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2019年3月5日火曜日

ニュージーランドにC-2売り込みを狙う川崎重工

日本製装備はみんなそうですが実績がないため躊躇される傾向がありますが、思い出してもらいたいのは日本製の乗用車だって最初はそうですよね。防衛装備品の輸出を真剣に狙うのなら多少の失敗にめげず、地道な活動を展開するしかありません。川崎重工は立派な会社ですがマーケティングでは知見の豊かな別会社と組んだほうがいいのではないでしょうか。


Japan pitches C-2 for New Zealand transport fleet 
日本がニュージーランドにC-2輸送機売り込みをねらう


By: Nigel Pittaway 


川崎重工はC-2をニュージーランド次期輸送機事業で採用を目指す。(Nigel Pittaway/Staff)

崎重工業がC-2輸送機をニュージーランドの次期輸送機に売り込みをめざしている。同社関係者が2月26日に確認した。
ニュージーランドは現有のロッキード・マーティンC-130Hハーキュリーズとボーイング757-200Cの後継機を次期航空機動能力FAMCとして戦略、戦術両面の輸送機として二機種または一機種の導入をめざしている。
2019年アヴァロン航空ショー会場で川崎重工業KHIはニュージーランド空軍とここ数年にわたり次期輸送機の要求性能を協議していることを認めた。
「C-2のマーケティング活動は始まったばかりですが、今後短くても10年は生産する予定です」(同社関係者)
ショーでは航空自衛隊第三輸送航空隊のC-2一機が地上展示されているが、ニュージーランドには2017年に実機が飛来している。
C-2は航空自衛隊仕様で戦略、戦術両用の輸送ニーズに応える機体で、既存の川崎C-1の後継機を目指した。これまで量産型7機と試験機2機が納入されており、最終的には20機から30機が引き渡される。航空自衛隊には2017年3月に就役しており、7号機の引き渡しが最近あったと同社は述べている。
同社関係者はC-2販売で「他数カ国」と商談をしているとするが国名は明かさなかった。また輸出承認では防衛省、経済産業省とも協議しているという。■

ではC-2の売り込み対象国はどこでしょうか。大胆に推理すれば①C-17導入国を除き、 ②A400Mも同様 ③戦略輸送能力を必要としている国 では。①にはインド、オーストラリア、カナダ、英国、カタール、アラブ首長国連邦、クウェートがあり、②はドイツ、フランス、英国、スペイン、トルコ、ベルギー、ルクセンブルグ、南アフリカ、マレーシア の各国です。これ以外で③となるとニュージーランドは当然ですがその他としてサウジアラビア、イスラエル、シンガポール、インドネシア、ブラジルが考えられますね。推理が正しいかは時間が教えてくれるでしょう。

2017年11月13日月曜日

★ドバイ航空ショーでC-2が国際デビュー!



いつも思うのですが、防衛装備品の販売営業になぜ有能なエージェントを使わないのでしょうか。防衛省はそんなに営業の知見を蓄積したいのでしょうか。そんなことないですよね。餅は餅屋で営業は営業に任せた方がいいのでは。いかに優れた性能があるといっても日本の装備は価格面で訴求力がなく、実績もないため買いたくても手が出ないのが普通では。それを打開できるのは民間のつわものしかないはずですが....皆さんはどう思いますか。


Japan's C-2 airlifter makes its international debut

C-2の国際デビュー

川崎C-2輸送機がドバイ航空ショー国際展示エリアで初公開されている。Nov. 12, 2017. (Jeff Martin/Staff)

By: Valerie Insinna
DUBAI — 日本の川崎重工C-2輸送機がドバイ国際ショーでお披露目されている。
  • 航空ショーは11月12日から16日までの開催で、C-2へ海外の関心を集める好機となる。ドバイ航空ショーは民間機に重点をおくため、C-2の国際デビューは脚光を浴びている。
  • 「C-2はインターネットなどで知ることはできますが実機展示は今回が初です」と航空自衛隊大峰一佐がDefense Newsに11月12日に語ってくれた。「機体理解で一番いいのは実機を見ることですから今回の出展でより多くの方にC-2をご理解いただきたいです」
  • CF6-80CK1Fターボファン双発の同機はロッキード・マーティンC-130ハーキュリーズより性能が高い。C-130は航空自衛隊も運用中だが日本の空輸要求に合致していないと大峰一佐は述べた。
  • 防衛省は2600億円(23億ドル)を同機開発に投入し、現契約では11機調達だが大峰一佐によれば20機に増えるのは確実だという。川崎重工はこれまで3機を航空自衛隊に納入しており、今月は四号機を引き渡す。
  • C-2導入では数か国に期待があるが大峰一佐は具体的な国名を挙げることを拒んだ。防衛省と川崎重工はC-2の競争相手をロッキード・マーティンC-130とエアバスA400Mと見ており、ニュージーランドとアラブ首長国連邦が同機に関心を示しているとのうわさだ。
  • 航空自衛隊の一機当たり調達価格は200億円(176百万ドル)だが海外販売価格は仕様と購入規模により価格が異なると大峰一佐は語った。
  • C-2は日本航空産業が製造した機体として最大の大きさを誇り、防衛省によれば最大貨物搭載量36トンを搭載し4,500キロの航続距離を最高速度マッハ0.82で飛ぶ。
  • 大峰一佐は運用段階での飛行時間や用途について口を閉ざしたが、航空自衛隊は同機に不満は感じていないと述べてくれた。■

2017年8月28日月曜日

★C-2のUAE向け輸出は成約するか



C-2は開発に手間取り、防衛省の調達機数も毎年わずかなのでメーカーにうまみのある事業ではないはずです。そこに外需が加わってどのくらいビジネスが変わるでしょうか。政府とメーカーが一体となり海外営業をかけてもらいたいものですが、今回の案件は実態はどうなのでしょうか。川崎重工も自由に発言できない環境だとしたら問題です。またとにかく政権のあらを探す傾向のある野党からすればまた攻撃材料とばかりとびつくのかもしれませんが、トンデモ質問にならないようしっかりリサーチしてもらいたいものです。

Japan in talks to export defense aircraft to UAE

日本がUAEと軍用機輸出を協議中

Deal could open way for Japan to export finished military equipment
成約すれば防衛装備で初の完成品輸出となる
C-2 輸送機

Nikkei Asian Review August 27, 2017 12:49 am JST
TOKYO -- 日本が初の防衛装備完成品輸出に一歩近づいている。
  1. 航空自衛隊の最新鋭輸送機C-2をアラブ首長国連邦に売却する案件で日本政府が検討に入っていることが日経新聞取材で土曜日に判明した。
  2. 関係省庁が同機の性能諸元含む資料をUAEに開示する。次に両国間で防衛装備品及び技術輸出に関する条約締結が成立するとC-2のUAE売却が可能となる。
  3. 川崎重工業が開発したC-2は20トン搭載時に航続距離は7,600キロあり、ロッキード・マーティンC-130のおよそ二倍だ。
  4. C-2は機体の大きさを活かして水陸両用車両、戦闘車両を搭載して遠隔地まで輸送できる。現在の機体価格は190億円だ。
  5. UAEからC-2数機購入希望が伝えられ防衛省は経済産業省と技術情報をUAEへ開示ずみだ。両国政府で最終価格と導入機数のつめがおこなわれている。
  6. 日本は紛争当事国への防衛装備品、技術の輸出を禁じており、UAEがイエメンでサウジアラビア主導の有志連合軍に加わっていることが懸念材料だ。
  7. 日本政府が本案件の可否を審査するが、別の防衛省関係者によればUAEはイエメンで「介入を主導する立場ではない」ので成約すると見ている。■