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2025年4月27日日曜日

ジェネラル・アトミクスがドローン攻撃用に空対空レーザーを開発中(Naval News)

 General Atomics Confirms Drone-Killing Air-to-Air Laser is in Development

米軍のMQ-9用に開発中のジェネラル・アトミクスの空対空レーザーのクローズアップ画像。 写真提供:筆者 // 転載禁止


ェネラル・アトミクスは、米軍のMQ-9ドローン用に開発中の新しい空中レーザープログラムの存在を確認した。

 今月初めにSea Air Space 2025で新しい空中レーザーのプロトタイプを本誌が初めて見た後、ジェネラル・アトミクスは現在米空軍と米海兵隊に配備されているMQ-9艦隊に空中レーザー兵器を提供する国防総省との共同プログラムの存在を確認した。

 本誌は、この件に詳しい同社の広報担当から確認を得た。同スポークスマンは、MQ-9ファミリーに新たな空対空レーザー兵器を追加しようとしているプログラムの存在を確認したそれは、対無人航空機手段(C-UAS)として空中レーザーを提供する共同プログラムの一部である。

 「当社は、共同プログラムで空中レーザーを開発中です。その開発は、大気等の環境条件、およびターゲットがMQ-9より動きが遅いために、MQ-9機上の空中レーザーポッドが理想的な[対UAS]ソリューションになる事実に触発されました」(同社広報)。


MQ-9B Shown with Airborne Laser at Sea Air Space 2025

ドローン撃墜に使用される空中レーザーを搭載したMQ-9B。ジェネラル・アトミクスのイメージ


 ジェネラル・アトミクスによると、将来のレーザーポッドのコアコンポーネントは、すでに空中プラットフォームでテスト中だ。飛行レーザーによる完全なテストは完了していないが、すべてのコンポーネントは地上でテストされている。ジェネラル・アトミクスは、空中テストの開始時期について言及していない。

 広報担当者はまた、レーザーの出力レベルが25キロワットであることを認めた。レーザー開発で使用されたオーバーヘッド技術は300キロワット(kW)まで拡張可能だが、MQ-9のサイズの制約により、小出力に制限されている。両翼に搭載されたバッテリーパックは、レーザーに長時間電力を供給でき、搭載された電力とレーザー自体の間のバッファとして機能する。


「予想される出力レベルは25kWクラスのレーザーです。基本的なレーザー技術は300kWクラスまで拡張可能ですが、MQ-9の場合はペイロード容量に制限があります。バッテリーパックは航空機のパワーとレーザーの間のバッファとして使用される。別のポッドに追加のバッテリーパックを搭載すれば、レーザーの稼働時間を延長できます」(同社広報)。

 ジェネラルアトミックスによると、MQ-9は空中レーザーポッドを装備することで、24時間365日の情報、監視、偵察(ISR)を提供すると同時に、ターゲットにC-UASミッションを実行することができる。   同社は、Sea Air Space 2025の同社ブースで、このようなミッションセットの例を第一列島線で展開できると強調した。



General Atomics Confirms Drone-Killing Air-to-Air Laser is in Development

Sea Air Space 2025でのGeneral Atomicsのブースで、第1列島線でのMQ-9の運用を描いたグラフィック。 写真提供:筆者


General Atomics Confirms Drone-Killing Air-to-Air Laser is in Development

  • Published on 25/04/2025

  • By Carter Johnston

https://www.navalnews.com/naval-news/2025/04/general-atomics-confirms-drone-killing-air-to-air-laser-is-in-development/



カーター・ジョンストン

カーター・ジョンストンはジョージ・ワシントン大学エリオット国際大学院の2028年度新入生。 拠点はワシントンD.C.とイリノイ州シカゴ。 米国内の造船所インフラ、米海軍と海兵隊の進行中の近代化努力、国内外での成功につながる政治などに関心を持つ。