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2023年6月11日日曜日

航空自衛隊がE-767アップグレード一号機を受領。米本土でUSAFが作業を担当した。二号機も現在性能改修中。

E-767 MCU JASDF

Source: US Air Force


空自衛隊(JASDF)は、ボーイングE-767空中警戒管制システム(AWACS)のアップグレード機を米空軍(USAF)から受領した。

 米空軍によると、マサチューセッツ州ハンスコム基地のチームがミッション・コンピューティング・アップグレード(MCU)を実施した。


日本初のアップグレードE-767

「日本はインド太平洋司令部における米国の重要なパートナーであり、E-767は航空自衛隊で最高の空中戦闘管理指揮統制ノード」と、米空軍のデジタル部門長ライリー・パイルス大佐は述べている。

「敵対行為が始まったら、私たちは航空自衛隊と同じように、この機体の飛行を望むでしょう」。

 中国やロシアの航空機や無人システムが日本の領空に頻繁に侵入してくるため、日本はMCUアップグレード初号機の運用に「強いこだわり」があるとパイルス大佐は付け加えた。

 アップグレード機に加えて、チームは「任務計画や訓練のために日本国内の航空基地数カ所」に地上システムも供給した。

 MCUは、米空軍が運用するボーイングE-3セントリーAWACS機のアップグレード作業に準じ、指揮統制、リアルタイムの情報共有、目標識別時間の短縮、殺傷能力の向上など機能を改善している。

 MCU設置作業は、870百万ドルの契約の一環として、2019年8月に開始された。飛行試験とデモンストレーションは、カリフォルニア州とワシントン州で行われた。

 現在、次のJASDF E-767がMCUのアップグレードを受けています。

 Ciriumのフリートデータでは航空自衛隊はE-767を4機運用中で平均機齢は27.5年だ。■


Tokyo receives first upgraded E-767 AWACS | News | Flight Global

By Greg Waldron9 June 2023





2018年6月6日水曜日

日本向けE-2D三号機調達にゴーサイン

Japan signs for third Advanced Hawkeye

日本向けアドバンストホークアイ三号機の調達契約が成立


Gareth Jennings, London - IHS Jane's Defence Weekly
06 June 2018

  
Japan has now signed for three of the four E-2D Advanced Hawkeye AEW&C aircraft that it is expected to procure. Source: Northrop Grumman

本がノースロップ・グラマンE-2Dアドバンストホークアイ早期警戒統制機(AEW&C)の通算三号機調達契約に調印したと国防総省が6月5日に明らかにした。

機体単価153.2百万ドルで日本仕様のE-2Dを2020年3月までに納入する契約で、これより先に2015年11月、2016年7月に一号機二号機で同様の契約が成立している。日本は780百万ドルをE-2D調達事業に投入しており、一部はエンジニアリング及びインフラ関係の支出分だ。

防衛省は2014年にE-2Dを選定し、AEW&Cのニーズの一部にあてることとした。日本はすでに初期型のE-2CおよびボーイングE-767空中早期警戒機(AWACS)を導入済みだ。E-2Dが航空自衛隊で供用開始するとE-2C(13機)、E-767(4機)に加わる。■

2018年4月5日木曜日

航空自衛隊E-767は米国内で性能改修を受ける/ ボーイングが国防総省から契約交付された

Boeing awarded further Japanese E-767 AWACS upgrade contract

ボーイングへ航空自衛隊E-767AWACS改修の契約を交付

  
航空自衛隊のE-767AWACS四機はすべて改修を受け、米空軍他が運用中の707原型との親和性を高める。Source: JASDF


Gareth Jennings, London - IHS Jane's Defence Weekly
04 April 2018

ーイングへ64.8百万ドルで日本のE-767AWACS各機のミッションコンピューターシステム改修契約を交付したと米国防総省が3月29日に発表した。

海外軍事販売制度(FMS)を使い、日本のE-767全機のミッションコンピューター改修は総額125.7百万ドルとなる。E-767の能力改修はこれが第四次で、航空自衛隊保有のE-767四機の改修作業はオクラホマ州オクラホマシティ、テキサス州サンアントニオ、ワシントン州シアトルの各地で行われ全作業は2022年12月31日までに完了する。

これまで三次にわたる契約で航空自衛隊機の能力改修が行われ初回は1998年-99年成立のミッションコンピュータ改修で2014年12月31日に完成している。その他機体製造関連とミッションコンピュータ能力向上が2015年に公布され2020年まで作業が続いている。

現在実施中の作業には機体に改良型ミッションコンピューター、電子支援装備、 航空運航警告衝突回避装置、AN/APX-119敵味方識別(IFF)トランスポンダー、次世代IFFのUPX-440、自動識別装置、データリンクのアップグレードが含まれる。■

2018年2月15日木曜日

E-767コンピューターをボーイングが米本国で2022年までに改修


米国防総省がE-767のミッションコンピューター関連の改修作業を官報で発表しました。2022年3月までに全4機を60.9百万ドルで改修し、作業は米本国で行われます。浜松基地に展開する各機は順次米本土へフェリーされることになりますね。

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HOMENEWSCONTRACTSCONTRACT VIEW

Contracts

Press Operations
Release No: CR-028-18
Feb. 12, 2018

CONTRACTS
AIR FORCE
The Boeing Co., Oklahoma City, Oklahoma, has been awarded a $60,903,323 hybrid (fixed-price-incentive-firm, firm-fixed-price, cost-plus-fixed-fee, and cost-plus-incentive-fee) contract for the mission computing upgrade installation and checkout of four Japanese E-767 aircraft and associated ground systems. Work will be performed in Oklahoma City, Oklahoma; San Antonio, Texas; and Seattle, Washington, and is expected to be complete by Dec. 31, 2022. This contract involves foreign military sales to Japan and is the result of a sole-source acquisition. Japanese letter of offer and acceptance case funds in the amount of $56,969,735 are being obligated at the time of award. Air Force Life Cycle Management Center, Hanscom Air Force Base, Massachusetts, is the contracting activity (FA8730-18-C-0001).
ボーイングカンパニー(オクラホマ州オクラホマシティー)に$60,903,323総額のハイブリッド方式(固定価格奨励金付加、固定価格、実費固定価格付加、実費奨励金付加)契約で日本保有のE-767計4機のミッションコンピューティング関連アップグレード搭載及び関連地上システム装備品の契約を交付。作業はオクラホマ州オクラホマシティ、テキサス州サンアントニオ、ワシントン州シアトルでそれぞれ実施する。2022年12月31日を工期完了日とする。本契約は海外軍事品販売制度による日本向け案件が対象で指名契約方式とする。契約交付段階で日本より内定通知とともに$56,969,735を供託するものとする。本件の照会先は空軍ライフサイクルマネジメントセンター(マサチューセッツ州ハンスコム空軍基地内)で契約番号はFA8730-18-C-0001である。■
By redlegsfan21 (Flickr) [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons

http://alert5.com/2018/02/15/boeing-given-60-9-million-to-upgrade-4-jasdf-e-767s/#BK2prpvHuxmoZRtX.99 で詳細を読む


2013年10月1日火曜日

航空自衛隊E-767の性能改修に向けた動き

Japan eyes $950 million upgrade to E-767 fleet


Flightglobal September 30,2013

日本がボーイングE-767 の性能向上で情報開示を請求している。これは同国が運用する空中早期警戒機4機の改修作業950百万ドル相当にむけたもの。
  1. 米国防安全保障協力庁 (DSCA) がウェブ上で明らかにしたもので、日本向けミッションコンピュータ性能改修 mission computing upgrade (MCU) として電子支援システムを4系統、AN/UPX-40新世代敵味方識別装置 Next Generation Identify Friend or Foe (NGIFF) を8基、同じく8基のレイセオン製AN/APX-119敵味方識別トランスポンダーおよびレイセオン製KIV-77暗号化コンピュータ4基を搭載する。
  2. 主契約社はボーイング統合防衛システムズで、米国の海外軍事販売(FMS) 制度を利用する。
  3. 「その他として支援試験装置の提供、予備修理部品、人員訓練、訓練機材、技術文書、米政府および契約企業による技術支援、機材据付・点検など関連分野でのサポートが含まれる」とDSCAは説明。
  4. 今回の改修で日本のAEW&C能力だけでなく、米軍との共同作戦能力も向上する。■