ラベル MiG-35 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル MiG-35 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年11月16日木曜日

MiG-35は完成したが、その先はあるのか


なるほど一世を風靡したミグが消える可能性があるわけですね。スホイと一緒になれば完全消失ではないでしょうか。中国に技術が流出しないためにもなんとしてもロシアはミグの知見をかこっておきたいのでしょうね。重厚長大のスホイにロシア軍の関心が向いているのは大は小を兼ねるという発想なのでしょうか。


Russia's MiG-35 Is Almost Done with Flight Testing (But There Is a Problem)

ロシアのMiG-35はフライトテストほぼ完了(だが問題が残っている)

November 14, 2017


RSK-MiGは新型Mig-35フルクラム-F戦闘機のフライトテストを年末までに完了する。
  1. 同社はロシア国防省からの契約交付を待ち量産を始めたいとする。ロシア空軍が第一期分24機を購入する期待がある。MiG-35はMiG-29の改良型だ。
  2. MiG広報のアナスタシア・クラブチェンコはTASS通信にドバイで「MiG-35の工場内テストは今年完了します。契約が成立次第、バッチ生産をルホヴィツィ工場で開始します。現時点では国防省待ちです」と語っている。
  3. ロシアの言い方はペンタゴンの低率初期生産に相当し量産と異なり、検定試験が量産開始後も並行実施される。
  4. MiG-35はロシア軍に納入されるだろうが、基本的に輸出を狙う。ロシア空軍はスホイのフランカーシリーズの方が高性能で使い勝手がいいとしてMiG-35への関心は低い。
  5. 現時点のMiG-35は2011年にインドがフランスのダッソー・ラファールに軍配を上げた当時の性能より向上している。新型MiG-35はMiG-29KR艦載型フルクラムを改良した機体と言ってよい。推力偏向制御はついておらずアクティブ電子スキャンアレイレーダーも装備していない。
  6. 「MIG-35事業の意義はいまやRSK-MiGの生産ライン温存と輸出だけだ」とロシア軍事産業筋がThe National Interest に今年初めに語っていた。「技術諸元は二の次で、MoDはAESAレーダーがほしいというが、MiG-35は低価格にしたいという。MiG購入は可能な海外顧客は多いがやはりAESAは価格から不要だと言っている」
  7. 海外発注をなんとか確定したいためロシアはMiG-35をドバイで展示中だ。MiG-35が成功するかは時がたたないとわからないが、フルクラム-FはRSK-MiGにとって海外市場の奪回で最後のチャンスだ。さらに国際市場でのMiG-35の成否でMiGが合同航空機企業体内で独立事業体として生き残れるかが決まる。だめなら同社はライバルのスホイに吸収合併されるだろう。■
Dave Majumdar is the defense editor for the National Interest. You can follow him on Twitter: @davemajumdar.
Image: Reuters.

2017年6月26日月曜日

★MiG-35の登場近づく




スホイとの統合が言われるMiGですが、軽量でも頑丈な戦闘機メーカーとして認知されていますね。最近のロシア機は肝心のロシア軍に余裕がないためか、最初から海外市場に焦点を当てているようですね。同機もあと数年すれば各国で見られるようになるでしょう。

(Photo courtesy MiG)(Photo courtesy MiG)
MiG-35, Russia’s New 4th-Gen Light Fighter, Readies for Combat
ロシアの最新第四世代戦闘機MiG-35は戦闘投入にあと一歩となった

 POSTED BY: HOPE HODGE SECK JUNE 23, 2017

(Photo courtesy MiG)
(Photo courtesy MiG)
(Photo courtesy MiG)
(Photo courtesy MiG)
(Photo courtesy MiG)
(Photo courtesy MiG)
(Photo courtesy MiG)
(Photo courtesy MiG)

SALON DU BOURGET, France — ロシアがねらう第四世代第五世代をつなぐ新型機が早ければ2019年に登場することがわかった。MiGコーポレーション関係者がパリ航空ショーでMilitary.comに語った。
  1. 登場以来40年ちかくになるMiG-29の後継機MiG-35はパリ航空ショーに展示されなかったが7月のモスクワMAKS国際航空ショーで登場の予定で最終テスト段階に入ったとMiG広報Anastasia Kravchenkoは説明。
  2. ただしMiGはパリショーで同機への関心を喚起させ、東南アジア、南アジア、ラテンアメリカの他カザフスタンからの照会があったという。
  3. MiG-35の開発は10年以上前から始まり、当初は2007年のインド・バンガロール航空ショーでデビューするといわれていた。
  4. 同機には第五世代戦闘機技術も取り入れているとMiGは説明しステルス、操縦性の向上の他推力が従来機より12パーセント増加しているという。
  5. 当初は推力偏向式エンジンがF-22ラプターやSu-35同様に採用されるといわれていたがMiGによればオプションだという。
  6. MiG-29の第一線供用実績を継承してMiG-35は極めて頑丈で対空砲火に耐え、厳しい環境にも耐える設計だという。「極端に短距離でも未整備飛行場に離着陸可能。数か月なら露天駐機可能。エンジン交換は58分で完了する」
  7. 飛行テストは今年末あるいは来年初めに完了し、生産開始は一年後の予定だ。
  8. 同機が作戦部隊に展開し始めるころMiGでは別のプロジェクトがはじまっているはずだ。
  9. MiGが第五世代軽量戦闘機の開発中とのうわさがある。本当ならMiGで初の第五世代機となる。大型戦闘機メーカーのスホイは2010年より前から独自に第五世代機 PAK FA に取り掛かっており、2019年運用開始といわれる。■