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2011年3月27日日曜日

バイオ燃料でF-22スーパークルーズに成功

(米空軍の広報資料からのニュースです)

3/23/2011 - EDWARDS AIR FORCE BASE, Calif. (AFNS) -.


F-22ラプターが合成燃料(カメリナ抽出)と従来型燃料の混合燃料(混合比50/50)で3月18日にスーパークルーズ飛行に成功した。411戦闘試験飛行隊が実施した。空軍はF-22を先行事例として選び、今後戦闘機角型にバイオ燃料の使用を広げる。

今回のテストの大きな目標はバイオ燃料がF-22の兵装システムに適合しているかの確認であった。飛行の各段階で操作性、性能等を点検した。

テストに使用されたF-22は高度4万フィートでのスーパークルーズでマッハ1.5に達している。
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空軍の目標は2016年に航空燃料需要の50%を代替燃料とすることで、その原料を国内調達に頼ることとしている。

カメリナ抽出の合成燃料はHRJと呼ばれる水素処理再生可能ジェット燃料と分類される。HRJは各種植物油あるいは動物脂肪から生成される。

戦闘機以外では2月にC-17グローブマスターIIIがHRJバイオ燃料による無制限の飛行運用を空軍が認証している。

2008年11月25日火曜日

米空軍 代替燃料のフライトテストが進行中

Flight International電子版11月24日

米空軍は天然ガス由来の合成燃料を使用したロッキード・マーチンF-22の飛行試験を実施した。同様に練習機、輸送機、戦闘機でも試行する。

F-22の飛行試験では異常は発見されなかった。また、F119エンジンの地上試験をプラットアンドホイットニーのウェスト・パームビーチ施設(フロリダ州)実施した際も同じとライトパターソン空軍基地(オハイオ州)の合成燃料型式証明官ジェフ・ブラウンは語る。

ノースロップT-38超音速練習機の飛行試験も最近開始され、ロッキードC-5輸送機は129日に実証試験飛行を実施予定であり、F-16搭載のジェネラルエレクトリックF110エンジンによる地上試験は1月半ばに開始される。

C-5実証試験はメンフィス州軍基地(テネシー州)から発進し、「一回目は同機のエンジン一基だけに50混合燃料で飛行する予定です。そのあとに二回目の飛行ではエンジン全基に混合燃料を使用します。」(ブラウン)

ロッキードC-130輸送機、フェアチャイルドA-10対地上攻撃機、ノースロップグラマンRQ-4グローバルホーク無人機、ジェネラルアトミックMQ-9リーパー無人機がそのあとにつづく。「来年夏までに全部飛行させたいですね」(ブラウン)

米空軍は2011年目標に全保有機種に合成燃料の使用を型式証明するのが目標で、2016年までに国内で使用する燃料の半分をフィッシャー・トロプシュ方式により石炭・天然ガス由来の合成燃料にしたいと計画中だ。

空軍は12月中に民間パートナーを選出し、フィッシャー・トロプシュ方式による製造プラントをマルムストローム空軍基地(モンタナ州)内に設置する。