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2020年11月21日土曜日

新型30FFMは護衛艦ではなくフリゲート艦だ。「くまの」進水したばかりで早くもインドネシア輸出が取りざたされているが、これでいいのか。

  

Japan Maritime Self-Defense Force


 

本が新型の多任務フリゲート艦を進水させた。無人装備やレーダー断面積の削減など新技術を盛り込んでいる。

 

30FFMにはくまのの艦名がつき、11月19日に三井造船玉野造船所で進水し、2022年に海上自衛隊に編入される。

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ただし、くまのは二号艦で、初号艦は三菱重工業の長崎造船所で建造中だ。防衛装備庁は2017年に三菱重工案を採用した。

 

日本政府は先に6隻を発注し、次年度の予算要求では951百万ドルで二隻を追加している。海上自衛隊はフリゲート艦を22隻まで整備する予定で、三菱重工と三井造船がそれぞれ建造する。

 

30FFMは護衛艦とされ30DXと以前よばれていた。全長435フィートで排水量は3,900トンだが完全装備すると5,500トンになる。ステルス形状でレーダー断面積を減らし、無人水上、水中機を発進、運用、回収できる。

 

その他の特徴に統合マストがあり三菱電機製OPY-2多機能レーダー他各センサーを格納する。その他統合戦闘情報センターや自動化の採用で乗組員は90名に減らしていることがある。

 

対機雷戦、対潜戦ソナーがつき、シーホークヘリコプター運用用の格納庫もある。兵装にレイセオンのRIM-116ローリングエアフレイムミサイルと三菱重工製17式対艦ミサイルを搭載する。

 

30FFMの推進方式にはロールスロイス製MT30ガスタービンとMAN製12V28/33D仕様のSTCディーゼルエンジン二基を組み合わせ、30ノットを実現した。

 

シンガポールのビジネスタイムズによればインドネシアが30FFMを4隻導入し装備近代化の一環にする意向だという。菅首相とジョコ・ウィドド大統領が10月に会談しており、合意が形成される。■

 

この記事は以下を再構成したものです。新鋭艦をそのままインドネシアが入手できると調子のいい考えを射ているとしたら大間違いでしょうが、日本側が本当にそのまま輸出して実績だけ作りたいと考えていればもっと大きな間違いではないでしょうか。

 

Japan launches first ship of new frigate class


By: Mike Yeo    18 hours ago


2019年6月18日火曜日

★日本の新型フリゲート艦のCICが宇宙船ブリッジみたいになるのはすごい



The Combat Information Center In Japan's New Frigate Is Like A Starship's Bridge 日本の新型フリゲート艦の戦闘情報センターが宇宙船のブリッジみたいになる

The innovative round design that is wrapped in screens looks like it came right out of Starfleet's Utopia Planitia shipyard. 画期的な円形配置に画面を多数装備すると宇宙艦隊のユートピア・プラニティア建造所の作品のようだ。

BY TYLER ROGOWAYJUNE 15, 2019

YOUTUBE SCREENCAP


本の30FFM多機能フリゲート艦の建造がまもなく始まる。就航すれば日本の海軍部隊で働き馬の様になるはずだ。同艦には興味深い機構が採用される。ステルス艦体、高速性能、新型アクティブ電子スキャンアレイ(AESA)レーダー、艦尾からの小型艇運用、無人装備の運用能力、マーク41垂直発射装備だ。なかでも戦闘情報センター(CIC)が突出している。
CICは戦闘艦の頭脳だ。ブリッジは航法を司るがCICは戦闘に集中する。CICの限られた空間にセンサー、通信、兵装制御、さらに一般状況情報が詰め込まれ、一部は自動化されているが手動操作もあり、戦術判断を下す場所になっている。
宇宙艦隊所属艦のブリッジといってもおかしくないのが30FFMが搭載する先端統合CIC(AICIC)で艦体の深い場所に設置され生存性を最大限確保しながらリモートで各種タスクを実施する。室内の外周部には大型ディスプレイ多数を配置し、戦術状況把握以上の機能が実現する。AICICで乗員は艦の操舵、機関運転、航法、ダメージコントロール、消火活動、通信その他機能を多機能コンソールとオープンアーキテクチャのソフトウェアで実現する。
円形に配備した映像装置では分散開口画像の表示も可能で、乗員は艦の周囲を合成した姿を昼夜とわず見ることができる。拡張現実が採用されるだろう。標的の軌跡や危険要素など重要情報を表示するものと見える。同様の新技術は軍用車輌や水上艦で採用が広がっている。
Naval NewsによればAICICには14の多機能コンソールが外周部に配置され、中央に操舵機能、指揮官用に多機能コンソール4卓と大型テーブル状の画面がありミッション立案と航法に使うのだろう。
Naval Newsはこう伝えている。
新型360度ビデオの壁はMHII(三菱重工)が製造し柔軟性を最大限まで乗員に与え、フリゲート艦運用をより確実にする他、冗長性以外にバックアップ(ブリッジや機関室に損傷が発生した場合でもCICからの操艦は可能)にもなる。
戦闘情報センターは以前の暗く、混雑し、操作卓がいっぱいという過去のイメージを脱しつつあり、より広く協業できる空間に変わろうとしている。イージス戦闘システムの最新のベイスライン改修でもここまで大胆な変化になっていないが、新型ズムワルト級駆逐艦では地下指揮所や合同航空作戦センター(CAOC)に近いかたちになっている。また30FFMの柔軟度に近いものがあるが、洞窟に近い配置で戦術面より戦略を重視した機能になっている


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ズムワルト級の複合階構造の戦闘情報センターは単に「ミッションセンター」と呼ばれている。


2022年ごろに30FFM初号艦が就航しAICICが稼働を始めれば興味深い展開になるはずだ。ズムワルトの大型艦内指揮所の写真は公開されていないが、同艦のミッション装備の一部として設置されているのだろう。
それはともかく、SFの様な空間が現実になり、ハイテク指揮所が新鋭艦に設置される日が来たようだ。■

Contact the author: Tyler@thedrive.com

2018年11月14日水曜日

★海上自衛隊>3,900トン新型フリゲート艦建造へ

MHI to build two new multirole frigates for JMSDF 三菱重工が海上自衛隊向け新型多用途フリゲート艦二隻の建造を受注

Kosuke Takahashi, Tokyo - IHS Jane's Defence Weekly
02 November 2018
  
MHIが防衛省から受注したJMSDF向け新型多用途フリゲート艦のコンピュータ・グラフィック。 Source: MHI


菱重工業(MHI)から防衛省(MoD)より海上自衛隊 (JMSDF)向け新型多用途フリゲート艦4隻中最初の二隻建造を受注したと発表が11月1日あった。
MHIは契約金額規模を明らかにしていないが、MoDは2018年度予算で922億円で2隻建造分を計上している。JMSDF引き渡しは2022年3月の予定。
今年8月には995億円で残る二隻建造の概算要求がMoDから出た。こちらは2023年3月引き渡しの想定だが契約は未交付だ。
MHIのフリゲート設計提案は三井造船(MES)およびジャパンマリンユナイテッド案を抑えて採択された。ただしMESがMHIの主契約企業に選定されている。


排水量3,900トン、全長130メートル、全幅13メートルでMHI長崎造船所で一号艦を建造し、二号艦はMESの玉野事業所で建造される。


MoDによれば新型フリゲート艦は日本周辺の海域における監視活動とともに多機能艦として対機雷戦も行う。従来は掃海艇で行ってきた任務だ。


兵装ではヘリコプター1機を搭載し、無人水上・水中機(USV/UUV)も運用する他、海上用に改装した中SAM改中距離対空ミサイル、5インチ(127ミリ)62口径砲一門、垂直発射装備、対艦ミサイル、シーRAM近接攻撃装備も搭載する。

コメント:海上自衛隊では30FFMの名称が使われています。FF=フリゲートにM=対機雷戦能力がつくのは無人機技術があってこそのことですね。コストパフォーマンスに優れた艦になりそうですが、まず4隻建造するのは手直ししながら建造する構想なのでしょうか。乗員100名というのは今後を睨むとあと一段の省人化が必要ではなりですかね。