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2025年4月27日日曜日

日本の新型対艦ミサイルが中国を神経質にしている(19fortyfive)―抑止力の意味がわからない「平和勢力」は部隊編成そのものを拒絶するのですが、一般国民はそうした勢力の「教育」なしで自ら判断しています

 Type 88 Anti-Ship Missile from Japan

日本の88式対艦ミサイルType 88 Anti-Ship Missile from Japan



日本は対艦ミサイル大国へ変貌を遂げつつあり、中国、ロシア、北朝鮮から海上貿易路を守るため、先進的な88式と12式を配備中


本は、中国、ロシア、北朝鮮からの潜在的脅威から重要な海上貿易ルートを守るため、対艦ミサイルの拠点へと急速に変貌しつつある。

-地政学的緊張に直面している日本は、ミサイル連隊7個を設立し、88式ミサイルと先進的な12式ミサイルシステムを配備している。

-このうち88式はアメリカのハープーンに似て、強力な沿岸防衛を提供する。ステルス技術と最大750マイルの射程が特徴の新型12式は、日本の攻撃能力を大幅に強化する。

-これらの開発は、日本の積極的な自衛への戦略的転換を明確にし、敵対国に対する抑止力を強化し、海洋安全保障を守ることへの東京の真剣なコミットメントを強調するものである。


日本は対艦ミサイルの要塞になりつつある:

島国は自国沿岸海域を守ることに敏感な傾向がある。繁栄を貿易に依存し、脆弱な海岸線を侵略から守るために海を利用したイギリスは、何世紀もの間、敵対するいかなる国も英仏海峡と北海を支配できないようにすることに冷酷だった。

 今日の日本も同じ状況に直面している。日本のGDPの4分の1近くは輸出によるもので、その経済はサウジアラビアなど遠い国からの輸入石油に依存し、輸入食料で1億2500万人の人口を維持している。地元海域の支配権を失えば、日本は経済破綻と飢餓に直面する。

 したがって、日本が沿岸防衛を強化する理由は十分にある。南西には中国があり、尖閣諸島や東シナ海の他の日本領の島々の領有権を主張しながら、その軍事力は急上昇中だ。 北西には、第二次世界大戦で日本から奪ったサハリン島を占領している、ますます攻撃的になっているロシアがある。さらに西には、日本海に弾道ミサイルを試射した北朝鮮があり、日本は敵対的な潜水艦や水上艦、ミサイルによる封鎖に直面している。

 日本は地対艦ミサイル連隊7個を創設し、日本を対艦ミサイルで威嚇する沿岸防衛のハリネズミに変えてきた。日本のメディアによれば、東京は最近、日本初の陸対艦ミサイル訓練を6月に実施すると発表した。

 「対艦ミサイルの実弾射撃訓練はこれまで海外で行われてきたが、このような訓練が日本国内で行われるのは今回が初めてだ」と日本のニュースサイトは伝えている。

 興味深いことに、日本陸軍の演習では、新型の12式ではなく88式対艦ミサイルが使用される。88式ミサイル(別名SSM-1)は、1988年に初めて実戦配備されたトラック搭載型の機動兵器で速度は亜音速で、射程は約100マイル。88式は慣性誘導でターゲットゾーンに到達した後、搭載レーダーに切り替えて敵艦に照準を合わせる。

 88式システムは、大型トラックに搭載された6連装ミサイルランチャーと、移動式レーダー、補給車両で構成される。「実際の作戦では、捜索用レーダーだけ海岸線に配置し、発射機やその他の装備は生存性を高めるために内陸に残すのが一般的だ」と、ランダムジャパン・アカデミーのニュースサイトは指摘している。

 88式はアメリカのハープーンミサイルや、アメリカ海兵隊の沿岸連隊が陸上対艦兵器として採用しているノルウェーの海軍打撃ミサイルにほぼ匹敵する。

 一方、12式は、レーダー探知を最小限に抑えるステルス形状、GPS誘導、最新バージョンで750マイルの射程距離を持つ、より手強い兵器である。 また、水上艦艇や航空機から発射できるように設計されている。

88式も12式も、新世代の対艦ミサイルに比べれば、特に印象的とは思えない。 ロシアの極超音速ミサイル「ジルコン」の推定速度はマッハ10前後で、中国の超音速ミサイル「YJ-12」はマッハ4、射程距離は300マイル近い。

 しかし、日本本土を拠点とする88式と12式は、沿岸海域を襲撃する水上艦船にとって致命的だ。 尖閣諸島など係争中の領土を拠点とする88式と12式は、中国の水陸両用攻撃艦隊を脅かすだろう。

12型の長距離バージョンは次元が違う。 第二次世界大戦後長年にわたり、日本政府は長距離ミサイルのような「攻撃的」兵器の配備に消極的で、憲法で禁じられてきた。しかし、中国の海軍力と空軍力、そして北朝鮮の弾道ミサイルの増強に憂慮した東京は、北朝鮮だけでなく中国本土の標的も攻撃可能な長距離兵器の「反撃攻撃」戦略を採用した。

 中国メディアの反応を見る限り、北京は満足していないようだ。 しかし、中国の力が増大し、アメリカが日本の保護者としての長年の役割から後退する可能性が出てきた今、日本が海の国境を守ることを期待するのは、現実的としか言いようがない。■


Why Japan’s New Anti-Ship Missiles are Making China Nervous

Japan is turning into an anti-ship missile powerhouse, deploying advanced Type 88 and Type 12 systems to defend maritime trade routes from China, Russia, and North Korea.


By

Michael Peck


https://www.19fortyfive.com/2025/04/why-japans-new-anti-ship-missiles-are-making-china-nervous/?_gl=1*16cilhj*_ga*MTMxNDYyNTI3MC4xNzQ1NDk0MzI3*_up*MQ..


著者について マイケル・ペック

ビジネス・インサイダー、フォーブス、ディフェンス・ニュース、フォーリン・ポリシー誌などに寄稿。 ラトガース大学で政治学の修士号を取得。



2023年7月24日月曜日

多国間演習タリスマン・セイバー2023で陸上自衛隊が12式地対艦ミサイルをオーストラリアで試射へ。

 




大規模な多国間軍事演習タリスマン・セイバー2023に先立ち、日本軍が最新鋭対艦ミサイルをオーストラリア海域で初めて発射する



本は12式対艦ミサイルの実射デモンストレーションを行う。同ミサイルはトラック搭載型の兵器で、射程距離は約200kmだ。

 今月、日本部隊はクイーンズランド州でオーストラリア軍への実弾砲撃支援を行った。

 ABC放送は、自衛隊がシドニー南部のジャーヴィス・ベイにある武器射撃場で、12式地対艦ミサイル(SSM)の実射デモンストレーションを近く実施する準備を進めていることを明らかにした。

 金曜日の活動は、タリスマン・セイバー2023演習がシドニーで正式に開幕するのと同じ日に行われる。

 陸上自衛隊の森下泰典陸将は、隔年開催の同演習への日本の参加規模は拡大中とABCに語った。「タリスマン・セイバー演習は、オーストラリアやアメリカとの協力関係を強化し、自由で開かれたインド太平洋の維持・強化につながる重要なものです」「オーストラリア海軍と連携し行うSSMの射撃訓練は、日豪間の高い信頼関係を強化するものとなります」。

 12式地対艦ミサイルは、三菱重工業が2012年に開発したトラック搭載兵器で、射程は約200キロ。日本は12式地対艦ミサイルを改良した艦上発射型の配備に着手しており、射程は200kmから1,000kmに延長される。


日本の派遣部隊規模の拡大

日本の新しい国家安全保障戦略は、中国や北朝鮮からの脅威に対しより攻撃的な足場を築くために策定された。

 ABC取材に対しある国防筋は、日本が今週オーストラリア本土でミサイルを発射したことは、第二次世界大戦時の敵国であった日本との軍事的関係の発展で論理的な流れであると語った。

 「日本が、混雑し争いの絶えない近隣地域ではなく、比較的開けたオーストラリアでミサイルを試射することは、非常に理にかなっている」と、匿名を条件に高官筋は語った。

 近年、日豪両軍は、この地域における中国の軍事的野心への懸念が高まる中、より頻繁かつ野心的な防衛演習を共同実施している。

タリスマン・セイバー演習ディレクターのダミアン・ヒル准将は、自衛隊がビークロフト射場からジャービス湾沖の東オーストラリア演習場に向け12式SSMを発射すると確認した。

 「自衛隊がオーストラリアでこの能力をテストするのは今回が初めてであり、日豪パートナーシップがいかに成長し、深化し続けているかを示す一例」と、ヒル准将はABC放送に声明を発表した。

 タリスマンセイバー2023演習では、ショールウォーター湾訓練場において、マルチドメインストライクを取り入れた実弾射撃も行われる。

「マルチドメインストライクは、国防軍の最新の共同戦闘コンセプトのひとつで、すべての共同戦闘領域(陸、海、空、宇宙、情報・サイバー)からの運動行動と非運動行動を同期させる。

 第10回タリスマンセイバー演習は7月22日から8月3日まで実施され、13カ国から3万人以上の軍人が参加する過去最大規模となる。

 今月、タリスマン・セイバー演習の前哨戦であるサザン・ジャッカルー演習に米軍も参加した、日本部隊がクイーンズランド州で豪州軍への実弾砲撃支援を行った。


韓国、アメリカのハイマース兵器に匹敵するロケット技術を披露へ

韓国軍は今年、2回目のタリスマン・セイバー演習に参加し、2隻の軍艦と自走榴弾砲、そしてアメリカのHiMARS技術に類似した「チュンムー」多連装ロケットシステム(MLRS)を携えている。

 韓国は2019年に公式オブザーバーとして初めてこの演習に招待され、今回は海軍と海兵隊から約720人がタリスマンセイバーに参加する。

 タリスマンセイバーの期間中、クイーンズランド州のショールウォーターベイ訓練場での大火力デモンストレーションの一環として、韓国のチュンムーMLRSが初めてオーストラリアの地で発射される。

 オーストラリア国防軍はこれまで、アメリカのHiMARSの2倍のロケット弾を搭載し、飛行中の補正も可能であるにもかかわらず、チュンムーの取得に消極的だった。■


Japan to fire advanced ship-killing missile on Australia's shores - ABC News

Exclusive by defence correspondent Andrew Greene