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2021年11月23日火曜日

ドバイ航空ショー:ロシアがSu-75チェックメイトを展示。一方、中国はL-15高性能練習機を展示し、ともに途上国新興国向け採用を狙っている模様。

 

Meredith Roaten photo

 

ーザー光線、ミラー張り天井、芳香のもとロシアが新型戦闘機を海外で初公開した。

 

 

Su-75チェックメイト試作機がドバイ航空ショーに11月14日から18日まで展示された。同機はモスクワ航空ショーMAKSで7月に公開されていたが、ロシア国外に持ち出されたのは今回が初だ。

 

合同航空機企業傘下のスホイがRostecと共同開発したもので、試作機は飛行テスト投入が可能とロシア側が説明している。ドバイショーに特別シャレーと劇場を設け来場者に機体性能を公開した。

 

「中心となるのは低視認性、低運航経費、オープンアーキテクチャと高性能で、コスト効果が高い」と報道資料にある。

 

機体基本価格は30から35百万ドル程度とRostecを率いるセルゲイ・チェメゾが報道陣に語り、これに対し米F-35A共用打撃戦闘機は80百万ドルだ。

 

ロシアは技術を応用し価格を引き下げている。例として航空ショーでのプレゼンテーションでは機体に予知分析システムを採用し、効率と経済性を両立させたと説明。

 

エンジンは単発で24千ポンド推力、アフターバーナーをつかえば39千ポンド推力を発揮する。「推力重量比が高いため、また世界に例を見ない推力偏向エンジンにより同機は目を見なる離着陸性能を発揮します」とプレゼンテーションにある。

 

Su-75はマッハ1.8に達し、離着陸距離は従来より短くなる。また、無人機との共同運用が可能だが、同機の無人機版開発の構想もあるとプレゼンテーションで説明があった。

 

同機はロッキード・マーティンF-35がライバルで、米国はアラブ首長国連邦に同機の売り込みを図っている。

 

他方で中国はL-15攻撃戦闘練習機をショーに展示した。同機の国外展示も今回が初めてだ。

 

「同機は多用途機で高性能、高信頼性、コスト効果が高い機体です」と中国国家航空技術輸出入公社のパンフレットにある。

 

AI-322ターボファンエンジン双発のL-16は時速620マイルを出す。翼幅30フィート、機体重量17千ポンドで最大離陸重量は23千ポンドだ。レーダー、戦術データリンク、標的捕捉ポッド、レーダー偵察ポッドのほか、センサーも装備するとパンフレットにある。

 

「熟成技術を搭載し、システムの信頼度は高く、冗長性を持たせた設計により比類なき安全性が実現した」ともある。■


DUBAI AIRSHOW NEWS: U.S. Rivals Show-Off New Fighter Aircraft

https://www.nationaldefensemagazine.org/articles/2021/11/17/us-rivals-show-off-fighter-aircraft

11/17/2021

By Meredith Roaten

 

2017年5月12日金曜日

★中国の新型練習戦闘機L-15Bは途上国向けの選択肢か



よくわからないのがこういう機体を中国は何を目的に作っているのか、輸出用となれば安易に購入できることから韓国のFA-50を駆逐して途上市場を狙うのでしょうか。練習機で戦闘機にもなるといっても中途半端な性能では成熟した市場では需要が期待できません。また機体の信頼度も未知数ですから平気で購入するのは一部国だけでしょう。

China's HAIG rolled out its L-15B LIFT in a ceremony held at the company's Nanchang headquarters on 1 May. Source: CCTV via sina.com.cn

China's Hongdu rolls out L-15B lead-in fighter-trainer 洪都航空工業がL-15B戦闘練習機をロールアウト

Richard D Fisher Jr, Washington DC and Gabriel Dominguez, London - IHS Jane's Defence Weekly
04 May 2017
洪都航空工業集団Hongdu Aviation Industry Group (HAIG) がL-15A(JL-10)高等練習機/軽攻撃機の新型を発表し試作型が同社の本社南昌で5月1日にロールアウトしている。
同機は防空任務、対地攻撃任務に投入可能と中航技进出口有限责任公司(CATIC)が説明している。中国国内メディアは新型機は戦闘能力もさることながらL-15A練習機と同じ装備であり、韓国航空宇宙工業のFA-50戦闘練習機と同等だと説明。
ただし新型はL-15Aとはアフタバーナー付きデジタルエンジン制御エンジン双発となっている点が違う。イヴチェンコ-プログレス(ウクライナ)のAI-222-25Fの可能性が高く、海面上最高速は1,200キロだとJane's航空機年鑑に記述がある。
L-15Bは原型機とはもう一つ違う点がある。機首にパッシブ電子スキャンアレイ(PESA)レーダーを搭載し有効範囲は75キロといわれる。また電子装備でもレーダー警報受信機(RWR)を垂直安定板上部に取り付けているようだ。機首のフィンアンテナは敵味方識別(IFF)装置のようだ。
CATICによればL-15Bには武装用ハードポイント9点があり、ペイロードは3.5トンだ。
5月2日に中国国内ウェブサイトGuancha.cnに記事があり、翼端部は空対空ミサイル搭載に耐える強度があり赤外線・ヘルメット視野誘導方式の洛陽電気光学研究所製PL-9CAAMを搭載できると伝えている。■