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2014年5月13日火曜日

イラン製RQ-170は実機ではない



Iranian Copy of U.S. Unamnned Stealth Aircraft is a Fake

USNI News By: Dave Majumdar
Published: May 12, 2014 4:37 PM
Updated: May 12, 2014 4:39 PM
So-called Iranian version of the RQ-170. Iran claims it was able to reverse engineer the stealthy unmanned aerial vehicle. FARS News Service Photo
イランがRQ-170をリバースエンジニアリングしたと主張する機体。 FARS News Service Photo



イランがロッキード・マーティンRQ-170センティネル無人機からリバースエンジニアリングしたと主張する機体はモックアップにすぎない、と業界筋がUSNI Newsに伝えている。
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イラン国営ファルス通信がイスラム革命防衛隊がステルスRQ-170を改装した機体をテヘランの航空宇宙展示会で公開中と配信している。
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ただし米国製機体と違うのは、イランのセンティネルは武装しており、米海軍艦艇を攻撃すると言っている点だ。ただしセンティネルの詳細を知る筋はイランのコピー機はモックアップだとしている。
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「ファイバーグラス加工技術は向上していますね。作動可能なコピーなのか詳細なコピーにせよ、ランディングギアまで全く同じものにする必要はなかったはずです。F-5やその他余剰部品を使えばよかったはずです」

今回イランがモックアップを作るのに参考としたのは2011年12月4日に同国内に墜落したRQ-170 で、同機は中央情報局の情報集ミッションに従事していた。バラク・オバマ大統領は機体返還を要請していた。

An artist's concept
本物のRQ-170

イランからはサイバー攻撃でRQ-170を軍が奪取したとの主張が出ていたが、米側は通信が途絶したことで機体が墜落したと説明していた。
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その後、米側からイランの主張にも一部事実が含まれていることが示されている。同筋によるとイランがRQ-170のデータリンクを妨害し、同機を静かに着陸させる能力を有していた可能性が示されているという。■



2011年12月24日土曜日

捕獲されたRQ-170のデータは保全されているのか

2月8日に突如イランが世界に発表したRQ-170の「捕獲」ですが、米空軍に近いAviationweekが全然取り上げないため、今回は無人機の話題を専門に取り上げるUAS Vision www.uasvision.com から関連情報をご紹介しましょう。

US Says Downed RQ-170 Data Heavily Encrypted

                   
                        Posted on December 23, 2011 by The Editor                   
                                            

米関係者によるとイランには捕獲したCIA運用のステルス無人機からデータや技術を入手するのは相当困難だという。その理由に敵対的な空域で運用する無人機の情報価値を制限する措置が有効に働いているようだ。
  1. イラン発表によるとRQ-170センティネルを乗っ取り、イラン東部のカシュマル近郊に着陸させたと主張しているが、米国は同機が作動不良に陥ったというのが事実で、イランの主張を退けている。
  2. 各種専門家によると同機のデータと通信装置には重度の暗号化措置がされており、イランでは情報を引き出せないという。米関係者は無人機には自爆装置は装備されていないと公言している。
  3. 一方、イランの電子戦部隊がRQ-170の衛星通信リンクを妨害して同機の自動操縦装置を欺瞞しアフガニスタン基地に帰還させたと思わせ、イランに着陸させたと主張する技術専門家もいる。確かにGPS航法は弱点だ、とこの専門家は言っているらしい。
  4. これに対してイランがRQ-170の航法システムを妨害する性能があるシステムを保有している可能性は「きわめて低い」と見る専門家もいる。
  5. 米国の無人機は軍用GPS周波数を使っており、そのタイミングコードの手順は極秘事項になっている。民用GPSのリピーターは民間用周波数で作動している。
  6. 下 院情報委員会のマイク・ロジャース委員長はたとえイランが今回入手した技術を実用化したとしてもそれが実現する時点で該当技術は陳腐化していると発言。こ れに対してイランのアリ・アクバル・サレヒ外相は国営IRNA通信に対して無人機捕獲の発表を遅らせたのは同機喪失に対する米側の動きを試す意味があった と発言している。
  7. 米側は当初はアフガニスタン、イラン国境近く出運用していた無人機を喪失したとしていたが、その後イランがイランの軍事活動・核開発活動を監視するため同国内に侵入した同機を捕獲したことを認めている。