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2026年5月27日水曜日

韓国が原子力攻撃型潜水艦建造へ。中国は当然反発し、日本も警戒すべき動向になりますね。韓国は地域海軍主要国になる野望を持っているようですが、原子力推進のインフラも含め自国の物にできるか問われそうです

 

South Korea has confirmed plans to develop a new class of nuclear-powered submarines, the Jang Bogo N Project. These will put South Korea in an exclusive class of nations operating nuclear-powered subs, with currently only China, France, India, Russia, the United Kingdom, and United States having them in active service. MND

韓国の原子力潜水艦建造は極めて重大な出来事となる

韓国は高性能な潜水艦を手にし、海上核抑止力という将来の選択肢への基礎を築くことにもなる。

国は、「チャン・ボゴNプロジェクト」の下で新型原子力潜水艦を開発する計画を正式に開始した。これにより、韓国は原子力潜水艦を運用する数少ない国の仲間入りを果たすことになる。現在、現役で運用しているのは中国、フランス、インド、ロシア、英国、米国のみである。この動きは、高性能な潜水艦を韓国海軍(ROKN)に提供する以上の大きな意味を持つ。

国防省が公開したレンダリング画像は、「チャン・ボゴN」プロジェクトの潜水艦がどのような外観になるかを示している。MND

韓国国防省(MND)は本日、「大韓民国原子力潜水艦開発基本計画」という文書を公表し、同国の海軍能力を飛躍的に向上させる野心を明らかにした。この計画の名称は、韓国初の潜水艦チャン・ボゴ級に由来している。

国防省は、原子力潜水艦計画の背景にある考え方を提示し、これらの艦艇が韓国海軍の既存のディーゼル潜水艦と比較して「劇的に強化された作戦能力」を提供すると指摘した。国防省は、航続距離が実質的に無制限であることに加え、新型原子力潜水艦は従来型より「高い機動性」を備えると述べている。これは、原子力潜水艦がより遠くへ、より速く移動できる能力に加え、少なくとも特定の性能範囲内で水中機動力も兼ね備えていることによるものだ。

同省はまた、新型潜水艦が「北朝鮮の潜水艦発射型核兵器やミサイルといった脅威への対応において中核的な役割を果たす」と概説している。

「大韓民国は、国際社会の信頼に基づき、核不拡散義務を透明かつ堅固に履行する」と国防省は付け加えた。

明らかに、これは長期的な計画であり、民間用途の原子炉開発実績はあるものの、軍事用途での原子力推進への取り組みとしてはソウルにとって初めての試みとなる。

「チャン・ボゴN計画」の建造中艦艇を示す公式レンダリング画像。MND

国防省は、建造プロセスに最大10年を要し、その後、艦艇は30年以上にわたり運用される見込みだとしている。

正確なスケジュールは公表されておらず、何隻が建造される予定かも不明である。

本誌は、ドナルド・トランプ米大統領が同計画への承認を表明した際、プログラム開始に向けた重要な節目について昨年10月に報じた。

「我々の軍事同盟はかつてないほど強固であり、それに基づき、韓国に対し、保有中の旧式で機動性の低いディーゼル潜水艦ではなく、原子力潜水艦を建造することを承認した」と、トランプはTruth Socialへの投稿で記した。

また、トランプ大統領は、少なくとも一部の潜水艦が米国で建造されるとも主張した。韓国国防省はこの可能性に言及しておらず、発表文の表現は本計画の主権的性質と国内産業の参画を強調している。しかし、韓国企業がすでにフィラデルフィアで造船を行っており、米国が原子力船舶の建造能力をさらに必要としていることから、この「チャン・ボゴN計画」の結果として、こうした動きも生じる可能性がある。

米国造船業の崩壊は国家安全保障および経済安全保障上のリスクをもたらす | 60 Minutes

トランプ発言の前から韓国は長年にわたり原子力潜水艦の保有に向けた野心を公にしていた。実際、関連する議論は少なくとも2003年頃まで遡る。

しかし、この計画は、核拡散への懸念を理由に、米国を含む各方面からの長年にわたる反対に直面してきた。

韓国海軍は12隻の「チャンボゴ」級、9隻の「ソン・ウォンイル」級、3隻の「ドサン・アン・チャンホ」級からなる相当規模のディーゼル電気潜水艦部隊を運用している。これらは韓国潜水艦(KSS)の命名法に基づき、それぞれKSS-I、KSS-II、KSS-IIIとも呼ばれている。

韓国海軍の潜水艦「チャン・ボゴ」(KSS-I級)。米海軍

「チャン・ボゴ」級と「ソン・ウォンイル」級は、それぞれドイツの209型および214型の設計を基にしており、一方「ドサン・アン・チャンホ」級は完全に韓国独自の設計である。

試運転中のKSS-III型潜水艦「ROKS ドサン・アン・チャンホ」。国防調達庁

昨年、韓国は計画されている3隻のチャン・ヨンシル級(KSS-III Batch II)潜水艦の1番艦を起工した。同級は、韓国がこれまでに建造した中で最大かつ最も技術的に進んだ潜水艦クラスである。詳細についてはこちらを参照。

KSS-III Batch II型潜水艦の1番艦「ROKS チャン・ヨンシル」の進水式。ROKN

ソウルが新型潜水艦の建造に関してどのような計画を立てているにせよ、少なくとも推進システムに関しては、米国が支援を行う可能性は依然としてあり、むしろその可能性が高い。

昨年、韓国の国防相は、韓国が潜水艦とモジュール型原子炉を独自に建造する一方、濃縮ウラン燃料は米国から供給を受けると述べた。一方、韓国の国防調達庁(DAPA)は、同国が小型原子炉の開発にすでに取り組んでいると発表した。

この燃料問題は興味深い。というのも、同計画の障壁の一つは、ワシントンの承認なしにウラン濃縮や使用済み燃料の再処理を行うことを禁じる二国間協定にあるからだ。本日の発表は、米国政府が同計画にゴーサインを出したことを示唆している。

核問題に関して言えば、現状では原子力潜水艦の運用国はすべて核兵器も保有している点に注目すべきだ。しかし、オーストラリアはすでに、3カ国間のオーストラリア・英国・米国(AUKUS)防衛協力協定を通じて原子力潜水艦の取得に向けて動き出している。キャンベラは核兵器の配備を計画していない。

一方、韓国については、核抑止力の開発を目指す可能性がある。これは韓国当局者が過去に言及したことであり、本誌度々取り上げてきた問題だ。その主な要因は、北朝鮮が膨張を続ける核兵器と、増加する運搬手段を保有している事実にある。さらに、北朝鮮はロシアの支援を受けて独自の原子力潜水艦の開発を進めている可能性がある。モスクワがどの程度支援を行っているかは不明だが、この計画を大きく前進させている可能性は十分にある。また、少なくとも一部のケースにおいては、米国がかつてのような戦略的パートナーとして見なされていないという要因もある。韓国に関しては、トランプが在韓米軍の一部撤退について言及したと報じられている。

核拡散防止条約(NPT)の署名国として、これは韓国が核兵器を保有する際の障害ともなる。実際、兵器と別に、濃縮施設やその他の核関連施設を建設する過程、あるいは潜水艦の動力源となる高濃縮核分裂性物質を入手する行為は、NPT上の問題となるだろう。

「チャン・ボゴN計画」は確かに野心的であり、単に潜水艦を建造し、それに必要な燃料を確保するという点だけにとどまらない。

原子力潜水艦の艦隊を維持するための適切なインフラを整備すること、および海軍用原子炉の運用・保守要員を訓練することにも、莫大な投資が必要となるだろう。

さらに、ソウルが原子力潜水艦をどの程度必要としているのかという疑問もある。韓国はすでに、より近代的なディーゼル潜水艦の一部から発射可能な、通常弾頭搭載の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を開発している。これらは、北朝鮮を牽制するのに役立つ通常弾頭による第二次攻撃能力をすでに提供している。北朝鮮の標的を攻撃するのに必要な射程距離を考えると、原子力推進の発射プラットフォームなどほとんど必要ない。

同時に、韓国のディーゼル電気式潜水艦技術は、北朝鮮の限られた対潜戦能力をすでに凌駕している

一方、韓国の新型ディーゼル電気潜水艦は通常兵器による準第二次攻撃能力を提供するものの、もし韓国が将来的に核武装を選択した場合、生存性の高い原子力潜水艦が提供し得る真の戦略的核第二次攻撃抑止力とは、到底比較にならない。たとえ通常弾道ミサイルのみを搭載している場合でも、原子力潜水艦が長期間姿を消す能力は他に類を見ず、これにより潜水艦とミサイルの生存性が向上し、はるかに限定的な通常戦力による第二次攻撃抑止力の信憑性を高めることになる。

北朝鮮の脅威を超えて、原子力潜水艦計画は、極めて高い航続距離と、より広範囲に展開可能な高水準の水中性能を備えた潜水艦の実現を約束しており、これはより広範な地域安全保障情勢へのソウルの関心の高まりを反映している。この点を踏まえると、「チャン・ボゴN計画」が中国による脅威に対抗する目的も持っていることは明らかである。北京の軍事能力は韓国にとって増大する懸念であり、この事実は、ソウルが朝鮮半島を越えた安全保障上の課題にますます目を向けていることにも表れている。

水中戦という文脈において、中国はディーゼル電気式および原子力型を含む非常に大規模な潜水艦部隊を保有しており、その規模と能力の両面で拡大を続けている

中国政府は以前、韓国の原子力潜水艦計画に対し、ソウルと米国に対し「核不拡散の義務を果たし、地域の平和と安定を促進する行動を取るべきであり、その逆であってはならない」と主張していたと、ロイターが報じている

韓国における潜水艦計画の急速な進展は、同国の海軍力に対する野心が、沿岸防衛から、はるかに能力の高い地域抑止力へといかに急速に変化しつつあるかを浮き彫りにしている。そして、その海軍力は、長期にわたる外洋作戦の遂行能力をますます高めていくことになるだろう。

現在進行中の「チャン・ボゴN計画」により、韓国海軍はこれまでで最も先進的な艦艇の配備を見込めるようになる。原子力潜水艦の建造に関する最終計画次第では、韓国は原子力艦艇の設計・建造が可能な数少ない国としての地位を確固たるものにする可能性もある。少なくとも、韓国が真の第二次攻撃能力を備えた戦略的核抑止力を必要と判断した場合、必要となる重要な要素が整うことになるだろう。■

トーマス・ニューディック

スタッフライター

トーマスは、軍事航空宇宙分野や紛争に関する取材経験20年以上の防衛分野のライター兼編集者である。数多くの著書を執筆し、さらに多くの書籍の編集を手掛け、世界有数の航空専門誌にも寄稿している。2020年に『The War Zone』に参加する前は、『AirForces Monthly』の編集長を務めていた。


タイラー・ロゴウェイ

編集長

タイラーは軍事技術、戦略、外交政策の研究に情熱を注いでおり、防衛メディア界においてこれらの分野で主導的な存在感を確立している。『The War Zone』を立ち上げる前は、大人気の防衛サイト『Foxtrot Alpha』の創設者であった。


South Korea Getting Nuclear Submarines Is A Huge Deal

Nuclear propulsion will give South Korea more capable subs, but it will also lay the groundwork for a future sea-based nuclear deterrent option.

Thomas Newdick, Tyler Rogoway

Published May 26, 2026 2:14 PM EDT

https://www.twz.com/sea/south-korea-getting-nuclear-submarines-is-a-huge-deal




2024年11月20日水曜日

韓国が強襲揚陸艦「独島」でグレイイーグルSTOL無人機の運用を実証(The War Zone)―固定翼機運用空母が「ステータス」とする虚栄心を韓国が捨て去れれば大きな一歩となる

 The General Atomics Aeronautical Systems (GA-ASI) Gray Eagle STOL drone has undertaken its first experimental operations from a warship, taking off from the deck of the South Korean amphibious assault ship Dokdo. Gray Eagle STOL — which we have discussed in depth in the past — incorporates technology first demonstrated on the company’s Mojave, which was specifically developed with the ability to perform short takeoffs and landings, including from rough fields, with minimal support. The latest development adds to the aviation-capable warships that the wider family of Q-1 lineage drones have now operated from.  

ROKN



米ジェネラル・アトミックス(General Atomics)の短距離離着陸型無人機が、韓国械軍の強襲揚陸艦「独島」から発進し、洋上飛行を行った


グレイイーグルSTOL無人機が、強襲揚陸艦「独島」から離陸し、艦艇からの初の実証飛行を実施した。STOL型グレイイーグルは、未整備飛行場からの離着陸を含む短距離離陸・着陸能力をねらい開発された


韓民国海軍(ROKN)は、11月12日に日本海で実証試験が行われたことを確認した。当局者は、ROKNの艦船から固定翼の無人機が運用されたのは今回が初めてであることを確認した。

 グレイイーグルSTOL無人機は独島で分解され、その後再組み立てされ、甲板から発艦する前に1週間にわたる試験が行われた。無人機は約1時間飛行した後、ソウルから南東に約170マイル離れた浦項の海軍航空司令部施設に着陸した。韓国海軍は、無人機、軍艦、海軍航空司令部間の通信は維持されていたと述べたが、無人機の制御ステーションがどこにあったのかは不明。本誌の知る限り、試験中、無人機は一度も独島に着陸していない。



日本海上の独島強襲揚陸艦の飛行甲板の後ろで 離陸準備をするグレイイーグルSTOL。 ROKN 


試験に使用されたSTOL機グレイイーグルには、米国民間登録番号N450MVがはっきりと記載されており、これはモハーベ原型機と同じ機体で、最新規格に変更されたか、少なくとも新しい塗装が施されたことを示している。GA-ASIの表現を借りれば、「グレイ・イーグルSTOLは、モハーベとして知られる歴史的な実証機の量産型に対するジェネラル・アトミックスの名称」である。しかし、実際の航空機にどのような変更が加えられたのか、あるいは加えられたのかどうかは不明である。


ジェネラル・アトミックスのモハーベ。GA-ASI


独島級は、固定翼の無人機による作戦を探索するのに適したプラットフォームに見える。将来的には、恒久的または定期的にそれらを実戦配備する可能性もある。独島級LPHは全長652フィート、幅101フィート、排水量19,500トン。


日本海で、グレイイーグルSTOLが独島強襲揚陸艦から離陸した。後方に待機するヘリコプター警戒機に注目。韓国海軍


 現状では、独島は、ROKNのUH-60PブラックホークやレオナルドAW159ワイルドキャットなど、中型揚陸ヘリコプター10機程度を搭載している。

 過去には、韓国は独島級を足がかりとして、F-35B短距離離陸・垂直着陸(STOVL)ステルス戦闘機を搭載できる真の固定翼空母の開発を検討していた。しかし、最近では、いわゆるCVXと呼ばれる計画は大幅に縮小され、代わりに韓国は能力向上型潜水艦への投資を選択した。

 こうした優先順位の変化は、固定翼無人機運用への関心を生み出すのに役立った可能性がある。

 その過程で、GA-ASIは、各種軍艦からグレイイーグルSTOLおよび関連のモハーベを運用する経験をさらに積み重ねている。

 ほぼ1年前、本誌は英国海軍のHMSプリンス・オブ・ウェールズに搭載されたモハーベによる実験的な作戦について報告した。これは、無人機が空母から作戦行動を行った初めてのケースだった。一方、英海軍は、空母部隊における無人航空機の活用に注目している。


HMSプリンス・オブ・ウェールズの甲板から試験中のモハベ無人機。GA-ASI


 全長901フィートの飛行甲板を持つHMSプリンス・オブ・ウェールズ(および姉妹艦のHMSクイーン・エリザベス)は、飛行甲板の長さが653フィート弱の独島級よりも、グレイイーグルSTOLの運用に多くの「不動産」を提供している。

 独島でのグレイイーグルSTOL試験とは異なり、HMSプリンス・オブ・ウェールズでのモハーベ実証では発艦着艦が実施された。

 独島の寸法は、グレイイーグルSTOLの積載能力に制限を課す可能性がある。グレイイーグルSTOLの数値は不明だが、GA-ASIによると、12発のAGM-114ヘルファイア空対地ミサイルを搭載したモハーベの離陸距離は1,000フィートだ。しかし、情報収集、監視、偵察(ISR)任務用に構成された場合、モハーベの離陸距離はわずか400フィートに短縮される。この数値がグレイイーグルSTOLでもほぼ同じとすれば、韓国の軍艦から運用する場合には十分だ。現在、世界各国の海軍で関心が高まっている大型の飛行甲板を持つ揚陸艦に電磁カタパルトを追加することで、グレイイーグルSTOLのような航空機を、最大離陸重量で甲板から運用することが可能になる可能性がある。


 モハーベが初めて発表された際、GA-ASIは、その短距離離陸性能と頑丈なランディングギアが、空母運用にも適していると指摘していた。さらに、無人機の発進や回収時の制動装置にカタパルトを必要とせずに、これらの運用を行うことができる。これらの特性はグレイイーグルSTOLにもあてはまる。

 同時に、改良型グレイイーグル25Mに導入された技術を含む、モハーベにはなかった新機能がグレイイーグルSTOLに追加されている。この無人機は、米国陸軍が、戦力同等の国または準同等の国との将来の紛争の要求に対応するため特別に設計された強化機能を備えた、MQ-1Cグレイイーグルのより高度なバージョンとして開発されました。


グレイイーグルSTOLが日本海洋上の強襲揚陸艦独島から発艦した。ROKN


 グレイイーグル25Mの新機能(現在、グレイイーグルSTOLに搭載)には、改良型エンジン、搭載電力の強化、大幅なメンテナンス要件の削減、およびノートパソコンベースの遠征用地上管制ステーションが含まれる。

 以前、モハーベの取材で、同無人機は、クイーン・エリザベス級のような空母からのみならず、独島級のような発艦・着艦装置のない大型強襲揚陸艦からの使用にも適している可能性について取り上げた。言うまでもなく、米海軍のアメリカ級強襲揚陸艦(LHA)やワスプ級揚陸ヘリコプター搭載ドック(LHD)艦にも適している。これはグレイイーグルSTOLにも当てはまる。


 グレイイーグルSTOLまたはモハーベの海上任務には、水陸両用強襲部隊の監視(上陸地点を含む)や、沿岸域または沿岸環境における監視が含まれる可能性がある。無人偵察機は、監視装置を搭載することで、対潜作戦において独島級の能力を拡大し、非武器のモハーベの耐久性を活かし、空母サイズの着陸エリアから発進し、10~12時間の作戦行動が可能となる。

 グレイイーグルSTOLおよびモハーベは武装も可能であるため、こうした任務は持続的な武装監視、あるいは、例えば水陸両用作戦の近接航空支援を含む攻撃任務にまで拡大できる可能性がある。さらに、武装無人機を導入すれば、現在では対水上・対潜水艦戦能力の拡張にヘリコプターに依存している独島級に、まったく新しい固定翼戦闘能力をもたらすことになる。


 「青水域」で活動する場合、この種の無人機は、ネットワークおよび通信の中継ノードとして、また電子戦プラットフォームとして、さらには早期警戒機としても非常に有用であることが証明されるだろう。全体として、MALE無人機は、ヘリコプターでは不可能な一連の能力を提供する。航続距離が短いヘリコプターは、艦船から離れた場所や、無人機が飛行可能な高度で、長時間にわたってプレゼンスを維持することができない。これらの特性は、はるかに優れた視程性能と耐久性を意味し、これにより、母艦は陸上資産への依存からさらに解放され、はるかに優れた有機的機能が提供される。

 韓国の聯合ニュース通信は、昨日の試験を、大韓民国軍における「有人および無人軍事装備の運用をより統合し改善するための取り組み」の一部と説明した。

 大韓民国海軍が運用中の独島級強襲揚陸艦(LPH)2隻からグレイイーグルSTOLを飛行させる計画はこれまで公表されていなかったが、韓国がさまざまなクラスやタイプの無人機を導入しようとしていることは重要である。


 ROKNはすでに、イスラエル製のホバリング無人機ハルピーから、米国が供給したRQ-4Bブロック30グローバルホーク高高度長時間滞空型無人機まで、幅広い無人機を運用している。

 現地開発の無人機プログラムには、米国の MQ-9 リーパーと類似した中高度・長時間飛行型無人機である韓国無人システム・固定翼戦略(KUS-FS)や、MD500 ヘリコプターを武装偵察用に無人化した韓国無人システム・垂直ヘリコプター(KUS-VH)などがある。後者は、ボーイングが開発した無人リトルバードと同等だ。

 将来的には、KF-21 ボラメ次世代戦闘機を補完する無人機を配備して有人戦闘機の潜在能力を高めると同時に「戦闘能力」を最大限に引き出す計画がある。

 昨年、韓国は新型のステルス形状の飛行翼型無人機を公開した。これは、おそらく「忠実なるウィングマン」の取り組みや、その他の幅広い潜在的な任務のための無人機に活用できる技術をテストすることを目的としたものだろう。


飛行翼型無人偵察機と忠実なるウィングマン型無人機を含む「ステルスUAV中隊」として大韓航空が提唱中の構想のレンダリング画像。大韓航空


 しかし、これまでのところ、ROKNによる無人機の活動は限定的である。これまでに取得したものには、小型艦艇の飛行甲板からも運用可能な小型回転翼の無人機として人気の高い、Schiebel CAMCOPTER S-300 UAS(無人航空機システム)がある。


昨日の歴史的な任務を終え、浦項の陸上基地に帰還するGray Eagle STOL。ROKN


 現段階では、独島級の固定翼無人機運用、あるいは将来の強襲揚陸艦に関するソウルの野望はほとんど見当もつかない。さらに重要なのは、少なくとも短期的には、独島での試験により、グレイイーグルSTOLとモハーベの両方で、このサイズの艦船から運用できる能力が強調されたことだ。これは、発艦・着艦装置がなくても、他の空母や強襲揚陸艦の運用者にとって興味深いものとなる可能性が高い。■


Gray Eagle STOL Drone Flies From South Korean Amphibious Assault Ship

The latest iteration of the General Atomics family of short takeoff and landing drones went to sea aboard the South Korean amphibious assault ship Dokdo.

Thomas Newdick

Posted on Nov 13, 2024


https://www.twz.com/air/gray-eagle-stol-drone-flies-from-south-korean-amphibious-assault-ship



2022年7月12日火曜日

F-35A追加発注で微妙となってきた韓国軽空母CVX構想。尹大統領の優先順位が表面に出るのか

 




Republic of Korea Navy CVX carrier concept. RoK Navy Image

 

国は、空軍(RoKAF)用に20機のF-35Aブロック4ライトニングIIステルス戦闘機を新規購入する見込みであり、これが韓国の空母計画の将来について疑問を投げかけている。

 


地元メディア報道によれば、決定は今月末に発表の見込みで、航空機は2020年代半ばよりも早く導入される予定だ。計画は、韓国の防衛態勢がより広く変化しているのを示し、ソウルから見た脅威の優先順位の変化を告げている。

 

F-35Aプロジェクトの推進で、海軍(RoKN)が計画している3万トンの軽空母(CVX)とそれに付随する約20機のF-35B短距離離陸垂直着陸機の調達が犠牲になるという憶測が流れている。

 

空軍のF-35Aは、北朝鮮の軍事施設や核兵器発射施設、貯蔵施設を標的とした先制攻撃および反撃のための機体として設計されている。これにより、朝鮮半島と韓国の不安定な隣国に直接存在する潜在的な脅威に焦点が当てられる。RoKAFはすでに40機のF-35Aブロック3を就役させている。

 

一方、軽空母は、韓国の遠征作戦を支援するため、遠方の脅威に対する作戦用に想定される。今回のF-35A購入決定は、CVXの調達の遅れを意味すると思われる。

 

優先順位の変更は、政権交代の結果だ。3月の選挙後、民主党の文在寅前大統領に代わって、人民の力党の尹淑烈(ユン・スギョン)大統領が就任した。

 

成均館大学校グローバル戦略研究所(SIGS)のキム・ジェヨプ研究員はUSNIニュースに対し、CVXは文大統領の「画期的なプロジェクト」であり、「韓国の防衛近代化の焦点で平壌の脅威以外に拡大しようと積極的に取り組んだ」と述べた。

 

キム研究員は、この拡張の原動力の1つは、2019年の貿易紛争と東海での海上衝突を受け、RoKNが日本に立ち向かえるようにするためだと説明した。文大統領は、日本が2隻のいずも級ヘリ空母を軽空母に改装することを決めた後、海軍が独自の空母を持ち、日本の海軍力に対抗することを望んでいた。

 

その結果、韓国は過去20年間にイージス艦搭載の駆逐艦、新しいクラスの潜水艦、上陸用プラットフォーム・ヘリコプター(LPH)水陸両用攻撃艦のペアに投資してきた。

 

尹大統領の国防近代化では優先順位が異なるようだ。

 

「核兵器や弾道ミサイルなど、大量破壊兵器を保有し続ける平壌への抑止力を強化することが、より重要かつ緊急の課題だと考えている」と金氏は言う。

 

つまり、F-35Aの決定が良い選択であることを意味する、とキム研究員は言った。RoKAFは旧型航空機に制限されている。

 

空軍は400機以上の航空機を保有しているが、1970年代と1980年代のF-4ファントムやF-5戦闘機も100機以上含まれる。

 

「旧型戦闘機は、多くの飛行事故で空軍のパイロットを失った原因となっている」(キム研究員)。

 

旧型戦闘機は、2026年以降KF-21、FA-50軽戦闘機、そしてF-35の国産機導入で置き換えられる。

 

CVX建造の決定は、2020年発表の中期防衛計画(MTDP)2021-2025以来、論議を呼んでいる。RoKNが掲げるブルーウォーター・ネイビーへの野望の中心的存在だ。2021年10月に韓国航空宇宙産業と現代重工業の間でCVXの設計・開発に関する覚書が締結されたが、資金確保に失敗した。

 

キム研究員は、CVXが北朝鮮の沿岸や独島(またはリアンクール岩礁)のような係争中の島の近くなど、朝鮮半島周辺で作戦を行う前提だったため、代替手段があるのに高価な資産を最適に使うことができなかったと考えているという。

 

RoKNは、より多くの支持を得るたに、軽空母の優位性を強調する必要がありそうだ、とキム研究員は言う。

 

「これには、米海軍はじめとする同盟国やパートナーとの多国間任務への CVXの貢献も含まれます」「この場合、CVXは日本よりもむしろ中国からの海洋の脅威に対処するために、より大きな役割を遂行することが期待されます」。

 

F-35A Purchase Raises Questions Over South Korean Aircraft Carrier Program - USNI News

By: Tim Fish

July 11, 2022