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2019年6月20日木曜日

2019年6月20日、イランが米グローバルホークをミサイルで撃墜

US: Iran Shoots Down Global Hawk; Second Drone Down This Month イランがグローバルホークを撃墜。今月に入り無人機撃墜は二機目

The Global Hawk was downed after two earlier shots at US drones in the region, and attacks on commercial shipping.

グローバルホーク撃墜に先立ち2機への攻撃は失敗していた。民間船舶への攻撃を監視していた。
By   PAUL MCLEARY
on June 20, 2019 at 8:07 AM
Global Hawk reconnaissance drone

6月19日夜、RQ-4Aグローバルホーク偵察無人機がホルムズ海峡上空でイラン軍に撃墜されたと米政府関係者が認めた。同地区で米イラン感で緊張が高まる中一連の事件が発生しているが最新かつ最大規模の事態となった。
同機は「国際空域でイラン軍地対空ミサイルに撃墜された」渡米中央軍報道官ビル・アーバン海軍大佐が声明文を発表した。
イランのイスラム革命防衛隊も同日早く声明文を発表しており、同機はイラン領空に侵入したためコウエモバラク地方近隣の空軍部隊が撃墜したとしている。
「イラン報道に同機がイラン上空に侵入したとあるが虚偽報道である」とアーバン大佐は説明。「国際空域を飛行中の米偵察機材への一方的攻撃だ」
RQ-4は最高性能の高高度無人偵察機であり、その任務は長距離ミッションで広範囲の偵察を行い、国際空域から対象国内部を監視するのが役目だ。
同機がイラン領空内に侵入したのか、公海上空を飛行していたのか別視点からの確認できない。
イランのマシュレグ通信は革命防衛隊に近いことで知られ、無人機はホルダドミサイルで撃墜したと報道している。2014年にその存在が判明した同ミサイルは射程95マイルで有効射程は30マイル程度といわれる。
今回の撃墜の前にペンタゴンはイランが支援するフーシ反乱勢力がMQ-4リーパーを撃墜したと認めており、これとは別にイランが地対空ミサイルを別のリーパーに発射舌がこれは失敗したとしていた。
フーシによる撃墜事案ではロシア製SA-6地対空ミサイルが発射されており、CENTCOMは「これまでのフーシの軍事力から一歩前進しているのがわかる」と述べていた。
6月13日の撃墜未遂ではイラン製SA-7ミサイルが発射された。今回の撃墜に使われたミサイルの種類は不明だが一つ確実なことがある。イランが発射したミサイルで130百万ドルのグローバルホークを喪失したことだ。■

2018年11月21日水曜日

グローバルホーク3機の導入時期は2022年9月に。日本が契約に調印

Japan signs for three Global Hawk UAVs 日本がグローバルホーク3機導入契約に調印

Gareth Jennings, London - IHS Jane's Defence Weekly
20 November 2018
 
日本はグローバルホークブロック30iHALE無人機を2022年9月はじめに受領する。Source: Northrop Grumman


本がノースロップ・グラマン製RQ-4グローバルホーク高高度長時間飛行(HALE)無人機(UAV)の3機調達で総額489.9百万ドル契約に11月19日調印した。
米国防総省(DoD)が海外軍事販売(FMS)制度でブロック30i(iはinternational)仕様のグローバルホークに高性能統合センサー装備ペイロードを搭載した機体を調達する。さらに地上操縦装置二式、予備部品、支援機材、実施業務サービスを含む。


契約交付公告はミッション装備に触れていないが、2015年11月の国防安全保障庁(DSCA)による認可では各機に高性能統合センサー装備(EISS)を搭載するとあった。EISSはレイセオンが開発し電子光学・赤外線センサー、合成開口レーダー画像、地上移動目標捕捉能力を有する。


「今回のRQ-4販売で日本の情報収集監視偵察(ISR)能力が飛躍的に伸び、日本は域内脅威の動向を把握し引き続き抑止できる」とDSCAは2015年に説明していた。同庁によれば日本がグローバルホーク関連支出の総額は12億ドルの試算だ。

グローバルホーク各機の引渡しは2022年9月1日の予定。■
コメント:機材の運用を航空自衛隊が行うでしょうが、重要なのは情報の解析、分析含むインテリジェンス活動でいよいよ情報本部の真価が試されることになりますね。例によって中国、北朝鮮等に同調する国内勢力が異議を唱えるでしょうが防衛当局には何ら屈することなくISRの「あるべき道」を進んでいってもらいたいものです。

2017年5月2日火曜日

RQ-4グローバルホークがグアムから横田基地に移動中



アンダーセン空軍基地から飛来した RQ-4 が横田空軍基地に2017年5月1日に到着した。YASUO OSAKABE/U.S. AIR FORCE

Global Hawks arrive at Yokota for 5-month deployment グローバルホーク部隊が横田に到着、5か月間運用へ


By SETH ROBSON | STARS AND STRIPESPublished: May 1, 2017

YOKOTA AIR BASE, Japan — RQ-4グローバルホーク偵察無人機が横田空軍基地に5月1日夜到着し、5か月間の日本起点の運用を始める。
  1. 第69偵察集団第一分遣隊の5機と要員105名が5月から10月まで在日米軍、第五空軍の本拠地から運用すると米空軍が発表した。
  2. 第一分遣隊司令ジェレミー・フィールズ中佐が東京上空を飛行して滑らかに着陸する同機を眺めていた。「日本に移動できてうれしい」と感想を述べた。
  3. 第一分遣隊はグローバルホークの離着陸を受け持つが、ミッションを遠隔操作で実施するのはノースダコタ州グランドフォークス施設とカリフォーニア州ビール空軍基地だと中佐は説明。
  4. 無人機部隊は夏季にグアムのアンダーセン空軍基地から三沢基地に移動し台風シーズンを避けるのが通例だが、滑走路補修で昨年から三沢移動が不可能になっていると中佐は述べた。
  5. またCV-22オスプレイの横田配備が2020年に先送りされたためグローバルホークは東京地区へ移動しやすくなった。
  6. 来年夏に滑走路補修が完成すればグローバルホークは三沢へ移動するという。
  7. ノースロップ・グラマン製の同無人機は高度60千フィートと民間航空機より高い空域を飛行し、34時間滞空し、14千マイルの飛行距離がある。北朝鮮の核開発状況の監視に役立つだと指摘する声もある。
  8. フィールズ中佐は朝鮮で緊張が高まる状況で同機が何らかの役割を果たすのか言及せず、分遣隊の業務は通常通りだという。
  9. 同隊の任務には日本と連携しての人道援助、災害救助、海賊対策、対テロ活動があると中佐は説明。■

2017年4月12日水曜日

★グローバルホーク5機がグアムから横田へ「臨時配備」、真意は?



果たして公式説明にあるような天候条件だけが理由なのでしょうか。背景にはISRを戦略的に行う必要があるとの判断があるのでは。一部の国内勢力は見慣れない無人機を危険だとして反対の声を上げるのでしょうか。あれだけ国会を舞台に騒いでいた人たちが国際情勢の急展開についていけず沈黙しているのは実におかしなことです

Guam-based surveillance drones, 105-member crew to relocate グアム配備の無人偵察機部隊が支援要員とともに運行基地を移動

Apr 11, 2017 Updated 12 hrs ago
Guam-based surveillance drones, 105-member crew to relocate
アンダーセン基地所属のRQ-4グローバルホークが三沢基地で曳航されている。2014年5月撮影。一時的に同機は三沢基地に派遣されたのはグアムの夏季悪天候が理由とされた。 Staff Sgt. Tong Duong/U.S. Air Force

グアム配備のRQ-4グローバルホーク5機が105名の運用支援要員とに一時的に横田基地に移動する。
臨時措置は5月から10月の予定でグアムの悪天候が理由と空軍司令部は4月8日発表している。
グローバルホークの夏季運行は台風などで著しく制約を受けていると空軍は述べている。ただし、グアムに壊滅的被害をもたらすような大型台風はこの数年間上陸していない。
グローバルホークの一時移動は同時に「日本の安全保障並びに域内の安定に対する我が国の姿勢の現れ」とも述べている。
2014年にも同様の事情でグアムから一時的に三沢基地に移動させたことがある。■

2014年11月22日土曜日

★日本:オスプレイ、グローバルホーク、E-2Dの導入へ





オスプレイに未だに原子力発電所と同じようなアレルギー反応を示す人がいますが、どういう人種なのでしょうか。佐賀県が同機運用で前向きな反応を示しているのは心強いですね。また、グローバルホーク導入もやっと実現するわけですが、日本の防衛航空も無人機の正式運用で新しい時代に入るわけですね。E-2Dは尖閣を念頭に置いた南方の海上監視なのでしょうが、タイミングさえあえばグローバルホークの海軍型トライトンの採用の方が望ましいと思います。(同機はまだ開発段階)とまれ、ISR機材の強化が進むことは健全な方向性です。あとは情報を解析する人的資源の強化でしょうかね。

Japan Officially Selects Osprey, Global Hawk, E-2D

Nov. 21, 2014 - 02:22PM   |  
By AARON MEHTA   |   Comments

Osprey showcased in mainland Japan
阿部首相がMV-22Bオスプレイのコックピットを百里基地で視察している。航空自衛隊の航空観閲式にて。 2014年10月26日。 (Staff Sgt. Warren Peace/ / US Marine Corps)

A US Marine Corps MV-22 Osprey sits on the flight deck of the Japanese destroyer Hyuga during exercises in June 2013.

米海兵隊所属のMV-22が海上自衛隊のヘリコプター駆逐艦ひゅうがの飛行甲板に着艦した。2013年6月の演習時。 / U.S. Navy
WASHINGTON — 日本はV-22オスプレイ導入を正式に決定した。あわせてグローバルホーク無人偵察機とE-2Dホークアイ空中指揮統制機も導入する。
  1. オスプレイの導入は中期防で17機導入がうたわれており想定ずみだったが、安倍内閣には政治的な影響を与えるかも知れない。

  1. オスプレイ選定は防衛省が21日金曜日にウェブで発表した。競合機種はなかった模様。

  1. ベル・ボーイング製のV-22ティルトローター機は多用途輸送用で戦闘部隊24名、内部貨物20,000ポンドあるいは外部に 15,000 ポンドを輸送できる。主に使用しているのは米海兵隊で、MV-22として360機を世界各地で運用する。米空軍には特殊作戦部隊用にCV-22が32機配備されている。

  1. ボーイング広報からはキャロライン・ハッチソンが文書でベル・ボーイングチームは日本による機種選定を「光栄に」思い、米政府と共同で合意内容で盛り込まれた有償海外軍事援助(販売)の実施に全力をあげると発表。

  1. 日本ではオスプレイは危険な機体として大きな騒動となっている。たしかに同機の開発初期段階で数件の事故が発生している。津波対策の演習にオスプレイが投入されたところ、抗議グループがかけつけたほどだ。

  1. 10月に海兵隊は日本国内でオスプレイを公開し、安倍首相も駆けつけた。「日本ではMV-22をめぐり多くの疑問が提示されています」と海兵隊少佐ジュセッペ・スタベイル(第一海兵隊航空部隊)はプレスリリースで述ている。「首相には同機の性能と安全性を説明申し上げました」

  1. 海軍広報ビリーレイ・ブラウンからは日本向け有償海外軍事援助の手続きを進めるとの発表があった。「日本がV-22選定に動いたのは同機が要求性能を有していることの証明です。初のティルトローター量産機となったV-22は各種任務で十分な性能を発揮しています。今後も米国政府と日本間の長期同盟関係の支援に貢献してきます」と声明発表している。

  1. 両国合意の成立のタイミング次第で日本はV-22の最初あるいは二番目の海外使用国になる。イスラエルが同機導入を検討しているからだが、バラク・オバマ大統領とベンジャミン・ネタニヤフ首相の対立により案件成立が危うくなっている。

  1. オスプレイ以外に二機種が日本の防衛を補強する。

  1. 防衛省はかねてから高高度飛行可能なISR機材を求めており、グローバルホークを選定した。同機はノースロップ・グラマン製で米空軍が運用中。選定ではジェネラルアトミックスのガーディアンERが選外となった。

  1. ノースロップは指揮統制機材としてE-2Dホークアイ選定も勝ち取った。ここではボーイングの737AEW&C案が敗退している。

  1. 日本は中国が好戦的態度を示す中で監視機材の強化を図っており、日中両国は尖閣諸島をめぐり冷戦状態と言ってよい状態にある。 ■