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2025年4月19日土曜日

B-1B ランサーが三沢基地に到着、新コンセプト爆撃機任務部隊の初の日本展開(The Aviationist /The War Zone) ―実は2機だけですが、米空軍も実証しているのでしょう。しかし日本メディアは意義が理解できていないようです

 

U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Patrick Boyle

B-1Bランサー編隊が三沢空軍基地に到着、爆撃機任務部隊による初の日本展開となった

First Bomber Task Force Japan

2025年4月15日、テキサス州ダイエス空軍基地所属のB-1Bランサーが、日本・三沢空軍基地に着陸し、爆撃機任務部隊25-2の展開を開始した。 (U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Mattison Cole)

キサス州ダイエス空軍基地所属の第9遠征爆撃中隊の航空機と人員が、2025年4月15日に三沢空軍基地に着陸した。米軍の長距離爆撃機が日本に長期間駐留するのは、ベトナム戦争以来初めてだ。

 B-1Bランサー戦略爆撃機部隊が、インド太平洋地域で数週間にわたる共同訓練演習と戦略的抑止任務を実施する日本への初の爆撃任務部隊(BTF)による展開となり、BTF25-2としてベトナム戦争以来、久しぶりに米国戦略爆撃機が同国領土に数日以上にわたり展開する。

 爆撃任務部隊のコンセプトは、空軍は2018年に、これまでの継続的な爆撃機の海外ローテーション配備に代わるものとして導入した。 派遣期間はさまざまで、数週間から数カ月に及ぶ場合もある。これらの派遣は、搭乗員に戦場での慣熟を提供し、世界のさまざまな地域にいる同盟国やパートナーとの航空機統合の機会を提供する。全体として、戦略的航空戦力を前進させるためのより予測不可能で柔軟なアプローチであると空軍は説明している。


 空軍の爆撃機が日本に到着するのはこれまでもあったが、爆撃任務部隊の配備の一部として日本に到着したことはなかった。


 今年2月、グアムへの爆撃機機動部隊配備に参加するB-1が、「ホットピット」給油のために三沢に着陸した。「ホットピット」とは、地上クルーが給油する間、エンジンを作動させておく方法である。クルーが入れ替わることもある。この戦術は、出撃率を高めるだけでなく、戦闘機への迅速な給油、再武装、新しい乗組員の入れ替えを行い、より早く戦闘に復帰させるためにも有効だ。エンジンを停止させると、起動時に重要な機器に不具合が生じる可能性もある。そのため、特に複雑な航空機の場合は、稼動させ続け、すべてのシステムを稼働させておくことで、その資産をより確実に維持することができる、2024年4月、B-52Hが日本の横田基地に着陸したが、その場合は予定外の緊急着陸だった

 第9遠征爆撃中隊の作戦部長であるクリストファー・トラベルステッド大佐は、「BTF25-2は、米国が脅威を阻止し地域安定を維持する決意を示しています」と述べた。

 2月のイギリス・フェアフォード空軍基地へのB-52配備もBTF 25-2と指定された。BTF 25-1の名称が複数回使用された後、太平洋とヨーロッパのBTFは連続した番号体系を共有しないことが明らかになった。欧州への任務は「Bomber Task Force Europe」と明示的に命名されていたが、2024年以降は単に「Bomber Task Force」と称されるようになった。

 「インド太平洋地域でのこれらの任務は、B-1搭乗員が高度な訓練を受け、いつでもどこでも対応できる態勢を整え、米国の利益を防衛し、同盟国を支援し、すべての国がルールに基づく秩序の下で自由に活動できる安定したインド太平洋地域を確保し、グローバルな平和と繁栄を促進するものです」とトラベルステッド大佐は述べた。

2025年4月14日、テキサス州ダイエス空軍基地から、日本・三沢空軍基地の爆撃任務部隊を支援するため、第9爆撃中隊所属のB-1Bランサーが離陸した。(米国空軍写真)

 三沢基地は、日本の最大島である本州の北端近く、東京から約425マイル北に位置する広大な施設で、航空自衛隊および米空軍・米海軍が共同で使用している。配備されている航空機には、F-16 ファイティング・ファルコンの2個中隊に加え、米海軍のP-8A ポセイドン、日本の三菱F-2、F-35 ライトニングII、E-2C ホークアイ、CH-47 チヌークなどがある。

 三沢は、太平洋空軍の責任領域(AOR)に属する。同基地から、空軍は1億平方マイルに渡る兵力投射が期待されている。この広大なエリアをカバーするのは、B-1のような長距離爆撃機があればはるかに簡単な仕事だ。三沢から空軍の部隊が北朝鮮やロシアに向けた任務に就くこともあり得るが、激しく争われている南シナ海や台湾海峡に比較的近いことは、特に関連性が高い。 これは、中国を抑止するための国防総省の広範な計画の一部である。


 B-1B爆撃機はステルスAGM-158C長距離対艦ミサイル(LRASM)の武装が可能になった。同兵器の導入は、B-1爆撃機がキャリアの黄昏時を迎えつつあるが、太平洋における潜在的危機時の作戦に重点を置きつつ、海洋の脅威に対してB-1爆撃機を使用する方向への傾斜の一部である。

 コールサイン「LOFT 11」と「LOFT 12」で飛行したB-1B爆撃機2機が同基地に到着したことが確認されている。過去のBTFで初期展開後に追加機が派遣されるケースがあったため、実際の航空機数は不明だ。。

 爆撃機任務部隊(BTF)の概念は、迅速前方展開を通じ動的部隊運用(DFE)技術の開発を目的とした2018年の取り組みに遡る。米空軍は、この実践を「戦略的には予測可能だが、作戦的には予測不能」と説明している。

 ただし、この概念自体は、RAFフェアフォードやグアムのアンダーセン空軍基地などへの定期的な展開を基盤として発展したものだ。これらの基地はBTF展開の定期的な受け入れ拠点となっている。

テキサス州ダイエス空軍基地に所属するB-1Bランサーが、2025年4月15日に日本・三沢航空基地に着陸後、滑走路に駐機する様子。(米国空軍写真:エアマン1級マットソン・コール)(米国空軍写真:エアマン1級マットソン・コール)

 日本は、米海軍の航空母艦が米国本土以外で母港を置く唯一の基地を含む、数多くの恒久駐留米軍部隊と装備をホストしているが、これまで爆撃機部隊の派遣をホストしたことはない。これまで遣部隊に所属する航空機は一時的に日本を訪れ、日本軍と共同で運用されたが、同国に長期駐留したことはない。

 米軍の駐留は長年、日本社会で議論の的になってきたが、1955年以来6年間を除いて日本の政府を率いてきた自由民主党(LDP)は、同盟の継続に強く同意している。

 北朝鮮からの地域的脅威に加え、中国政権が推進する拡張主義的な政策は、日米同盟をさらに強化している。2024年、駐留米軍を管轄するインド太平洋軍(INDOPACOM)のサブコマンド「在日米軍」が、任務と作戦責任を拡大した「統合部隊司令部」に進化することが発表された。

 当時の米国防長官ロイド・オースティンは「これは在日米軍創設以来最も重要な変更であり、日米軍事関係における70年間で最も強力な改善の一つとなる」と述べた。新政権はこの分野における政策変更は示されていない。

太平洋でのプレゼンス

現在日本駐留中のB-1Bランサーは、インド太平洋地域に展開中の戦略爆撃機部隊をさらに強化する。一方、ディエゴ・ガルシアでの6機のB-2Aスピリットステルス爆撃機の突然の展開も継続中だ。

 今後数週間で、展開中のB-1Bランサーが示す多様な作戦が確認される見込みだ。これには、太平洋諸国の同盟国航空機や現地展開中の米軍部隊との協力任務、米空軍の国際空域での自由な活動権を行使する「航行の自由作戦(FONOPS)」、および地域内の射撃場での不活性または実弾の投下が含まれる可能性がある。

 欧州のBTF展開と同様に、B-1Bは到着飛行中に韓国上空を飛行する出撃を実施した。この任務には、韓国空軍のF-16とF-35、および米空軍のF-16も参加した。

 B-1がいつまで三沢に駐留し、どこでどのような任務を遂行するかは、時間が解決してくれるだろう。しかし、この初めての配備が、インド太平洋地域とこの地域の同盟国の安全保障に対する米国のコミットメントを非常に意図的に示すために計算されたことは明らかだ。■



Lancer Arrivals at Misawa Air Base Mark First Bomber Task Force Deployment to Japan(The Aviationist/The War )

Published on: April 17, 2025 at 10:40 PM Follow Us On Google News

 Kai Greet

https://theaviationist.com/2025/04/17/first-bomber-task-force-japan/


B-1B Bones Make Unprecedented Bomber Task Force Deployment To Japan

U.S. long-range bombers haven’t been stationed in Japan for any extended period since the Vietnam War.

Thomas Newdick

Published Apr 17, 2025 6:53 PM EDT

https://www.twz.com/air/b-1b-bones-make-unprecedented-bomber-task-force-deployment-to-japan




2024年7月5日金曜日

三沢基地にF-35AがワイルドウィーゼルF-16と交代、嘉手納にはF-15EX初の実戦部隊が展開する

  

相次ぐ新型機材の配備で日本から運用される米空軍の戦力は大きく変わりそうですね。前線基地としての日本が重要である証拠でしょう。というと左巻きの人たちがすぐ戦争だと騒ぎそうですが、抑止力としての存在であることにいつになったら気づくのでしょうか。The War Zoneが伝えています。


空軍のF-35AやF-15EXイーグルIIが日本で初めて前方配備されることを含め、日本における米軍の航空態勢が今後大きく変化する。

米国防総省は、米空軍がF-35A統合打撃戦闘機を日本に前方配備すると発表した。ステルスF-35Aは、同軍が現在日本に配備しているF-16ヴァイパーに交代する。海兵隊も同国に展開中のF-35B部隊にも変更を加える。

さらに国防総省は、空軍がF-15EXイーグルII戦闘機を沖縄の嘉手納基地に配備することを確認した。本誌は、オレゴン州空軍第142飛行隊の司令官との独占インタビューで計画の詳細と内部情報を初めて入手した。第142飛行隊は、イーグルIIを手に入れる最初の作戦部隊であり、新型戦闘機を日本に届けるプロセスを支援する。

国防総省(DoD)は本日未明、日本における航空部隊の態勢変更を発表した。国防総省によれば、これは日本におけるプレゼンスを近代化する広範な取り組みの一環であり、「今後数年にわたり」実施され、「100億ドル以上の投資規模」となるという。これらすべては、太平洋地域における中国とのハイエンドな衝突の可能性に備え、米軍全体が準備を進める背景で行われる。

国防総省のプレスリリースによると、「米空軍はまた、三沢基地におけるプレゼンスを36機のF-16から48機のF-35Aにアップグレードし、戦術機の能力と能力を向上させる。「海兵隊岩国基地(MCAS)では、海兵隊の部隊設計近代化を支援するため、F-35Bの機体数を変更する。米海兵隊は、日本の防衛を支援するために必要な能力を確保するため、MCAS岩国における航空機の永続的かつローテーション的なプレゼンスを維持し続ける。

「米空軍は、F-15C/D48機に代わる36機のF-15EXを配備することで、嘉手納基地におけるプレゼンスをアップグレードする。「統合軍はこの移行期間中、嘉手納基地で第4世代と第5世代の戦術機のローテーションプレゼンスを維持し続ける。

三沢基地にある空軍のF-16バイパーがF-35Aに置き換わるとの発表は、大きな進展となる。同基地の第35戦闘航空団は、ワイルド・ウィーゼルの制圧/敵防空ミサイルの破壊(SEAD/DEAD)任務に最適化されたF-16CM型ヴァイパーを使用している。SEAD/DEADは、大規模な紛争において極めて重要である。

今日の国防総省の発表では明言されていないが、ここで期待されているのは、F-35Aがその任務を担うということだ。ジョイント・ストライク・ファイターは、レーダーを回避する設計と、電子戦および電子支援手段(EW/ESM)スイートを広範囲に内蔵しているおかげで、SEAD/DEADの達人である。同機のEW/ESM能力は、将来のブロック4アップグレードパッケージでさらに向上する。

F-35Aはまた、新しいAGM-88G高性能対放射誘導ミサイル(AARGM-ER)と、その派生型であるスタンド・イン攻撃兵器(SiAW)と呼ばれる空対地攻撃ミサイルを手に入れることになっている。AGM-88GとSiAWはF-35Aの内部兵装庫に収まるため、ステルス性を最大のまま搭載することができる。

日本には航空自衛隊(JASDF)も運用するF-35A向けサポート体制がすでにある。航空自衛隊もF-35Bを導入する予定だ。日本ではF-16は運用されていないが、派生型のF-2が運用されている。

空軍が2022年に嘉手納基地の2つのF-15C/Dイーグル飛行隊を閉鎖する計画を発表して以来、F-15EXが嘉手納基地に配備される可能性はますます高まっていた。この間、空軍はステルス戦闘機のF-22ラプターやF-35A統合打撃戦闘機など、他の戦闘機のローテーション配備によって嘉手納基地の存在感を高めてきた。

F-15EXは、嘉手納に配備されていたF-15C/Dを一対一で置き換えるものではないが、イーグルIIは格段に能力が高い。強力なAN/APG-82アクティブ電子スキャン・アレイ・レーダー、イーグル・パッシブ/アクティブ・ウォーニング・サバイバビリティ・システム(EPAWSS)電子戦スイート、大面積デジタル・ディスプレイを備えた2つのグラス・コックピット、29,400ポンド級のジェネラル・エレクトリックF110-GE-129エンジンを備えるF-15EXは、これまでに生産されたF-15の中で最も先進的な機種である。F-15EXは最先端のフライ・バイ・ワイヤ・システムも搭載しており、特に、2つの翼下ステーションに武器を搭載する。

嘉手納のF-15EX飛行隊は、イーグルIIを運用する最初の現役部隊となり、空軍の現在の計画に変更がなければ唯一の部隊になるかもしれない。現在98機とされるF-15EXの大部分は、、議会の介入により将来的に増加する可能性があり、空軍州兵部隊に割り当てられる予定である。これには、オレゴン州空軍の第142飛行隊、カリフォーニア州空軍の第144戦闘機飛行隊、ルイジアナ州空軍の第159戦闘機飛行隊が含まれる。

第142飛行隊長のマイケル・コスデルカ空軍大佐は先月、本誌にこう語っている。「12月頃から、嘉手納基地の現役兵がここに来ることになる......そして彼らは、機体のメンテナンスの仕方、操縦の仕方、必要なすべてのことを学ぶことになる。

「そして、ボーイングが2025年の7月頃からジェット機を納入できるようになると、機材は嘉手納の配備になる」とコスデルカは続けた。「そして、一度に十分な数のジェット機(6機程度)がここに到着したら、沖縄に移動させるための作戦を行うだろう」。

現状では、航空州兵はF-15EXを主に国土防衛任務として空対空の役割で使用することを期待している。しかし、F-15EXが提供する追加能力は、すでに空対地ミッションセットへの新たな関心を促している。本誌はまた、2人乗りのイーグルIIが、空軍が近々発表するCCA(コラボレーティブ・コンバット・エアクラフト)のような将来型ドローンの指揮統制機能を果たすのに、いかに適しているかを定期的に紹介している。太平洋上では、F-15EXが無人機を「クォーターバック」として展開させ、新しい極超音速兵器による長距離攻撃を実行する能力は、中国との戦いなど、将来の大規模戦において貴重なものになる可能性がある。

本誌がF-15EXの内幕を最初に報じて以来、我々はまた、イーグルIIの能力、特にその航続距離とペイロード容量(大型兵器やその他の備品を搭載する能力を含む)が、ハイ・ロー・ミックスの一部としてステルスF-22やF-35を補完するのに適していると強調してきた。また、空軍が計画中の98機のイーグルIIは、この航空機が提供するすべてを最大限に活用するには少なすぎるという懸念も引き続き残る。

岩国にある海兵隊のF-35B態勢にもたらされる変更についての詳細はより限られているが、海兵隊は部隊構造全体を全面的に見直中だ。この変更は、太平洋での大規模な戦いの中で、島を飛び回るシナリオに重点を置く、発展途上の分散型遠征作戦のコンセプトをサポートする。短距離離陸と垂直着陸が可能なF-35Bは、こうした計画の重要な構成要素であり、比較的小規模な海兵隊が、前方の(おそらく遠隔地の)ある場所から別の場所へ迅速に展開し、再展開することを想定している。

これらすべては、太平洋における中国との潜在的なハイエンド紛争を中心に計画された、より大きな米軍全体の軸の中にある。アメリカ政府関係者は、台湾をめぐる大規模な戦闘が10年以内に起こる可能性で警告を発している。太平洋には、南シナ海など、火種が存在する。中国とフィリピンでは最近対決が激化しており、フィリピンには米国との相互防衛条約がある。■

USAF F-35As To Be Based In Japan Replacing Wild Weasel F-16s

JOSEPH TREVITHICK

POSTED ON JUL 3, 2024 7:21 PM EDT


2021年5月16日日曜日

米海軍MQ-4Cトライトンが三沢基地に一時配備で移動。米空軍グローバルホークも日本展開へ。

 


200112-F-SX156-1006rANDERSEN AIR FORCE BASE, Guam (Jan. 12, 2020) An MQ-4C Triton unmanned aircraft system (UAS) taxis after landing at Andersen Air Force Base for a deployment as part of an early operational capability (EOC) to further develop the concept of operations and fleet learning associated with operating a high-altitude, long-endurance system in the maritime domain. Unmanned Patrol Squadron (VUP) 19, the first Triton UAS squadron, will operate and maintain two aircraft in Guam under Commander, Task Force (CTF) 72, the U.S. Navy’s lead for patrol, reconnaissance and surveillance forces in U.S. 7th Fleet. (U.S. Air Force photo by Senior Airman Ryan Brooks)

 

海軍はMQ-4C無人偵察機2機をグアムから日本に臨時移動させると5月14日発表した。

 

「MQ-4Cトライトンの日本配備は今回が初」と在日米海軍は報道発表している。「トライトンは非武装無人航空偵察機材で日米同盟に洋上監視能力で貢献できる」

 

海軍は今回の2機はこれまでグアムで一年以上稼働しており、15日に三沢基地に到着すると発表。三沢海軍施設はP-8Aポセイドン等の海軍機が利用している。

 

トライトンは空軍仕様のRQ-4グローバルホークが原型で洋上監視偵察任務を行う。

 

「現場の状況を従来より正確に把握することが可能となった」とジム・キルビー中将海軍作戦副部長が下院軍事委員会海上兵力投射小委員会で同機の機能を3月に説明していた。

 

「太平洋での実績から正しい情報提供の機能は実証済み。トライトンは大きな価値を生んでいる」

 

海軍は今回のMQ-4Cトライトン2機を2020年にグアムへ配備してきたが、太平洋でグアム以外からの運用は今回が初めてとなる。海軍は混雑度が高い地区での同機の有用性を試したいとする。

 

日本の防衛省は今月初めに米空軍RQ-4グローバルホークも日本へ配備されると発表していた。「米空軍がグローバルホークを一時的に配備する。グアムから日本への移動は2014年から続いている」とした。■

 


この記事は以下を再構成し人力翻訳でお送りしています。市況価格より2-3割安い翻訳をご入用の方はaviationbusiness2021@gmailまでご連絡ください。


Navy Sending Two Guam-Based MQ-4C Tritons to Japan for Temporary Operations - USNI News

By: Mallory Shelbourne

May 14, 2021 11:16 AM


 


2018年2月3日土曜日

★三沢基地に航空自衛隊F-35A展開始まる、一方で部品供給は黄信号

航空自衛隊三沢基地にF-35Aが到着しましたが、国内生産では思わぬ苦労もあるようです....



Japan base welcomes 1st deployed F-35A, but industry hiccups delay fighter’s supplies 日本基地に初のF-35A配備、しかし産業界は部品供給に苦しむ



1月26日、航空自衛隊のF-35A配備一号機が三沢基地に到着し、歓迎式典が開かれた。. (Staff Sgt. Deana Heitzman/U.S. Air Force)


By: Mike Yeo 
MELBOURNE, Australia — 日本がF-35AライトニングII共用打撃戦闘機を北方の国内基地に初配備した。
機体は青森県三沢基地に先週金曜日到着し、航空自衛隊が歓迎式典を開いた。式典では第三航空団司令鮫島建一空将補が「F-35Aにより防空力が向上し、平和と安全の確保に大きく貢献する」と述べた。
三沢基地には米空軍第35戦闘航空団も駐留しており、F-16ファイティングファルコン多用途戦闘機を運用する。航空団指令R・スコット・ジョウブ大佐Col. R. Scott JobeはF-35は「戦闘能力での大きな技術進歩のみならず米日関係でも大きな進展を意味する」とのべ、配下の部隊は「JASDFとの訓練で日本の安全保障をさらに確実にする」ことを期待すると述べた。
日本でF-35Aをはじめて運用するのは航空自衛隊第302飛行隊で現在はマクダネルダグラスF-4EJファントムIIを百里基地で運用中だ。同隊は三沢に移駐しF-35運用部隊となる。
日本はF-35Aを計42機発注しており、最初の4機はロッキード・マーティンのフォートワース工場で、残りの38機は三菱重工業の名古屋FACO(最終組み立て点検施設)で完成させる。FACOでの完成初号機は2017年6月に完成しており、同FACOは北アジア太平洋地区での重整備修理点検改修施設に認定されている。
日本産業界はすでに日本向けF-35の最終組み立て以外に各種部品製造に参加している。
ただし、日本製部品が実際には使用されていないとの報道があり、IHIはエンジン試作品で品質合格認証を受けなかった。米国協力企業からの素材提供が遅れず、三菱電機も協力企業との問題に遭遇したという。
会計検査院によれば日本側協力企業の製造工程に不完全な部分があることを防錆装備庁が見つけており、同庁に対して米政府と協力してF-35製造に必要な部品が納期通りに利用できるよう努力する旨伝えているという。■

民生部品とは全く異なる世界で苦労も多いと思うのですが、初期に苦労したほうが必ずいい結果に繋がりますので各社には奮闘をお願いしたいところですね。部品点数、機能、品質要求などMRJの比ではないと思います。

2017年8月16日水曜日

米海兵隊、陸上自衛隊合同ノーザンヴァイパー演習始まる



U.S. Marines, Japan Self-Defense Force Troops Begin New Ground Exercise Series Northern Viper 

米海兵隊、陸上自衛隊が新規地上戦演習ノーザンヴァイパーを開始

 By: Ben Werner
August 14, 2017 7:15 PM

米海兵隊第三軽装甲偵察大隊が実弾演習のため北海道大演習地に入る。.SAug. 14, 2017, in Hokudaien, Japan, during Northern Viper 2017. US Marine Corps Photo

  1. 米海兵隊2千名、陸上自衛隊1.5千名が参加しインドアジア太平洋を想定した新演習ノーザンバイパー2017が始まった。
  2. 三沢航空基地で米海兵隊が自衛隊と平和維持活動、人道援助、災害救援活動など多彩なミッションをこなす。会期は8月10日開始で8月28日に終了する。
  3. 「第一海兵航空団、第三海兵師団と自衛隊が共同訓練する」と海兵大佐ジェイムズ・F・ハープ(海兵隊航空集団36指揮官)が声明を発表。「今回の演習で戦略面で日本との関係を構築する」
  4. 海兵第一航空団は北海道で各種訓練を行う。強襲支援、航空攻撃、負傷者搬送を想定した訓練を実施すると海兵隊は発表。
  5. 「今回の演習が極めて重要なのは日本側と大規模訓練を行う機会はそうないからだ」とハープ大佐は述べる。「今回のような訓練は今後も続けて敵から地域を守る兵力投射を効果的に実施できるようにしたい」
  6. 今回の演習は日本北方で行われるため沖縄では不可能な演習環境が利用できる。「北海道演習地を使い沖縄では不可能な演習を行います」と第36海兵航空集団付の上級兵曹マーヴィン・M・マグケイルが語る。「実弾発射できる演習地が使えます」■

2017年5月2日火曜日

RQ-4グローバルホークがグアムから横田基地に移動中



アンダーセン空軍基地から飛来した RQ-4 が横田空軍基地に2017年5月1日に到着した。YASUO OSAKABE/U.S. AIR FORCE

Global Hawks arrive at Yokota for 5-month deployment グローバルホーク部隊が横田に到着、5か月間運用へ


By SETH ROBSON | STARS AND STRIPESPublished: May 1, 2017

YOKOTA AIR BASE, Japan — RQ-4グローバルホーク偵察無人機が横田空軍基地に5月1日夜到着し、5か月間の日本起点の運用を始める。
  1. 第69偵察集団第一分遣隊の5機と要員105名が5月から10月まで在日米軍、第五空軍の本拠地から運用すると米空軍が発表した。
  2. 第一分遣隊司令ジェレミー・フィールズ中佐が東京上空を飛行して滑らかに着陸する同機を眺めていた。「日本に移動できてうれしい」と感想を述べた。
  3. 第一分遣隊はグローバルホークの離着陸を受け持つが、ミッションを遠隔操作で実施するのはノースダコタ州グランドフォークス施設とカリフォーニア州ビール空軍基地だと中佐は説明。
  4. 無人機部隊は夏季にグアムのアンダーセン空軍基地から三沢基地に移動し台風シーズンを避けるのが通例だが、滑走路補修で昨年から三沢移動が不可能になっていると中佐は述べた。
  5. またCV-22オスプレイの横田配備が2020年に先送りされたためグローバルホークは東京地区へ移動しやすくなった。
  6. 来年夏に滑走路補修が完成すればグローバルホークは三沢へ移動するという。
  7. ノースロップ・グラマン製の同無人機は高度60千フィートと民間航空機より高い空域を飛行し、34時間滞空し、14千マイルの飛行距離がある。北朝鮮の核開発状況の監視に役立つだと指摘する声もある。
  8. フィールズ中佐は朝鮮で緊張が高まる状況で同機が何らかの役割を果たすのか言及せず、分遣隊の業務は通常通りだという。
  9. 同隊の任務には日本と連携しての人道援助、災害救助、海賊対策、対テロ活動があると中佐は説明。■

2016年8月16日火曜日

★航空自衛隊がF-35A1号機写真を公表 テキサス州フォートワース



JASDF releases images of first F-35

Gareth Jennings, London - IHS Jane's Defence Weekly
15 August 2016


  
航空自衛隊向けF-35A1号機の写真が初飛行・引き渡しに先立ちフォートワース工場で公開されたSource: Japan Air Self-Defense Force
日本向けのロッキード・マーティンF-35AライトニングII打撃戦闘機JSF一号機の写真が公表された。撮影場所は同社フォートワース工場内で撮影時期は8月中旬という。
写真は航空自衛隊が8月14日に公表し、機体には69-8701(別称AX-1)がつき飛行テストをへてルーク空軍基地(アリゾナ)の国際訓練部隊へ数週間で引き渡し可能になっている。
日本は今後5年でF-35A計28機を導入する。うち6機の正式契約が完了。最終的には42機導入し、三菱重工がライセンス生産したマクダネル・ダグラスF-4J改と入れ替える。
2014年6月25日に小野寺五典防衛相(当時)がF-35は当初は三沢基地に配備すると発表していた。三沢には平成29年度中に4機が配備され、運用部隊は301空あるいは302空となる見込みだ。■

2014年1月29日水曜日

USAFグローバルホーク2機を三沢基地に5月より配備


US Air Force to Send Two Global Hawks to Japan


UAS VisionがStars and Stripes記事を紹介する形でグローバルホークの三沢基地配備を伝えています


米空軍が運用する無人偵察機では最大の寸法を誇るグローバルホークが2機日本に常駐することになった。日本へは初の配備で今夏に実施米空軍が発表した。同時に人員40名が三沢空軍基地に5月から10月にかけ派遣されると三沢基地の第三十五戦闘機隊の広報担当が明らかにした。

  1. 「グローバルホークのような高性能機材を日本に配備することには戦略的な意味があり、日本及び周辺国の安全保障に一層の貢献をすることになります」と同上士官が電子メールで回答した。
  2. 同機と人員はグアムのアンダーセン基地から移動する。グローバルホークの運用はカリフォーニア州から遠隔操作されており、グアムには三年前から常駐している。
  3. グアムから発進した機体は2011年3月の地震、津波、原子力発電所の危機状況の救援でカギとなる役割を果たしている。さらに昨年の台風被害を受けたフィリピン上空も飛行している。
  4. また同機は北朝鮮の核兵器開発状況、中国海軍の作戦行動を監視している。両案件とも日本政府には重大な関心事項であり、日本も同型機3機導入の検討を承認したばかりだ。メーカーのノースロップグラマンは日本が同機を選択することで自信を持っている。
  5. 「当社が期待するのは理由あってのこと」と同社地域担当副社長のカーティス・オーチャードCurtis Orchardが日本で発言している。一方、同社の戦略用高高度長時間航空機部門の副社長ジョージ・ゲラGeorge Guerraによると韓国、オーストラリアも同機へ関心を高めており、とくにとくオーストラリアは実際に海上監視に特化したトライトンの調達を交渉中だ。
  6. ノースロップ・グラマンはNATO加盟13国で形成したコンソーシアム向けにグローバルホーク5機を追加生産中で、NATOの機材は米海軍のトライトンともにシシリアのシゴネラ基地から運用される。同基地には米空軍所属のグローバルホークがすでに配備中
  7. 三沢基地配備のグローバルホークは太平洋全体にわたるミッションを支援することになる。「二機で相当の地域をカバーできます」(ゲラ)とし、グアム発進のミッションでは30時間も継続していたという。
  8. グローバルホーク全体の飛行時間は10万を超えており、そのうち9万時間が戦闘支援あるいは人道支援だったが、昨年の米空軍機材中で最高の安全記録を達成した。
  9. 「グアム配備のグローバルホークは信頼性実績が80%を超えており、他地点で運用中の機材も同様の実績を示しています。」(ゲラ)
  10. 今年末になると空軍はブロック40の同機を2機ないし3機グアムに派遣し、配備ずみのブロック30機材に合流させる。ブロック30はレーダー、赤外線センサー、通信傍受システムを搭載するがブロック40には地上目標の捕捉に有効な高性能レーダーも搭載しているという。


Posted in Military UAS on January 27, 2014 by The Editor. Leave a comment - See more at: http://www.uasvision.com/2014/01/27/us-air-force-to-send-two-global-hawks-to-japan/#more-29553