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2026年4月29日水曜日

F/A-XXでノースロップが選定された場合の同社の製造能力への疑問に対し、同社が反論している

 

Northrop Grumman CEO Kathy Warden says she is confident in her company's ability to deliver next-generation carrier-based fighters to the U.S. Navy if it is selected as the winner of the F/A-XX competition.ノースロップ・グラマン社提供画像

ノースロップが選定された場合を想定しF/A-XX第6世代海軍戦闘機の製造能力があると主張

F/A-XXについて海軍最高幹部が不特定の入札業者が、「求める期間内に納入することは『到底不可能』」と述べたことについてノースロップが反論しているのは、F/A-XXで同社案が採択される可能性が高いということなのでしょうか

TWZ

ジョセフ・トレヴィシック

2026年4月21日 午後12時15分(米国東部夏時間)公開

ースロップ・グラマンのキャシー・ウォーデンCEOは、F/A-XX競合で同社が選定されれば、次世代空母搭載戦闘機を米海軍に納入可能と確信していると述べた。米海軍の最高幹部は昨日、F/A-XXの契約を今年8月までに締結することを目標としていると述べた一方で、候補企業の一つは「求める期間内に納入することは到底できない」とも語った。

海軍作戦部長(CNO)ダリル・コードル提督は昨日、海軍連盟主催のSea-Air-Space 2026展示会のサイドイベントとして開催された円卓会議において、本誌のの質問に応じ、F/A-XXに関する最新のコメントを述べた。国防総省は昨年、米国の産業基盤には第6世代戦闘機2機種の開発を同時に支える十分な能力がないとして、海軍の次世代戦闘機計画を一旦保留しようとしていた。ボーイングは2025年3月、米空軍向けの現在F-47と呼ばれる機体の製造契約を獲得した。現在、F/A-XXの競争に参加していると確認されている企業は、他にボーイング以外にない。昨年、ロッキード・マーティンが競争から脱落したと報じられていた。

「当社は海軍省が第3四半期中に選定を行うと予想している」と、ノースロップ・グラマンのワーデンCEOは、本日行われた定例決算説明会の電話会議において、コードルCNOの発言に関する発言に答えて述べた。「当社は、自社のソリューションを海軍に提供できる能力に自信を持っている。」

同氏は、CNOがF/A-XXに関して「ある請負業者が海軍のスケジュール要件を満たせない」と述べた際、それがノースロップ・グラマンを指していたかどうかについて肯定も否定もしなかった。

「当社とサプライヤーは、プログラムを実行するため必要な人材とインフラを投入する準備が整っています。また、B-21における当社の実績は、複雑な航空機をスケジュール通りに納入できる能力を証明しています」とワーデンは付け加えた。「財務面については、もしF/A-XXの製造を任されることになれば、現在の業績予想を上回る売上と利益が見込まれ、それを実現することは当社にとって最優先事項となるでしょう。」

空軍当局者や連邦議会議員らは、定期的にB-21レイダー爆撃機を模範的な調達プログラムとして評しておりその過程で障害があったにもかかわらず、予定通りかつ予算内で進めることができている。今年初め、ノースロップ・グラマンは空軍とB-21の生産加速に関し合意に達した。

また、ノースロップ・グラマンが2023年にF-47開発につながる空軍の競争入札から撤退したことも忘れてはならない。同社は当時、この決定を自主的なものと説明していた。

「当社が追求している他の機会があることは指摘しておきたいが、もう少し情報が明らかになるまでは、現時点でそれが具体的に何であるかは明かさない」とウォーデン氏は当時撤退を発表した際に述べた。これはF/A-XXへの言及と広く見られていた。「我々が有利な立場にあり、政府がリスクとリターンのバランスを適切に取っていると判断すれば、先ほど述べた通り、そのプログラムには参入するだろうと推測していただいて構わない」

元空軍高官らはその後、ノースロップ・グラマンの入札案が落選寸前だったと語った。

前述の通り、F/A-XXをめぐり産業基盤の能力に関する疑問が渦巻いている。国防総省は、2026会計年度予算案において、海軍の次世代戦闘機プログラムを事実上棚上げしようとしていた。当時、米国防高官は、この決定について「現時点では産業基盤が1つのプログラムしか対応できないとの判断し、F-47に全力を注ぎ、そのプログラムを確実に成功させるという大統領の優先方針によるもの」と明言した。

その後、議会が介入し、2026会計年度においてF/A-XX計画を継続させるため、約16億9000万ドルの予算を計上した。

「はっきり言っておくがノースロップ・グラマンはF/A-XXを実行する準備ができている」とノースロップ・グラマン航空システム部門のトム・ジョーンズ社長も、昨年12月に同プログラムに関連する産業基盤の能力について質問を受け、本誌や他のメディアに対し語っていた。「当社は、顧客コミュニティに対し、準備が整っており、確実に遂行できると確信していることを理解してもらえるよう努めている。」

ボーイング・ディフェンス・アンド・スペースのCEO、スティーブ・パーカーも、昨年、米国の産業基盤がF-47とF/A-XXを同時に支えることはできないという主張に反論していた。同社が海軍のプログラムに向けて提案しているのは、F-47を海軍仕様に改修したもののようだ。

「空軍はこのシステムに対して多大な需要を抱えている。海軍も多大な需要を抱えている」と、コードル提督も昨日述べていた。「つまり、今回の決定には『二度確認して一度実行する』といった考え方があったわけだ。そして今、なぜ徹底的な検討が必要だったのかという点について、我々は皆、認識を一致させていると思う。私はそれで構わない。」

コードル提督や議会といった海軍トップからの明確な支持があるにもかかわらず、F/A-XXの将来全体に関する疑問は残ったままだ。海軍は2027会計年度において、同プログラムに1億4000万ドル強の予算を要求する見通しだ。これは、特にこの規模のプログラムにとっては極めてわずかな金額である。対照的に、空軍はF-47向けに50億ドルの追加資金を求めている。空軍の次世代戦闘機計画には、すでに数十億ドルが計上されている。

国防総省および各軍は本日、年次予算案の詳細を発表し、今後数年間のF/A-XXに関する計画について、さらなる手がかりが得られる可能性がある。海軍の次世代戦闘機を製造する契約を獲得すれば、最終的にどの企業が選定されようとも重要な勝利となるだろう。

更新:2026年4月22日

米海軍は、今週初めにコーデル提督が述べた発言に関して、以下の声明を発表した:

「シー・エア・スペース・エキスポ(Sea-Air-Space Exposition)での質疑応答セッションにおいて、海軍作戦部長のダリル・コーデル提督は、海軍の第6世代攻撃戦闘機プログラム(F/A-XX)について質問を受けた。コードル提督は、海軍の優先事項は、選定された請負企業が艦隊が求めるタイムラインが要求される能力を提供できることを、十分な調査を通じて確保することであり、同時に広範な産業基盤の能力も考慮することであると強調した。『特定の入札者』への言及は、一般的な逸話としてのコメントを意図したものであり、現在検討中のいかなる企業を指すものではなかった。」■

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭から『The War Zone』チームのメンバーである。それ以前は『War Is Boring』の副編集長を務め、その署名記事は『Small Arms Review』、『Small Arms Defense Journal』、『Reuters』、『We Are the Mighty』、『Task & Purpose』など、他の出版物にも掲載されている。


Northrop Defends Ability To Build F/A-XX 6th Gen Naval Fighters If Selected

The Navy's top officer said yesterday that an unnamed contractor "really can’t deliver" on F/A-XX "in the timeframe we need it."

Joseph Trevithick

Published Apr 21, 2026 12:15 PM EDT

https://www.twz.com/air/northrop-defends-ability-to-build-f-a-xx-6th-gen-naval-fighters-if-selected




2026年1月30日金曜日

B-21生産加速に向け政府=ノースロップの合意形成が近づくが、予算成立を巡り連邦政府機能の閉鎖の可能性に危惧

 


A B-21 Raider joins flight testing at Edwards Air Force Base, Calif., Sept. 11, 2025.

B-21レイダー2号機が2025年9月11日、カリフォーニア州エドワーズ空軍基地で飛行試験に加わった。米空軍

ノースロップCEO:B-21の生産加速化に向け合意が数か月以内に成立しそうだが、政府機能閉鎖が心配だ

昨年の政府閉鎖で同社と軍との交渉が遅延した。再び政府機能が閉鎖する危機が迫っている

Defense One 

トーマス・ノヴェリー

2026年1月28日 午後3時15分(米国東部時間)

  • https://www.defenseone.com/business/2026/01/northrop-grumman-ceo-deal-accelerate-b-21-production-could-arrive-months/411021/?oref=d1-featured-river-top


ースロップ・グラマンのCEOは、空軍のB-21爆撃機の生産拡大に関する合意が3月までに成立する可能性があると述べた。しかし、迫りくる政府機関閉鎖が交渉を妨げる恐れがあり、昨年秋にも同様の事態が発生した。

キャシー・ワーデンCEOは、次世代爆撃機の生産加速のために昨年承認された調整資金45億ドルについて、現時点で合意に至っていないとしながらも、今後数ヶ月での合意成立に楽観的だと語った。同社は昨年時点で、プログラム加速と資材費負担で約20億ドルの損失を計上している。

「生産率向上計画について空軍と緊密に協議している。当社の最優先事項は、この画期的な能力を早期に国家へ提供するための合意形成である」とウォーデンCEOは火曜日の第4四半期決算説明会で述べた。「これを加速化する資金は調整法案の一部として承認済みであり、今四半期中に空軍と合意に達すると楽観視している」

上院が国防総省を含む複数の連邦機関への資金調達で合意に至らなければ、土曜日から始まる政府機関の一部閉鎖により、こうした協議が停滞するかどうかは不明だ。

10月、ワーデンは当時進行中だった政府閉鎖が空軍との増産合意に関する協議を「停滞させた」ことを認めていた。

ノースロップ・グラマンの広報は、今回の潜在的影響に関するコメント要請に即座には応じなかった。

Defense Oneの姉妹ブランドであるフォーキャスト・インターナショナルの上級アナリスト、ダグラス・ロイスは、迫る政府閉鎖がノースロップ・グラマンの生産加速にとって主要因とは見なしていないと述べた。

「政府閉鎖には常に不確実性が伴い、理論的には加速に関する議論に関わる国防総省職員で必須ではないものは、閉鎖が終了するまで協議を停止する」とロイスは指摘。「短期間の閉鎖なら影響はない。仮に政府閉鎖が起きなくても、両者が合意に達するとは限らない」と述べた。

ウォーデンは電話会議で、生産増の合意が同社の収益向上に寄与する一方、施設への追加投資も必要になると説明した。

「現時点では、この合意の詳細と当社への財務的影響について検討中だ」とウォーデンは述べた。「複数年にわたり20億~30億ドルの投資を見込んでいる」

空軍はB-21爆撃機100機の購入を計画しているが、一部当局者は150機近い調達を主張している。ウォーデンによれば、ノースロップは昨年末にロット3の低率初期生産契約とロット5の事前調達資金を獲得した。

空軍広報担当者は本誌に対し、同軍がこれらの契約についてマイルストーン決定権限の承認を受け、12月に契約を締結したことを確認した。

ワーデンはまた、同社が将来の防衛プログラムへ投資を進めていると述べた。具体的には、大規模なゴールデン・ドームミサイル防衛システムの構成部品、プロジェクト・タロン無人機ウィングマン、海軍の次世代戦闘機などである。

「これらの支援にさらに投資できるよう手元資金を確保したい。なぜなら、これらは国土防衛、有人戦闘機、無人機など、政権の優先事項と合致しているからだ」。

しかしウォーデンは、これらのプログラムの契約がいつ交付されるかは不明だと付け加えた。

「現時点(1月)では、これらの案件が契約段階へ進展する兆候は見られず、今後24カ月以内に実現すると見込んでいます」とワーデンは説明。「現時点で予測が困難なのは、そのタイミングなのです」

先週、議会歳出委員会は海軍の次世代戦闘機「F/A-XX」開発に約9億ドルを割り当てた。これは同計画への資金を削減し、代わりに空軍のF-47に注力する国防総省の方針に反する措置だ。航空機開発資金を含む年間国防歳出法案は、上院で審議が滞留中の予算案の一つである。■

A B-21 Raider joins flight testing at Edwards Air Force Base, Calif., Sept. 11, 2025. U.S. AIR FORCE

Northrop CEO: deal to accelerate B-21 production could arrive in months

Last year’s government shutdown delayed negotiations between the company and service. Another is looming.

BY THOMAS NOVELLY

SENIOR REPORTER

JANUARY 28, 2026 03:15 PM ET


2025年4月29日火曜日

ノースロップがB-21爆撃機で新たに4億7700万ドルの損失を計上(Breaking Defense) ― 固定価格契約ゆえの損失ともいえますが、そもそも合意しているので企業の側にはもっと努力が必要だったのではないでしょうか

 




カリフォーニア州エドワーズ空軍基地内のノースロップ・グラマンの製造施設で飛行試験を続けるB-21レイダー。 (ノースロップグラマン提供写真)


B-21での同社における損失は現在20億ドル以上にのぼっている

ースロップ・グラマンは米空軍の新型ステルス爆撃機B-21レイダーの製造コスト上昇に対処するため、新たに4億7700万ドルの損失を計上したと本日明らかにした。

 ノースロップは2025年第1四半期決算発表のニュースリリースの中で、この損失(税引き後3億9700万ドル)の主な原因は、B-21の生産率向上経向けた製造工程の変更と、最初の5機の少量初期生産(LRIP)機の製造に必要だった材料のコストと量の増加であると述べた。

 このプロセス変更により、「フルレート生産に必要な規模へ立ち上げることができます。そして......プログラムで想定石田数量を超えて増加することができます。これは、当社と政府が、彼らが見てきたシナリオをサポートするオプション性のために重要であると判断したものであり、現在の製造速度を増加させる」と、ノースロップのCEOキャシー・ウォーデンは、今日の決算説明会で述べた。

 コスト上昇のもう一つの原動力は、ノースロップが航空機製造の必要条件を過小評価した結果であり、また資材価格を上昇させたより大きなマクロ経済の結果でもある、と同CEOは述べた。

 2024年1月に発表された15億6,000万ドルの税引き前損失に続き、今回のB-21の損失は20億ドルを超える。米空軍はB-21プログラムの詳細な契約情報の公開を拒否しているが、ノースロップは2015年に締結した固定価格契約の条件で、LRIP機の一定基準以上のコストをカバーする義務を負っている。国防総省は以前、このプログラムのためにノースロップに約6000万ドルのインフレ緩和を提供した。

 ウォーデンは、製造工程の変更に直接関連する費用がどの程度であるかについては、保安上の理由から定量化を避けたが、材料費の増加に関連する損失より高い金額であると述べた。

 より広い意味では、B-21プログラムはエンジニアリング、開発、製造(EMD)段階にあり、ノースロップは航空機がプログラム目標を満たしていることを検証する飛行テストに従事している、とウォーデンは今日述べた。同社はLRIPロット2つで契約を結んでおり、B-21ロット4を通じロングリード材料の購入を開始し、さらにB-21近代化に関する「いくつかの作業」を開始したと彼女は付け加えた。

 ノースロップによると、今回のB-21の費用が第1四半期の営業利益4億9800万ドル減少の主な要因であり、宇宙およびミッションシステム部門の営業利益減少も一役買っている。四半期純利益も、主にB-21の損失により4億6300万ドル(49%)減少した。

 B-21の損失の影響もあり、ノースロップは通期の1株当たり利益予想を27.85ドルから28.25ドルの範囲から、24.95ドルから25.35ドルに引き下げた。同社はまた、年間セグメント営業利益予想を従来の目標より約4億ドル低い42億ドルから43億5000万ドルの範囲に引き下げたが、フリーキャッシュフローと売上高については従来のガイダンスを維持した。

 バーティカル・リサーチ・パートナーズのアナリスト、ロバート・スタラードは、B-21の費用がなかったとしても、ノースロップの一株当たり利益とキャッシュフローはウォール街の予想を下回っただろうと指摘した。「固定価格のB-21 LRIP契約では追加請求のリスクは常にあり、今四半期はたまたまそれが発生した四半期だった。「全体的にノースロップにとって厳しい四半期であり、今日の株価には何らかの圧力がかかると予想される」。

 B-21案件以外では、ウォーデンは4月16日にユタ州プロモントリーにあるノースロップ社施設で起きた爆発事故について最新情報を提供した。爆発は固体ロケットモーターに使用される推進剤の原料を製造する建物で起こったが、ノースロップ社にはその原料を供給する他のサプライヤーがある、と彼女は述べた。

 「当社のプログラムには何の影響もないと考えています。 「プロモントリーは固体ロケットモーターの生産拠点であるため、センチネル(大陸間弾道ミサイル)について特に質問がでました。ミサイルや戦術システムに使用される固体ロケットモーターは別の場所で製造されています」と彼女は付け加えた。

 ウォーデンはまた、F/A-XXとして知られる海軍の将来の戦闘機計画についても質問された。ロイター通信は、先月空軍のF-47戦闘機が落札された直後、海軍はF/A-XXについて間もなくダウンセレクトを行う見込みだと報じたが、契約の決定がなされないまま数週間が経過した。    ウォーデンは、具体的な最新情報はないとしながらも、「海軍は依然としてこのプログラムにコミットしており、近いうちに何か発表があるものと期待している」と付け加えた。

 彼女は、ボーイングが製造しているF-47の下請けとしてノースロップが選ばれたかどうかについてはコメントを避けた。

 「プログラムに関するいかなる情報も開示することはできません。 「しかし、当社がミッションシステムの民間サプライヤーであり、政府顧客やプライム企業のために先進的な能力を供給することに完全にコミットし続けていること、そして当社製のセンサーが各種プラットフォームや領域にわり幅広い用途のため容易に拡張でき、再構成可能であることはご存じでしょう」。■


Northrop logs new $477M loss on B-21 bomber due to higher manufacturing costs

Losses for the B-21 Raider program now stand at more than $2 billion.

By   Valerie Insinna

on April 22, 2025 at 12:45 PM

https://breakingdefense.com/2025/04/northrop-logs-new-477m-loss-on-b-21-bomber-due-to-higher-manufacturing-costs/


2024年9月13日金曜日

NGAD要件の再検討の行方によっては再度競合に参加する可能性をほのめかすノースロップ・グラマン(Defense One)

 The USAF's NGAD program aims to produce a 6th-generation air-dominance aicraft to join the F-22 Raptor and F-35 Lightning II.


アメリカ空軍のNGADプログラムは、F-22ラプターやF-35ライトニングIIに続く、第6世代の制空権を握る航空機の製造を目指している。KYLE LARSON/LOCKHEED MARTIN 


ノースロップはNGAD競争に再び飛び込むかもしれない:ノースロップCEO


NGAD競争の "一時停止 "が新たなチャンスを開くかもしれない。



ースロップ・グラマン社は、空軍が第6世代戦闘機のプラットフォームに対する当初の要求を見直した場合、空軍の第6世代戦闘機製造コンペに参加する可能性があると、同社CEOが木曜日に語った。 

 空軍当局はこの夏、計画されている航空機の設計と運用コンセプトが適切かどうかを見極めるため、次世代航空優勢プログラムを一時停止すると発表した。

 ノースロップは昨年、ボーイングとロッキード・マーチンを候補に残し、NGADの製造競争には参加しないと発表したが、同社幹部は現在、NGADの要件が一時停止後に変更された場合、その決定を再考する可能性があると述べている。 

 「プログラムに重大な変更があると判断されれば、新たな機会を得るのと同じように、当社はもう一度戻って再評価を行うでしょう」と、キャシー・ウォーデンは本日、モルガン・スタンレーの第12回年次ラグナ会議で語った。 

 7月、フランク・ケンドール空軍長官は、NGADプログラムを数ヶ月間休止し、「単一の設計と単一のサプライヤーで前進することを約束する前に」、それが正しいことを確認すると述べた。 

 同社は現在も海軍の第6世代戦闘機F/A-XXの入札を争っている。   ウォーデンによると、海軍は直近の予算要求でF/A-XXプログラムへの予算を削減したが、同社は海軍が来年F/A-XXの勝者を選ぶと予想している。■


Northrop might jump back into NGAD competition: CEO

Bids are in—but USAF’s “pause” may open new opportunities.

https://www.defenseone.com/business/2024/09/northrop-might-jump-back-ngad-competition/399486/?oref=d1-featured-river-top


2022年7月20日水曜日

新興企業ブーム社の超音速旅客機にノースロップ・グラマンが参画。空軍での用途に着目か。米空軍は人員貨物の超音速移動に関心を示している

 Boom’s Overture Supersonic Airliner Gains Northrop Grumman As Military Partner

Boom Supersonic

 

 

超音速旅客機「オーバーチュア」は、民間向けに構想されたものだが、ノースロップ・グラマンが軍事用途に注目している。

 

 

ースロップ・グラマンブーム・スーパーソニックは、将来の超音速旅客機「オーバチュア」の派生型を、米軍および同盟軍向けに開発するため協力すると発表した。契約合意は、英国で開催中のファーンボロ国際航空ショーで最終決定されたが、両社パートナーシップは、ブーム・スーパーソニックにとって民生・軍用ニーズの超音速飛行を進めるため米空軍と協力したことはあるが、防衛産業と直接つながる初めてのケースとなる。

 ノースロップ・グラマンが発表した公式発表によると、今回の共同契約は、米軍と同盟国に新しい超音速航空機を提供することが目的とある。特殊任務用航空機は、ブームのオーバチュア機を出発点とし、ノースロップ・グラマン製の空中防衛システムを搭載する予定である。発表では、オーバーチュアは「即応性」のある任務で必要な速度を軍に提供できるとしている。

 「特殊機能を備えたこの航空機は、医療品配送や緊急医療避難、あるいは従来機よりも速い広域監視に使用できるだろう」と発表されている。「また、特殊任務用のオーバチュアは、各種シナリオで他の航空機材や地上資産を調整するのに使用される可能性もあります」。 

 

Breaking Defense誌もこの共同研究を報じており、ノースロップ・グラマンの航空システム担当社長であるトム・ジョーンズTom Jonesに取材している。ジョーンズは、オーバチュアの積載量が大幅増加を高く評価している。しかし、ジョーンズは、このようなプログラムの要件がまだ理解されていないことを自ら認めた上で、次のように述べた。

 オーバーチュアの軍用任務は、広範囲に及ぶはずだ。このことは、ブーム・スーパーソニックと軍の関係がつい最近開花し始めたことも重要な点だ。コロラド州デンバーを拠点とする新興企業の同社は2014年に設立され、超音速飛行の研究開発を中心としており、オーバチュアのコンセプトは商業市場向けを主にに開発されている。「ベイビーブーム」と呼ばれる「オーバーチュア」の3分の1スケールの飛行プロトタイプ機が2020年10月には、初めて公開された。

 

 

 

「Overture」旅客型のレンダリング画像。Boom Supersonic

 

CEOのブレイク・ショールBlake Schollが設立したブームは、移動時間を実質的に半分にすることを目標としている。ファーンボロ国際航空ショーでのショールの発言によると、同社の旅客機コンセプト(65〜85人乗り)は、洋上でマッハ1.7、陸上でマッハ0.94で飛行し、航続距離は4,250カイリになる。しかし、今回のノースロップ・グラマンとの契約が成立する以前からオーバチュアには米空軍が関心を寄せていた。

 

 

Credit: Boom Supersonic

 

空軍はブーム社と2020年2月より提携し、特に政府の幹部飛行を目的としたオーバーチュアを検討していた。超音速機は、莫大な金額を支払ってプライベートフライトを利用している世界の富裕層にとって、時間を節約する点で非常に魅力的であるため、この提携は大きな驚きを呼ばなかった。空軍は、オーバーチュアを利用して、政府要人を現在使用中の既存旅客機型よりはるかに速く世界各地に移動させることができる。実際、空軍はこの潜在的な能力に非常に興味を持ち、エアフォース2後継機計画からこの研究に資金を振り向けた。

 

 

「Overture」の以前のレンダリング画像。Boom Supersonic

 

2017年、ロッキード・マーティンエアリオン(当時はブームの競合企業と見られていた)と手を組み、超音速ビジネスジェット機「AS2」を開発した。その後、ロッキード・マーティンはエアリオンとの提携を更新しないことを決め、ボーイングがその座に就いた。

 これらの提携には、現在のノースロップ・グラマン社とブームの提携を彷彿とさせるものがある。ロッキード・マーティン=エアリオン提携が発表されたとき、軍事的応用の可能性には、似たようなものがあったためだ。AS2を軍用化する計画はなかったが、マッハ1.4の速度と流線型の機体は、現在オーバチュアが潜在的に提示している速力と監視・電子戦能力の余地を軍に提供できたはずだった。しかし残念ながら、2021年、エアリオンはAS2計画を進める資金の調達に苦戦し、同社を清算することが発表された。

 ロッキード・マーティンがエアリオンと協力すると発表されたとき、本誌は超音速輸送機の軍での活用で多くの方法を提示したが、ノースロップ・グラマンとブームの連合が提唱する潜在的用途と一致している。

 今回の発表で示唆された軍用仕様「オーバーチュア」の高速輸送用途には、空軍の主要目標である貨物や人員の高速輸送が含まれる可能性がある。空軍は、有事の際に人員や貨物を世界中に素早く移動させる能力を実現するために、Space-X社の垂直離着陸型などのロケットに注目しているが、オーバチュアのような長距離超音速航空機は、需要の一部を、実現する可能性がある。

 

 

「Overture」の以前のレンダリング画像。Boom Supersonic

 

オーバチュア商用機は2024年に生産開始、2026年に飛行試験開始、2029年に乗客輸送開始の予定だが、特殊任務仕様のスケジュールは明らかにされていない。しかし、この分野の航空宇宙開発は、リスクと技術的なハードルが高く、極めて資本集約的であることを忘れてはならない。こうした要素のため、飛行テストはおろか、生産仕様のオーバーチュアが製造にさえたどり着いても、実戦配備のスケジュールに影響を与える可能性がある。ノースロップ・グラマンは、複雑な航空機を大量生産できるアメリカの大手航空機製造会社であるため、関係の進展次第では、より深いパートナーとなる可能性がある。

 ブームによれば、民間旅客機は1機あたり約2億ドルで、これは楽観的な数字とも言われており、軍用機となればもっと高くなることは間違いない。また、ブームのショールCEOは、軍向けオーバーチュアは基本的に平和利用されると主張しており、現時点では兵器搭載の可能性は否定している。

 

 

ブームのXB-1実証機、初飛行に向け準備中。Boom Supersonic

 

オーバチュアの魅力は、航続距離、積載量、速度で、限りなく既存機材にちかくなることが防衛分野でのセールスポイントだ。ノースロップ・グラマンが加わるのは、野心的な新興企業にとって有望な兆しだが、同じことは、エアリオンにロッキード・マーチン、さらにボーイングが参加したときにも言われていた。コンコルド以来となれば20年不在だった超音速旅客輸送が実現し、そして既存機材では対応不能な任務を担う軍用機の可能性を再び享受できるよう、ブームには多くの点でうまくやってほしいものである。■

 

Boom's Overture Supersonic Airliner Gains Northrop Grumman As Military Partner

BYEMMA HELFRICHJUL 19, 2022 10:00 PM

THE WAR ZONE


2021年9月20日月曜日

ノースロップ・グラマン、スケイルド・コンポジッツが相次いで発表した新型無人機は空軍スカイボーグ採用をめざす、ファミリー構成のシステム装備品なのか。

  

 

モデル401、モデル403の構想図。Northrop Grumman illustration

 

ースロップ・グラマンの新型自律無人機は空軍の求める次世代機として有人機と戦闘に臨む想定だ。

 

 

 

同社は9月8日にモデル437をパームデイル施設(カリフォーニア)で公開し、スケイルド・コンポジッツと共同開発したと発表した。

 

スケイルド・コンポジッツも独自にモデル401技術実証機を発表しており、こちらも自律運航を想定している。

 

同社幹部にょれば二機とも自律運航機技術事業に応募するとし、米空軍のスカイボーグ、英国のプロジェクトモスキートをさしている。

 

スカイボーグは空軍が科学技術面で最高度の優先順位をつけており、戦闘の様相を一変させる「ヴァンガード」構想の一環となっている。その狙いは比較的安価で消耗品扱いを覚悟の無人機とし、人工知能を搭載することで威力を高め、有人戦闘機とともに戦闘に参加することにある。試作型は4億ドルの契約規模になる。

 

これに対しプロジェクトモスキートは英国版の忠実なるウィングマン構想でF-35以外に、タイフーンさらに今後登場するテンペストとの同時運用を狙う。

 

モデル437の実寸大試作型はまだないが、同社幹部は次世代無人機ファミリーの一部となると確信している。

 

スケイルド・コンポジッツ社長兼CEOコーリー・バードは低価格、消耗品扱いの機体の実現策になると報道陣向けイベントで語った。

 

消耗品扱いの機体は各種機能を戦場で実現し、センサー機、ジャマー機あるいは攻撃機にもなると空軍関係者はみている。

 

バードの試算では今後登場するモデル437の単価は5-6百万ドルとなり、受注規模により変動するという。コストの大きな部分がエンジンでウィリアムFJ44を採用し、高速と航続距離を両立させる。エンジン価格が2.4百万ドル程度になるが、これも調達規模により変動するという。

 

これに対し有人戦闘機の代表たるF-35Aでは機体単価や80百万ドル程度だ。

 

モデル437の最高速度はマッハ0.85で、巡航速度はマッハ0.8となる。F-35と並んで飛び、燃料4,000ガロンを機内に搭載する。

 

バードによればシステムは低価格消耗品扱い技術事業に最適化されて、発注元のニーズにあわせ設計変更可能という。

 

モデル437はモデル401の「いとこ」であり、別名でSon of Aresと呼ばれる。設計には似たところがあるが、自律運航が可能な新型機は従来機より速力、航続距離が増えている。このSon of Aresはプラット&ホイットニーJT15Dエンジンを搭載し、マッハ0.6で飛行しながら機体価格はさらに低くなるとバードは説明。

 

437は滑走路を離陸するものの、3,000フィートあれば十分で、供用中機材の大部分より短くて済む。

ノースロップ・グラマン副社長リチャード・サリバンは「滑走路の依存度を低くしています」と語る。

 

モデル437、モデル401はともに自律運航を前提とし、任意にスカイボーグとして運用も可能とサリバンは説明する。ただし、要求性能内容はまだ流動的で、同社は空軍からの指示を待っているところだという。

 

製造面ではデジタルエンジニアリングや低コスト製造技術で新型機の開発期間が短縮可能となったとサリバンは指摘する。ノースロップ・グラマンは要求内容を実現すべく、新技術の完成度を上げようとしている。

 

 

「デジタルエンジニアリング、デジタルトランスフォーメーションの双方で当社は知見があり有利な立場です」とし、「驚異的なシミュレーションやモデリング能力が社内にある」という。

 

サリバンはさらに新型無人機は今後の超大国相手の競合で優位性を迅速に確保する意味で重要な存在だと述べている。

 

「敵側は米国や同盟国が享受してきた技術優位性の差を埋めつつあります」とし、「各種システムのファミリー構成を利用する」ことが新しい脅威に対抗する意味で効果が一番大きいという。■

 

JUST IN Northrop Grumman Debuts Unmanned Plane

AIR POWER

9/10/2021

By Meredith Roate