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2024年11月20日水曜日

韓国軍F-15K59機のアップグレード事業を62億ドルで米国が承認(Aviation Week)

 

F-15K

Credit: Operation 2022 / Alamy Stock Photo




国務省は、韓国空軍(ROKAF)のボーイングF-15Kスラムイーグル計59機のアップグレードにゴーサインを出した。

 総額62億ドルのパッケージには、アドバンスト・ディスプレイ・コア・プロセッサII(ADCP II)ミッション・システム・コンピュータ96台、AN/APG-82(v)1 AESAレーダー70台の、70台のAN/ALQ-250イーグル受動的能動的警報生存システム(EPAWSS)電子戦(EW)スイート、AN/AAR-57共通ミサイル警報システム(CMWS)が含まれる。 

 また、機体周囲にミサイル警戒システムのフェアリングが追加される。

 さらに統合任務計画システム(JMPS)、コンピューター・プログラム識別番号(CPINs)、統合ヘルメット搭載キューイング・システムも含まれる。

 「この売却案は、地域の侵略を抑止し、米軍との相互運用性を確保するための重要な防空能力を高めることで、現在および将来の脅威に対応する韓国の能力を向上させる」と、国務省は国防安全保障協力庁の文書で述べている。

 本誌の軍用機データでは、韓国空軍はジェネラル・エレクトリック製F110-129エンジンを搭載したF-15K38機と、プラット・アンド・ホイットニー製F100-229エンジンを搭載したF-15K21機を運用している。

 大韓航空航空宇宙部は韓国空軍のF-15にデポレベルの整備を提供しているが、改造がどこで行われるかはまだ不明だ。

 F-15Kは、潜在的な北朝鮮の侵略に報復するための「キルチェーン」の重要な構成要素のひとつだ。 

 韓国空軍のスラム・イーグルの主な能力は、ボーイングAGM-84H/K SLAM対地ミサイルとタウルスKEPD 350スタンドオフ・ミサイルである。


U.S. Approves $6.2B Upgrade Of 59 South Korean F-15Ks

Chen Chuanren November 20, 2024


Chen Chuanren is the Southeast Asia and China Editor for the Aviation Week Network’s (AWN) Air Transport World (ATW) and the Asia-Pacific Defense Correspondent for AWN, joining the team in 2017.


https://aviationweek.com/defense/aircraft-propulsion/us-approves-62b-upgrade-59-south-korean-f-15ks


2018年3月14日水曜日

対北朝鮮への警戒姿勢を示す韓国軍がバンカーバスターミサイルを追加発注

朝鮮半島の事態の変化に世界が振り回されている観がありますが、韓国の独立と安全に責任を有する軍部はどう見ているのでしょうか。警戒態勢は維持しているはずですが、政治の方向性が誤っていると判断すればクーデターに動かないでしょうか。あたかも平和が約束されたと浮かれる世間からすればこうしたニュースは歓迎されないでしょうから、おそらくこのニュースは韓国国内では黙殺されているはずです。軍が「国民感情」に忖度するようなことでいいのでしょうかね。


South Korea quietly orders 90 more Taurus bunker-busting missiles韓国がこっそりとバンカーバスターミサイル「トーラス」を90発追加発注

By: Jeff Jeong    

トーラスミサイルは北朝鮮の地下施設攻撃能力があり、金正恩の秘密退避壕も正確に狙えるといわれる。(South Korea Defense Ministry via AP)

SEOUL, South Korea — 韓国の国防調達部門がトーラス長距離空中発射地下施設攻撃ミサイルを90発追加発注した。
国防調達事業庁DAPAは契約情報を開示しておらず、北朝鮮との対話ムードに水を差さないよう配慮しているのは明らかだ。
南北会談とともに米大統領ドナルド・トランプと北朝鮮指導者金正恩の首脳会談に向けた準備により低下している。
ミサイルのメーカーのドイツ企業トーラスシステムズGmbHの契約は2月末に締結されたとDAPA報道官Kang Hwan-seokが述べている。
今回のミサイル発注は2013年に続くものでDAPAはトーラスミサイル170発を発注しF-15K戦闘機搭載を進めていた。ミサイルは一発1.8百万ドル。
A Taurus long-range air-to-surface missile is fired from a South Korean Air Force F-15K fighter jet during an exercise on Sept. 12, 2017, in Taean-gun, South Korea. (South Korean Defense Ministry via Getty Images)トーラス長距離空対地ミサイルが韓国空軍のF-15K戦闘機から試射された Sept. 12, 2017, in Taean-gun, South Korea. (South Korean Defense Ministry via Getty Images)
同ミサイルは韓国が実現をめざす「キルチェーン」先制攻撃装備の中核となり、北朝鮮の核兵器ミサイルによる脅威に対抗する。
同ミサイルの射程は550キロで北朝鮮の地下施設の破壊能力があるといわれ、金正恩の秘密退避場所も含めピンポイントで狙える。
昨年9月に韓国空軍はトーラスの実弾発射試験を初めて実施し、9月3日の北朝鮮核実験に対抗した。演習ではF-15Kから発射したトーラスは400キロ飛翔し群山沖合の標的に命中した。
韓国空軍は国産FA-50軽攻撃機にトーラス350K2(短距離型)の搭載を目指している。韓国はFA-50を60機運用している。350K2は約300キロ軽量化され射程は300キロ。
昨年12月はFA-50近代化のフィージビリティスタデイを開始した。構想では兵装のアップグレード、空中給油機能の追加、エンジン改良が含まれる。■

Email: jeff@defensenews.com