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2016年5月30日月曜日

韓国がSLBMを開発中 中央日報記事より



下の中央日報記事を読む限りでは戦略抑止力というよりも先制攻撃の手段としてSLBMを想定しているようです。しかし通常弾頭で精度が低いとどこを狙うつもりなのでしょうか。また艦体が小さいことから想定するSLBMは相当小型のようです。北朝鮮を狙うのであれば近距離で事が足りるせいでしょうか。そのまま順調に整備できるかは不明ですが、完成し戦力化に成功すればこの地域の戦力バランスでまた一つ考慮すべき要素になるでしょうね。それにしてもいつの間に韓国はロシアからS400を入手していたのでしょうか。


South will develop its own type of SLBM: source

May 30,2016
BY JEONG YONG-SOO [jeong.byungki@joongang.co.kr]

韓国が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を開発中と軍高官が発言した。
  1. 「建造中の排水量3,000トンの張保皐級Jangbogo-III に垂直発射管が付く」と同高官は匿名を条件で発言している。「発射管を付けるのはSLBMが開発中だということだ」とし、国防開発庁が主導して開発中のミサイルは2020年までに完成するという。
  2. 韓国海軍の潜水艦には潜水艦発射巡航ミサイル(SLCM)があるが、北朝鮮がSLBM技術の完成に近づいていることから韓国軍内部で迅速に対応すべきとの声が高まっている。
  3. 「SLBMはSLCMの精密攻撃能力は期待できないが、速力と破壊力はずっと大きいものがある」と潜水艦部隊司令を務めた退役少将Kim Hyeok-sooは述べている。「スピードがありステルスのSLBMが手に入れば事態が緊急水準にエスカレートする前に北朝鮮を攻撃する能力が韓国海軍に生まれます」
  4. 別の関係者は「軍は地対空ミサイルで冷間発射方式を採用しています。これをSLBMに応用してミサイルは水中発射したあと、エンジンはある程度の高度に達して点火します」という。
  5. 「北朝鮮はロシア製地対空ミサイルS300で使っている技術をSLBMに応用しました」と韓国科学技術院の主任研究員Lee Choon-geunは述べている。「韓国はロシアから入手したS400で使っているより成熟した技術を利用します。S400は債務支払いの一部として入手しました」S400は技術的に先端を行くミサイルで冷間発射技術が使われている。
  6. 開発が予定通り進展すれば、張保皐-III級潜水艦が引き渡される2020年までに艦にSLBMが搭載できると軍は見ている。
  7. 他方で張保皐-III級の次期艦は3,400トンに拡大すると決まっている。■

2014年1月7日火曜日

MQ-4Cトライトン テストは順調に進展中


Navy’s MQ-4C Triton Hits Testing Milestone

By: Dave Majumdar
USNI Neews, Monday, January 6, 2014
MQ-9C Trition. Northrop Grumman Photo

ノースロップグラマンは米海軍とMQ-4Cトライトン無人機の飛行テストを加速中。
  1. 同社から1月6日に同機が昨年5月の初飛行以来9回の飛行を完了し、安全限界の確認過程の半分が完了したと発表があった。
  2. 「安全飛行限界の拡大によりテストチームはトライトン用監視センサー類の搭載にとりかかることができます」(マイク・マッケイMike Mackey、ノースロップグラマンのトライトン事業責任者)
  3. トライトンに搭載予定なのは360度監視AN/ZPY-3多機能アクティブセンサー(MFAS)、MTS-B電子光学赤外線カメラ、AN/ZL-1電子支援装置一式および自動識別装置(AIS)の受信機である。また衛星通信およびリンク16戦術データリンク能力により艦隊へ通信中継をする。
  4. 今回の安全性能領域拡大過程でフライトテストチームは飛行速度・高度を徐々に上げ機体重量も変えていった。その狙いは同機が設計通りに飛行可能なのか、そして飛行中に遭遇する問題を修正できるかを確認することにあった。
  5. ノースロップによるとMQ-4Cは最高高度5万フィートで9.4時間の滞空性能を示したという。またダブルスと呼ぶ飛行操作をし、気流の乱れによる飛行経路の障害から回復する能力を試した。
  6. 米海軍はMQ-4Cを合計68機導入する予定で、そのうち20機は常時周回警戒飛行任務に投入する。トライトンの運用はボーイングP-8Aポセイドン哨戒機と連携が前提。■


2013年6月12日水曜日

V-22オスプレイ99機追加生産へ。海外販売一号はイスラエル向け


い まだにアレルギー反応としか言いようがないのが日本国内の(一部の)反対感情ですが、着実に実績を上げているオスプレイを永遠に無視できるのでしょうか。 安全保障の観点というのは国内では票にならず「アレルギー」に寛容な姿勢を示すことで選挙には勝てるでしょうが、安全保障=国民の安泰は遠のくばかりとい う事実そのものに触れるのを怖がっていていいのでしょうか。政治家が悪いのではありません。政治家を選ぶ選挙民の資質が悪いのでしょうか。ともあれ、ここ ではあがっていませんが、自衛隊のオスプレイ導入検討も水面下では進んでいるはず。どこかで「真実」を話さないといけないでしょうね。それにしてもイスラ エルにはまたもや先を越されていますね。

Bell, Boeing To Get Order For 99 More V-22 Ospreys

By Reuters
aviationweek.com June 11, 2013
Credit: Boeing

米海軍は今週にもV-22オスプレイで五ヵ年契約に調印し総額65億ドルで99機の生産をボーイングベルヘリコプターに発注する。
  1. 海兵隊のグレゴリー・マシエロ大佐Colonel Gregory Masielloによると2013会計年度から2017年度までの期間とし22機の追加オプションを含む。五ヵ年契約自体が一度は計画取りやめの危機にさらされた同機への信頼回復を裏付けるものだ。
  2. 大佐によると92機は海兵隊向けで空軍は7機を受領する。海軍航空システム司令部が統括しメーカーとの契約交渉に当たる。
  3. ボーイングとベルヘリコプターがV-22オスプレイを共同生産しており、開発当初こそ海兵隊員23名が犠牲となった事故があり難航したが、現在は戦闘下の性能を高く評価されている。ただし昨年はモロッコで海兵隊員2名が訓練中に死亡している。
  4. マシエロ大佐によれば5年契約にすることで一度に全機購入するより10億ドルの節約効果が海軍に生まれる。
  5. 海軍は三番目の多年度契約で100機以上の調達を検討中で、ここに海軍用48機のほか海外販売向け機体も含まれているという。
  6. 「詳細について今から詰めることは決して時期尚早ではありません」と大佐はいい、2007年以来実績を積み重ねてきた同機に対して海外からの需要が高まっていること、それにより米国内の発注が増えると強調する。
  7. 契約調印は6月12日予定だ。マシエロ大佐は単年度契約14億ドル相当で昨年12月に発表したものを手直ししたものだという。この変更は主契約企業二社にとって歓迎されているほか同機部品の各メーカーにとっても生産安定化につながるものだという。
  8. 現在214機のオスプレイが就役中で、実戦での飛行時間は合計19万時間に上るという。
  9. 今週はUSS Harry S. Truman艦上でオスプレイを海上物資輸送手段として各艦艇に運搬する実証実験に使うとマシエロ大佐は明かした。海軍は老朽化してきたC-2艦上輸送機を使っているが、V-22に切り替えれば数十億ドルの節約が可能だという。
  10. 大統領向け輸送部隊に2機のV-22が加わっており、その他英国、スペインにも投入中という。
  11. 同 機への海外からの関心は高く、米政府がこれまで技術説明を行った仕向け国はサウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦、イタリア、ブラジル、コロンビ ア、シンガポール、オーストラリアの各国だという。大佐は国名を明かさなかったが、ペンタゴンが三カ国と同機売却で書簡を交換中だという。
  12. チャック・ヘイゲル国防長官からは4月にV-22導入の最初の国はイスラエルと公表している。消息筋によるとイスラエルは5ないし6機のV-22を推定単価70百万ドルで購入する。■