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2023年7月29日土曜日

ISR: 新部隊編成でアラスカからRC-135ジョイントリベットのISR活動強化へ ロシア、北極海、北朝鮮が対象か

 


アラスカの新しい空軍分遣隊は、太平洋におけるRC-135V/Wリベット・ジョイント・スパイ機の需要増に対応する 



空軍はこれらの作戦を管理するための新部隊をアラスカに創設する。エルメンドルフ・リチャードソン統合基地から、リベット・ジョイントは、太平洋の北端とあわせ、ますます戦略的に重要になってきた北極圏地域に関する情報を収集する。 

 空軍は昨日のプレスリリースで、アラスカ南東部のアンカレジにあるエルメンドルフ・リチャードソン統合基地に、第55作戦群第1分遣隊を「最近」創設したと発表した。第55作戦群は、ネブラスカ州オファット空軍基地の第55飛行隊に属している。 

 「新しい分遣隊は...この地域でのRC-135V/Wリベット共同作戦や演習で戦略的な発進・回収地点として機能する」と空軍は述べている。 

 空軍のリベットジョイント機は、強力な多目的情報収集プラットフォームであり、各種信号と発信源を検出し、地理的位置を特定し、分類し、監視する。そのため、同機は防空レーダーや指揮統制拠点など、各種発信源に関する情報を収集し、それらの資産の能力や配置を詳述した、いわゆる「電子戦闘命令」の作成に役立つ。また、通信傍受にも利用できる。信号と電子戦のスペシャリスト、言語専門家が登場するため、収集したデータは機内で即座に処理することができる。


エルメンドルフ・リチャードソン統合基地はアラスカ方面の空軍最高司令部である第11空軍司令部と、F-22ラプター・ステルス戦闘機、E-3セントリー空中警戒管制システム(AWACS)レーダー機、C-17グローブマスターIII空輸機、C-12小型実用機を運用する第3航空団を擁している。また、アラスカ州兵航空第176飛行隊の本拠地でもあり、C-17のほか、HC-130コンバットキング救難機やHH-60ペーブホーク救難ヘリコプターが配備されている。 


 第55作戦群の新分遣隊がいつ正確に設立されたのかは不明だが、飛行追跡ソフトを使用する飛行機スポッターは、少なくとも5月以来、統合基地エルメンドルフ-リチャードソンからリベットジョイントフライトに気づいている。 

 以前は、インド太平洋地域の大部分を横断するRC-135V/W出撃の主な発進地点は、日本の嘉手納基地だった。同基地はまた、RC-135Sコブラボール、RC-135Uコンバットセント、WC-135コンスタントフェニックスなど、第55飛行隊にのその他のタイプの情報・監視・偵察(ISR)機を含む太平洋を中心とした作戦の主要拠点でもある。 

 空軍はまた、過去に他のRC-135やWC-135によるものと同様に、ジョイントリベットの限定的な運用場所としてアラスカのエイルソン空軍基地とインド洋の海軍支援施設ディエゴガルシアを使用してきた。冷戦時代、アラスカのアリューシャン列島にあったシェミヤ空軍基地(現在はエアレクソン空軍基地に改名)は、太平洋におけるRC-135の運用に頻繁に利用された。 


エルメンドルフ・リチャードソン統合基地に第55作戦群第1分遣隊が創設されたのも、リベット・ジョイントのような大型機の作戦をよりよく支援するために、2本の滑走路のうち1本を延長する「メガ・プロジェクト」を米空軍が進めている最中だ。 

「滑走路16/34は2,900フィート延長され、滑走路の長さは10,000フィートとなり、滑走路の南側のしきい値は飛行場の設計要件を満たすために400フィート北側に移動する。「滑走路16/34の現在の長さのため、特に悪天候時の大型機の飛行任務で制約になっている」。 

 滑走路延長工事を支援する米陸軍工兵隊アラスカ地区の責任者、デイモン・デラロサ米陸軍大佐は昨年、「滑走路延長工事では、1200万立方ヤード近い掘削物の山を移動させる必要がある」と述べた。「この資材はダンプトラック約80万台分に相当する。バンパーからバンパーまで駐車すれば、JBER(エルメンドルフ・リチャードソン統合基地)からテキサス州サンアントニオまで伸びる」。 


 空軍のリベットジョイントにとって、アラスカに恒久的な運用基地ができることは、運用で大きな恩恵をもたらす期待がある。 

 第55作戦群の責任者であるデレク・レイチェル空軍大佐は昨日の声明で、「新拠点は柔軟性を提供し、情報要件の増大に対応し作戦を拡大することを可能にする」と述べた。 「我々のすべてのプラットフォームは、世界規模の作戦のため常に任務を与えられている。この場所が常に利用可能で準備万端であることは、これまで以上に迅速な対応を可能にする」。 

 平時であっても、国際水域から覗き込んだり、友好的な領土の上空を飛行している間、リベットジョイントがエルメンドルフ・リチャードソン統合基地から到達できる関心領域には事欠かない。これには、ロシアの極東部や北極圏の島々にある主要な空軍基地や海軍基地も含まれる。中国北部と朝鮮半島の一部も、容易に射程内に入るだろう。 

 さらに空軍によれば、エルメンドルフ・リチャードソン統合基地の新しい分遣隊は現在、リベットジョイント作戦の支援に重点を置いているが、将来的にはコブラボール、コンバットセント、コンスタントフェニックスの航空機を含む飛行にも対応できるようになるという。これは、こうした機種でも重要な柔軟性を提供することになる。空軍はRC-135Sを3機、RC-135Uを2機保有しているが、これらはそれぞれミサイル発射や電子信号に関する情報収集に特化した構成となっている。最終的には、核・放射能情報収集を行うWC-135Rを3機保有する予定である。 


 この他にも、空軍は一般的に、特にインド太平洋地域における基地の選択肢を広げようと積極的に取り組んでいる。中国とのハイエンド戦など、実際の紛争時に、高需要で低密度のISR資産含む部隊を分散できれば、脆弱性を減らし、非常に困難なシナリオであっても、ある程度は重要な作戦を継続できるようになる。とはいえ、エルメンドルフ・リチャードソン統合基地は、大規模な紛争の初期段階において、近接する敵国にとって優先ターゲットのリストの上位に入る可能性のある、大規模で確立された施設だ。と同時に、比較的遠隔地にあることが、さらなる安全保障を提供する可能性もある。 

 米国と中国、さらに世界的なロシアとの間の地政学的摩擦は、太平洋と北極圏におけるISR資産と同様に、リベット・ジョイントの出撃の需要増加の背後にある明確な理由である。ここ数年、中国軍やロシア軍による米軍ISR飛行に対する攻撃的な反応が再燃してきた。これには、中国の戦闘機による太平洋でのRC-135の危険な迎撃も含まれる。 

 太平洋では、中国とロシア以外にも、北朝鮮が依然として懸念の種で、米軍も厳しく監視している。これらの地域には、制裁違反、違法麻薬の流入、石油や天然ガスから魚に至るまでの天然資源の権利など、国家安全保障上の問題が他にもある。あまり知られていないが、リベットジョイントを含む米軍のISR機材は、こうした不法活動の監視にしばしば採用されている。 

 リベット・ジョイントだけでなく、他のISRプラットフォームに対する需要が太平洋地域で高まる一方であることは驚くにはあたらない。エルメンドルフ・リチャードソン統合基地は、そうした情報収集のニーズを満たす重要拠点になる。 ■


RC-135 Rivet Joint Spy Flights From Alaska To Grow Thanks To New Unit

BYJOSEPH TREVITHICK|PUBLISHED JUL 26, 2023 7:54 PM EDT

THE WAR ZONE


 
 


2022年6月9日木曜日

西側のISRフライトに神経を尖らす中国。カナダ、オーストラリア両国機に露骨ないやがらせ。米空軍はRC-135Uを中国南部沿岸に投入。

 

A US Air Force RC-135U Combat Sent electronic intelligence aircraft photographed at Kadena Air Base on the Japanese Island of Okinawa in 2009.

Toshi Aoki / JP Spotters via Wikimedia

 

戦略性の高い海南島含む中国南方沿岸地方には、防空資産がひしめいている。

 

 

空軍のRC-135Uコンバットセント電子情報機がこの24時間、南シナ海の北端に接する中国南部海岸線の大部分に沿う飛行を行っていた。今回の飛行は、南シナ海地域や太平洋の他の場所で、国際水域を飛行する外国の偵察機や監視機に対する中国戦闘機の嫌がらせが最近増加しているとの報告を受けてのものだ。オーストラリア空軍のP-8Aポセイドン海上哨戒機が中国のJ-16戦闘機から非常に危険な妨害を受けたことが含まれる。

 シリアルナンバー64-14849のRC-135Uは、オンライン飛行追跡データによると、6月6日に海南島周辺とトンキン湾を含む中国南岸地域付近を飛行した。海南島は人民解放軍海軍(PLAN)の主要拠点であり、弾道ミサイル潜水艦すべての母港としての潜水艦基地など、高度な戦略性を有する玉林海軍基地Yulin Naval Baseがある。

 このルートは、2001年に人民解放軍のJ-8戦闘機と衝突した際に、同じく電子情報収集プラットフォームである米海軍のEP-3E Aries IIが飛行したルートと類似している。

 機体は、2機しかないRC-135Uの1機で、6月3日も同様に中国の中部北部の海岸線に接近する飛行を行った。いずれも沖縄の嘉手納基地から出撃した。

 これらの出撃の正確な目的は定かでない。空軍のRC-135Uは、広範囲の信号その他の電子情報を収集する高度に専門的な機体だ。同様の能力を持つRC-135V/Wリベットジョイントと異なり、RC-135Uは主に国家レベルの技術電子情報(TechELINT)要件の支援に使用される。

 

 

RC-135Uの内部を説明する米空軍資料 USAF

2017年ブリーフィング資料にあるRC-135U搭乗員の役割 USAF

 「技術的なELINTは...レーダー、ビーコン、ジャマー、航法信号のような発信源の信号構造、放出特性、動作モード、発信機能、兵器システムの関連性を記述する」と国家安全保障局の公表資料は述べている。「技術的ELINTの主な目的は、航空機を探知する地上レーダーなど、大きなシステムにおいてエミッタが果たす能力や役割を定義できる信号パラメータを取得し、レーダー探知、対策、または対兵器装置の設計につなげることである。対策の運用を含む全体的なプロセスは、電子戦の一部となる」。

 レーダー等の信号発信機の位置を特定し分類することは、敵対国や潜在的な敵勢力の防空能力に関し正確な「電子戦闘命令」を作成するため不可欠だ。また、RC-135Uは、情報データを機内で処理し、ほぼリアルタイムで情報を送信できるため、有事シナリオにおける戦術レベルの作戦支援や、各種試験・評価のために配備されることもある。

 

 

RC-135Uミッションの説明資料。2017年時点。USAF

 

 

 RC-135Uの機数がもともと少ない中で、太平洋でのコンバットセントの飛行は定期的に行われている。過去には、空軍は東シナ海と南シナ海の一部をカバーする出動に、ダイヤモンド・セントとサファイア・セントというニックネームを適用していた。

2010年実施のRC-135Uコンバットセントによる太平洋でのミッション実績が機密解除となった。 USAF via FOIA

 

 昨年6月には、コンバットセント64-14849が中国南東部の海岸線に沿い非常に類似した任務を遂行し、2001年の事件におけるEP-3Eのルートと比較されることもあった。

 中国の海岸線、特に海南の玉林海軍基地周辺には、RC-135Uのような航空機が関心を持ちそうなレーダーやその他の信号発信機が多数あることは確かだ。その他米軍の情報・監視・偵察(ISR)機では、少なくとも1機の米海軍P-8Aポセイドン海上哨戒機に極秘レーダーポッドが搭載され、過去に同様のルートを飛行しているのを追跡されていた。

 このルートは、南方のウッディ島やパラセル諸島の各種中国装備のデータを収集する機会をRC-135Uに与えた可能性もある。中国共産党は近年、南シナ海での能力と存在感を高めるため、ウッディ島やパラセル諸島で施設を積極的に拡大している。同地域には、以前は人が住めなかった浅瀬や岩礁を利用して作られた要塞のような人工的な前哨基地が点在している。北京政府は同海域のほぼ全域を自国領土と主張しているが、国際社会の大多数はこれに異議を申し立てている。

 

 

中国南方部に展開する中国軍事施設の所在を示す地図。2021年1月時点。DOD

 

 

 昨日、北京大学を通じて、飛行船舶追跡を行うSCS Probing Initiativeのツイートでは、RC-135Uが海岸に最近接近したことにより、国内深部の目標に関するデータを収集できたと推測している。

 RC-135Uの最近の出撃のタイミングは、日常的かどうかは別として、いくつかの理由から注目される。

 

 

RC-135U USAF

 

 

 今週末、オーストラリア政府は、5月に南シナ海上空を飛行中のオーストラリア空軍のP-8Aを中国空軍のJ-16戦闘機が迎撃したことについて、危険な状況であったとする声明を発表した。中国戦闘機はオーストラリア機の進路を横切り、照明弾とチャフを発射し、その過程で損害を与えたと報告されている。

 先週、カナダ当局は、今年4月から5月にかけて、カナダ空軍のCP-140オーロラ海上哨戒機が中国戦闘機から危険な迎撃を受けた一連の事例の詳細を公表した。カナダ軍機は、北朝鮮の国連制裁の遵守状況を監視する任務を支援するため、北方へ飛行していた。

 中国が外国のISRやその他の航空機、特に紛争が絶えない南シナ海の国際水域上空を飛行する航空機に嫌がらせをしているという報告は、目新しいものではない。

 RC-135Uの中国沿岸への出現は、先週行われた台湾を狙ったPLAの大規模な武力行使に続いた。5月30日、台湾の防空識別圏(ADIZ)の南西端に、22機の各種戦闘機含む、空中早期警戒管制機、電子戦機、対潜機、ISR機など中国軍機計30機が飛来した。これは、1月23日に39機の中国軍機が台湾のADIZに出撃して以来、最大の出撃回数となった。

 中国政府は近年、国際空域である台湾ADIZに大量の軍用機を送り込んでいる。大規模な飛行は通常、北京政府が反対する台北当局や国際パートナー(特に米国)の行為に対応するため行われる。5月30日の出撃は、ジョー・バイデン米大統領が「米国は大陸当局による台湾の武力奪取のいかなる試みに対しても防衛する」と発言し、中国政府から猛反発を受け、米政府高官が撤回した数日後に行われた。

 米軍関係者や米情報機関のメンバーは近年、中国共産党が少なくとも2027年までに台湾への軍事介入を成功させるため努力していると考えていると発言している。また、米国当局は、必ずしも北京政府がその時期に作戦を急いで開始することを意味するとは考えていないとも述べている。一方、ロシアのウクライナ侵攻に対する国際的な対応から、中国当局が何を汲み取っているのかという議論も盛んに行われている。北京政府は、ロシアの侵略行為に対する制裁措置を批判しているが、そのため、モスクワに対して限定的なことしか言っていないように見える。

 しかし、今回のRC-135U 64-14849の南シナ海における中国沿岸飛行や、以前の北方での飛行は、中国のレーダーや統合防空システムに関する最新かつ詳細な情報を入手することに米軍が明確な関心を持っていることを示している。■

 

US RC-135U Spy Plane Just Surveilled China's Strategic Southern Coast

 

BYJOSEPH TREVITHICKJUN 6, 2022 6:21 PM

THE WAR ZONE



2019年12月22日日曜日

北朝鮮のICBM発射に備え米軍ISR活動の強化が続いている



 General Says His Planes Are Keeping An Eye Out For North Korea's "Christmas Gift" 北朝鮮の「クリスマスプレゼント」に警戒の目を向ける米軍の厳戒態勢について
The general said that he expects a North Korean test of a "long-range ballistic missile," such as an ICBM, in the coming weeks. 米軍将官は北朝鮮が「長距離弾道ミサイル」実験を数週間以内に実施すると見ている。

BY JOSEPH TREVITHICKDECEMBER 17, 2019
THE WAR ZONE
An RC-135V/W Rivet Joint intelligence gathering aircraft..USAF
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国は、新たに改造されたRC-135Vリベットジョイント監視航空機も動員し、北朝鮮周辺の空中情報収集を強化している。長距離弾道ミサイル試験を「クリスマスギフト」として米国政府に送りつけるという平壌政権の脅威が高まっている。米軍はまた、2017年に両国間の緊張が著しく高まった際にに準備した計画の見直しを含め、打ち上げ時の対応オプションを準備している。2年前の戦略では、空中、海上、および地上で力の誇示をするとしていた。

オンライン追跡ソフトウェアで、12月初めから、北朝鮮付近の航空情報、監視、および偵察(ISR)の増加が判明している。2019年12月3日、北朝鮮外務次官Ri Thae Songが「クリスマスギフト」発言を行った 5日後に衛星発射場で動きがあった。

北朝鮮は、2017年以降、長距離ミサイルと核実験の自主的なモラトリアム中だが、2019年2月に米国のドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の指導者金正恩の第2回首脳会談が崩壊するや、親善ムードは消えた。

「北朝鮮に見られるパターンは、レトリックが活動に先行することであり、さらに打ち上げに先行している」と太平洋空軍(PACAF)の米空軍チャールズ・ブラウン大将は2019年12月17日記者団に語った。「監視体制を継続している」


米国空軍ではRC-135各型が多用されている。 RC-135V/Wリベットジョイントは、韓国を拠点に非武装地帯(DMZ)含む、北朝鮮近辺を飛行している。韓国空域から、国際海域上空からも、北朝鮮領土の奥深くを監視できる。

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USAF RC-135W 62-4125 TORA22 on task over the Korean Peninsula at 31,000 feet
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8:43 AM - Dec 11, 2019
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USAF RC-135W 62-4125 TORA21 on task over the Korean Peninsula at 31,000 feet

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9:15 AM - Dec 9, 2019
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USAF RC-135V 63-9792 TORA24 on task over the Korean Peninsula at 31,000 feet

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2:31 PM - Dec 6, 2019
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リベットジョイントは、空軍で最も有能な情報収集プラットフォームであり、通信含む各種信号情報を収集できる。また、防空レーダーや通信ノードなど、発信源を検出、分類、位置特定する機能により、特定エリアで潜在的な敵軍の「電子戦闘順序」の解明に貢献できる。

RC-135V/Wは、アナリストや言語学者を含む26人以上の乗組員で飛行し、収集情報の処理を即座に開始できる。収集した貴重なデータは地域の司令部や地上部隊などへほぼリアルタイムで送信できる。一部のRC-135Vは、上部に新しいアンテナを搭載しており。通信およびデータ転送機能がさらに向上した。

DAN STIJOVICH

2019年12月前半にカリフォルニアの3月空軍基地(ARB)で撮影されたRC-135V、シリアル番号64-14844。赤い矢印は新しいアンテナを指す。

RC-135Sコブラボール航空機の一機は、2019年12月5日と12月12日に日本海上空を飛行した。コブラボールは、ミサイルの発射中に視覚的画像に加え、遠隔測定やその他電子情報を収集できる

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USAF RC-135S 61-2662 SPOUT89 departed Kadena at 1925Z - Sea of Japan mission

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8:33 AM - Dec 13, 2019
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USAF RC-135S 61-2662 TAMMY09 on task over the Sea of Japan at 31,000 feet
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9:00 AM - Dec 6, 2019
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北朝鮮周辺の情報収集活動に参加しているのはRC-135だけではない。空軍RQ-4Bグローバルホークが韓国内からミッションを実施しており、高高度で飛行し、傾斜飛行パターンで強力なマルチスペクトルカメラとレーダーイメージングシステムを使用して、北朝鮮などの秘密エリアの深くまで監視できる。

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@AircraftSpots
USAF RQ-4 Global Hawk (AE5415) on task over the Korean Peninsula at 52,000 feet

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9:31 AM - Dec 11, 2019
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The Air Force isn't the only service involved in the intelligence and surveillance activities, either. Aircraft spotter and friend of The War Zone @AircraftSpots picked up on one flight involving an interesting U.S. Navy P-3C Orion on Dec. 12.


Aircraft Spots
@AircraftSpots
US Navy P-3C 161588 TORA31 conducted a mission over the Korean Peninsula earlier

95
3:10 AM - Dec 13, 2019
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ワシントン州ウィッビー海軍航空基地のパトロール中隊40(VP-40)に所属したP-3Cは、11月に最後の運用展開を完了したが、機材は特殊任務についている。韓国上空を飛行する機体に、海軍機体番号161588がついている。

10月、沖縄の嘉手納基地で同機を特定の部隊マーキングをつけず、AN / APS-149沿岸監視レーダーシステム(LSRS)を胴体下に装備しているのをスポッターが見つけた。名称と別に、陸上の情報収集も可能だ。

USAF
A P-3C equipped with the LSRS pod.


新しいAdvanced Airborne Sensor(AAS)ポッドを装備したP-8A ポセイドンの数はまだ限られているため、旧型オライオンがこの機能を暫定的に提供している。

最近の北朝鮮への空中監視の増加は、ほぼ確実に、同国を対象とした情報収集活動の強化の反映だ。朝鮮半島は、歴史的に、米軍と米情報機関が地球上で最も厳重に監視する場所だ。潜水艦、衛星、地上のエージェントなど、多くの資産は、北朝鮮のミサイル試験計画の情報収集に活用されている。

太平洋空軍(PACAF)司令官のブラウン将軍は、平壌の「クリスマスギフト」が何になるか正確に把握していないと記者団に語っており、情報収集活動は今後も続く可能性が高い。実行が不可避の打ち上げがいつになるを示す兆候もない。

「長距離弾道ミサイルが贈り物になると見ている」とブラウン大将は発言。 「クリスマスイブか、クリスマスなのか、新年になるのか、が問題だ。

Jeffrey Lewis
@ArmsControlWonk
Likely before/after images from @planet that suggest North Korea conducted a rocket engine test at Sohae. Vehicles and objects appear on December 7 to conduct the test. They are mostly gone on December 8, but the ground appears to have been disturbed by the exhaust from the test.

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241
1:37 AM - Dec 9, 2019
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「自主的なモラトリアムがなくなり、すぐに何も起こらない可能性もある。金正恩が発表しても打ち上げはないかもしれない。」「外交努力が失敗した場合に備え、準備が必要だ。」(ブラウン)

米国へさらにトランプ個人への北朝鮮の敵意を考えると、北朝鮮が打ち上げに踏み切る可能性は高い。ブラウンは、2017年の米国の軍事活動を言及している。その時点は米朝間の緊張が最高水準となり、力の示威が金政権からの激しい脅威を招いた。

「2017年に準備した内容はすぐに使用できる」とブラウン大将は説明。

一方、米国は、北朝鮮からのクリスマスプレゼントが現実になる場合に備え、北朝鮮監視を続けるだろう。■

Contact the author: joe@thedrive.com