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2026年6月26日金曜日

射程1000マイルの長距離AAMの実現を米空軍が模索―超長距離ミサイルは第一撃攻撃で敵の防空網突破を狙う手段となるが、センサーや指揮命令系統の高度化も同時に必要となりますね

 

このコンセプトアートは、米空軍が以前推進していた「長距離交戦兵器(Long Range Engagement Weapon)」と呼ばれる長距離空対空ミサイル計画に関連したもの。米軍提供(FlightGlobal経由)

米空軍は1,000マイル射程の空対空ミサイルを模索している

USAF Wants Air-To-Air Missile With A Whopping 1,000-Mile Range

米空軍は真の「キル・ウェブ」兵器で、自軍が保有する最新最強の空対空ミサイル能力をさらに向上させたいと考えている

https://www.twz.com/air/usaf-wants-air-to-air-missile-with-a-whopping-1000-mile-range



空軍は、最大射程が少なくとも1,000海里の新型空対空ミサイルに関する要件を共有するべく、防衛関連企業との機密会議を開催する予定だ。これは、最新型のAIM-120 先進中距離空対空ミサイル(AMRAAM)現在提供している射程の約10倍に相当する。これほど極端な射程を持つ対空ミサイルは、重要な空中早期警戒管制機への攻撃や、後方地域で活動する給油機およびその他の高価値な航空資産への攻撃に特に適している。また、空軍はこの新型兵器の空対地バージョンにも関心を示しており、「空軍長距離兵器(AFLRW)」と呼んでいる。

空軍ライフサイクル管理センター(AFLCMC)の兵器局(EB)は、AFLRWの業界説明会に関する通知を発出した。2日間の会議は、8月25日と26日にフロリダ州エグリン空軍基地の誘導兵器評価施設(GWEF)で開催される予定。空軍によると、このイベントは「シークレット」機密レベルで開催され、参加者全員に適切なセキュリティクリアランスが必要とある。

「AFLRWは、国防総省の優先事項に沿って、次世代の空対地スタンドオフ兵器の各バリエーションに取り組むことを目的としている」と、業界説明会のお知らせに記されている。「AFLRWは、初期作戦能力(IOC)に向けた空対空(A/A)ソリューションに重点を置きつつ、空対空(A/A)および空対地(A/S)の両バリエーションについて、複数のベンダーを選定する可能性がある。」

AIM-120 AMRAAMを発射する米空軍F-22ラプターのストック写真。USAF

「両方の[AFLRW]バリエーションは、最低射程距離が1,000NM[海里]で、防衛計画シナリオ2.1および7.1の環境下において、それぞれのA/AおよびA/S目標を迅速に攻撃できる能力を備える」と、通知は付け加えているが、これらのシナリオが何を意味するかは詳述されていない。

また、通知では、モジュール式コンポーネントやオープンアーキテクチャシステム、様々な要素を統合して完全なミサイル(オールアップラウンド)を構成する「マスターインテグレーター」の選定に重点が置かれている。

通知によれば、「産業界は、本イベント終了後、両バリエーションについて上記の2種類のソリューションに焦点を当てた、迅速なホワイトペーパー形式の情報提供要請(RFI)が行われることを想定すべきである」としている。「AFLCMCは、優先度の高い空・陸・海の標的を遠くから迅速に攻撃する米国の能力を拡大する、次世代の空対地長距離兵器(AFLRW)のバリエーションを求めている!」

射程の基準値以外について、空軍が現在AFLRWに期待する要件に関するその他の詳細は通知に一切含まれていない。とはいえ、少なくとも1,000海里離れた目標を攻撃できる対空ミサイルが求められているという事実自体が注目に値する。

正確な数値は機密扱いだが、米軍で広く運用されている最新モデルAMRAAMのAIM-120D-3型は最大射程が約100マイル(約87海里)とされる。これよりもさらに遠くまで飛行できる可能性があるという示唆もあり、少なくとも特定の飛行条件下の目標に対してはそうである。AIM-120の長射程型現在開発中である可能性がある。新型AIM-260A ジョイント・アドバンスト・タクティカル・ミサイル(JATM)の主要要件の一つとして、AMRAAMを上回る射程が挙げられている。とはいえ、米海軍と空軍が共同開発中のJATMでさえ、AFLRWに求められる射程には到底及ばないと見られている。

AIM-260を搭載した米海軍のF/A-18Fスーパーホーネット。Jonathan Tweedy/ @flightline_visuals

注目すべきは、冷戦時代に空軍が、空中目標と地上目標の両方を攻撃するために設計された超長距離・高速ミサイルを、採用寸前まで進めていたことだ。しかし、その先進戦略空対地ミサイル(ASALM)の最大射程は300マイル(260海里)程度と見込まれていた。

B-52爆撃機から発射された直後のASALMの想像図。マクドネル・ダグラス

2000年代半ばから、空軍と海軍は共同で「統合二役制制空ミサイル(JDRADM)」の開発にも取り組んだ。これは、AIM-120およびAGM-88対レーダーミサイルの派生型に取って代わる単一兵器として構想されていた。その後これが次世代ミサイル(NGM)へと発展したが、表向きはコスト高を理由に、公的には2013年に終了した。当初はJDRADM/NGMと並行して進められていた機密性の高いトリプル・ターゲット・ターミネーター(T-3)計画は、その後も少なくとも一定期間継続された。2017年には、T-3の後継候補として長距離交戦兵器(Long Range Engagement Weapon)(LREW)が浮上したが、その計画の行方は不透明である。

2月、海軍は、空中および水上目標を攻撃可能な長距離対レーダーミサイルの新たな公募を行い、これを「先進電波抑制ミサイル(Advanced Emission Suppression Missile:AESM)」と名付けた。しかし、当時、海軍はこの兵器の目標射程について言及しなかった。海軍はすでに、多目的スタンダード・ミサイル6型(SM-6)の空対地型であるAIM-174Bの配備を開始している。本誌は以前、AIM-174Bが、大まかに言えば、冷戦時代のASALMと同じ射程カテゴリーに属する可能性が高いと評価していた。

How The Navy's New Very Long-Range AIM-174 Will Pierce China’s Anti-Access Bubble thumbnail

これらのプログラムのいずれに関しても、少なくとも公には、射程1,000海里に迫るものはこれまで議論されたことがないようだ。興味深いことに、空軍は2024年12月の議会への報告書の中で、射程1,000マイルに達する対空ミサイルの可能性について公に言及していた。しかし、同報告書では、これらは2050年までに形成されると空軍が想定する脅威エコシステムの一部として言及されていたに過ぎない。

「射程が1,000マイルを超える対空兵器は、宇宙ベースのセンサーによる支援を受け、これまで安全に運用されてきた給油機などを危険にさらすことになるだろう」と、空軍の2024年の報告書は述べている。これは、AFLRW計画を通じて自軍の兵器体系に追加しようとしている能力の種類を示唆している。

海軍がAESMの契約公告を発表した後、本誌も重要な空中早期警戒管制資産を標的とする上で、このようなミサイルの価値を強調した。これはしばしば「AWACSキラー」の役割と呼ばれ、E-3セントリー空中早期警戒管制システム(AWACS)機を指している。以前本誌は以下指摘していた:「とはいえ、『AWACSキラー』ミサイルの価値は明白だ。AEW&C は極めて重要な監視・戦闘指揮資産である。これらを撃墜すれば、敵はそれらの能力を失い、必然的に航空資産を効果的に運用する能力や、地上・海上、さらには空中の他の拠点との間で重要な情報を共有する能力が低下する。高い位置から低空を飛行する脅威を検知するのに特に適したこれらの『空飛ぶレーダー基地』を無力化することは、敵の全体的な状況認識を阻害することにつながる。」

もちろん、問題は、AEW&C機が通常、戦闘の最前線よりかなり後方で巡回しているため、標的を特定するのがさらに困難になる点だ。ここで、AESMのような兵器が活躍の場を見出す可能性がある。この種の兵器は、敵が放出する無線周波数に照準を合わせることで、他の空中目標を攻撃できる。これには電子戦機や、場合によってはその他の空中目標も含まれる。AESMは、アクティブレーダーやイメージング赤外線シーカー、さらにはネットワーク化された標的データを利用可能なデータリンクを追加することで、より汎用的な対空任務を担えるようになるかもしれない。[AGM-88E] AARGMおよび[AGM-88G] AARGM-ERは、いずれも逃走する地上目標を攻撃可能にするアクティブミリ波レーダーシーカーを搭載しているが、同様のコンセプトを空対空用途に適用することも可能である。

「海軍をはじめとする各軍にとって、これは将来、中国とのハイエンド戦闘が発生する可能性という文脈で特に重要な意味を持つ。中国は自国のAEW&C艦隊および電子戦機に多額の投資を行ってきたからだ。中国人民解放軍(PLA)もまた、射程がますます長くなる対空ミサイルの開発を進めており、その中には米国のAEW&Cプラットフォームを標的とできるものや、その他の重要な支援機を標的とできるものも含まれている。」

その記事では、AIM-174Bが、米軍が求める「AWACSキラー」ミサイルの要件を満たす可能性にも触れた。空中および地上の標的を、少なくとも1,000海里の距離から攻撃できる能力を備えたAFRLWは、AIM-174Bを遥かに凌駕するだろう。

太平洋地域には、こうした射程が何を意味するのかをよりよく理解するための実例が数多く存在する。沖縄にある米軍基地と台湾との距離は約390海里である。グアムのアンダーセン空軍基地と台湾との距離は約1,500海里である。東シナ海南シナ海の北端上空を飛行するAFLRWを搭載した航空機は、適切な標的データさえ入手できれば、中国本土内の標的に対して数百発のミサイルで攻撃することが理論上可能となる。AFLRWの射程は、世界中の他の潜在的な紛争地域でも重要な意味を持つだろう。

AFLRWは、空軍に対し、空中早期警戒管制機(AWACS)や給油機、爆撃機、その他の監視・偵察機、さらには警戒を怠っている戦術戦闘機まで撃墜する手段を提供する。このミサイルは、少なくとも逃げるには手遅れになるまでは、標的となっているという事実を相手に気づかせず、任務を遂行することができる。これほど長距離の標的を追撃できる空対空ミサイルを保有すれば、少なくとも紛争の初期段階において、対空任務のために戦術航空戦力や支援機を前線深く、危険な地域にまで展開させる必要性が低くなる。長距離兵器を用いて戦力を増幅させる重要な航空機を排除することで、従来の対空戦力パッケージの生存性を高める条件が整うことになる。

AFLRWは、後方地域にある高価値目標を脅威にさらす新たな手段を提供するだけでなく、空軍機に対し、戦術的最前線に近い目標を攻撃するためのさらなる柔軟性を与えることになる。ただし、必ずしもその時点で機体が飛行している場所の近くにある目標を攻撃できるとは限らない。前述の太平洋シナリオにおいて、空中および海面での活発な戦闘地域は、数千平方マイルに及ぶ広範なゾーンに点在する可能性がある。

前述の通り、空軍は対空脅威の射程が拡大中と見ている。発射プラットフォームへのリスクを低減するためには、一般的にスタンドオフ型兵器の射程をさらに伸ばす必要がある。AFLRWの射程に関する提言は、米軍が敵の「アクセス拒否・領域拒否(A2/AD)」の防護圏を突破する上で、特に中国が確立し、拡大を続けている中で、ますます大きな課題に直面すると暗に認めている。また、これは、持続的な空中戦闘作戦に必要な味方の空中早期警戒管制機給油機、その他の支援航空資産に対するリスクが高まっていることも浮き彫りにしている。中国の空対空ミサイルはすでに米国の同種ミサイルを上回る射程を有しており、米国は現在、AIM-174やAIM-260などを通じてこの状況を打開しようとしている。

1,000海里の射程を持つ実用的なAFLRWを開発するには何が必要か、また、そのような射程を持つミサイルを搭載できる機体にはどのようなものがあるかについては、疑問が残ったままだ。留意すべきは、空軍が将来、B-21レイダー爆撃機空対空戦闘で大きな役割を担う可能性について公に言及している点である。これには、対空ミサイルを満載した「武器運搬機」としての役割も含まれる可能性がある。前述のASALMもまた、主に爆撃機からの運用を想定して設計されたものである。B-21含む爆撃機にとって、AFLRWは、目標地域に到達する数時間前から、空中および地上の脅威に対処する貴重な手段を提供することにもなるだろう。

空中給油試験中に撮影されたB-21レイダー爆撃機の試作機。USAF

AFLRWは、時間的制約のある標的や、その他一過性の標的を攻撃する上で有効であるためには、非常に長い飛翔距離を、少なくとも比較的迅速にカバーしなければならない。これには多段式あるいは空対地弾道ミサイルのような設計、あるいはさらに斬新な設計が必要となるかもしれない。

また、これほど極端な距離での標的捕捉という課題もある。これらの兵器は、発射元のプラットフォームが生成するセンサー情報や標的情報に依存することはない。何よりもまず、AFLRWは、デフォルトで、広大なネットワーク層にわたって三次センサーやその他の支援要素を統合する高度にネットワーク化された「キル・ウェブ」の一部となる。その「ウェブ」は、空・陸・海・宇宙、さらにサイバー空間の各領域にまたがり、空軍以外の米軍の資産も組み込まれることになるだろう。

何よりも、この兵器の実用化において、宇宙ベースの航空機追跡層が極めて重要となる。空軍が2024年に発表した将来の脅威に関する報告書も、この点を確認している。米軍自身も、まさにこうした長距離キルチェーンを念頭に置き、世界規模で「ゲームチェンジャー」となり得る持続的な空中および地上移動目標検知(AMTI/GMTI)能力を提供するため、新たな分散型衛星コンステレーションの配備に積極的に取り組んでいる。潜在的な標的と視線内の前線で活動する極めてステルス性の高い航空機も、これらの兵器を運用するもう一つの手段となる。米空軍もまた、まさにそのようなプラットフォームを保有している。

AFRLWの空対空および空対地バージョンに関する空軍の計画や、同軍がこれらのミサイルに求めるその他の要件については、まだ解明すべき点が多い。8月に予定されている「インダストリー・デイ」の会合では、どのような選択肢がどの時間枠で利用可能になるかについて、空軍にさらなる情報が提供されることになるだろう。

いずれにせよ、空軍は1,000マイル離れた場所にある航空機を撃墜できる解決策を求めていることを公に明らかにした。これは、今後数年間において敵の防護圏を突破する能力について極めて強い懸念を抱いていることを示す、国防総省がこれまで発信してきたあらゆる兆候と一致している。そして何よりも、これは「キル・ウェブ」が真の王となる、ネット中心型戦争の新時代を予告している。■

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフはTWZの副編集長として、同サイトの経験豊富で献身的なチームの統括を支援するとともに、有益かつ影響力のある防衛・国家安全保障に関するコンテンツを執筆している。彼はその最前線であるワシントンD.C.エリアに在住している。




2026年1月30日金曜日

中国の超大型AAMのPL-17の全体像が流出 – 中国は米軍の高価値支援機材を長距離から狙う作戦構想のようだ

 

中国の巨大空対空ミサイルPL-17を間近で捉えた写真が出てきた

全長約6メートル兵器の模型と思われる写真が公開された

TWZ

トーマス・ニューディック

公開日 2026年1月27日 午後7時15分 EST

One of the most enigmatic weapons in the arsenal of the Chinese People’s Liberation Army Air Force (PLAAF), the PL-17 very long-range air-to-air missile, appears to have been shown for the first time at close quarters.via X

国人民解放軍空軍(PLAAF)の兵器庫の中で最も謎に包まれた兵器の一つPL-17超長距離空対空ミサイルが、初めて間近で公開されたようだ。このミサイルは比較的長い間存在しているが、詳細はほとんど公開されていない。一方、同ミサイル含む中国製空対空ミサイルがもたらす脅威から米国で武器開発の急増を引き起こしている。

こうした画像によくあることだが、PL-17の写真が本物に見えることは認めつつも、確証はない。撮影日時や場所も不明だが、展示会か見本市で展示台に載せられたPL-17(正確には実物大のモックアップ)が写っている。ミサイルの前には顔が検閲された男性がポーズをとり、武器の背後にはJ-20ステルス戦闘機を宣伝する看板が掲げられている。

中国から新型軍用機や兵器の設計図が「リーク」される現象には、長年にわたり慣れ親しんできた。PL-17が約10年前に初めてぼやけた写真で公開された事実と相まって、展示会に登場したとしても必ずしも驚くべきことではない。

一方、中国人民解放軍空軍(PLAAF)はPL-17の公式画像を公開している(ただし、ミサイルはかなり離れた位置に写っており、詳細な部分は確認できない)。2023年に公開された以下のPLAAF写真は、このミサイルがJ-16戦闘機に搭載され、実戦配備されているか、あるいはその段階に近いことを裏付けるものと見なされた。

PLAAFが公開した画像には、異なる構成の空対空ミサイルを搭載した4機のJ-16編隊が写っている。うち2機はPL-10×4、PL-12×1、PL-15×4、そして大型のPL-17×1を搭載。この装備構成は短距離から超長距離までの交戦圏をカバーし、PL-17が前例のない射程を提供している。PLAAF

2016年に初めて公開された際、西側諸国ではPL-XXと呼ばれていたが、その後PL-20という呼称が提案された。しかし少なくとも新写真に基づけば、PL-17が正式名称であることが確認された。実戦配備時には西側報道名CH-AA-12オーガー(Auger)が与えられたとの報告もある。

当初から、PL-17はその驚異的なサイズ(全長約6メートル)から超長距離空対空ミサイルと見なされていた。この射程を持つミサイルの主要標的は、給油機や空中警戒管制機を含む高価値で大型の資産である可能性が高い。

この2016年の画像がPL-17の初公開となった。中国インターネット

別の2016年画像ではPL-17の詳細が確認できる。中国インターネット

詳細を見ると、PL-17は二重パルス式ロケットモーターを搭載し、制御は比較的小型の尾翼4枚と推力偏向ノズルによって行われる。報道によれば、射程は約250マイルとされるが、この数値は膨大な要因に依存し、実際の射程は交戦状況で大きく変動する。最高速度は少なくともマッハ4と推定される。

誘導方式は双方向データリンクと、電子妨害対策に極めて強いとされるアクティブ電子走査アレイ(AESA)シーカーの組み合わせによるものと見られる。主シーカーを補完する受動式対放射シーカーの存在も報告されている。これは特に空中早期警戒機や地上移動目標指示(GMTI)レーダー搭載機に対して有効と考えられる。

ただし、射程面でPL-17の性能を最大限に発揮させるには、スタンドオフ資産(例:自軍の空中早期警戒機(中国が巨額投資している能力群)、目標に近い位置の他機、地上・艦載レーダー、さらには衛星など)から提供される目標捕捉データを利用した交戦が想定される。

過去には、ミサイル機首側面の光学窓が追加赤外線シーカーを示唆する可能性が推測されていたが、実物大モックアップにはその兆候は見られない。

現時点でPL-17が搭載されているのはJ-16のみだが、J-20への外部搭載も想定されている。

外部ミサイル8発を搭載したJ-20(PL-17ではない)。中国インターネット

確かに、J-10シリーズやJ-35への搭載には大きすぎるように思われ、その輸出可能性について大きな疑問を投げかけることになるだろう。一方で、このミサイルは将来の中国戦闘機、特にJ-36第六世代戦闘機(豊富な内部兵装容量を特徴とする)の兵装として想定される可能性が高い。

いずれにせよ、PL-17の存在は、他の先進的な中国製空対空ミサイルの開発と相まって、米軍にとって極めて深刻な問題となっている。中国が西側諸国との「ミサイル格差」を縮めているとの懸念から、AIM-260 ジョイント・アドバンスト・タクティカル・ミサイルをはじめとする長距離空対空ミサイル計画が、極秘レベルのまま進められている。

昨年、米海軍は少なくとも限定的な規模で、スタンダード・ミサイル6(SM-6)の空中発射型をAIM-174Bの名称で導入した。この兵器の射程は機密扱いだが、AIM-120D先進中距離空対空ミサイル(AMRAAM)を大幅に上回るとみられ、大型目標に対しては少なくとも2倍、場合によっては3倍の射程を持つ可能性がある。これは数百マイル(約400~640km)を超える距離から特定の航空目標を攻撃できる能力を示唆している。

現時点では、PL-17の能力や技術的特徴について多くの疑問が残る。しかし、新しい写真が本物ならば、北京がこの大型ミサイルをより広い層に公開する意思があることを裏付ける。この点を踏まえ、近い将来この兵器に関し追加情報が明らかになる可能性が高い。■

トーマス・ニューディック

スタッフライター

トーマスは防衛分野のライター兼編集者であり、軍事航空宇宙トピックや紛争を20年以上取材してきた。数多くの書籍を執筆し、さらに多くの書籍を編集し、世界の主要航空出版物に多数寄稿している。2020年にThe War Zoneに参加する前は、AirForces Monthlyの編集長を務めていた。


China’s Massive PL-17 Air-To-Air Missile Seen Up Close

A photo has surfaced that appears to show a mock-up of the roughly 20-foot-long weapon on display at an exhibition.

Thomas Newdick

Published Jan 27, 2026 7:15 PM EST

https://www.twz.com/air/chinas-massive-pl-17-air-to-air-missile-seen-up-close



2025年3月2日日曜日

これが機密扱いのAIM-260ミサイルだ、米空軍が確認(The War Zone)―AMRAAMに変わり今後主役の対空ミサイルとなる。射程はますます長距離化していく

 The U.S. Air Force has confirmed that a recently released rendering from the AIM-260A does indeed reflect the actual design of what is also known as the Joint Advanced Tactical Missile (JATM).  

USN




国防総省はAIM-260について口を閉ざしてきた。AIM-260はAIM-120と同じサイズながら、AIM-120よりはるかに長い射程距離を持つミサイルだ

空軍は、最近公開されたAIM-260Aのレンダリングが、Joint Advanced Tactical Missile(JATM)の実際の設計を反映していることを確認した。JATMの詳細は極秘だが最終的に AIM-120 Advanced Medium-Range Air-to-Air Missile (AMRAAM)に取って代わると予想されている。

新しいAIM-260Aのレンダリングは、米海軍が今月初めにオンラインに掲載した未公開の業界ブリーフィングに含まれていた。このブリーフィングは、海軍航空システム本部(NAVAIR)の無人航空・打撃兵器プログラムエグゼクティブオフィス(PEO U&W)の広範な傘下にあるプロジェクトの概要を説明するものである。JATM は、より具体的には PEO U&W の空対空ミサイル室(PMA-259)の管轄下にある。 昨年正式に発表されたばかりのスタンダード・ミサイル-6(SM-6)のAIM-174B空中発射バージョンや、AIM-120、AIM-9サイドワインダー、AIM-7/RIM-7スパロー・ミサイルもPMA-259のポートフォリオである。

AIM-260Aのレンダリングを含むPEO U&Wブリーフィングのスライド全文。 米海軍

名前からも明らかなように、JATMは空軍が直接関与する共同プログラムでもある。AIM-260Aのレンダリングについての詳細と、ミサイルの開発に関するより一般的な最新情報を求められたNAVAIRはTWZに空軍に照会するよう告げた。

「これはAIM-260Aのレンダリングです。 「より高解像度のレンダリングは公開されていない。プログラムの具体的なプログラムおよび技術的な詳細は機密」とNAVAIRは付け加えた。「JATMのマイルストーンと能力は機密扱い」。

2022年、マーク・ケリー空軍大将(当時、航空戦闘司令部(ACC)トップ)も下に見える新しいステルスセンサーポッドと降下タンクを備えたアップグレードされたF-22ラプターのアートワークを共有した。そのうちの一機は、現在はJATMだと確定している当時未知のミサイルを発射している。 少なくとももう一つの公式AIM-260Aレンダリングが以前に登場しており、これもPEO U&Wブリーフィングで見られたデザインと一致している。

マーク・ケリー米空軍大将提供

3点のAIM-260Aのレンダリングはすべて、尾翼に4つのフィンがあるだけの、高速かつ低ドラッグに最適化された同じコアミサイル設計を示している。 比較のため既存のAIM-120は、4つの尾翼とそのボディの真ん中に沿って別の4つを持つ。

現在公開中のAIM-260Aのレンダリングには、ミサイル本体の前端に沿ったコンフォーマルアンテナと思われるものの数や位置など、細かいディテールの違いがある。 PEO U&Wのブリーフィングに掲載されたJATMの最新の姿には、AMRAAMに搭載されているものより長いロケットモーターを示すマーキングもある。米軍標準の弾薬マーキングでは、茶色帯は固体燃料ロケットのような低次火薬の存在を示す。ミサイルの場合、一対の茶色のバンドは通常、ロケットモーターが本体内のどこで始まり、どこで終わるかを反映する。黄色帯は、弾頭に使用される高火薬の位置を示す。不活性ロケットモーターや弾頭を搭載した訓練用ミサイルには、代わりに青いバンドが付けられている。

AIM-260Aのレンダリング画像(上)と実物のAIM-120ミサイル(下)を並べて比較。 AIM-260Aの茶色の帯の間の距離は、AIM-120で見られるものと比較して、ミサイルの全長に占める割合が著しく大きい。 米海軍/米空軍

新型ミサイルAIM-260Aを大型化すせず、AIM-120を上回る大幅な航続距離と速度を与えるには、推進剤を高充填した先進的なロケットモーターが有効であると考えられてきた。JATMの主な要件として知られているのは、F-22やF-35統合打撃戦闘機のようなステルス戦闘機の内部ベイに収まるようにするため、AMRAAMと同じ一般的なフォームファクターを持つ必要があることだ。乗員付き航空機に加えて、AIM-260Aは、空軍の共同戦闘機(CCA)プログラムの下で開発中の将来のステルス無人機を武装させることが期待されている。

NAVAIRの海軍航空戦センター兵器部門(NAWCAD)による2023年の注目すべき成果を詳述したファクトシートによると、「次世代高負荷質量プロジェクトチームは、技術を成熟させ、短距離およびタイムクリティカルなミッションのための内側境界を維持しながら、武器の範囲を最大1.5倍まで増加させることができる将来のミッションモジュラー推進システムの開発の種をまいた」。

PMA-259は近年、AIM-9Xサイドワインダーの改良ブロックIIIバージョンに向けた作業の一環として、同様に高搭載質量ロケットモーターに注目している。昨年可決・署名された2025会計年度の年次国防政策法案、すなわち国防権限法(NDAA)では、議会は空軍と海軍に対し、AIM-9XとAIM-120の射程延長型または派生型が、将来の空対空ミサイルのニーズを満たすのに役立つか検討を要求している。

AIM-260Aのロケットモーターも、飛行範囲全体でエナジーを保持するデュアルパルス設計になる可能性が高く、射程をさらに伸ばし、終盤の機動性を飛躍的に向上させる。推力偏向機能もまた、追加の制御面がない場合にミサイルに敏捷性を十分に与えるために必要だろう。

AIM-260Aのレンダリングが完全に正確であることが証明されれば、このミサイルは、着弾の威力で目標を破壊することを目的としたヒット・トゥ・キル設計ではなく、高爆発弾頭を搭載することになる。同時に、AIM-260AのロケットモーターがAIM-120のものより長くても、2つのミサイルのサイズがほぼ同じなら、JATM内部の他のコンポーネントのためのスペースが減ることになる。その結果、JATMの弾頭は小型化されるが、より少ない質量で適切な破壊効果を生み出す設計の高度な弾頭となる可能性がある。 AGM-88G改良型対放射線誘導弾(AARGM-ER)でも、先行するAGM-88E AARGMと比較して、ほぼ同様の内部空間の再配置が確認されている。

以前公開されたAGM-88G AARGM-ERの内部構成を示すブリーフィングスライド。 USN

AIM-260Aの能力に関する詳細はまだ限られている。 アクティブ電子走査アレイレーダー(AESA)シーカーの可能性が高い。マルチモード・シーカー能力は、画像赤外線とパッシブ無線周波数(RF)誘導能力を持つ可能性があり、拡大し続ける対策エコシステムに直面して非常に貴重なものになる可能性がある。しかし、この機能が現在搭載されているかはわからない。高度なネットワーキング機能は、ミサイルがサードパーティのソースから追加のターゲット情報を取得できるようにする重要な機能である。これは、発射プラットフォーム自身のセンサー範囲外の目標に対処するために特に重要であり、ミサイルを発射する航空機、特にステルス性の高い航空機がレーダーをオンにする必要がなくなり、結果として探知に対する脆弱性が増すのを避けることができる。ネットワーク化された複数のJATMは、協力的に交戦することもできるかもしれない。

本誌は以前こう書いていた。「米軍は過去に、長距離化する中国の空対空ミサイルへの懸念が、AIM-260に取り組む重要な原動力になっていると明言している。JATMはAIM-120Dに比べ能力が大幅に向上する。より優れた終局エナジー状態とマルチモード・シーカーは、その比較能力をさらに高めるだろう。このように、JATMは長距離空対空兵器としてAIM-120の上位に位置する。これらすべての兵器のネットワーク機能は、サードパーティターゲティングや、その機能セットに付随するあらゆる狡猾な戦術を活用する能力も与えてくれる」。

最初のJATMがいつ米軍で実戦化されるかも不明だ。 2019年にこの計画が初めて公になったとき、目標は2022年にミサイルの実戦配備を開始することだった。しかし、実弾射撃を含むミサイルの積極的なテストや、就役を支援するその他の作業にもかかわらず、公にそれが行われたことを示す兆候はない。AIM-260Aの実物の画像は現在までに出てきていない。

現在確実に分かっているのは、最近発表された海軍のブリーフィングのレンダリングや、過去に統合されたものが、AIM-260A JATMのデザインを示しているということだけだ。■

This Is What The Classified AIM-260 Missile Actually Looks Like, Air Force Confirms

The Pentagon has been very tight-lipped about the AIM-260, a missile with far greater range than the AIM-120 while maintaining the same size.

Joseph Trevithick

https://www.twz.com/air/this-is-what-the-classified-aim-260-missile-actually-looks-like-air-force-confirms