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2018年1月4日木曜日

フランス向けC-130Jの引き渡し始まる

France receives first C-130J Hercules

フランスがC-130Jハーキュリーズ初号機を受領
  
フランス空軍向けロッキード・マーティンC-130J一号機が12月に現地へ搬送された。 Source: Armée de l'Air

 Victor Barreira - Jane's Defence Weekly
01 January 2018


フランス空軍 (Armée de l’Air: AdlA) は発注していたロッキード・マーティンC/KC-130Jハーキュリーズ輸送機・給油機の初号機を12月末に受領した。
輸送飛行隊2/61 ‘Franche-Comté’がオルレアン-ブリシーの第123航空基地でC-130-30初号機を12月22日に受領した。引渡し式典は1月に開く。
C-130J-30ストレッチ型輸送機二機、KC-130J給油機二機の導入は米海外軍事販売(FMS)契約で2016年1月29日に契約し、訓練、予備部品、支援装備並びに二年間の保守管理も含む。
C-130J-30二号機は2018年に到着し、KC-130J二機は2019年に加わる。
フランスは昨年9月に第62輸送飛行団をオルレアン-ブリシーに解説し、ET2/61 ‘Franche-Comté’飛行隊、
エヴルーの第105航空基地にはドイツが導入するC-130J部隊が駐留することになった。これはフランスがドイツとかわした協定によるもので2021年にC-130Jが移動してくる。
フランスのC-130Jは現有のC160Rトランザール(2023年退役)、C-130Hハーキュリーズ、A400Mアトラス、CN235-100M、CN235-300Mの各輸送機に加わる。給油機はフランス空軍のヘリコプターへ給油する。■

コメント フランス、ドイツがともにC-130Jを発注していたのですね。しかもドイツ部隊がフランスに駐留するのですか。時代の変遷を感じます。A400Mがちっとも実用化されないのでC-130J導入に走ったのでしょうか。航空自衛隊もC-130H16機を運用中ですが、J型の導入も検討するのでしょうか。

2017年6月20日火曜日

A400Mの進展で評価が分かれる独仏当局


A400Mの実用化も時間がかかっていますね。思い起こせば当ブログの最初の記事が同機開発の難航の話題でしたから相当の時間がかかっているわけです。これならC-17を買っておいた方が安かったと思うのですがヨーロッパには別の考え方があるのですね。C-2もまだトラブルがあるようですので他山の石とするべきでしょう。

ShowNews

French Air Force Happy With Airbus A400M Progress

フランス空軍はエアバスA400Mの進展ぶりに満足

Jun 19, 2017Thierry Dubois | ShowNews

A. Jeuland/French Air Force

  1. エアバスA400Mの運用能力整備の進展ぶり、さらに納期の遵守を見て、フランス空軍が同機事業を好意的にとらえている。
  2. 「同機の進展を肯定的にとらえている」(アンドレ・ラナタ参謀総長)とし、11機調達したうち6機の稼働状況に満足している。残る5機は通常点検あるいは初期作戦能力獲得のため改修中。エアバスは2016年末までに6機納入の公約を守った。今年上半期の納入も予定通り進めている。
  3. 今年末には9機が稼働可能となる。ラナタ参謀総長は今後も納期通りの引き渡しを期待し、2018年末には15機がそろうとする。最終的には50機になる。
  4. ドイツ空軍はそこまで同機を買っていない。ドイツはA400Mの稼働率、戦術性能不足で不満を感じている。パワーギアボックス(PGB)問題で納入遅れが発生し、飛行運用も影響を受けた。ラナタ参謀総長は緊急対策を有効と見ているが、恒久措置は未確立で今年後半に登場する見込みだ。2016年はPGB問題が戦術能力整備の脚を引っ張った。
  5. フランス空軍は同機の性能をフルに引き出そうとし輸送業務の在り方を変えようとしている。NH90多用途ヘリをマリまで搬送し、同日中にフランスへ戻れる戦略意義を示した。さらにフランス曲技飛行チーム「パトルイユ・ド・フランス」に一機が随行し米国内を回り、50名と貨物25トンを運んだ。小型低速のC-160トランザールなら四機必要だった。機体に信頼度があるのでイラクに着陸できたと空軍報道官は述べている。
  6. 戦術輸送機として未整備滑走路を利用でき、後部ランプから貨物・兵員を投下し、電子妨害にも対抗できる。
  7. ただし完全作戦能力(FOC)が成立していないのは電子対抗措置装置が未整備なことが大きい。現在の性能は要求水準に足りずロシア製地対空ミサイルへの対抗で弱いままだ。
  8. またヘリコプターへの空中給油能力が未完成だ。エアバスがこの実用化をできない場合、「C-130Jを追加調達する」と空軍報道官は言う。フランスはロッキード・マーティンC-130Jに回転翼機用空中給油能力を付与し4機発注中で、2017年から19年にかけ受領する。
  9. さらにFOCへの道を閉ざしている要素が空中投下だ。落下傘兵が機体側部のドア両方から同時に脱出できず強襲作戦の効果を減らしている。機体後方の乱気流が大きく、落下傘兵が空中衝突する可能性がある。
  10. IOC、FOCとは別にフランス空軍はエンジン制御標準化の克服も目指している。ソフトウェアで回転数を一定にするとラトナ参謀総長は述べ、乗員が機材を乗り換えても同じ標準で運用できるようにしたいとする。「現状はきわめて面倒」という。そのため機材内でエンジン制御の標準化が必要だとする。これができないと最新のソフトウェアに慣れた乗員で初期仕様機体の操縦で支障が生まれるという。
  11. エアバスはエアバスヘリコプターCEOギローム・フォーリ(フランス人)をエアバスグループのフランス政府担当に任命した。■

2013年5月23日木曜日

無人機で大きく遅れたフランスは米国、イスラエルに供給を要請。

France In Talks With U.S., Israel To Buy UAVs: Minister

By Reuters
aviationweek.com May 20, 2013
Credit: Tony Osborne
フランスが米国・イスラエルと情報収集用途の無人機購入の交渉中。機材近代化を図りたいと国防相ジャン・イブ・ルドリアン Defence Minister Jean-Yves Le Drianが明らかにした。

フランスの現有機材は旧式化しており、マリへの軍事介入で監視偵察用無人機の不足が露呈した。実際は米国がニジェールから発進させた無人機でフランス軍司令部へ情報を提供している。

「わが国はこの分野の能力を短期間で確保する必要がある。現時点で無人機を製造できるのは米国とイスラエルしかない」とルドリアンは発言。

ルモンドによるとフランスは米国防総省よりリーパー購入の許可を取得済みで米議会の承認を待つのみという。同紙によるとフランスは5機ないし7機のリーパーで300百万ユーロ(384百万ドル)で購入を想定し、今年末までに2機をマリに投入したいと考えている。

ハードウェアの海外調達はフランスにとって微妙な問題で、これまでも同国は国防装備整備で同盟国への依存は極力避けている。

ルドリアン国防相によればフランスは無人機では他国に大きく水をあけられているが、長期的には自国ならびに欧州内で国産無人機を生産するべく整備するとしている。■

2013年5月21日火曜日

フランス向けA400M初号機引渡し近づく

France Anticipating First A400M Delivery

By Amy Svitak svitak@aviationweek.comt



aviationweek.com May 17, 2013
(写真はエアバスミリタリー社のホームページより)


フランスはエアバスミリタリーA400Mの受領を7月14日以前に実現し同日の革命記念日パレードで飛行展示させたい意向だと国防省関係者が明らかにした。
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エアバスミリタリーは同機の軍用型式証明取得を6月中に完了する目標ですすめており、パリ航空ショー(6月17日より)で飛行できると期待するが、それまでに型式証明が間に合うのか不明。


フランスが同機を受領すると予定より3年遅れとなる。引き渡し後も各種性能改修が行われる。一号機が初期作戦能力を認められるのは輸送機機能に限定される。


なお同機の民間型式証明は3月に取得ずみでエアバス関係者によるとテスト時間は5、000時間を超えたという。また戦術空輸他軍用能力を順次追加していくという。フランスは今年中に3機受領
し、トルコ空軍が1機のひきわたしをうける予定。■