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2018年12月2日日曜日

自衛隊次期攻撃ヘリは海上運用の想定も

Japan sets naval-friendly requirement in search to replace AH-1S Cobra fleet 

陸上自衛隊AH-1Sコブラ後継機は海上作戦運用の想定

By: Mike Yeo    

陸上自衛隊のAH-1SヘリコプターがTOW対戦車ミサイルを発射している。東富士演習場にて。2014年8月19日。 (Kitamura Toshifumi/AFP via Getty Images)



本は現行ベル/富士重工AH-1Sコブラ攻撃ヘリコプターの後継機で艦載運用を想定する。
今年初めに出た情報要求(RFI)では新型ヘリコプターを海上運用型とし「臨時飛行施設または海上基地」から運用すると想定しているとベル顧問を務めるジョージ・トラウトマン退役中将が述べている。
国際航空宇宙展の会場でDefense News取材に答えたトラウトマン前海兵隊航空部隊司令官はRFIは「30機、40機、50機」各調達の価格および個別情報を求めているという。また今後3ないし4ヶ月内に提案要求が出るとした。
ベルにはAH-1Zヴァイパー案があるが、三菱重工業はUH-60J/JAブラックホークに補助翼および兵装運用箇所を追加した案を提案している。同社はブラックホーク、SH-60シーホーク各種を自衛隊向けにシコースキーのライセンスを受け1990年代から生産している。
エアバスは民生用H145で日本に進出しているが、今回はタイガー攻撃ヘリコプター案ではなくH145案を提示する。同社は神戸にあるヘリコプター修理点検施設の拡充を発表している。
その他にはボーイングがAH-64Eアパッチを、イタリアのレオナルドがAW249攻撃ヘリコプター(現在開発中)を提案する見込み。
日本はアパッチAH-64D13機をライセンス生産で導入済みだ。ただし同機は当初64機調達予定が大幅に規模縮小された。同機搭載のロングボウレーダーの性能が期待以下と評価されているといわれれる。■

離島奪還作戦の想定のためか、次期攻撃ヘリは陸上自衛隊の従来の運用構想と異なる性能が必要となります。水陸両用部隊への配備想定でしょうね。ロングボウが不要ならアパッチが今後長く活用できる機材になりますが、すでに既存機生産で肝心のスバルがひどい目にあっていますので今回はAH-1Z(米海兵隊が使用中)に傾くのではないでしょうか。

2016年10月16日日曜日

★★UH-X以外にAH-1Z、新型ティルトローター...と日本に期待するベル・ヘリコプター



JAPAN AEROSPACE: Bell, Fuji engineers busy with UH-X specifications
13 OCTOBER, 2016
BY: GREG WALDRON
TOKYO
ベル・ヘリコプターは富士重工業と共同で防衛省が調達するUH-Xヘリコプター150機の生産前準備に取り掛かっている。富士重工の技術陣はベル本社(テキサス州フォートワース)で作業を進めている。
ベルの日本代表リチャード・ソーンリーによれば動力伝達系での性能が向上するとしているが、日本側は改修内容を一切明らかにしていない。
機体は富士重が現地生産し、1号機は2022年納入予定。ベル412EPIを原型とする同機の生産納入は陸上自衛隊で供用中のUH-1Jの退役日程に依存する。
富士重工の生産で経済規模を確保するため民生版の412EPIも日本国内で販売する。両型式合わせ生産は20年以上継続するとソーンリーは見る。
2015年にベルはエアバスヘリコプターの新設計案を破りUH-X選定を勝ち取っている。
同社の軍用ヘリコプター事業開発担当副社長キース・フレイルは日本が求めるAH-X攻撃ヘリ調達(60から70機規模)にも注目中と明らかにした。
「当社のAH-1Zヴァイパーは日本の要求にぴったりです」とし、「海兵隊仕様ですので、長大な沿海地形を有する日本に最適です」と述べた。
ベルは新型ティルトローター機V-280ヴァラー及び最近発表したばかりの無人機V-247で日本関係者と非公式協議をしている。
ソーンリーは日本は初のV-22海外採用国で17機を米海兵隊をモデルに新設した部隊に配備するとし「この国はティルトローター運用にぴったりです」と述べた。■