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2025年8月25日月曜日

イスラエルがKC-46ペガサスの追加調達で空中給油機部隊の強化を図る(TWZ) ―ライジングライオン作戦で給油機能力不足を痛感したためですが、これでイスラエルの地域内空軍運用能力が高まります



The Israeli Ministry of Defense has said it will seek to buy two more Boeing KC-46A Pegasus tankers from the United States, as it invests in its fleet of inflight refueling tankers, heavily utilized in the recent campaign against Iran, as well as for other long-range combat missions. While Israel has already committed to buying four KC-46s, it currently relies on a dwindling fleet of veteran Boeing 707 tankers. The 12-day war against Iran earlier this year, in particular, led to questions about Israeli Air Force (IAF) aerial refueling capacity and the U.S. government was forced to deny that it had provided additional tanker support for the operation.

イスラエル国防省

イランへの長距離空爆作戦で老朽化した707給油機に依存していたことから、イスラエルはKC-46調達を加速する

スラエル国防省は、最近のイランに対する作戦やその他の長距離戦闘任務、国内任務で多用されている空中給油機隊の強化策として、米国からボーイング KC-46A ペガサス給油機 2 機を追加購入する方針を明らかにした。KC-46ではイスラエルは既に4機購入を決定しているが、現在は老朽化したボーイング707給油機(12機)に依存している。今年初めのイランとの12日間戦争では、イスラエル空軍(IAF)の空中給油能力に疑問が投げかけられ、米国政府は作戦に追加の給油機支援を提供した事実を否定せざるを得なかった。

「5機目と6機目のKC-46は、IDFの遠距離戦略部隊としてのIAFを強化し、大規模な部隊を遠方の戦場に展開する能力を向上させる」と、イスラエル国防省アミール・バラム少将は今週初めに述べた。

ボーイングのレンダリング画像には、イスラエル空軍のKC-46が先進型F-15の給油を行う様子が描かれている。Boeing

バラム少将は、追加の装甲車両とファーストパーソンビュー(FPV)ドローン含む再装備計画を発表した。KC-46の調達計画は、イスラエルの防衛調達大臣委員会が承認すれば進められる。推定5億ドルの給油機契約は、米国の財政援助で資金調達される。

イスラエル国防省は、「新機はイスラエルのシステムを搭載し、イスラエル空軍の運用要件に適合するように改造される」と付け加えた。

2020 年、米国務省は、イスラエルへの KC-46A 8 機の販売を承認し、その総額は 24 億米ドルと推定されている。

米国安全保障協力局(DSCA)は当時、「米国はイスラエルの安全保障に全力を尽くしており、イスラエルが強力かつ即応性の高い自衛能力の開発と維持を支援することは、米国の国益にとって極めて重要だ」と述べた。「今回の販売案は、これらの目標と一致している」と付け加えた。

1 年後にイスラエルは KC-46 の初回発注計画を正式承認した。イスラエルは、米空軍がすでにボーイングに発注しているロットから、最初の 2 機の KC-46 を納入できるかどうかについても問い合わせたと報じられている。これにより、イスラエル空軍は、通常より早く機体を入手することができる。

2022 年に米国国防総省は、イスラエル向け KC-46 の最初の 4 機について、9 億3000 万ドルの契約をボーイングに交付した。納入は 2026 年末までの予定。

KC-46の米国での運用における問題が広く報じられている中、イスラエルの調達スケジュールがどの程度影響を受けたかは不明だが、購入を増やす決定はプログラムへの信頼のあらわれで、ボーイングが同機の海外販売拡大を目指す上で好材料となる。

最初のイスラエル空軍用KC-46が納入される頃には、重要なリモートビジョンシステム(RVS)の次世代バージョンが搭載される。このシステムは、完成まで非常に困難を極めたことで知られている。皮肉なことに、KC-46が置き換えるイスラエルの707は、現地で開発されたRVSを使用しており、これが非常に有効であることが証明されている。

707 Re’emのRVSの眺め。IDFスクリーンショット

一方、IAFが707隊の後継機を急務としていることは疑いようがない。これらの機体は現地で「Re’em」(ヘブライ語で「オリックス」の意味)と呼ばれている。

現在のRe’em機は1979年に初めて就役し、当時の最新型である707-300型機で以前の707-100型機を置き換えた。これらの機体は民間航空会社から購入され、現地で空中給油用に改造された。改造はイスラエル航空宇宙産業(IAI)が担当した。2010年代には追加の機体が調達され、給油機としてアップグレードされたが、中で最古参の機体は退役ずみだ。

空中給油に加え、IAFの707は指揮統制拠点および通信ノードとしての重要な役割を果たしている。機体は衛星通信システムを搭載し、F-15やF-16などの適切に装備された戦術機や遠方の指揮センターとの、重要な安全な視界外通信を提供している。これは長距離攻撃作戦で極めて重要な機能だ。KC-46に「イスラエル製システムを搭載し、イスラエル空軍の運用要件に適合させる」という記述は、同様のC2および通信システムの改修を指している可能性が高い。

現在、イスラエルは707給油機を7機以下しか保有していないとされており、昨年末のネバティム空軍基地の衛星画像で5機が確認されている。

2024年12月時点でのネバティム空軍基地の飛行ラインに並ぶイスラエル空軍の707給油機5機。Google Earth

これにより、Re’emはイスラエル空軍にとってこれまで以上に価値の高い機体となっている。

イランの核開発計画に対する作戦「Operation Rising Lion」では、約2,000マイルの往復飛行が実施されたほか、IAFは2023年10月7日のハマスからの攻撃以降、地域内の標的に対長距離攻撃を実施してきた。これにはイエメンのフーシ派標的に対する空襲も含まれる。

これらの作戦を支援する給油能力の需要、およびその他の任務や定期訓練活動により、米空軍がイスラエルを支援している可能性が浮上した

イランとの12日間の戦争後、米国防総省は、紛争中にIAFに対しそのような支援を提供した事実はないと明言した。

米空軍の発言者は、本誌の問い合わせに対し、次のように回答した:

「米空軍は、中央軍管区(CENTCOM)の責任区域内で同盟国やパートナーと共に訓練作戦を定期的に実施している。イスラエル空軍は、これらの演習や作戦に様々なレベルで定期的に参加しているが、米軍の空中給油機はIAFへの空中給油を実施していない。」

F-35I戦闘機へ給油作戦中のイスラエル空軍707給油機。イスラエル空軍

12日間戦争中に米国が実際に給油支援を行ったとの主張は今も残る。ただし、米空軍の否定がその通りなら、IAFが広範な地域で高強度の作戦を継続しながら重大な効果を上げた能力は、驚くべきものとなる。

一方、米国軍がイスラエルに給油能力を提供できる能力は、計画があれば無比であることは疑いようがない。KC-46の引き渡しが続く中、ペガサスが「ブリッジ・タンカー」要件の下で追加注文が見込まれており、同機は米国空軍の給油機部隊の柱として重要な存在になっている。

KC-46の注文拡大に動き出したことで、老朽化が進む707の退役プロセスが加速し、空中給油能力の近代化がイスラエル空軍で急務となってきた。■



Israel Wants More KC-46 Pegasus Tankers To Boost Overworked Aerial Refueling Fleet

Israel is stepping up its procurement of KC-46s after a campaign of long-range strikes on Iran that relied heavily on its geriatric 707 tankers.

Thomas Newdick

Aug 24, 2025 12:41 PM EDT

Israel Wants More KC-46 Pegasus Tankers To Boost Overworked Aerial Refueling Fleet

トーマス・ニューディック

スタッフライター

トーマスは、軍事航空宇宙分野と紛争に関する報道で20年以上の経験を持つ防衛分野のライター兼編集者だ。数多くの書籍を執筆し、多くの書籍の編集を手がけ、世界有数の航空専門誌に記事を寄稿している。2020年に『The War Zone』に参加する前は、『AirForces Monthly』の編集長を務めていた。


2025年8月1日金曜日

米空軍はKC-46の追加購入により、タンカー競合を回避する決定を下した(Defense One)

 A U.S. Air Force KC-46 takes on gas over the Atlantic Ocean in 2020.

2020年、大西洋上空で給油を受ける米空軍のKC-46。USAF/ ピーター・ボリス




空軍は、次回購入で固定価格から移行するべきか検討中。


空軍のタンカー計画について不透明な状態が続いていたが、空軍は新たな競合を開始せず、KC-46をさらに購入する決定をした。

 老朽化したKC-135の後継機として75機のタンカーを暫定的に購入するため、ボーイングとエアバスの間でコンペが行われるのではないかという憶測に終止符が打たれた。その代わりに空軍は、長期的なタンカー需要が判明するまでの "つなぎ "として、問題を抱えながらも生産中のKC-46を追加購入することになる。

 「空軍はKC-46延長プログラムの取得戦略を承認した。その取得戦略では、最大75機のKC-46の追加が承認されている。価格設定や管理など、詳細については明らかに検討する必要があるが、KC-135の後継機導入の一環として、最大75機のKC-46の取得戦略が承認された」と、空軍参謀総長のデビッド・オールヴィン大将は、ロイヤル国際エアタトゥーの会場で本誌に語った。

 ボーイングKC-46にこだわるという決定は予算の圧力に起因したものだろう。新規契約は、ボーイングが現在の188機分のタンカー納入を終えた後に結ばれる。

 戦略が承認されたとはいえ、契約形式やコストなどの詳細についてはまだ詰める必要があると空軍は強調している。ボーイングは固定価格契約の下でKC-46を製造しており、その結果同社は数十億ドルの損失を被っている。空軍が現在の契約方式を変更すれば、タンカーの必要な修正やアップグレードなど、プログラムの一部を実費上乗せ方式に移行させることができる。

 KC-46を追加購入するという決定は、2026年の予算要求に「タンカー生産延長」プログラム用の資金が含まれていたことから可能性が高まっていた。予算書によれば、このプログラムではKC-46を「最も手頃な要求ベース」として使用する。

 20年間にわたり空軍は3本柱の計画でタンカーフリートの構築を計画していた:商用改造タンカーを購入し、「ブリッジ・バイ」となる別の商用改造タンカーのコンペを開始し、最終的に次世代機を製造するとし、計画の最初のステップはKC-46である。

 そして2023年、軍当局は計画の第二段階であるブリッジ・タンカーの購入を160機から75機に削減し、"次世代空中給油システム"と呼ばれる次世代タンカー計画を加速させると発表した。

 空軍はかつて、2030年代末までにステルス性のある新型タンカーの実戦配備を望んでいたが、2026年の予算要求でNGASの資金を1300万ドルまで削減し、代わりに第6世代戦闘機プログラムであるF-47に注力を注いでいるため、そのスケジュールは可能性が低くなっている。

 オールヴィンは、NGASはひとつのプラットフォームではなく、むしろ新型タンカーを含むか含まないかのシステム・ファミリーであると強調した。そして、2026年のNGAS予算ラインの資金の一部は、現在のタンカーを生存しやすくする方法を検討するために使われると述べた。

 一方、空軍はKC-46プログラムでの問題を解決し続けている。KC-46プログラムは、多くの「カテゴリー1」の欠陥-墜落や人命の損失を引き起こす可能性のある問題-や納入の中断に悩まされている。

 オールヴィン大将は、ボーイングの欠陥に対する進展には「満足」しており、タンカーは現在も「非常によく」機能していると述べた。これは、6月にイランの核開発拠点を攻撃したB-2への給油をKC-46が支援した「ミッドナイト・ハンマー作戦」における役割に言及したものだ。

「完全に危機を脱したとは言わないが、欠陥の除去は順調に進んでおり、同機は作戦運用上非常にうまく機能している」とオールヴィンは語った。■




Air Force will buy more KC-46s, skip competition

The service is mulling whether to move away from fixed-priced on the next buy.

BY AUDREY DECKER

STAFF WRITER

JULY 20, 2025

https://www.defenseone.com/policy/2025/07/air-force-will-buy-more-kc-46s-skip-competition/406850/?oref=d1-homepage-top-story



2025年7月9日水曜日

米空軍はタンカー調達方針を再転換し、「生産延長」プログラムを計画へ(Breaking Defense)(Breaking Defense) — 大丈夫なのでしょうか。簡単に方針が変わるのは状況が迅速に変化しているのか、計画立案に欠陥があるのでは。


空軍はボーイングKC-46ペガサスを「最も手頃な要求基準として」使用する計画だ


KC-46A Pegasus arrives at Yokota in support of Keen Sword 23

2022年11月7日、キーンソード23演習の支援で、横田基地に着陸するカンザス州マコーネル空軍基地第22航空給油団所属のKC-46ペガサス。


未来的なステルス・タンカーを開発するという新たなタンカー戦略を発表してわずか2年で空軍は空中給油機隊の方針を再び転換し、ボーイングのKC-46ペガサスを有利にする可能性のある、タンカー生産を延長するプログラムを視野に入れている。

 国防総省が最近発表した2026会計年度予算案で明らかにされたタンカー計画は、来年から開始される「タンカー生産延長」プログラムを要求している。資料によると、空軍はこの取り組みに2380万ドルを要求しており、26年度第3四半期までに提案依頼書作成を終える必要がある。

 空軍が新しい生産延長プログラムについて最終的にめざしているのかは明らかではない。ひとつの道筋としては、エアバスやエンブラエルのような、以前からタンカーのニーズに興味を示していた業界プレイヤーが、KC-46に対しライバル入札を行う可能性がある。この新たな延長プログラムに最終的に選ばれたものは、ボーイングが現在のKC-46契約で納入を完了した後に生産を開始することになる。

 しかし、空軍がコンペの結果、あるいは単独調達として、単純にKC-46の追加購入を決定する可能性もある。注目すべきは、予算書によると、空軍はペガサスの能力生産文書を生産延長のための「最も手頃な要求基準として」使用するとしていることである。

 この新しい生産延長計画は、KC-135タンカー再整備プログラムと呼ばれる以前の戦略に取って代わるもので、2023年の政府関係者は、次世代空中給油システム(NGAS)と呼ばれる未来型タンカーが実戦配備されるまで、老朽化したKC-135の代替を継続すると説明している。

 NGASのプラットフォーム自体は、以前は民間機から派生した現在のプラットフォームよりも生存性が高く、低視認性の機能を組み込んだクリーンシート設計と説明されていたが、トランプ政権の予算では、代替案の分析作業を継続し、タンカーの自己防護を強化するために新しいミッションシステムを組み込む方法を検討するために、FY26に約1300万ドルを要求している。

 空軍の広報担当者は6月26日、約1300万ドルの資金提供ラインは「クロスプラットフォームのHVAA(High Value Airborne Assets)接続性と生存性イニシアチブの研究開発を維持する」とし、NGASは「空軍がレガシーと将来のタンカーフリートの生存性全般に対処しようとしているため、分析が進行中である」と本誌に述べた。

 新しいタンカー戦略はまた、以前の給油機への期待に戻るという空軍の決定を反映している可能性もある。タンカー再整備プログラムとNGAS計画が発表された時点で空軍の当時の調達トップは、空軍はKC-135の置き換えを継続するための短期的なソリューションとしてKC-46調達に傾いていると述べた。

 この新戦略は、空軍の進化し続けるタンカー・サーガの最新の展開であり、業界側でも独自の変化が見られる。 例えばロッキード・マーチンは、エアバスのA330マルチロール・タンカー輸送機を使ったタンカー契約でエアバスと提携する予定だったが、ロッキードは最終的に2023年後半に提携を解消した。エアバスはその後、タンカー計画について空軍との関与を継続すると述べた。一方、エンブラエルは、KC-390が採用されれば米国内での製造を約束するとともに、米空軍にKC-390を採用させるべく積極的なキャンペーンを開始した。

 一方、空軍はKC-46プラットフォームに多額の投資を行っており、数カ月間の納入中断を経て最近納入が再開されたばかりだ。予算書によると、空軍はKC-46のアップグレードのために、FY26でおよそ8120万ドルを要求しており、空軍の広報担当者はペガサス調達を、ボーイングとの現在の契約で利用可能な最大値である188機に増やすことも期待していると本誌に語った。

関連記事 KC-46の給油ビジョンシステム修正、2027年に延期

 ペガサスでのブロックIIアップグレードプログラムのための「リスク削減研究」もFY26に開始されると、文書にある。KC-46に最新の安全な通信機能を装備する現在のブロックIの取り組みは、FY28の第2四半期に完了する予定と、同文書は述べている。

 なお、ボーイングは、空軍と合意した固定価格契約のため、ペガサス・プログラムで数十億ドルの損失を被っている。■




Air Force again changes course on tankers, plans new ‘production extension’ program

The Air Force plans to use the Boeing KC-46 Pegasus’s Capability Production Document “as the most affordable requirements basis” for the new program, potentially giving the embattled aerospace manufacturer a leg up in a competition.

By   Michael Marrow

on July 01, 2025 at 4:18 PM

https://breakingdefense.com/2025/07/air-force-again-changes-course-on-tankers-plans-new-production-extension-program/



2025年3月26日水曜日

KC-135ストラトタンカー運用が100年を超える可能性が出てきた(The Aviationist)―NGASが困難となる場合に備えたオプションなのですが、実行を迫られるということは新型タンカーが実現から遠ざかることを意味します



KC-135 Could Fly 100 Years

2024年2月23日、訓練の一環でピッツバーグ国際空港上空を飛行するKC-135ストラトタンカー。 (ブライアン・フーバー米空軍曹長撮影)

空軍航空機動司令部は、ボーイングKC-135ストラトタンカーが供用期間延長とアップグレードプログラムで2050年以降も使用される可能性があることを示唆している。

 初飛行から約70年、KC-135ストラトタンカーは米空軍で中心で最多の空中給油機であり続けている。現在、最も古いKC-135の一部はKC-46Aペガサスに交代しているが、179機のペガサスの発注は、現在も就航中の約376機のKC-135にはるかに及ばない。さらに、KC-10Aエクステンダーも完全退役したことで発生した不足分も考慮しなければならない。

 現在、ストラトタンカーフリートの退役時期は2050年とされており、その頃には現在就役している機体の多くが90歳を過ぎている。最も若い機体である64-14840は85歳となる。


コープノース2020演習中、グアム近郊でF-16ファイティングファルコンに給油する第909飛行隊KC-135Rストラトタンカー。(米空軍撮影:Senior Airman Gracie Lee)


現在、新型タンカーの必要性を評価する研究が進行中で、次世代空中給油システム(NGAS)ではステルス性タンカーの設計の可能性を調査している。仮にNGASの開発が進んでも、このタイプの最初のタンカーが運用を開始するまでにはまだ何年もかかるだろうし、相当数のタンカーが納入されるまでにはさらに時間がかかるだろう。

 航空機動司令部(AMC)の広報によると、研究は「KC-135の耐用年数を、現在計画されている2050年の耐用年数を超えて延長する必要があるかどうかを判断する」ものだという。延長されれば、KC-135は大規模な改修と改良を受けることになるだろう」。

 就役以来、KC-135はすでにかなりの量のアップグレードと改修プログラムを受けている。KC-135Rはフリートの大部分を占め、かつてのSR-71ブラックバードに特化したKC-135Qタンカーは現在KC-135Tとなっている。KC-135RTは希少な特殊作戦に特化したバリエーションで、空中給油能力を追加している。 これらの航空機は、第22作戦群特殊作戦空中給油(SOAR)部門(米陸軍第160特殊作戦航空連隊と混同しないように)によって運用されている。 同部隊の他のタンカーと同様、KC-135RTにも追加の通信機器が装備され、乗組員は夜間や厳密な無線の沈黙手順のもとで活動するために幅広い訓練を受けている。


別のKC-135から給油を受けるKC-135RTストラトタンカー。 (米空軍/レイチェル・ウォーラー二等軍曹)。


B-52HからB-52Jへの近代化改修のように、アップグレード機体を示す呼称がKC-135で今後増えるかどうかは、まだわからない。重要なことは、B-52とは異なり、TF33エンジンを使用する最後のKC-135は2009年に退役し、代わりに現在アメリカ空軍で使用されているすべての航空機は、より近代的な高バイパス・ターボファンCFM56(アメリカ空軍ではF108)エンジンを使用していることである。この同じエンジンは、民間ではボーイング737やエアバスA320旅客機で広く使用されており、スペアや技術的知識は十分すぎるほど供給されている。

 より多くのKC-46が納入されるにつれて、ストラトタンカー全体の一部が退役することで、すでに大量にあるスペア部品の供給がさらに増えることになるが、新型タンカーの重大な問題によって、一部の航空機は予想以上に長期間の使用を余儀なくされるかもしれない。KC-46は現在、納入準備中の機体で亀裂が発見されたため、納入が停止されている。


2021年に「エレファント・ウォーク」を行うKC-46Aペガサスタンカー。 (米空軍上級曹長ティム・ハフマン撮影)


ブリッジ・タンカー・プログラムは、75機体を購入する計画で、短期から中期的にタンカー機数を確保することを目的としているが、機材はまだ選定されていない。理論的にはKC-46が選択であろうが、現在進行中の問題が空軍の計画部門を思いとどまらせているのは確かである。

 世界市場におけるKC-46の主な競争相手はエアバスのA330 MRTTで、ボーイングが抗議に成功するまでは、KC-45として米空軍にいったん選ばれていた。エアバスとパートナーのロッキード・マーチンがこの契約で航空機を提供する可能性は低そうで、空軍では代替機が不足している。エンブラエルと共同でC-390ミレニアムのタンカー型を開発するというL3ハリスの提案も中止された。

特殊任務

KC-135は、C-135ストラトリフターの機体を使用する米空軍の航空機のうちの1つである。E-3セントリーやE-6マーキュリーのベースとなっているボーイング707と共通の祖先を持つとはいえ、C-135は実際にはまったく別の機体だ。

 C-135で最も数が多く、最も有名な非タンカー型はRC-135である。 RC-135V/Wリベットジョイントは米空軍の主要な信号情報(SIGINT)プラットフォームであり、RC-135部隊の大部分を占めている。また、弾道ミサイル発射の測定とシグネチャー情報(MASINT)の収集に特化したRC-135Sコブラボールや、レーダー放射の傍受と分析に特化したRC-135Uコンバットセントもある。 RC-135部隊は、外見上はRC-135のように見えるが、代わりに乗組員の訓練に使用される少数のTC-135Wのによって支えられている。


ノルウェー空軍のF-35AライトニングIIが手前を飛ぶ中、KC-135Rストラトタンカーから給油を受けるRC-135Wリベットジョイント。 (提供写真:米空軍提供)


3機あるWC-135Rコンスタント・フェニックス「核探知機」は、大気サンプルを採取し、核兵器実験によって放出される可能性のある放射性同位元素を監視する。WC-135はまた、原子力発電所からの放射性物質の放出を監視するためにも使用され、チェルノブイリと福島の原子力発電所事故の際にもサンプルを収集するために配備された。

 これらの特殊任務用C-135の後継機について当面の計画は存在しない。実際、2機のWC-135Rは、老朽化したWC-135Cの後継機として、つい最近就役したばかりでKC-135Rの機体を改造したものだ。

 調達の複雑な性質と、諜報任務のための機体製造のさらに複雑な性質により、特徴的な白とグレーの航空機が、今後数十年のうちに、従兄弟のタンカーと一緒に100周年を祝う可能性は確かにある。■


KC-135 Stratotanker Could Fly Past 100 Years in Service

Published on: March 24, 2025 at 1:31 PM

 Kai Greet

https://theaviationist.com/2025/03/24/kc-135-could-fly-100-years/


カイ・グリート

カイは航空愛好家であり、英国のコーンウォールを拠点とするフリーランスの写真家兼ライターである。ファルマス大学でプレス&エディトリアル写真を専攻。本人の写真作品は、国内外で認知された多くの組織やニュース出版物に取り上げられ、2022年にはコーンウォールの歴史に焦点を当てた本を自費出版した。軍事作戦/歴史、国際関係、政治、情報、宇宙とともに、航空に関するあらゆる側面に情熱を注いでいる。




2025年3月18日火曜日

B-21への空中給油条件で明らかになった要求内容と次世代給油機実現の行方(The War Zone)―米空軍内では依然として次世代給油機NGASは優先順位を引き下げられていますが、タンカー戦略をどう構築するつもりなのか注目です

 B-21 refueling requirements are pushing rethinking of tanker needs.  

Northrop Grumman


B-21の極めて長い耐久能力を米空軍がどのように利用するかから、次の空中給油機への新たな要件が生まれる

空軍がめざすB-21レイダーの導入構想で、ステルス爆撃機への空中給油に関し新たな要件が含まれている。開発中のB-21は、非常に大きな内部燃料容量、高効率の機体、先進的なエンジンにより、給油なしで極めて長い飛行が可能になると予想されている。レイダーの空中給油の必要性に関する今回の発表は、次世代空中給油システム(NGAS)計画の一環として、空軍が新型ステルス空中給油機を導入する計画について不透明な状況にある中での発表となった。

 米軍輸送司令部(TRANSCOM)のトップであるランドール・リード空軍大将Gen. Randall Reedは、今週初め上院軍事委員会のメンバーにへの証言で、B-21での空中給油の必要性に言及した。Aviation Week がリード大将のコメントを最初に報道した。

 「B-21爆撃機が就役し、爆撃機部隊が近代化され増強されるのに伴い、同機で重要な任務を遂行するため、適切な空中給油機部隊を確保しなければなりません。空軍が空中給油機の調達戦略で最終的な決定を下すことは理解しています。しかし、TRANSCOMが空軍と協力して、その要件をどのように伝えているのかをより理解していただきたいと思います。核爆撃機部隊を効果的に維持し、世界的な抑止力を維持するために必要なことを空軍に伝えているのでしょうか?」と、ネブラスカ州選出の共和党議員、デブ・フィッシャー上院議員はリード大将に尋ねた。 「はい、議員。ちょうど先月、私はスタッフと米国戦略軍(U.S. Strategic Command)を訪問し、司令官とそのスタッフと会い戦闘部隊との話し合いを行いました。その際、私たちは、私たちが彼らとより効率的かつ効果的に連携する必要性を理解するために、彼が求められている任務について説明しました」とリード大将は答えました。「同じ期間に、彼らが新型航空機をどのように運用するつもりなのかについて、非常に深い理解を得ることができました。これにより、我々の支援方法も少し変わります。具体的には、燃料の移送に関して、より高い要求が課されることになります。

「その結果、STRATCOMのトップであるアンソニー・コットン空軍大将と私は協力して、空軍内部で私たちが協力してそれを達成するために何が必要で、何を期待されているのかを説明しています」とリード大将は付け加えた。

 TRANSCOMのトップは、将来のB-21運用を支援するための空中給油要件について、これ以上の詳細な説明は提供しなかった。リード大将の「燃料の移送に関して、もう少し高い要件」というコメントが、給油機の燃料の分配速度、移送可能な燃料容量、またはその両方に関連しているのかどうかは不明である。

 Aviation Weekの報道によると、給油速度に関しては、「国際空中給油システム諮問グループが定めたガイドラインでは、給油ブームは毎分1,200ガロン(約4,536リットル)、重量にして約8,000ポンド(約3,629キログラム)のジェット燃料JP-8に相当量の給油をサポートするよう求めている」と指摘している。

 「B-21の機体重量と燃料容量は不明がが、同爆撃機のサイズは一般的にB-2Aの3分の2程度と考えられている。」と、記事は付け加えている。「B-2Aは最大167,000ポンドの燃料を搭載できます。1分あたり1,200ガロンの移送速度と仮定すると、KC-46がB-2Aの燃料容量の80%を完全に補給するのに約17分かかる」。


米空軍の空中給油機の最後尾にあるブーム操作者の位置から見たB-2Aスピリットステルス爆撃機。米空軍

空中給油機が対象機と連結している間は、両機が脆弱性に直面する。B-21のようなステルス機は、非ステルの空中給油機から給油を受ける際に、発見されるリスクが高まる。レイダーは、敵の防空網から離れた場所で給油できるため、こうした問題の緩和に役立つ可能性があるものの、相手の脅威が到達できる範囲も拡大している。非ステルス機の探知可能距離は、年々急速に伸びる一方だ。転送速度の向上は、給油ウィンドウに必要な総時間を増やすことなく、より多くの燃料を積み下ろしできることを意味する。全体として、レイダーの巨大なタンクへの給油に要する総時間の短縮に空軍が関心を有している可能性がある。

 さらに重要なのは、B-21が搭載できる燃料の総量によって、空中給油の全体的な需要がさらに高まる可能性があることだ。レイダー部隊は、他のタイプと比較して、その作戦を支援するために、他に類を見ないほど大量の空中給油機を必要とする可能性がある。空軍とTRANSCOMは、平時における需要の高まりも一因となって空中給油の不足が起こる可能性があることを、ここ数年警告し続けてきた。B-21のニーズと一般的な任務プロファイルに合わせた、より大きな燃料容量を持つ空中給油機を調達することで、B-21の世界規模の任務における空中給油に必要な空中給油機の数を減らすことができ、その分を他の任務に充てたり、あるいは全体的な戦力を縮小したりすることが可能になる。


 現行の空軍爆撃機は1日以上におよぶ長距離飛行任務を遂行しており、すでに述べたように、B-21はB-2よりも大幅に長い航続距離での作戦遂行能力を持つことが期待されている。これには、偵察やネットワーク支援といった爆撃機以外の極めて長時間の任務セット、および将来的には他の任務タイプも含まれる可能性が高い。本誌が過去に詳細に検討したように、レイダーの全体設計は、高高度長距離飛行に最適化されている。これには、機体が小型化されているにもかかわらず、内部燃料容量を大きく確保できるように、B-2より短くなった内部兵器格納庫が含まれる。つまり、同機は極端な長距離作戦に最適化されており、これらの要件により、まさに空飛ぶステルス燃料タンクとなっている。

 B-21の武器庫のドアが開いているように見える最初の画像が公開されたが、エンジンベイやその他のアクセスは機体下にもある。

 B-21のエンジンは不明だが、B-2の4基ではなく、おそらく2基のエンジンが搭載され、高い燃料効率を実現すると思われる。

「私はジルに、B-21に最も効率の高いエンジンを搭載するように頼まなければならない。なぜなら、機体はガソリンを少ししか飲まず、非常に重いものを長距離運ばなければならないからだ」と、水曜日に開催された航空宇宙軍協会(AFA)の2025年戦闘シンポジウムにおける次世代航空機に関するパネルディスカッションで、空軍グローバルストライクコマンド(AFGSC)の戦略計画・プログラム・要件担当ディレクターであるタイ・ノイマン少将Maj. Gen. Ty Neumanが述べた。ここでの「ジル」とは、同じくパネリストとして参加したプラット・アンド・ホイットニーの軍用エンジン部門社長ジル・アルベルテリのことである。

テスト飛行中のB-21レイダーの試作1号機

「B-21は、戦争遂行の力学と、それに対する我々の考え方を根本的に変えつつあります。我々は、今日だけでなく将来にわたる脅威にも対応できる航続距離、アクセス、ペイロードを備えた、あらゆる局面に対応可能なプラットフォームを構築しています」と、同じパネルディスカッションでノイマン少将は述べた。「私たちは、適応可能なものとなるよう構築しています。オープンシステムアーキテクチャにより適応可能となるでしょう。通信やネットワークにも適応可能となるでしょう。そして、システム、武器、センサー、プラットフォーム、通信、宇宙など、あらゆるシステムにも適応可能となるでしょう」。

 B-21では、「歴史上の戦闘でかつて見られなかったほど複雑な兵器各種を、1つのプラットフォームに同時に導入し、開発しています」と、ニューマンは付け加えた。「通常核兵器の統合、電子攻撃、電子戦など、あらゆる種類のものがすべて1つのプラットフォームにパッケージ化されていると考えてください。それが、この技術がもたらす成果です」。

 ノイマン少将のコメントは、B-21が単なる爆撃機以上の存在であることを強調している。これは、本誌がこれまで強調している点でもある。同機は、大規模な長距離攻撃(LRS)システムファミリーの1つにすぎず、その詳細については依然として厳重に機密扱いのままだ。LRSエコシステムには、今後配備される核搭載のステルス型長距離スタンドオフ(LRSO)巡航ミサイルも含まれる。

 また、B-21も20年代後半の運用開始に向けて、現在も開発の最終段階にある。

 「私たちは、開発のペースと性能の両面で、現在の状況に非常に満足しています」と、 水曜日のAFA Warfare Symposiumのパネルディスカッションのメンバーであり、B-21を担当するノースロップ・グラマンの航空部門のエグゼクティブ・バイスプレジデント兼プレジデント、トム・ジョーンズが述べた。「当社は最初の量産機を完成させ、週に何度も飛行させています。これは、当初から約束していたように、同機を日常的に飛行させる上で非常に良い兆しであると思います・テストプログラムには常に問題の発見があるものですが、これまでのところ、このペースで飛行できているということは、不具合の発見がそれほど多くないことを示しています」

 空軍は現在、最初の量産前B-21で飛行試験を実施している。 さらに5機の量産前B-21が、さまざまな段階で製造中だ。また、飛行しない機体2機も、進行中の試験作業のサポートに使用されている。

 「性能面では、テスト結果はデジタルデータと極めて近い結果を出し続けています。デジタルエンジニアリングモデルについて多くを語ってきましたが探しているのは、高い相関性を持つモデルです。」とジョーンズは続けた。「非常に高い相関性が見られます。必要な性能を確実に得るために、少し余裕を持たせたモデルにした箇所もあります。そして、余裕を持たせたモデル化を行った場所で十分な余裕があることが確認されています」。

 「最初のフライト前に、ハードウェア、ソフトウェア、センサー、ナビゲーション、通信スイートを実際に使用できる飛行テストベッドで、1,000時間以上の飛行時間に相当する200回以上のフライトを行いました」とし、「ミッションシステム統合に入ると、通常は多くの発見が得られるのがこの段階です。当社には、1,000時間以上の発見とミッションシステム統合の経験があります。これは、私たちが全体として目指す方向性にとって非常に良い兆しであると思います」。

 ジョーンズは、このテストベッドプラットフォームについて、これ以上詳しい説明は提供していない。同機は、ノースロップ・グラマンによるB-21に関する最近のプレスリリースでも言及されているが、詳しい説明はない。本誌は、同社に詳細情報を問い合わせている。これは、B-21関連のテストに深く関与していると考えられる同社所有のG550テスト機を指している可能性が高い。また、このプログラムに関連する極秘テスト記事も存在する可能性がある。

 米軍および連邦議会議員は、B-21を、その複雑性や途中で明らかになった問題にもかかわらず予算とスケジュールを維持してきた模範的なプログラムとして長年宣伝してきた。

 B-21プログラムとは別だが密接に関連する問題として、特にレイダーの空中給油の必要性に関するニュースと絡み合っているのが、空軍のNGAS構想だ。NGASも次世代空中給油能力のシステムとして形を整えつつあり、その目玉となるのは新型のステルス空中給油機である可能性もあるが、その将来は不透明だ。

 「空中給油の分野では、次世代空中給油システム(通称NGAS)の代替案分析に多くの時間を費やしてきました」と、水曜日に開催されたAFA Warfare Symposiumのパネルディスカッションで、空軍ジョン・ラモンターン大将Gen. John Lamontagne(空軍機動軍団(AMC)司令官)が述べていた。「その作業は、そのほとんどが国防総省のOSDに提出済みです。今後1~2ヶ月で仕上げ作業を行う予定です。そして、滑走路の大きさはどの程度必要か、どの程度の燃料をどの程度の距離に届けることができるか、そして、脅威環境下でどこまで前進できるか、また、これら3つのトレードオフについて効果的に検討しています」。

ステルス空中給油機のレンダリング。ロッキード・マーティン社スカンクワークス

空軍はまた、空中給油能力と容量の改善と拡大、および脅威の高い地域での生存性の向上を目指し、他の選択肢も模索中だ。これには、戦闘機サイズの機体が搭載可能な新型ポッドブーム装備システムが含まれる。

 NGASやその他の最優先事項である空軍近代化の取り組みにおける大きな問題は、依然としてコストだ。昨年、空軍がステルス空中給油機を購入する余裕があるのか、また、次世代航空優勢(NGAD)構想のもとで開発中の新型の有人ステルス戦闘機や協調戦闘機(CCA)無人機を購入する余裕があるのかについて、深刻な懸念が浮上した。

 現在保留中のNGAD戦闘機計画の徹底的な見直しにより、少なくとも一部機体を取得することが、特に将来のハイエンド戦闘において、空軍が最小限のリスクで最高の航空優勢を確保するために不可欠であるという結論に達した。そのために必要な数十億ドルが、NGAS含むその他の事業に影響を与える可能性がある。

 すでに空軍は大陸間弾道ミサイル(ICBM)プログラム「センチネル」のコスト高に頭を悩ませている。さらにヘグセス長官の下、国防総省も既存のプログラムを削減し、ゴールデン・ドーム・ミサイル防衛構想のようなトランプ政権の新たな優先事項に数十億ドル規模の予算を振り向けることを検討している。

 B-21調達の最適規模をめぐる現在進行中の議論は、独自の予算的影響を及ぼしている。現在の計画ではレイダーを少なくとも100機購入することになっているが、その数を増やす話も出ている。

 水曜日、B-21戦闘群の規模に関する議論について、ノイマン少将は「実際の機数に関しては、空軍だけの決定ではないと私は主張したい」と述べた。「B-21を開発し、配備する能力は、国家の使命であり、実際には統合軍全体にとって戦力増強、戦力拡大につながる。そして、もし私たちがこの計画に時間と労力を費やし、今想定している以上の数を生産しようとするのであれば、国家は『これこそ向かうべき方向だ。ここが未来だ』と主張するだろう」。

 空軍が何機のB-21を最終的に入手することになろうとも、レイダーは、明らかになった空中給油の独特な要求を含め、空軍の戦力構造と今後の運用に大きな影響を与えることになるだろう。■


B-21 Aerial Refueling Demands Further Point To It Being A Stealthy Flying Gas Can

How the Air Force plans to use the B-21's extremely long endurance capabilities has created new requirements for its tanker fleets.

Joseph Trevithick


https://www.twz.com/air/b-21-aerial-refueling-demands-further-point-to-it-being-a-stealthy-flying-gas-can