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2024年11月10日日曜日

イランがトランプ暗殺を工作員に命じていたと米連邦検察が発表(POLITICO)

 


Donald Trump is reflected in the bullet proof glass.

Matt Rourke/AP



暗殺者とされる人物はイラン国内にいるとみられ、現在も逃走中であると検察局が発表した 


ナルド・トランプ次期大統領は2020年1月以来、イランの標的となっている。トランプは大統領として、当時イランで最も強力な軍事将軍だったカセム・ソレイマニを殺害する無人機攻撃を命じた。

 イラン政府は2024年の選挙前にドナルド・トランプを暗殺するよう工作員に命じたと、マンハッタン連邦検察当局が金曜日発表した。 

 検察当局は、ファラッド・シャケリを嘱託殺人と外国テロ組織への物質的支援提供の罪で起訴した。 

 本人はイランにいると見られ、逃走中と検察当局は述べた。   

 トランプ殺害計画に加え、シャケリと他の2名(カーライル・リベラとジョナサン・ロードホルト)は、イラン政府に公然と反発するイラン出身の米国市民を標的にした別の嘱託殺人未遂計画でも起訴されている。  

 マンハッタン連邦裁判所で公開された刑事訴状によると、シャケリはFBIの事情聴取で、9月にイラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)からトランプを監視し殺害するよう指示されたと語った。 

 シャケリがIRGC幹部に、そうするのは金がかかると告げると、幹部は「金は問題ではない」と答えた。シャケリは「IRGCは以前、被害者4を殺害する努力に多額の金を費やしており、被害者4の暗殺を調達しようとする試みには、今後も多額の金を費やす意思があると理解した」と、告発文書にある。

 検察によれば、1カ月後の10月7日、IRGCはシャケリに、1週間以内にトランプ暗殺計画を打ち出し、それが不可能とわれば、選挙が終わるまで計画を一時停止するよう命じた。 

 訴状によると、シャケリはFBIの事情聴取で、IRGC幹部が指示した期間内にトランプを「殺害する計画を提案するつもりはなかった」と主張したという。 

 訴状によると、シャケリはアフガニスタン国籍で、幼少時に米国に移住し、1994年に強盗で有罪判決を受けた後、ニューヨーク州の刑務所で14年間服役した後、2008年に国外追放された。 

 訴状によれば、シャケリは服役中に犯罪ネットワークを構築し、「IRGCに工作員を提供し、標的の監視と暗殺を行なっていた」とある。 

 検察によれば、今年の9月と10月、テヘランにいたシャケリはFBIとの任意の電話インタビューに応じた。 

 検察当局によると、彼がFBIとの面談に応じた理由は、米国で収監されている「別の人物の減刑を試みるため」だったという。

 「イラン政府の指示による行為者は、米国内外でトランプ次期大統領を含むわれわれの市民を標的にし続けている」とマンハッタン連邦検事ダミアン・ウィリアムズは述べた。 「これは止めなければならない」。 

 FBIのクリス・レイ長官は、イランは「犯罪者や殺し屋と共謀し、アメリカ国内でアメリカ人を標的にし、銃で撃ち殺してきた」と述べた。 

 8月、ブルックリン連邦検察は、イランの代理として米国の高位政治家や高官(おそらくトランプ大統領を含む)の殺害を企てた疑いのあるパキスタン人男性を起訴した。 

 この男は、計画を実行するため殺し屋を雇おうとしていた罪に問われている。 

 これと別に、今夏アメリカ人ニ名がトランプ暗殺を企てた。

  一人はトーマス・クルックスで、7月のペンシルベニア州での集会会場でトランプに発砲し、シークレットサービスに射殺された。 

 もう一人のライアン・ルースは、トランプがフロリダのゴルフコースでプレー中に半自動小銃を持ち待ち伏せしていたと当局が発表し、暗殺未遂で逮捕・起訴された。

  トランプは2020年1月以来、イランの標的となっている。トランプは大統領として、当時イラン最強の軍事将軍だったカセム・ソレイマニを殺害する無人機攻撃を命じた。 

 それ以来、テヘランは無人機攻撃への復讐を約束する声明を発表し、トランプや攻撃に関係する人物の死を描いたビデオを公開している。■


Iran ordered an operative to assassinate Trump before the election, federal prosecutors say

The alleged would-be assassin is believed to be in Iran and remains at large, prosecutors said.


By Erica Orden

11/08/2024 02:04 PM EST


https://www.politico.com/news/2024/11/08/donald-trump-iran-assassination-plot-00188498


2022年3月14日月曜日

3月13日イラク北部アールビルを襲ったのはイラン革命防衛隊発射の弾道ミサイルだった。

 


 

スラム革命防衛隊(IRGC)が本日声明を発表し、イラン権益を標的としたイスラエルに対応するという口実で、日曜日の朝にイラクのアールビルを攻撃したことを確認した。

 

 

「偽シオニスト政権の最近の犯罪と悪事を見逃さないという以前の発表を受けて、昨夜、『シオニストの陰謀と悪の戦略センター』が、イスラム革命防衛隊の強力なミサイルの標的となった」と声明は述べている。

 

ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、アールビルErbilで建設中のアメリカ領事館付近がイランのミサイル攻撃を受けたのを米政府関係者が確認している。

 

ソーシャルメディア上には、イランから発射された複数のミサイルのようなものが映っている。2つ目のビデオでは、イランから発射されたミサイルとされるものがアールビルの領事館付近に着弾し、数回の爆発を引き起こしている。

 

アールビルはこれまでにも、イランが支援するイラク戦闘員がモサド拠点を標的としてきた。しかし、イスラム革命防衛隊クッズ部隊のカセム・ソレイマニ司令の死後、イスラム共和国が弾道ミサイルでアールビルの攻撃に成功したのは、これが初めてとなる。

 

イスラエルが3月7日にダマスカスを空爆し、IRGC所属の大佐2名とシリア軍将校2名が死亡し、IRGCは報復を誓った。

IRGC声明にはないが、攻撃は建設中の米国領事館を狙った可能性があり、モサド拠点よりも妥当なものと思われる。

 

2021年末、The New Timesは、シリア南部の米軍基地への攻撃は、シリア内で活動するイラン軍へのイスラエル空爆に対するイランの報復と報じた。米政府関係者を引用し、記事では「イランは攻撃を実行した代理軍を指揮し、装備品を供給した」とある。

 

日曜日の攻撃は、昨年の事件の再来の可能性があるが、イランは今回の攻撃に代理勢力を使わなかったのが重要な点だ。イラン国内を攻撃することで、テヘランは、明確なメッセージを送ったのである。

 

IRGCの声明は、「シオニストの陰謀と悪の戦略的中心」への攻撃だとするが、説得力はない。建設中の米領事館ではなく、イスラエル施設を攻撃したと発表することで、敷地への被害がないため、イランは米政権に対応しなくても良い口実を与えた可能性がある。

 

米国務省も「米国を狙った攻撃ではない」との見解で、イスラエルもアールビルでの出来事について公式コメントを発表していない。■

 

IRGC Takes Credit for Attack in Erbil, Iraq | FDD's Long War Journal

BY JOE TRUZMAN | March 13, 2022 | Jtruzman@fdd.org | @JoeTruzman


2021年3月23日火曜日

イラン革命防衛隊が米首都の米陸軍基地襲撃を狙っていた....イランが直接手を下すパターンはまれだったのだが....米イランの対立はますばかりなのか。

  

 

IRGC siezes ship near Bu Musa Island, Iran (photo credit: Wikimedia Commons)

IRGC siezes ship near Bu Musa Island, Iran

(photo credit: Wikimedia Commons)

 

ラン革命防衛隊(IRGC)が爆発物満載のボートで米首都の米軍基地を襲撃する案を練っていた。

 

AP通信によればIRGCが米首都で米軍基地襲撃を検討していた。標的とされたフォート・マクネア陸軍基地はホワイトハウスから車で10分しか離れていない。国家安全保障庁は1月に通信を傍受し、何らかの爆発物搭載ボートを使う案と把握した。イエメンで2000年に米駆逐艦USSコールを襲撃したのと同じ発想のようだ。

 

「情報当局はジョセフ・M・マーティン大将殺害と合わせ基地に潜入し偵察を狙う動きをつかんだ。このことを伝えた当局関係者は国家安全保障のため匿名条件で取材に応じた。基地は米国最古の施設で、マーティン大将の公邸がある」とAPは伝えた。

 

脅威がどこまで切迫していたのか、イランの高レベル関係者がどこまで関与していたかは不明。またイランが実行のチャンス、手段、技術を有し、攻撃実施の能力を有しているかも不明だ。

 

ただし、情報関係者二名がこのAP報道に触れている。「テヘランの軍事司令官レベルではこれまでの反抗結果に不満が高まっている。イラクにあるアイン・アル-アサド基地をソレイマニ殺害の直後に弾道ミサイル攻撃したが、米軍に死傷者が発生せず、脳震盪症状が数十名に出ただけだ」とし、記事はフォート・マクネア基地の保安体制強化と周囲の通航制限を検討している中で出てきたとする。

 

イランのタンシム通信もこの記事を取り上げ、イランにはこの形での襲撃を認可し、米国に脅威のメッセージを送る意図があると伝えた。

 

同記事では「米情報関係者二名によれば、報道を受け米軍はフォート・マクネアの警備を強化している」とし、「米軍は同基地周辺250フィートから500フィート地帯の警備を強化したいとするが、ワシントン市当局はポトマック川の自由な通航に支障が出ると難色を示している」とある。

 

こうした脅威の源はアルカイダやISISに触発された聖戦主義者であることが多い。米軍基地はこれまでも危険に直面してきた。

 

2006年にはフォートフッド基地内で銃撃事件、2007年にはフォートディックス襲撃の計画が明るみに出た。2019年にはアルカイダの影響を受けテロリストがペンサコーラ海軍航空基地を襲撃する事件があった。イランはアルカイダ指導層を厚遇したと非難を以前受けていた。

 

2020年にイスラエルが米国の命を受け、アルカイダのナンバー2、アブドゥラ・アーメッド・アル-マスリをテヘラン市内で暗殺したとニューヨークタイムズと伝えた。1990年代に連続発生した在外米大使館襲撃の首謀者だった。

 

USSコール襲撃方式で米軍基地を襲撃する案をイランがアルカイダから入手したのかは不明。IRGCがアルカイダ式の襲撃事件でフォート・マクネア攻撃を企画したのかも不明だ。イランはイラク国内のような代理勢力を使い米軍を襲撃するのが通常で、イラン人による実施は避け、現地勢力による実行だとしらを切ることが多い。

 

米軍によるIRGCクッズ部隊司令カセム・ソレイマニ殺害を受けイランは復讐を公言した。2019年4月に米国がIRGCを「テロ集団」と呼ぶと、イランは米中央軍を「テロ」組織ときめつけた。

 

米軍基地襲撃にイランが関与したとわかれば米国ga強い対抗措置に乗り出すはずだ。イランは襲撃実行を堂々と行わないはずだ。襲撃は代理勢力に任せ、攻撃手段等を提供するとみられる。■

 

こうした構想が出てくるのは、米国内にイランの工作員やイランに協力する勢力が潜んでいるからですね。FBI等治安当局がイランに近い勢力を摘発する動きを強化するでしょう。当然イランは反発しますが、火の粉を自ら浴びる格好になるのでは。

 

この記事は以下を再構成し人力翻訳でお送りしています。市況価格より2-3割安い翻訳をご入用の方はaviationbusiness2021@gmail.comへご連絡ください

 

 

Would Iran be prepared to attack a US military base in America?

 

Iran’s Islamic Revolutionary Guard Corps discussed attacking a US military base using an explosive-laden boat.

By SETH J. FRANTZMAN   MARCH 21, 2021 20:12