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2018年9月10日月曜日

米軍はシリア攻撃の準備に入った

化学兵器の運用、備蓄についてはロシアが頑なに否定しますが、実は北朝鮮が関与していたのではないでしょうか。ロシアは北朝鮮を使えば自国への非難を回避できますね。だとすれば地理的に離れているものの、シリア問題は北朝鮮問題と関連していることになりますが実態はいかがなのでしょうか。


Pentagon, White House consider military strike options on Syria ペンタゴンとホワイトハウスがシリア軍事攻撃オプションを検討中

By: Tara Copp 

北部イラク上空でシリア空爆を終えたF-15EストライクイーグルがKC-135ストラトタンカーから空中給油を受けている。 Sept. 23, 2014(Senior Airman Matthew Bruch/Air Force)


リア政府軍が化学兵器をイドリブで投入した場合に備えペンタゴンが軍事行動オプションをドナルド・トランプ大統領に提示する準備に入っている。ジョセフ・ダンフォード大将が統合参謀本部議長として9月8日に語っている。
「大統領から化学兵器が使用された場合の軍事対応策を求められている」とダンフォード大将は移動に同行した記者団に語った。「各選択肢の準備状況を報告済みだ」
米国が計画する反撃の対象地は戦闘で疲弊したシリアで米国とイランまたはロシアが支援する各勢力の権益がここに来て対立を明白にしており、そうした地域の一つを対象にする。
米海兵隊が南部の訓練基地アンタンフAn Tanf へ派遣されており、シリア政府寄りの勢力やロシアやイランの支援勢力への抑止効果を期待する。
実弾演習に海兵隊を派遣することでメッセージを送ったとダンフォード大将は述べる。
「増援効果として十分な戦力を持つ部隊が現地で演習をしながらアンタンフで必要なら支援効果を与える」
アンタンフでは空域侵入が日常のように発生しているが、ロシアとの軍事衝突回避ホットラインで未然に事態を回避してきた
The guided-missile cruiser USS Monterey (CG 61) fires a Tomahawk land attack missile April 14, 2018, as part of the military response to Syria's use of chemical weapons on April 7. (Mass Communication Specialist Seaman Trey Fowler/U.S. Navy via AP)
USSモントレー(CG 61)がトマホークミサイルを発射した。2018年4月14日。シリアが化学兵器を4月7日に使用したことへの対応策として。(Mass Communication Specialist Seaman Trey Fowler/U.S. Navy via AP)

昨年はイランの無人機数機、シリア戦闘機一機がアンタンフ付近の空域に侵入し米国がすべて撃墜している。
外交面では米国はシリア国内のミッションを拡大する構えで国務省はISIS打倒後も米軍部隊はシリア国内に残ると発表しており、シリアへのロシア、イランの影響力拡大防止のため米軍が残留するとの解釈を呼んでいる。
ダンフォード大将は米軍部隊の任務はISIS撃破にとどまらず現地の将来の政体の姿を模索するジュネーブ交渉を通じ国務省を助けることとする。
「何ら変更していない」とダンフォード大将は述べる。「ISIS撃滅を常に考えており、今後も再興させない方法を模索している」
これまで二度もアサド指揮下の部隊が反乱勢力が占拠する地点で塩素を民間人に使ってきたが、米国は都度アサド政権を攻撃してきた。
2017年には米駆逐艦二隻が巡航ミサイル数十発をシリア国内の航空基地に向け発射した。2018年4月にはシリア政府軍が反乱勢力支配下の村落を塩素攻撃したため米英仏艦船航空機がミサイル・爆弾攻撃をシリア政府の三拠点へ行った。この際も各施設が化学兵器製造に関連していることをつきとめている。

シリアはイドリブ県を大軍で包囲し推定20千ないし30千名のアルカイダまたはISIS関連部隊を追い詰めている。ダンフォード大将は上記は米国の推定値としながらも通常兵器ではそれだけの勢力の排除は困難でむしろ人道的に憂慮すべき事態を惹起するだけと指摘。

2016年7月20日水曜日

ポケモンGOが米軍基地を侵略中



これはどこが面白いのでしょうか。外に出かけるのはいいことですが、これでは他の歩行者や車に迷惑にならないのでしょうか。人口稠密な東京でこんなことをされては大変でしょう。ましてや軍でも流行るとは理解ができません。そんなことを言う当方は古いのでしょうか。ポケモンは英語になっていますが、モンスターたちの名前は言いやすいように買えられているようですね。日本ではまだ公開前ですが、在日米軍基地ではすでに使われているんですね。
イラク北部に現れた『ゼニガメ』 Louis Park photo via Facebook

War Is BoringWe go to war so you don’t have to

‘Pokemon Go’ Invades America’s Military Sites

Military officials are wary of both troops and civilians trying to catch ’em all

by KEVIN KNODELL

ポケモンGOがアメリカを侵略している。7月6日の公開から無料の拡張現実ゲームaugmented reality gameで数百万人があちこちをを探索している。
その中に米軍施設もある。7月11日にワシントン州のルイス-マッコード共用基地JBLM広報部から軍事基地内を踏破する際にはくれぐれも注意を呼びかける発表が出ている。
「ポケモンGOの発表以来、運転中あるいは歩行中にアプリを見ながら仮想ポケモンを追跡して事故やけがをする事件が発生しています」とあり、「ポケモンGO初心者がJBLM内で使う際には、ポケモンを規制地区あるいは立ち入り禁止地区、事務棟、基地内住宅内で使わないこと」
海外展開中の軍人民間人も同アプリを使い世界各地でポケモン探しに夢中になっている。スターズ・アンド・ストライプス紙は日本でサーバーのテスト中に第374医療グループの病院ロビーでチャルメルオンCharmanderを捕らえた者、同紙の横田基地内の支局でゼニガメSquirtleを捕獲した者が出たと報じている。 
同日に海兵隊の公式ツイッターアカウント上にポケモンが試射場に現れた写真が掲載され、「火線から離れて、ピカチュー、安全規則違反ですよ!」とキャプションにあった。
ポケモンGOへの反応は熱中するか反発するかの両極端である。熱烈な支持者は郷愁を誘うオリジナル版ゲームの魅力を再び感じる。人々を外出させ、すべての年齢層と背景の違う人々でも普通では不可能なやり取りが可能だ。またカフェやレストランへの集客効果もある。
だが反対者にとっては迷惑そのもので人々は住宅地区でばらばらに目的もなくぶらついて想像の世界の生物を追い求めている。このアプリの利用者がサイバー攻撃の標的になるとの懸念も生まれている。
またこのアプリで犯罪が発生したとの報道もある。多くはガセネタだが、デジタル生物を真夜中にダラス郊外で追跡中の二名が強盗にあった。別の例では犯罪者が同アプリをつかい、疑いを持たないポケモントレーナーから金品を奪ったとミズーリ警察が発表している。
「ポケモンGOの地理位置情報を悪用して被害者の現れる場所を犯罪者があらかじめ予測している」と警察は注意喚起している。
だが反対に米海兵隊員二名がゲームをしている最中に犯罪を未然に防いでいる。両名は怪しい男性が子どもたちに近づくのを目にし、この男を追跡し警察を呼んだところ、男性は殺人未遂犯だと判明した。
ポケモンを探す兵士。Photo via Facebook/Army WTF! Moments ポケモン捕獲で車列が止まる
別の例ではアプリで19歳のシャリア・ヒギンスがワイオミングのビッグウィンド川で水死体を発見している。本人は水中ポケモンを探していた。「このゲームがなければあんなところへは行かなかったでしょう」と本人はCNNに語っている。
ヒギンスは死体に出会った際にまず認識できなかったと認めている。「スマホを見ながら歩いていたので」
上記のJBLM発表はアプリのプレイヤーに周囲に注意するよう求めている。「駐車場、横断歩道他に注意して。顔を上げてスマホから視線を外し、横断の前に左右をよく見て」と注意喚起している。「ポケモンはすぐに消えないので安心してください」
だが別の軍事施設で出た公示はそこまでユーモアがない。アーリントン国立墓地ANCにポケモンを求めてさまよう人々が発生している。アーリントンは戦没者の最後の休息地だ。
「アーリントン国立墓地に埋葬されている方への尊厳として、当地を訪れる方全員には最高水準の礼儀作法をお願いしています」と同墓地職員がフェイスブックに記している。「ポケモンGOなどゲームを神聖な土地でプレイするのは相応しくない行為であり、ANCを訪問される際はそのような行為はご遠慮ください」
ポケモンのようなカルチャー現象がここまでの関心あるいは懸念を軍関係者から招くのはこれが初めてではない。1999年に国家安全保障庁がフォートミード本部内でファービーFurbyのプレイを禁止している。ファービーは周囲の人々の言葉を真似るので、極秘扱いの情報を口にした場合に真似るだけでなく保存する可能性があったからだ。
NSA職員向けの案内ではファービーを庁内で見かけた際は「保安担当の指示を仰ぐべし」と求めていた。
だが軍上層部の思いと関係なくポケモンGOは生活の中に入ってきそうだ。公開数日にして利用者数はツイッターを超える勢いだ。
イラク戦でも利用者が生まれた。イラク北部で民兵部隊に加わる元海兵隊員ルイス・パークがフェイスブックで自身の機関銃の前でゼニガメと出会ったと伝えている。
「モスル最前線でのポケモン捕獲一号となった。ダーエシュもポケモンバトルで挑戦してみろ。迫撃砲なんか目じゃない」とパークは記している。■