buckley Air Force Base, Colo., April 24, 2012. President Obama is visiting the University of Colorado at Boulder to talk to students about a looming spike in student loan interest rates.

2012年4月24日、コロラド州バックリー空軍基地にエアフォース・ワンが着陸する中、米海兵隊員がVH-60Nホワイトホーク大統領専用輸送ヘリコプターの横で直立不動の姿勢をとっている。(写真:ウォルフラム・シュトゥンプフ技術軍曹) ウォルフラム・シュトゥンプフ上級軍曹

ホワイトハウスの芝生損傷だけが、VH-92Aを唯一の大統領専用ヘリコプターとして運用するのを遅らせた問題ではなかった。通信システムの問題は、本来なら数年前に運用開始されるはずだったこれらのヘリコプターが、運用開始に至るまでの長い道のりで克服しなければならなかった障害の一つであった。

12億4000万ドルの契約を獲得したシコースキーは、2024年8月19日、23機目にして最後のVH-92A「ペイトリオット」を海兵隊に引き渡した。同日、当時のジョー・バイデン大統領は、この機体で初の大統領専用機としての飛行を行った。

US President Joe Biden and First Lady Jill Biden step off of Marine One, the new model Sikorsky VH-92A, upon arrival at Soldier Field Landing zone in Chicago, Illinois, on August 19, 2024. President Biden is delivering the keynote address at the Democratic National Convention opening night. (Photo by Brendan SMIALOWSKI / AFP) (Photo by BRENDAN SMIALOWSKI/AFP via Getty Images)

2024年8月19日、イリノイ州シカゴのソルジャー・フィールド着陸地点に到着したジョー・バイデン米大統領とジル・バイデン大統領夫人が、新型シコースキーVH-92A「マリーン・ワン」から降りる様子。(写真:ブレンダン・スミアロウスキー/AFP) ブレンダン・スミアロウスキー

米海兵隊は2021年12月にVH-92Aの初期作戦能力(IOC)を達成し、HMX-1は2022年に新型機を用いた作戦任務を開始した。

トランプのヘリポートに関する宣言は、旧東翼を新しい舞踏場兼軍事センターへと改装している最中に出されたものだ。なお、トランプは当初、このプロジェクトの費用は4億ドルで、民間寄付で賄われると述べていたが、結局、政権側は米国シークレットサービスのため10億ドルの新規資金議会に要請することになった。その資金のうち、2億2000万ドルが当該施設に充てられる一方、残りはホワイトハウス複合施設周辺の警備強化に向けたその他の取り組みに充てられる予定だ。この支出計画は現在、法的な争いの渦中にある

このプロジェクトに関する当メディアの記事では、トランプが新建屋の屋上を新たなヘリポートとして使用するかどうかという疑問を提起した。

その記事より:「イースト・ウィングが取り壊されて間もなく、本誌はホワイトハウスに対し、ボールルームの屋上が『マリーン・ワン』のヘリポートとして機能するか問い合わせた。この問い合わせは、 新型VH-92A『マリーン・ワン』ヘリコプターの着陸場所問題に端を発するものだ。回答は得られなかったが、 今週、この問題を理由にホワイトハウスがヘリコプター着陸場の建設を検討しているというニュースが報じられた。舞踏場がこの役割を果たせるか、あるいは少なくとも代替の着陸場所として利用できるかどうかは、完全には明らかではない。

WASHINGTON, DC - MAY 19: U.S. President Donald Trump speaks to the media alongside posters of his proposed White House ballroom amid construction at the White House on May 19, 2026 in Washington, DC. The Senate parliamentarian ruled this week that taxpayer funds in the budget reconciliation package cannot be used for a $1 billion provision intended to fund security for Trump’s White House ballroom. (Photo by Chip Somodevilla/Getty Images)

2026年5月19日、ワシントンD.C.のホワイトハウスで、建設工事の真っ最中、ドナルド・トランプ米大統領が、自身が提案したホワイトハウス舞踏場のポスターを背景にメディアの取材に応じている。(写真:Chip Somodevilla/Getty Images) Chip Somodevilla

また、ヘリポートが設置される予定の整然と手入れされた芝生は、トランプ氏の80歳の誕生日に開催されたUFCの試合のための仮設設備ですでに損傷を受けていたため、ヘリポート設置のタイミングとしては理にかなっている。

花崗岩のヘリポートがいつ稼働開始するかは定かではないが、おそらく今年夏だろう。これはトランプがホワイトハウスの敷地に残したまた一つの足跡ではあるが、何よりもまず、これによりVH-92が「マリーン・ワン」の主力ヘリコプターとして本格的に導入され、長年活躍してきたVH-3D「シーキング」が、ついに完全に退役することになる。■

ハワード・アルトマン

シニア・スタッフライター

ハワードはTWZのシニア・スタッフライターである。彼は紛争について頻繁に執筆しており、特に中東やウクライナに焦点を当てているほか、世界中の軍・諜報当局者や業界リーダーへのインタビューも行っている。彼は、米中央軍および米特殊作戦司令部の本拠地であるフロリダ州タンパ近郊に住んでいる。

2025年2月10日月曜日

VH-92ペイトリオットが当初計画より10年遅れマリーンワン任務を完全に引き継ぐ(The War Zone)

 


The U.S. Marine Corps transition to the VH-92A Patriot as its only helicopter for use in the "Marine One" role shuttling the president, the vice president, their families, and their closest advisors around at home and abroad, is still underway and now we know it won't be done till 2030, at the earliest.  

USMC



大幅に遅れたものの、VH-92はマリーンワンの役割を完全に引き継ぐことになったが、実現は計画より7年遅れることになった

海兵隊は、大統領、副大統領、その家族、そして最も親しいアドバイザーたちを国内外に送り届ける「マリーン・ワン」用ヘリコプターとして、VH-92Aペイトリオットへの移行を進めている。これは、同機の投入開始を目指した最終計画より7年遅い。

 現在使われている老朽化したVH-3Dは、来年には完全退役することになっている。VH-60Nは高温・高高度環境での運用に適しているため、少なくとも2030年までは飛行し続ける。2021年に公表された既存の計画では、海兵隊は2023年までにVH-3DとVH-60Nをすべて廃棄すると宣言していた。

 今日発表された海兵隊の新しい航空計画では、海兵隊第1ヘリコプター飛行隊(HMX-1)に配属されている大統領専用ヘリコプターの新情報が含まれている。


HMX-1に配属されたVH-3D。 USMC


2025年度航空計画には、VH-3DやVH-60Nが現在何機就役しているかは書かれていない。米海兵隊が最後の航空計画を公表した2022年時点では、HMX-1には11機のVH-3Dと8機のVH-60Nが配備されていた。米海軍は海兵隊と協力し、2024年8月に23機目となる最後のVH-92の引き渡しを受け入れた。ジョー・バイデン前大統領は同月、アメリカの国家元首として初めてペイトリオットに搭乗した。

 同上の2025年航空計画によると、海兵隊は2021年12月にVH-92Aの初期運用能力を宣言し、HMX-1はホワイトハウスでの試運転イベントを経て、2022年に運用任務への導入を開始していた。

 「HMX-1には現在10機のVH-92Aが配備されており、任務をサポートしている」。

 23機のVH-92Aのうち2機は試験専用機として知られている。HMX-1が最終的に16機しか運用しないのであれば、残りの5機がどうなるかは不明である。 本誌は海兵隊に問い合わせている。

 とはいえ、「HMX-1はVH-3DとVH-60Nのレガシー機材からVH-92Aへの順次移行を進めている。「VH-3DとVH-60Nの)両機は耐用年数延長プログラムを経ており、VH-92Aへの完全移行まで任務をサポートするのに十分な飛行時間がある。既存機体は、機体稼働時間の限界に達し、VH-92Aが任務を担うようになるに従い退役していく。VH-3Dは2026年まで使用される。VH-60Nは、高温環境下でのユニークな能力により、2030年まで使用されて完全に退役する予定である」。


駐機中のVH-60Nと背後を飛行するVH-92A。 USMC


 一般にヘリコプターは、高温や高高度にで性能が低下する。そのため、特に高温・高高度性能に優れたタイプは、そうでないタイプに比べて、明確な優位性を発揮する。VH-60Nは長年にわたり、アフガニスタン、ソマリア、さらにはスイス・アルプスなど、関連地域への大統領の訪問をサポートする姿が定期的に目撃されている。

 VH-60Nの少なくとも一部が2030年まで保有されるのは、特にそのホット&ハイ性能のためであるが、新型ヘリコプターが現在その必要性を十分に満たせない場合、VH-92がその必要性を十分に満たせるかどうかについては疑問が残る。

 「VH-3DもVH-60Nも、現在のところ大きなアップグレードは予定されていない。「しかし、飛行隊がVH-92Aに完全移行するまでは、残存するレガシー機の運用性を確保するため、通信システムの小規模なアップグレードが必要になるかもしれない」。

 通信システムの問題は、VH-92Aが運用開始までの長い道のりで乗り越えたハードルのひとつだった。シコースキーは2014年、VH-3DとVH-60Nの後継機として再競争を勝ち抜いた。その後、ロッキード・マーチンのVH-71ケストレル(英アグスタ・ウェストランド社(その後レオナルド社に吸収)のAW101の派生型)が、遅延とコスト増のために中止された。ロッキード・マーチンはその後、シコースキーを買収した。

 VH-92Aの運用には、マリーンワンのミッションに不可欠な、極めて信頼性の高い安全な通信以外にも問題があった。特に、ヘリコプターの排気システムがホワイトハウスの芝生を焦がす問題があった。この特別な問題を修正または軽減するために排気システムに変更が加えられたかどうかは不明である。

 先週金曜日に発表された国防総省の運用試験評価局長室(DOT&E)によるVH-92プログラムに関する最新の年次報告書によると、24年度に実施されたVCD(欠陥是正の検証)運用試験では、30点の未解決の欠陥が適切に是正され、1つは標準運用手順の変更によって緩和され、1つはシステム設計に関するWHMO(ホワイトハウス軍事事務所)の方針変更により該当しなくなっていることが判明した。DOT&Eは、対処された欠陥についての具体的な詳細は明らかにしていない。

 そうなるとVH-92Aがマリーンワンの後を継ぐ道はますます明確になってきたようだ。同時に、VH-3Dが来年退役する予定であるのに対し、VH-60Nはホット・アンド・ハイ能力によりあと数年は使える。■


VH-92 Patriot Fully Taking Over Marine One Duties Has Slipped To End Of Decade

After major delays, the VH-92 is stepping into the Marine One role more fully, but total transition will come seven years later than planned.

Joseph Trevithick

https://www.twz.com/air/vh-92-patriot-taking-over-marine-one-duties-full-has-slipped-till-end-of-decade


2023年3月19日日曜日

新型大統領専用ヘリVH-92がラスベガス遊説のバックアップ機材として展開した。機種交代がいよいよ近づいてきた

 航空宇宙ビジネス短信T2

次期大統領専用ヘリVH-92がラスベガスへ展開。現行VH-3D、VH-60Nの供用期間で終わりが見えてきた


New VH-92 Presidential Helicopter Deploys To Las Vegas

AP Photo/Manuel Balce Ceneta

国海兵隊は、ジョー・バイデン大統領のラスベガス訪問に先立ち、新型大統領専用ヘリコプターVH-92Aを1機派遣したた。しかし、VH-92Aは大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」としての使用は未承認だ。そのため、ラスベガス展開は、あくまで「待機」的な位置づけだ。

海兵隊はVH-92Aを合計23機(うち2機は試験用に確保される)受領する。

「海兵隊ヘリコプター飛行隊1(HMX-1)は最近、予備機材としてVH-92Aを1機ラスベガスに配備した」と海兵隊航空広報担当のジェイ・ヘルナンデスはThe War Zoneに語った。「VH-92Aは、機種転換まで、正式なプラットフォームとして使用されることはない」。

「海兵隊は、ホワイトハウス軍事事務所、(海軍航空システム司令部の)大統領ヘリコプター・プログラム・オフィス(PMA-274)、および海兵ヘリコプター飛行隊1(HMX-1)と協力し、VH-3DおよびVH-60からVH-92Aへの移行の条件を整えている」とヘルナンデスは述べた。

HMX-1は、海兵隊の「ホワイトトップ」大統領専用ヘリコプターを運用し、供用中のVH-3DとVH-60NでVH-92が後継機となる。ヘリコプターは、大統領と家族、最側近の国内外移動時に使用され、一般的にマリンワンと呼ばれる。しかし、このコールサインは、厳密には大統領が搭乗時のみに使用される。

HMX-1の象徴的存在だが老朽化が隠せないVH-3D。同隊のVH-60Nとともに、VH-92Aに置き換わる。USN

海兵隊は2022年4月に同型機が初期運用能力に達したと公式宣言したが、重要な注意事項があった。VH-92Aのミッション・コミュニケーション・システム(MCS)の継続的な問題は、同機がマリンワンとして使用されるのを妨げる大きな要因となっている。また、エンジンの排気ガスがホワイトハウスの芝生を焦がす問題が完全に解決されたか不明だが、ラスベガスなど他の場所に配備される場合は問題にはならないだろう。

バイデン大統領は今日、ラスベガスに滞在する予定です。今夜は民主党全国委員会(DNC)の資金集めに出席し、明日はイベントで処方箋薬のコストを下げる計画を話すと伝えられる。

VH-92A含む米軍や他の機関から提供される各種サポートアセットは、事前に配置される。HMX-1の大統領専用ヘリコプターは、通常、使用予定の有無にかかわらず、大統領が旅する先々へ少なくとも2機同行し、空軍のC-17グローブマスターIII貨物機で目的地に空輸される。ヘリコプター1機に対しC-17が1機というのが一般的だ。ヘリコプターは、主要な輸送計画に含まれていない場合、大統領が近くにいるときの不測の事態に備えて、警戒態勢をとって保管されることが多い。そうなると、今回のラスベガス展開でVH-92Aはマリーンワンヘリコプターのバックアップとして機能している可能性がある。

また、VH-92Aは、通常の大統領専用ヘリコプターのペアに加え、ホワイトハウス軍事事務所(WHMO)の承認を得て、緊急事態の追加支援を行うために配備された可能性もある。VH-92とそのクルーが、そう遠くない将来にVH-3DとVH-60Nから主要任務を引き継ぐ準備として、こうした旅に同行することは重要なことかもしれません。

VH-92Aは、より一般的な輸送任務に使用される可能性があり、必要であれば、米国シークレットサービスの即応部隊(Counter Assault TeamまたはCAT)を危機時に搬送できる。しかし、同機は高度に専門的仕様になっておいr、完全装備の武装人員多数の移動用の構成になっていないため、その可能性はかなり低い。HMX-1は、大統領外遊でこのような支援を行うこともあるが、その場合は、大統領以外の空輸部隊、いわゆる「グリーントップ」に所属するMV-22オスプレイ(ティルトローター)を中心に、より適した航空機やヘリを使用する。

VH-92A部隊がいつ最終的にマリン・ワンとして使用が承認されるかも、まだ不明だ。2018年当時、海兵隊は2022年末までにVH-3DとVH-60Nをすべて退役させる想定だった。しかし、少なくとも2022年5月時点では、ヘリコプターの通信装備で修正プログラムがいつ準備され、インストールされるのか、確固たるスケジュールはなかった。当時、海軍関係者は、そもそもこの作業に十分な予算が確保されているのかでも懸念を示していた。昨日発表された海軍の2024年度最新予算案にで、これまで入手できた情報では、VH-92関連の追加資金の必要性が強調されていない。

VH-92に最先端の安全な通信システムを確保することは、マリンワンの任務を日常的に遂行する上で絶対に欠かせない。最重要なのは、大統領と最高顧問が搭乗中に国家司令部と途切れることなくリンクし、それを通じて抑止力を発動できるようにするために、通信機能が必要であるということだ。

いずれにせよ、VH-92Aのラスベガス配備は、海兵隊が新型ヘリコプターを通常の大統領支援活動に組み込むことを進めていることを明らかに示している。■

New VH-92 Presidential Helicopter Deploys To Las Vegas | The Drive

BYJOSEPH TREVITHICK|PUBLISHED MAR 14, 2023 9:24 PM

THE WAR ZONE


©航空宇宙ビジネス短信


2021年1月21日木曜日

原設計が1950年代の大統領専用ヘリコプターも今年中に新型機に交代。海兵隊が全力で整備し運用しています。

 今回の大統領の交代でトランプ大統領をホワイトハウスから移動させたマリーンワンの姿を見た方も多いのではないでしょうか。基本的に旧型の同機は海兵隊整備部門の献身的な仕事で長い供用を支えているのですね。しかし、今年中に新型機に交代するということです。VC-25もそのうちに交代となりますが、民間でも見かけなくなった747-200をどんなコストをかけても整備支援する姿に国家の威信が見えてきますね。

Photo by Tech. Sgt. Robert Cloys

 

VH-3大統領専用ヘリコプターはマリーンワンとして長年共用されてきたが、退役が近づいてきたと米海軍航空システムズ本部が発表した。

 

1月15日発表によれば海軍航空システムズ本部は東部機材整備センター*FRCE)でT58-GE-400B大統領専用ヘリコプター用エンジンの最終整備を完了し、第一海兵隊ヘリコプター飛行隊 (HMX-1) による大統領、副大統領、閣僚、海外賓客の輸送任務に投入する。

 

FRCEが整備を担当する大統領専用ヘリコプターのVH-3Dシーキングは新型VH-92Aに2021年中に交代する。

 

整備修理拠点は海兵隊チェリーポイント航空基地(ノースカロライナ)にあり、大統領専用ヘリコプター事業、ゴールドプレイトプログラムに50年にわたり関与している。

 

FRCEの仕事ぶりには定評があり、VH-92A運用の支援体制の準備がすでにはじまっている。

 

「当センターの大統領専用ヘリコプター事業支援の長い歴史を誇りに思う」とセンター司令マーク・E・ニエト大佐が述べている。「FRCEの人員は誇りを持って、特別の支援をこの重要ミッションに提供してきました。新型機支援にも同様に臨みます」

 

FRCEが大統領専用ヘリコプター業務を開始したのは1967年のことで、当時は海軍航空機材再整備施設(NARF)と呼ばれていた。ジェネラルエレクトリックT58-GE-8CエンジンでVH-3A型を運用していた。VH-3AはシコースキーH-3シーキング対潜ヘリコプターを改装し大統領の短距離移動手段となった。

 

その後、エンジンは二回の換装を経て、T-58-GE-400Bが1985年に採用され、今日に至っている。

 

ゴールドプレイト事業で航空機整備に関与した専門職には誇りと任務達成感を強調する向きが多い。

 

「整備員としてテストを経て点検に合格した対象が実際に飛行するのを見れば達成感があるものです」「大統領が乗るヘリコプターに関係していると誇らしく感じます」(2005年から従事する油圧系統整備員チャールズ・モーガン)

 

「歴代の大統領5名に仕えてきました」と語るダン・スミスは1983年に同センターへ配属され、1990年代から大統領専用ヘリコプター事業に携わった。2016年にいったん退役したが2018年に復職を求められた。「ゴールドプレイトプログラムに復帰でき名誉に思います。一緒に働く仲間には以前の同僚の子息もいますよ」■

 

この記事は以下を再構成したものです。

 

Legendary VH-3 Sea King is one step closer to retire

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MARITIME SECURITY

ByDylan Malyasov

Jan 9, 2021

Modified date: Jan 9, 2021

 

About this Author

Dylan Malyasov

U.S. defense journalist and commentator. Aviation photographer. Dylan leads Defence Blog's coverage of global military news, focusing on engineering and technology across the U.S. defense industry.