F-35C Achieves Initial Operational Capability
F-35Cが初期作戦能力を獲得
U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Kelly M. Agee [Public domain], via Wikimedia Commons
Story Number: NNS190228-18Release Date: 2/28/2019 4:05:00 PM
From CNAF Public Affairs
SAN DIEGO (NNS) -- 米海軍航空部隊総監と海兵隊航空部隊副司令は2月28日に合同で共用打撃戦闘機の空母運用化型F-35Cが要求性能を実現し初期作戦能力を獲得したと発表した。
F-35C初の飛行隊、打撃戦闘機隊VFA-147がUSSカール・ヴィンソン(CVN-70)艦上での運用認証を得て飛行運用安全証明が出たことで今回の発表になった。なお同隊は初の海外展開の準備に入った。
IOC宣言のため最初の作戦機材運用飛行隊は艦隊作戦行動の支援に必要なミッション実施体制をチェックされる。今回はブロック3F仕様のF-35Cが10機そろうこと、予備部品が確保され支援機材、工具類、技術資料、訓練課程、自動補給情報システム(ALIS)の完備が求められた。
さらに運用空母にも必要な施設整備が求められ、認証が必要だ。最後に共同事業推進室、業界、海軍航空隊それぞれが必要な手順、工程、方針を完備し運用を維持継続する体制を示す必要がある。
「F-35Cを戦闘投入し勝利を収める準備ができた」と海軍航空部隊総監デウルフ・ミラー中将が宣言した。「空母戦闘群に同機が加わることで統合部隊の戦力が大幅に引き上げられる」
レムーア海軍航空基地が海軍のJSF戦闘機隊の本拠地だ。VFA-125が海軍海兵隊のJSFパイロットを養成する。同機導入にともない基地には新規施設が作られ機体整備、訓練に供され飛行部隊の機材更新に備える。
F-35Cが作戦投入可能となったことで米海軍の空母航空部隊にステルス、高性能エイビオニクス、センサー融合、兵装運用能力が加わり、F-35Cは今までの水準を超えた航空優勢、迎撃、敵防空能力の制圧、近接航空支援能力に加え高性能指揮統制機能も実現する。パイロット、指揮官には類を見ない戦闘状況認識能力と戦力を提供する。
F-35CのIOC獲得は米軍で最後となり、USAFのF-35A、USMCのF-35Bが先行していた。■