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2019年3月14日木曜日

陸自の次期攻撃ヘリコプター調達でいよいよ動きが出るか

なるほどアパッチで後味の悪い経験をしたスバルは最初から攻撃ヘリ製造にはタッチしないということですか。運用システムとして考えると完成機輸入がメリットが大きいと思いますが皆さんはどう思いますか。


Aerospace Daily & Defense Report

Japanese Attack Helicopter Program Lives 日本の攻撃ヘリ調達事業は死んでいない



Mar 4, 2019Bradley Perrett | Aerospace Daily & Defense Report
AH-1S: Japanese Ministry of Defense


本の防衛省が攻撃ヘリコプター調達で2019年に動きを示しそうだ。ただしこの案件は昨年12月公表の中期防衛力整備計画に盛り込まれていない。業界筋が明らかにした。
陸上自衛隊が調達は待ったなしとするのはベルAH-1Sコブラの最古機材の更新時期が迫り、供用期間が残り少ないためと業界筋は解説。さらにAH-1Sの戦闘能力は2020年代には疑わしくなるという別の筋もある。
防衛省は提案要求を今年中にも出すと見られ、次期攻撃ヘリコプター New Attack Helicopter (NAH)として30機ないし50機の調達となるだろうと業界筋が述べた。
防衛省、陸自には中期防から外された同ヘリの調達では道がふたつあると業界筋は述べる。ひとつは別事業の未達予算の活用でこれは前例がある。もうひとつは次期中期防まで待つことだ。
NAH受注を狙うのは以下の六社で、その提案内容は幅広い。
エアバスはH-Forceモジュラーシステム構想を提示し同社のヘリコプターならどれでも応用可能とする。ベルはAH-1Zヴァイパー、ボーイングはAH-64Dアパッチ、川崎重工業はOH-1観測ヘリコプターの改修型、レオナルドはAW249(開発中)、三菱重工業はシコースキーUH-60の武装型を提示しそうだ。
これまでどおりなら30機の現地生産になるだろうが、ロッキード・マーティンF-35ライトニングで完成機輸入方式を昨年選択している。調達予算を他事業から確保するのなら完成機輸入が価格面で有利だが国内生産となれば政界や関係者が予算確保に走るかもしれない。
政界の支援が川崎、三菱両社の提案を後押しするだろうが、艦上運用ではヴァイパーの専用設計が他の候補より優位など他の要素もある。
陸自にはコブラが56機あり、1979年から21年にわたり富士重工(スバル)が生産した90機の残存機体だ。ここ数ヶ月で59機あったものが減少している。