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2024年9月30日月曜日

中国の新型原子力潜水艦が武漢で謎の事故で沈没: 衛星写真に写った奇妙な事件は、中国潜水艦が巻き込まれた大規模な事故だった(The War Zone)―PLAの隠蔽体質は予想どおりだが、軍需産業でなにかおかしなことが発生しているようだ

 The mysterious incident at China’s Wuchang Shipyard in the spring of this year resulted in the sinking of the country’s latest nuclear-powered attack submarine, according to U.S. officials.  

PHOTO © 2024 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED. REPRINTED BY PERMISSION




TWZが以前報じた、今年春に中国の武昌造船所で発生した不可解な事件は、米国当局によると、同国の最新の原子力攻撃型潜水艦の沈没だった。問題の艦は、当初は通常動力型潜水艦とされていたが、新型の041型周Zhou級SSNの1番艦であった。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙の本日の報道は、匿名アメリカ政府関係者を引き合いに出し、中国当局が事故を隠蔽しようとしていることを描写している。 

 この潜水艦は、海に出る前の最終仕上げ作業中であった。「アメリカ政府関係者は、中国当局が海水や付近の環境について放射線のサンプルを採取した形跡を発見していない」と記事は続く。 

 「潜水艦が沈没して、中国の関係者が死傷した可能性はあるが、アメリカ当局は死傷者が出たかどうかはわからないと言っている」。 

 武漢市郊外の長江沿いにある国営の中国国家造船公司 China State Shipbuilding Corporation (CSSC)の武昌造船所では、すでに何かがおかしいという兆候があった。

 武昌造船所の異常な動きを最初に観測したのは、シンクタンク「新アメリカ安全保障センター(CNAS)」の非常勤上級研究員で、元米海軍潜水艦戦将校のトム・シュガートだった。

  TWZは以前、中国の造船所に突然現れた4隻のクレーン船を示す衛星画像を調査したが、これらは少なくとも6月12日から17日まで設置されていた。 

 5月にバースに入っていた潜水艦は、これらの期間中不在であったが、それが最後に目撃されたのは正確にはいつであったかは不明である。 

 7月の第1週までには、バージはなくなり、武昌の活動は通常に戻ったようだ。 

2024年6月15日に撮影された衛星画像。4隻のクレーン船の群れと、武昌造船所でのその他の異常な活動が写っている。 photos © 2024 planet labs inc. REPRINTED BY PERMISSION 


 米政府関係者は、新型SSN「周」級の1隻が巻き込まれたという事実以外、事故の詳細を明らかにしなかった。 

 同艦のの特徴は、操縦性、効率性、安全性を向上させる設計で、潜水艦の動作範囲の重要な部分にわたって音響シグネチャを低減するのにも役立っている。 

 これらの4つのクレーンを使って、潜水艦は引き揚げられたと言われているが、WSJのレポートによると、「海に出すことができるようになるまで、おそらく何カ月もかかる」だろう-それが可能であるとしても。 

 潜水艦が完全に沈没した場合、内部空間は水で満たされた可能性が高く、すべての電子機器の交換が必要となる。

5月29日、武昌造船所の別の風景。2週間後にクレーン船が現れたのと同じ場所に、潜水艦が係留されている。 PHOTOS © 2024 PLANET LABO INC. 


  PLA海軍が、自分たちの新型第一級原子力攻撃型潜水艦が桟橋側で沈没したという事実を隠そうとするのは、驚くべきことではない。 

 「訓練基準や装備品の品質に関する明白な疑問に加えて、この事件は、長い間腐敗に悩まされてきた中国の防衛産業に対するPLAの説明責任と監督について、より深い疑問を投げかけている。 

 中国の最も重要な造船所の一つ、特に新型潜水艦を建造する造船所で事故が起きたことを米情報筋が確認したことは、確かに重大である。  上記の米国防当局者が言及しているように、中国の海軍造船における安全性と品質管理の慣行には過去にも疑問が投げかけられてきた。  


2022年9月に撮影された衛星画像は、中国武漢郊外の武昌造船所の全景を提供する。 Google Earth 


 このような欠点があるにもかかわらず、あるいは欠点があるからこそ、中国は米国より潜水艦やその他の軍艦を建造する能力が飛躍的に高いことを証明した。 

 しかし、それらの艦船の質の比較については、まだ議論の余地がある。そう考えると、新型SSNの沈没は後退ではあるが、米国の潜水艦建造計画とは対照的に、原子力と通常動力設計を含む同国の潜水艦建造計画のペースを大きく変えるようなものではない。 

 新しいSSNが武昌造船所で建造されるという事実自体が重要だ。 


米海軍による039A型または元級潜水艦のストック写真 

 

 武昌造船所はこれまで、欧米では元級としても知られる039A型シリーズの建造に主に携わってきた。同造船所はまた、さまざまなタイプの水上軍艦を建造し、過去には電磁レイルガンのテストも行うなど、海軍の開発業務をサポートしている。商業船舶も製造しており、原子力潜水艦もそのリストに加わった。 

 中国当局が今年初めの事件で潜水艦に何が起こったのか、詳細を明らかにする可能性は極めて低い。 

 そして、急成長する人民解放軍にはおそらくほとんど影響を与えないとしても、米当局による情報公開は、多様化する中国の潜水艦建造の取り組みにで、興味深い側面を明らかにしている。■


China’s New Nuclear Submarine Sank During Mysterious Incident In Wuhan: Report

A strange incident caught in satellite imagery was indeed a major mishap involving a Chinese submarine, according to a new report.

Thomas Newdick

Posted on Sep 26, 2024 7:01 PM EDT

https://www.twz.com/sea/chinas-new-nuclear-submarine-sank-during-mysterious-incident-in-wuhan-report