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2017年7月24日月曜日

★オスプレイ導入で対タリバン作戦はこんなに変わった




How the V-22 Osprey helped take down a Taliban warlord

V-22オスプレイでタリバン首領捕獲作戦はこう変わった
By Harold C. HutchisonJul. 10, 6:10 AM

  1. 2009年のこと、不朽の自由作戦で最大の激戦がイラク西部で繰り広げられた。タリバンが看視哨を設置し米海兵隊の接近を事前に警戒するようになると戦況はさらに激化した。
  2. タリバンはヘリコプターの運用パターンから海兵隊が次に到着する時間が大体わかる体制になっていた。
Afghan and coalition force members provide security during an operation in search of a Taliban leader in Kandahar city, Kandahar province, Afghanistan, April 21, 2013. (U.S. Army photo by Spc. Matthew Hulett)
  1. タリバンの首領はケシ売却益から武器を購入していたので海兵隊はこの首領を捕獲したかったのだが実施すれば激戦になるとわかっていた。この首領が支配する村落は海兵隊のキャンプバスティオンから100マイル離れた地点にあった。
(DOD photo)
  1. CH-53スーパースタリオンが最高速度で飛行しても首領の本拠地まで一時間半かかる。またこの場合は直線飛行が前提だった。この飛び方ではタリバン首領に奇襲をかけるのは無理だ。
marines dust sand ch-53 helicopter
U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Clare J. Shaffer
  1. だが2009年になるとMV-22オスプレイが第一線に投入された。同機は高速(最高316マイル時)に加え航続距離が大幅に長く(1,000マイル超)でタリバンの監視哨に見つからず、敵に反撃の暇を与えることなく奇襲できると期待された。
marine corps mv-22 osprey
Photo by Lance Cpl. Clarence Leake/USMC
  1. 奇襲にはMV-22が四機投入され海兵隊員が乗り込んだ。離陸し、タリバンの目に見つからず海兵隊は村の中心に到着し、タリバン奇襲に成功した。
  1. 5分もしないうちに首領は手錠をかけられオスプレイに乗せられた。海兵隊は撤収を始め作戦は成功を収めた。
Soldiers from the 101st Infantry Battalion and Marines from the 11th Marine Expeditionary Unit conducted a sustainment training utilizing MV-22 Ospreys and F-16 Fighting Falcons. (U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Kenneth W. Norman)
  1. .当日の作戦を再現したスミソニアンチャンネル製作の映像は次のリンクから見みられる。(日本からは見られません。すみません。

2017年6月24日土曜日

★日本向けオスプレイ引き渡し開始は今年9月



なるほど日本のオスプレイ受入れ準備が着々と進んでいるのですね。いずも搭載が本当なら陸上海上両自衛隊が最初から統合運用されることになりますね。しかし最近鳴りを潜めているオスプレイ反対派(論拠が崩れているので今や感情的反発としか思えません)がどんなレトリックを繰り出してくるか注目ですね。東シナ海で運用すれば某国も黙っていませんから反対派を露骨に支援してくるかもしれません。
A U.S. Marine V-22 Osprey ascends the USS Bataan in Aqaba, Jordan, to begin a demo flight in support of Eager Lion 2017. (U.S. Army photo/Sgt. Mickey A. Miller)
米海軍向けV-22がUSSバターンから発艦している。イーガーライオン2017の実証でヨルダンで実施した。 (U.S. Army photo/Sgt. Mickey A. Miller)

 

More Countries May Buy V-22 Osprey as Japan, US Navy Get Aircraft 日本、米海軍に続きV-22導入国が増える


 Military.com | 22 Jun 2017 | by Hope Hodge Seck
SALON DU BOURGET, France -- 日本は9月に発注中のV-22オスプレイ17機の初号機を受領し、同機初の海外運用国になる。他国も控えている。
  1. パリ航空ショー会場で海兵隊でV-22事業を担当するダン・ロビンソン大佐は日本以外にも同機導入を目指す国との契約締結がまじかとMilitary.comに述べ、オスプレイの第三期複数年度調達契約で今年中の合意形成を期待しているという。
  2. 「同機の性能への多方面が関心を示しており、垂直離着陸しながら高速長距離飛行できる性能が注目を集めている。各種ミッションの実施に役立ちますからね」(ロビンソン大佐)「そのため海兵隊での活用状況、空軍の事例、さらに海軍が艦上運用をする様子に関心が高まっている状況です」
  3. 日本はオスプレイをヘリコプター空母いずもに搭載し、東シナ海の領土防衛に投入するとの報道がある。日本は4機を第二調達ロットから、残りを第三ロットで導入する。
  4. 米海軍はオスプレイをCMV-22として一部改修し48機導入する予定で燃料搭載量を増やし航続距離延長を狙う。このうち44機が老朽化してきたC-2グレイハウンド貨物人員輸送機と交代するがMilitary.comが入手した資料によれば救難や特殊作戦にも投入する構想だとわかる。
  5. 海軍向けオスプレイは複数年度調達の承認を受け次第2018年度に調達予定で2020年引き渡しとなる。部隊運用開始はその翌年だ。海軍のオスプレイパイロット訓練は第204海兵隊中型ティルトローター訓練飛行隊の本拠地ノースカロライナ州ニューリヴァーで行う。日本の飛行要員は同基地で訓練を開始している。
  6. オスプレイは開発初期段階で重大事故を繰り返し悪評判に苦しんだが、関係者は今や同機が使い勝手の良い働き手になっており、海兵隊航空機材で最高の安全実績を誇っているという。
  7. ロビンソン大佐も「非常に興奮しています。海軍が艦載運用を始め海外販売も軌道に乗り大きく進展してきました。V-22の将来が開けてきました。V-22なら必要なミッションが可能となります」と語った。■
-- Hope Hodge Seck can be reached at hope.seck@military.com. Follow her on Twitter at @HopeSeck.



2016年2月8日月曜日

米海軍用オスプレイの正式名称はCMV-22B、2018年度から調達開始



Navy’s Osprey Will Be Called CMV-22B; Procurement To Begin In FY 2018

By: Megan Eckstein
February 5, 2016 1:49 PM

MV-22 Osprey assigned to Marine Medium Tiltrotor Squadron (VMM) 163 launches from USS Makin Island (LHD-8) on Aug. 24, 2014. US Navy Photo
海兵中型ティルトローター飛行隊(VMM)163所属のMV-22オスプレイがUSSマキンアイランド(LHD-8)で運用された。2014年8月24日撮影。US Navy Photo

米海軍の次期空母輸送機(COD)となるオスプレイの呼称はCMV-22Bと発表した。

  1. 海軍は一年前にV-22導入を発表していた。同機は空軍特殊作戦軍団と海兵隊が海陸で運用中。COD任務には現在はノースロップ・グラマンC-2Aグレイハウンドターボプロップ機が使われ、人員、郵便物、補給品その他を陸上から空母へ輸送している。
  2. 海軍はもともとC-2A後継機に固定翼機を想定していたが、昨年の決定でオスプレイ投入が決まり、現在生産中の同機の生産ライン、完熟した補給体制、訓練施設を利用できる。海軍はV-22を駆逐艦他水上艦からも離着陸ができるよう型式証明をとり、固定翼機より運用柔軟度が上がると期待。
  3. USNI NewsはC-2Aがベル=ボーイングV-22より有利と考えていた。たとえば高高度飛行能力があるが、COD候補の検討で旧式化したC-2Aの機材更新は予想以上に高くつくことが判明した。
  4. 海兵隊はMV-22、空軍はCV-22と呼称しており、海軍はその二つを合わせた形とする。空軍の機材呼称方針でCは貨物であり、機体は「重量貨物、人員および、あるいは傷病兵を運ぶもの」としている。Mは多用途機能であり、「特殊作戦の支援機材」とされる。Vは垂直離陸または短距離離陸が可能な固定翼機に使う。
  5. これまで海軍と国防総省は海軍仕様のオスプレイをHV-22と呼称しており、Hは回転翼機の頭文字であり、捜索救難機にも使われている。たしかにオスプレイが捜索救難ミッションにも活躍しそうだが、CODミッションとは別物だ。
  6. そこでCMVの呼称がCODミッションを一番よく体現すると海軍航空システムズ司令部’NAVAIR)は発表しており、「統合軍海上部隊に時間を有効活用し、長距離空輸を可能とする手段となり人員、郵便物、重要貨物を前方基地から海上基地に輸送する」のだという。
  7. 海軍のミッション要求ではCMV-22Bは長距離飛行用の燃料系統、高周波見通し線外通信機能および機内通報装置を追加する。
  8. 海軍は当初48機を必要としていたが、その後44機で十分と結論づけた。NAVAIRによればCMV-22Bの生産は2018年度に始まり、納入は2020年以降だ。
  9. 海軍は上記三項目の改良の技術改良提案(ECP)をMV-22設計をもとに進める。ECP契約はまだ準備できていないが、2016年度予算に組み込まれるはずだ。つまりあと数か月で決定となる。■

2014年11月26日水曜日

日本が調達するオスプレイは合計17機と判明



Japan will purchase 17 V-22 Osprey tiltrotors

WASHINGTON DC
Source: Flightglobal.com
19:14 24 Nov 2014


日本は平成27年度予算でベル・ボーイングV-22オスプレイの導入を発表した。防衛省ホームページではティルトローター機の機種を選定したとあり、V-22の名称が明記されている。

V-22はベルとボーイングの共同事業で、日本向け機体は有償海外軍事援助(販売)で提供する。このためボーイングは米国政府と協議を詰める。

ただし日本が何機調達するのかは明記されていないが、ベルヘリコプターCEOジョン・ガリソンはV-22を17機調達する予算を確保ずみと発言。業界筋も導入機数が17機だと確認している。

今回の選定はベル・ボーイングには恵みの雨となろう。同社は2015年以降の販売を確保する必要に駆られており、イスラエル向けV-22販売6機分も実現が怪しくなってきた。イスラエル筋によればガザ紛争で地上装備の拡充が優先され、航空機はその下と言う扱いとなり、さらに大型調達案件では予算が厳しくなっているという。このため商談が先送りされる可能性が高い。■