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2018年9月14日金曜日

自衛艦あたご発射のSM-3が弾道ミサイル迎撃実験に成功

目立たないニュースですが、着実に迎撃能力を上げていくのは頼もしい限りです。SM-3はレイセオンが商標登録していたのですね。使い方に今後気をつけないといけません

 

Standard Missile-3 intercepts ballistic missile target during Japanese test at sea スタンダードミサイル-3で日本が弾道ミサイル迎撃実験に成功

Japan's first SM-3 IB test underlines international cooperation 日本初のSM-3 IBテストは国際協力の賜物だ

PACIFIC MISSILE RANGE FACILITY, Hawaii, Sept. 12, 2018
US Navy 111031-N-BT947-026 The Japan Maritime Self-Defense Force (JMSDF) guided-missile defense destroyer JDS Atago (DDG-177) maneuvers with other
By U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist Seaman Jacob I. Allison [Public domain], via Wikimedia Commons
上自衛隊は米ミサイル防衛庁と協力しミサイル迎撃テストに成功した。米海軍も加わりハワイのカウアイ島沖合で実施した。レイセオン SM-3®ブロックIBミサイル一発が弾道ミサイル標的を迎撃したが、日本が高性能の同ミサイルを使用した迎撃テストを実施したのは今回が初めて。
標的ミサイルは太平洋ミサイル発射場から発射され、迎撃ミサイルは日本のJSあたご(DDG-177)から発射され、最新の弾道ミサイル防衛装備の実戦力を改修後の同艦が試した格好となった。飛翔テストは日米のミサイル防衛協力の大きな一歩を示すもの。日本はSM-3ブロックIA迎撃ミサイルを運用中だがIB型ではシーカーが改良され、スロットル制御高度制御装備が改良されたため従来よりも大型の表てkに対応できるようになった。
「SM-3ファミリーはこれまでも一貫して高性能脅威に対応できる力を陸上海上問わず示してきました」とレイセオンミサイルシステムズ社長テイラー・W・ローレンス博士は述べる。「今回のテストは両国の弾道ミサイル防衛が相互運用状態になっていることに加え、両国が共同すれば強力な結果が生まれることを改めて示す格好になりました」
SM-3を生産するのはレイセオンの宇宙ファクトリー(アリゾナ州ツーソン)と同社のインテグレーション施設(アラバマ州ハンツヴィル)にある。


レイセオンについて

レイセオン(本社マサチューセッツ州ウォルタム)の2017年売上は250億ドル、従業員64千名で国防分野以外にサイバーセキュリティ等でのソリューションを得意分野とする。創立以来96年の歴史はイノベーションを多数含み、最新の電子製品、ミッションシステム統合、C5I™製品サービス、センサー、ミッション支援等を世界80カ国超の顧客に提供中。

2013年9月23日月曜日

イージスBMDテストで初の連続発射で迎撃に成功

Aegis Intercepts In First-Ever Salvo Test

By Amy Butler abutler@aviationweek.com, Michael Fabey mike.fabey@aviationweek.com
Source: AWIN First
September 19, 2013
Credit: MDA

.米ミサイル防衛庁 (MDA) がSM-3 Block IBミサイルによる初の連続発射によるミサイル迎撃に成功した。迎撃はこれまでの最高高度で実施された。
  1. 一発目のSM-3 Block IBは目標を捕捉。この目標は短距離弾道ミサイルで「これまででもっとも複雑な迎撃目標」とレイセオンが説明している。
  2. 二発目は2分後に一発目が失敗した場合に備え確実な目標破壊のため発射された。一発目がすでに迎撃に成功したため、破片がとびちる中を飛翔した。
  3. 目標補足したのはイージス巡洋艦USSレイクエリーのSPY-1レーダーで同艦がミサイルを発射。同艦のイージスシステムはBMD4.0ウェポンシステムで、SM-3 Block IBにはミサイルには二元赤外線追尾装置および高性能方向変換高度完成機能がついておりIAから改善されている。
  4. 同艦には第二世代イージスBMDウェポンシステムが搭載されており、火器管制の解を出しSM-3ミサイル二発を発射している。この第二世代では交戦距離が拡大しており、高性能の弾道ミサイルにも対応できるようになった。
  5. 今回のテストデータはシステム評価に活用される。レイセオンによると二発目のSM-3 IBの飛翔データから連続発射方法を確立していくという。
  6. 「今回のテストは実戦を意識したもので、標的の発射時刻や方位は事前に知らせておりません。また標的はこれまでで一番難易度が高くなっていました」と海軍が発表。
  7. 今回のテストはFlight Test-Standard Missile-21 (FTM-21)と命名され、これでSM-3ブロックIBはイージスBMD4.0ウェポンシステムを使いテストに四回連続成功したことになる。.
  8. 「今回は初めてUSSレイクエリーの乗員がBMDウェポンシステムを使い解析、発射、管制を同時に複数のミサイルを対象に実施したもの」とイージスの主契約社ロッキード・マーティンは説明。
  9. イージスBMD計画は2002年より発射テストを開始しており、今回のFTM-21は33回中27回目の迎撃成功となった。
  10. SM-3は数週間内で再度テスト発射が予定され、次回も成功すれば、本格生産が開始の運びとなる。