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2023年10月1日日曜日

レーザー兵装を搭載した米海軍初の DDG 51フライトIII駆逐艦が就役へ

 


米海軍は現在駆逐艦を80隻以上運用しており、うち10隻以上がフライトIII DDG 51としてアップグレード中だ

ーザー兵器で敵のドローンや戦闘機を焼却し、艦船発射型迎撃ミサイルで飛来する対艦ミサイルや弾道ミサイルを追跡・破壊し、次世代EWで敵のレーダー、照準、通信を妨害し、パラダイムを変える長距離・オーバー・ザ・ホライズン精密兵器を発射する......これらは、米海軍アーレイ・バーク級DDG 51フライトIII駆逐艦の任務の一部にすぎない。

海軍初のフライトIII DDG 51駆逐艦USSジャック・ルーカス(DDG 125)が、就役のためミシシッピからフロリダ州タンパに向かう途中、海上に姿を現した。新型艦は、レーザー兵器、パラダイムを変える長距離高忠実度センサーとレーダー、オーバー・ザ・ホライズン艦砲射撃兵器、新世代の艦上電気、冷却、電力貯蔵装置で武装した、最先端の新型駆逐艦クラスの初号艦である。

構想には、新しい兵器、コンピューティング、指揮統制、センシングの全領域統合が含まれ、分散され、ネットワーク化され、殺傷力の高い海上戦を計画する海軍首脳の戦略的思考と一致している。 その意図は、新世代の戦闘技術を追加するだけでなく、開発を加速させることにある。マイケル・ギルデイ元海軍作戦部長の説明によれば、「スピードが重要」なのだ。

「ユビキタスで永続的なセンサー、高度な戦闘ネットワーク、そして射程距離と速度が向上した兵器が、我々をより分散型の戦いへと駆り立てている。スピードが重要だ」と、マイケル・ギルデイ前海軍作戦部長は2022年の海軍CNO NAVPLANに書いている。

これを達成するため、海軍の兵器開発者は長年、アップグレード可能な新兵器を迅速に統合すること、利用できる最高の技術を確実に艦船に組み込むことの最適バランスに注力してきた。この最適なバランスは、兵器開発者が共通のIPプロトコル標準、インターフェイス、コンピューティングシステムを使用し、永続的に「アップグレード可能」な技術インフラを実現する「モジュラー」または「オープンアーキテクチャ」戦略によって追求している。このアプローチでは、例えばソフトウェアのアップグレードによって、艦船のレーダー、武器誘導、コンピューティング、そしてレーザー、EW、AI対応コマンド・コントロールなどの主要技術を大幅に改善することができる。例えば、ブロックIIAのSM-3とSM-6の両方対応ソフトウェアのアップグレードは、戦闘能力と性能を大幅に拡大した。大型のSM-3ブロックIIAは、より長い射程距離と、より広い範囲の目標を追跡して破壊するための改良された誘導と識別を持ち、SM-6は、移動目標を攻撃するために飛行中のコースをよりよく調整するデュアルモード・シーカーに対応するソフトウェア・アップグレードを受けた。

ブロックIII DDG 51のアップグレードで最大かつ間違いなく最も重要な要素は、AN/SPY-6防空ミサイルレーダーと呼ばれる画期的なレーダーシステムの追加だ。SPY-6レーダーのバリエーションでは、(V)1が最も強力で高感度であり、従来のレーダー・システムのほぼ半分のサイズと2倍の射程距離の標的を「視認」し、「探知」または破壊する能力を与えている。

SPY-6ファミリーは、既存のAN/SPY-1艦船統合レーダー・システムを超えるもので、『マイクロウェーブ・ジャーナル』誌によれば...「SPY-1D(V)より30倍多くのターゲットを処理し、30倍の感度を持つ」。("Radar and Phased Array Breakthroughs," Eli Booker)

レイセオンのSPY-6レーダー・トランスミッターは、軍用グレードの窒化ガリウム(GaN)を使用している。この物質についてレイセオンの開発者は、現在使用されている既存のガリウムヒ素の1000倍も効率が高いと説明している。

アプリケーションに関しては、SPY-6レーダー・システムは、他の異種の火器管制と探知技術を合理化する。SPY-6は、SM-3のような長距離の弾道ミサイル迎撃ミサイルだけでなく、短距離の近接迎撃ミサイルも統制できる。これにより、センサーから発射までの時間が短縮され、戦闘司令は、どの対抗措置が必要かを判断できる。この統合はまさに、弾道ミサイルと巡航ミサイル、ドローン攻撃などを組み合わせた可能性のある、多面的で連携した敵の攻撃に対抗するために必要な防衛手段である。

DDG 51駆逐艦のレーザーとイージスレーダー

USSジャック・ルーカスの具体的な兵器構成はまだ開発中と思われるが、同艦は長年、新世代のテクノロジーや兵器の最先端のテストベッドやデモンストレーション・プラットフォームとなっている。これらの兵器システムには、イージス・コンバット・システムのアップグレード版が含まれる。イージス・コンバット・システムは、統合された空と巡航ミサイルと弾道ミサイル防衛技術であり、ソフトウェアのアップグレードを通じて改良が続けられている。最新の改良版ベースライン10は、機能を合理化し、単一のシステムで空と巡航ミサイル防衛と弾道ミサイル防衛を実行できるようにしている。海軍はまた、イージスシステムに最新かつ最新のアップグレードを確実に提供するため、現在進行中のTI(技術的挿入)を追求している。艦船に統合されたイージス艦レーダーは、迎撃ミサイルを発射するための火器管制や、高感度の新型レーダーシステムSPY-6に同期した艦船ベースのコンピューティングやコマンド・アンド・コントロールと接続されている。

米海軍のフライトIIA DDG 51駆逐艦は現在、陸上と海洋での試験と評価が行われているHELIOS(High-Energy Laser with Optical-dazzler and Surveillance)と呼ばれる最先端のレーザー兵器で武装している。つまり、海軍の駆逐艦は、敵のドローンを光速で正確に焼却し、衝撃を与えたり、燃やしたり、あるいは単に無力化したりする能力を持って運用されることになる。

レーザーは静かで、低コストで、拡張性があり、正確であるだけでなく、おそらくさらに重要なのは、光の速度で発射されることである。純粋なスピードは、海洋戦に関して、新しいテクノロジーが海戦の領域に参入し、戦術的方程式を大きく変えるにつれて、ますます不可欠になっている。

戦術力学を変えるレーザー

海上戦において、艦船が発射するレーザー兵器は戦術力学と戦略をどのように変えるだろうか。

米海軍駆逐艦の垂直発射システムから発射される高価な迎撃ミサイルの代わりに、司令はターゲットを完全に破壊したり爆発させず、単に気絶させたり、無力化させるオプションを手に入れる。SM-2やSM-6迎撃兵器によって発生すると思われるような爆発的影響を低減すれば、航行の多い海洋環境でシナリオが展開された場合、爆弾の破片や破片によって民間人に犠牲者を出すリスクを下げることができる。

HELIOSのようなレーザーはまた、実質的な光学的要素をもたらし、ターゲットを追跡するセンサーとしても機能し、必要な監視任務に役立つ。

レーザーはまた、場合によっては、水上軍艦が敵の陣地にもっと接近することを可能にする。甲板搭載の砲を、光速で攻撃し、精密誘導技術で狭い目標領域をピンポイントで攻撃するように設計されたレーザー兵器で補うことができるからだ。

海軍は現在、80隻以上の駆逐艦を運用しており、新しいレーダーと兵器を搭載し、アップグレードされたフライトIII DDG 51を10隻以上追加している。しかし、海軍は既存の艦隊の維持にも深く投資している。

今後15年以内に、海軍は22隻の新型ハイテクDDG 51フライトIII戦艦と8隻の最新鋭DDG51フライトIIA駆逐艦を含む、少なくとも30隻の新型DDG 51駆逐艦を追加する計画だ。■

Laser-Armed First US Navy Flight III DDG 51 Destroyer Hits the Ocean - Warrior Maven: Center for Military Modernization

By Kris Osborn, President, Center for Military Modernization

Kris Osborn is President of Warrior Maven- Center for Military Modernization. Osborn previously served at the Pentagon as a Highly Qualified Expert with the Office of the Assistant Secretary of the Army—Acquisition, Logistics & Technology. Osborn has also worked as an anchor and on-air military specialist at national TV networks. He has appeared as a guest military expert on Fox News, MSNBC, The Military Channel, and The History Channel. He also has a Masters Degree in Comparative Literature from Columbia University.



2015年5月25日月曜日

★★米空軍>レーザー兵器開発の工程表が明らかになる



先日の空軍レーザー兵器開発の続報です。約4リットルの航空燃料で千回以上の照射ができれば夢の様な話で、空中戦の様相が一変しますが、一方で、大気中のレーザー減衰問題、高速度で飛行する標的への照準など技術上の問題もありますね。レーザーが万能薬ではなく、当面はミサイル、機関砲も搭載するのではないでしょうか。あるいはレーザー砲を装備した大型機を小型UAVが護衛する空中艦隊になれば面白いのですが。

Air Force Wants to Fire Lasers from Aircraft by 2023

by  KRIS OSBORN on MAY 22, 2015

米空軍はレーザー兵器をC-17へ搭載し実証試験を2023年までに実施する。
  1. 高エネルギーレーザー(HEL)は空軍指向性エネルギー局がカークランド空軍基地(ニューメキシコ州)でテスト中だ。今年は地上テストを実施し、その後空中発射兵器への発展をめざすと、空軍科学主幹マイカ・エンズレイ Mica Endsley がMilitary.com取材に答えた。
  2. 地上テストはホワイトサンズミサイル試射場(ニューメキシコ州)で実施すると空軍報道官オサナ・ズックOthana Zuchが発表した。
  3. 「各種技術の成熟化に取り組んでいる」とエンズレイは述べた。「航空機に搭載し、実証を2023年までに行いたい」 一方、初の空中照射テストは2021年までに実施するとズックは述べた。
  4. エンズレイからは縮小化技術が実現するまではC-17のような大型機からレーザー照射を実施し、ゆくゆくはF-15、F-16,F-35の各戦闘機への搭載を目指すとの発言もあった。
  5. 航空機から照射するレーザーは空対空戦、近接航空支援、UAS対策、ボート対策、地上攻撃さらにミサイル防衛にまで拡大すると空軍関係者は見ている。
  6. 現在の開発の重点は出力増大、精度の確保、誘導方式にあるとエンズレイは説明。「これらをシステムに盛り込み、出力を10キロワットから100キロワットに拡大したい。そのため誘導、精度でさらに作業が必要だ」
  7. 機内のジェット燃料でレーザー用のエネルギーを確保し、数千回の照射ができるとエンズレイは述べる。「最大の利点は発射回数がたくさん確保できることです。現在のミサイルではせいぜい7発がいいところでしょう。指向性エネルギー兵器ではジェット燃料一ガロンで数千発の発射が可能になります」
  8. 米空軍がレーザーを航空機に搭載するのはこれがはじめてではない。以前はミサイル防衛の目的で化学レーザーを実用化しようとした。このエアボーン・レーザー(ABL)計画でボーイング747-400F貨物機にメガワット級化学酸化ヨウ素レーザー装置を搭載し、機首から発射するテストをしている。
  9. このABL計画は当時の国防長官ロバート・ゲイツにより2009年に中止され、予算と実現性で疑問があるためとされた。「ABLでは価格と技術問題が山積している。そこで提案通りの運用が可能か大いに疑問だ」とゲイツは当時述べていた。■


2015年5月21日木曜日

★米空軍>レーザー搭載戦闘機が2022年に登場



100kW級のレーザー光線でこれだけの仕事が本当にできれば革命的な変化ですね。敵を発見すれば即破壊できるのですから空の戦闘の様相が変化します。ただし文中にあるように大気中の航空機からの照射よりも軌道上から発射するほうが効果が高く、宇宙の軍事利用にこの先すすんでいくことになるのでしょうか。また1Lの航空燃料の発熱量は約37MJとのことですが、これがレーザー照射一回に必要なインプットとしても再照射に必要な時間間隔はどのくらいなのでしょうか。究極の姿としては小型核融合炉を搭載した大型戦闘航空機(UAVで護衛する)でほぼ無制限にレーザーを照射(複数方向へ)するというのはどうでしょうか。


Laser Fighters: 100 kW Weapons By 2022

By SYDNEY J. FREEDBERG JR.on May 18, 2015 at 4:00 AM

PENTAGON:. スター・ウォーズファンが興奮するかもしれない。米空軍は小型機から照射する100キロワット級レーザー兵器の実用化を目指している。空軍研究所が明らかにした。直近の航空機搭載レーザーはメガワット級のエアボーン・レーザーで747を改装した実験が2011年に中止されている。今回は2022年に実証を戦闘機で行う。
  1. だがF-35Aへは搭載されない。ステルス戦闘機はレーダー断面積を小さくするため武装を内蔵するが、今回のレーザー装置は外部武装ポッドに内蔵する。
  2. 技術は着実に進化中とモーレー・ストーン Morley Stone (空軍研究所技術主任)は語る。半導体レーザーの構造は有害な化学レーザーより数段簡単で小型にできる。エアボーン・レーザーは化学方式だった。技術が進歩したとはいえ、小型機へのレーザー搭載は容易ではない。そこで「機体内部への搭載の前にポッド方式の外部搭載でリスクを軽減する」のだという。”
  3. 外部ポッド方式でもレーザー兵器の内蔵は容易ではない。AC-130ガンシップの巨大なウェポンベイは別で特殊作戦軍団はAC-130にレーザー砲の搭載をめざす。「戦闘機への搭載は難易度が高い」とAFRL所長トーマス・マシエロ少将 Maj. Gen. Thomas Masiello は言う。
  4. 米軍が現時点で運用中の唯一のレーザー兵器は30キロワット級試作品で、USSポンセに搭載しペルシア湾に展開中だ。艦載レーザーには特有の問題がある。海面上は水分が多く、レーザー光線が減衰し、歪む。高空ではその問題はないが、航空機には高性能の補正光学装置がないと焦点が合わない。また艦船の設置場所は戦闘機よりはるかに広い。
  5. 「航空機搭載はずっと難易度が高い」とAFRLのデイヴィッド・ハーディー David Hardy 指向性エネルギー局局長は述べる。「艦船搭載の場合はSWAP(寸法、重量及び出力)が大きく確保できる」とハーディーは説明し、さらに「航空機は艦船より振動が大きい。船も横揺れはあるが振動はそこまで大きくない」という。精密機械に振動は禁物だが、レーザーでは標的の一点を焼くため照射の保持が必要だ。
  6. 「レーザーの本質は加熱装置です。加熱・溶融し穴を開けます」とハーディーは言う。ただし、標的をそこまで加熱するには高度技術が必要で、発射源が飛行中の場合はなおさらだ。軍は巨大な化学レーザーの実用化は断念したが、ABLの経験から貴重な結果を得た。これが小型電動レーザーの制作に役だっているとハーディーは言う
  7. もうひとつ大きな進歩がジェネラル・アトミックスのHELLADSレーザーで生まれており、まもなくDARPA単独の実験からDARPA・空軍研究所の共同事業に移行する。「150キロワット級電動レーザーとなる」とハーディは言う。(HELLADSの公称出力は未公表で、詳細は秘匿扱いになっている)HELLADSは高出力レーザー兵器として航空機搭載を可能にするのをめざす。現在は地上設置だが、外寸と裏腹に高出力を実現し「100キロワット超の電動レーザーで妥当なSWAPの実現を証明する」ものだという。
  8. 「今後10年以内に100キロワット超の出力を常時発生するシステムが完成すると思います」とハーディーは説明。「数百キロワットになるでしょう」
  9. では100キロワット級の出力で何ができるか。ハーディーは想定する標的の話をしたがらないが、戦略予算評価センター(CSBA)の研究によれば巡航ミサイル、無人機、有人機を相当の距離から破壊できるという。
  10. CSBAで報告書を作成したマーク・ガンジンガーMark Gunzingerは「150から200kWのレーザーなら地対空や空対空ミサイルの破壊が可能」だという。「大気が薄い高高度であれば効果が高い」
  11. マシエロ少将はレーザーは空対空ミサイルに取って代わる存在と見ている。「ほぼ無限に使える究極の指向性エネルギー兵器だ。レーザー照射一回に必要なエネルギーは燃料1リットル相当と試算している」
  12. 「ミサイル防衛が最大の関心事です」とハーディーは記者に語った。これは海軍や陸軍のレーザー開発でも同じだ。「ただし当方は攻撃効果も注目し、ジェット燃料で発電すればレーザー照射を続けることができる」
  13. F-16の対空ミサイル搭載数は6発だ。6回発射したら、命中のいかんをとわず基地に戻り再装填する。ガンジンガーはレーザー搭載機なら給油機のいるところへ戻ればよいという。「着陸・再装填せずに空中給油でレーザーはまた使用可能となり、戦場へ戻れる」という。制約条件はパイロットの耐久力だけだが、無人機ならもっと長く作戦空域にとどまれる。
  14. 「開発中のレーザーはいくつかあり、HELLADSもそのひとつだが、大きな進歩が見られる」と航空機に搭載可能な小型兵器に近づいているとガンジンガーは記者に語った。「航空機搭載レーザー兵器の現実化はすぐ先です」
  15. 未来を展望できる空軍関係者のひとり、デイヴ・デプチュラ退役中将retired Lt. Gen. Dave Deptulaは航空機搭載レーザーの可能性を信じる。また近い将来に宇宙配備レーザーも実用化されると記者に語ってくれた。当初は短距離防御システムとなれば、出力、焦点、大気のゆがみ等の問題を克服して攻撃するより、敵をこちらに接近させればよいという。レーザーの射程は更に延長される可能性があり、航空宇宙機材は運搬手段にすぎない。
  16. レーザーは高密度の光線にすぎない。大気中で減衰し、水平線の先への標的へ照射できない。ただレーザー照射地点の高度が高ければ、それだけ有効照射距離が伸び、大気が薄いほうが効果的だ。ここに空軍の求めるレーザー兵器の可能性、艦船あるいは地上から照射するレーザーでは実現できないものがある。
  17. 「大気の制約から開放されたレーザーの効果は想像にかたくないでしょう」とデプチュラは記者に話す。「宇宙空間あるいは宇宙からレーザーを使用する機会が増大する」とし、敵航空機や弾道ミサイルを上空から撃墜できるという。これは現行の国際条約では実施不可能とデプチュラも認め、「宇宙空間の武装化はしたくないが、今後を考えると宇宙空間での作戦準備は今から進めておくべきだろう」
  18. 宇宙から、空から、あるいは地上からのレーザー照射は革命的に大きな可能性を有している。「革命的変化ということばの使いすぎが目立つ」とデプチュラはいうものの、今回の場合は妥当だ。「チャック・イエーガーが音速の壁を破って以来、音速での戦闘は当たり前になった」と記者に語る。米国、ロシア、中国がそれぞれマッハ5超の極超音速兵器を開発中だが、レーザーがあれば、「光速での戦闘が普通の話題になる」という。■