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2011年6月12日日曜日

737軍用需要を総計150機と見るボーイング


Boeing Sees Big Special-Mission 737 Market

aviationweek.com Jun 9, 2011


ボーイングは737の軍用専用機需要を150機程度の規模があると見ており、その範囲はP-8海洋哨戒機またはウェッジテイルWedgetail 早期警戒機だけにとどまらない。

  1. この予測の根拠は現在C-130、P-3や707改造機が投入されているミッションの機材更新需要だ。
  2. そこであらたな顧客をとり込むべくアラブ首長国連邦、インド、日本にはウェッジテイルの需要があるとし、すでに同機の購入を決定 しているオーストラリア(6機)、韓国・トルコ(各4機)に加えたい意向だ。ボーイングは各国15機程度の需要があると見ている。
  3. P-8については米海軍は117機、インドは8機の導入を決定している。その他、オーストラリア、カナダ、サウジアラビア、ノルウェー、イタリア向けにも75機程度の導入が可能として政府間交渉が続いている。
  4. 別の動きもある。EC-130コンパスコール通信妨害ミッション機、WC-135コンスタントフェニックス大気サンプル収集機、オープンスカイズ機(条約に基づく上空査察飛行)の代替機材としての可能性だ。
  5. コンパスコールのミッションには737が適当とは見られないが、ボーイングはミッションそのものの進展で同機でも十分任務を実施できるはずと見ている。
  6. 海軍向けの特殊仕様P-3各機、空軍のRC-135リベットジョイント情報収集機の更新機材にする案も検討されている。総需要は50機程度と見ているがまだ提案段階ではない。
  7. そ んな中で一番実現性が高いのが空中地上監視用途への利用で、現在は707改造のジョイントスターが運用されている。米空軍は機材更新の検討をしているが、 ボーイングは737案が運行支援、燃料消費量の点からも一番効果が高いと主張する。この用途での需要は15機以上あるとみられる。
コメント; ウェッジテイル売り込みの対象は航空自衛隊のE-2Cでしょうか。その実現のためには経済がしっかりとして国家財政に余裕が無いといけませんね。

2009年4月15日水曜日

EP-X(次期米海軍電子戦専用機)


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EW Competitors Begin Defining Efforts

Aviationweek.com 4月14日

ボーイング737から開発の次期海軍哨戒機P-8Aポセイドンの初飛行は今年中と見られていますが、早くも派生型EP-Xを同機から作ろうという動きが活発化してきました。



次期電子戦用機材として海軍のEP-X、陸軍の空中共用センサー機、空軍のリベットジョイントの各計画があり、契約獲得を目指して各社が準備を始めた。「現在利用できる機材を幅広く検討しているところです。有人、無人を問わず、要求性能を実現できる機材を求めています。」(P-8AとEP-Xの計画責任者マイク・モラン海軍大佐) ブーズ・アレン・ハミルトンのロバート・ワッツがEP-Xの選択肢分析の責任者となったところであり、国防長官官房がEP-X検討の実施を承認した。

「データリンクを共用してP-8AとEP-Xの電子戦装備をEA-18Gにつなげて、以前のデータ、現在のデータ、ならびに今後の予測ができるようにする」EP-Xとグラウラーでシナジーが可能と、ボーイングは見ている。EP-Xが遠距離の発信源を探知し、グラウラーが発信源に対して電子攻撃を行う一方、EP-Xは別の行動を取れる。グラウラーには目標別に対応する能力があり、高出力のジャミングが可能だ。

EA-18Gの配備数とEP-Xの広範囲な探知能力を考慮して、個別・特化任務はグラウラーにまかせ、EP-Xには戦闘空域の監視、目標捕捉、電子戦任務を割り振ることになるのではないか。
ボーイングはEP-X用のレーダーの選択肢を検討している。アレイが大きいと小さい目標も捕捉できる。ひとつの考え方は機体中央線上にレーダーをカヌー形状で搭載すること。別の考え方では機体と一体型のアレイがあるが、実際にはアレイを機体に組み込んだり、平坦にする必要はない。

(写真はP-8Aの想像図です)