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2026年6月30日火曜日

空母への貨物人員輸送を永年担ってきたC-2グレイハウンドが空母運用を終了し、COD任務はCMV-22オスプレイに全面移転するが、同機には問題が依然残ったままだ。

 



C-2Aグレイハウンドが最後の空母運用を完了


海軍当局への取材や各種報道(Janesなど)によると、2026年6月25日、第40艦隊後方支援飛行隊(通称:ローハイズ)所属のC-2Aグレイハウンドが、空母「ニミッツ」で最後の着艦およびカタパルト発艦を実施した。

最終フライトには、ノーフォーク合同部隊司令官兼米第2艦隊司令官のダグ・ペリー海軍中将や報道陣も搭乗した。今回の運用をもってC-2Aによる空母着艦はすべて終了となり、同機は今年後半の完全退役に向けて残りの地上飛行を続ける予定である。これにより、約60年間にわたり米空母の兵站を支え続けた歴史に幕が下りる。

新旧の艦載輸送機:性能と特徴の比較

後継機となるティルトローター機CMV-22Bオスプレイは2021年に初期作戦能力(IOC)を達成しており、海軍は最終的に44機の調達を計画している。C-2AとCMV-22Bには異なる強みと弱みがある。

項目

C-2A グレイハウンド

CMV-22B オスプレイ

エンジン

アリソン T56-A-425 (4,600馬力) ×2

ロールス・ロイス AE1107C (6,200馬力) ×2

航続距離

約1,000海里

約1,150海里(内部積載6,000ポンド時)

機内加圧

あり(悪天候を避けて高高度を飛行可能)

なし(低高度での飛行が基本)

特殊能力

カタパルト発着艦

垂直離着陸(未整備地への着陸)、空中給油、夜間空母着艦


海軍高官らは、オスプレイの柔軟な運用能力(滑走路のない場所への着陸や長距離作戦への対応など)を「ゲームチェンジャー」として高く評価してきた。特にC-2Aではハードルが高かった夜間の空母着艦や空中給油能力を備えている点が、現代の分散型海上作戦において大きな強みとなっている。

移行期における課題と今後の展望

一方で、この世代交代は順風満帆だったわけではない。2023年に日本沖で発生した空軍型CV-22の墜落事故を受け、オスプレイ全機が一時飛行停止となった際には、C-2Aが急遽その穴を埋める形で任務を維持した経緯がある。

その後、機械的な改修を経て2026年1月からは飛行制限の解除が進められてきたものの、国防総省の試験部門などからは運用能力に関し厳しい指摘もなされている。

今後の見通し

抜群の安定性と実績を誇った「働き者」C-2Aが退役を迎えるいま、初期不良や制限を抱えたままCMV-22Bが、失敗の許されない空母打撃群の補給任務を単独で背負っていくことになる。新時代のロジスティクスが真価を問われるのはこれからだ。


この記事は

The C-2 Greyhound Has Made Its Last Landing Aboard A Carrier

It's truly the end of an era for naval aviation as the C-2's carrier onboard delivery role has now been turned over to the CMV-22 Osprey.

Howard Altman

Updated Jun 29, 2026 4:50 PM EDT

https://www.twz.com/air/the-c-2-greyhound-has-trapped-aboard-a-carrier-for-the-last-time

から再構成しました。



2018年1月6日土曜日

米海軍空母を支える輸送機でオスプレイへの機種転換は2026年に完了

米海軍でC-2からオスプレイの機種転換に備え着々と準備が整っているようです。米海軍のC-2が全機用途廃止されれば自衛隊のC-2が間違えられる可能性が減りますかね。


Navy Transition from C-2A to CMV-22B Will Span 2020 to 2026; Location of Training Squadron Undecided

米海軍のC-2AからCMV-22Bへの機種転換は2020年から2026年に実施される

C-2Aグレイハウンド(第40艦隊補給支援飛行隊ローハイズ所属)が空母USSドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)から発艦している。 Jan. 31, 2016. US Navy photo.

January 3, 2018 4:51 PM • Updated: January 3, 2018 10:01 PM


米海軍が27機供用中のC-2AグレイハウンドのCMV-22Bオスプレイ(38機)への機種転換を今年から開始し、オスプレイパイロット養成基地の所在をカリフォーニア、ヴァージニアのいずれにするかを決定する。海軍が1月3日に方針案を発表した。
C-2Aは空母輸送機(COD)として東西に展開する空母への補給に使われており、人員、訪問者、郵便物、予備部品他を空母に運んでいる。海軍は2015年1月に老朽化してきたC-2AをV-22オスプレイに交代させると発表。海軍用のオスプレイは海兵隊機材を原型とし、燃料タンクを大型化し長距離飛行と通信機能、機内拡声機能を強化している。
米海軍艦隊司令部が発表した評価ではこれまで公表されていない機種転換の詳細情報がわかる。
海軍のオスプレイ運航はヴァージニア州ノーフォーク海軍基地、カリフォーニア州ノースアイランド航空基地を拠点として展開するのは現行のC-2Aと同様だ。機種転換飛行隊の所在地をこれから決める。海軍はC-2Aでは東西両岸で転換部隊を置いていたが1994年に統合し、空母輸送早期警戒飛行隊(VAW)120としてC-2A訓練を行っている。
27機のC-2AがV-22で38機に増える理由は「C-2Aの現行機数では任務の需要に応えきれていないため」と海軍資料にある。機種転換は2020年に始まり、2026年までに終了するとあり、V-22に完全に置き換わるのは2028年となる。
MV-22BがUSSカール・ヴィンソン(CVN-70)に着艦中 Gidget Fuentes Photo Used with Permission


一案ではNASノースアイランド(サンディエゴ)のハルゼイフィールドに訓練校をおき2028年までに機種転換を完了し、23機を配備し支援に341名を投入する。もう一案がノーフォークでの実施だが、機材は15機、支援要員126名と規模が小さくなるのは訓練飛行隊を置かないためだ。
二番目のシナリオではノーフォーク海軍基地のチェンバースフィールドに本拠をおき、C-2Aはノースアイランドを2024年、ノーフォークを2026年までに姿を消す。ただしやはりV-22の完全展開は2028年になる。
FRSの所在がどちらになるにせよ、ノースアイランドではCOD業務が大きく増えるのは海軍が西海岸から太平洋への展開を重視しているからであり、西海岸を本拠地とする空母は日本への前方配備含め6隻で東海岸は4隻しかないためだ。
海軍仕様のV-22の初期作戦能力(IOC)獲得は2020年9月の予定で必要な装備や支援体制を同年10月までにとりあえず一か所で完成させる必要がある。完全運用状態(FOC)のCMV-22Bの登場は2024年に設定されている。施設の改良は今年から始めると資料にある。

IOC、FOCを先行実現すべく海軍のV-22パイロット、運航要員は海兵隊のMV-22訓練隊VMMT-204のあるニューリヴァー海兵隊航空基地(ノースカロライナ)で行う。海軍のV-22整備要員も海兵隊施設で訓練を受ける。■