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2023年8月15日火曜日

ミシガン州でMiG-23フロッガーが墜落。ただし、個人所有の機体。どうやってソ連時代の機体を入手して維持してきたのか。憧れます。


MIG-23 Crash Michigan

Ivan Voukadinov


ソ連時代の可変翼MiG-23フロッガーが制御不能のまま地面に墜落した


8月12日日曜日、ミシガン州イプシランティで開催のサンダー・オーバー・ミシガン航空ショーで終了間際に個人所有のMiG-23UBフロッガーが墜落した。

 ビデオには、MiG-23UBが浅い左旋回をした後、乗員2名が脱出する様子が映っている。被災したMiGはその後地面に激突した。WDIVによると、2人は無事脱出し、水中で回収されたが、地上での負傷者については情報がない。

 現時点では確認できないが、アパートの敷地にミグが衝突したとの情報もある。Detroitnews.comは、「飛行機はベルヴィルのウェーバリー・オン・ザ・レイク・アパートメントの芝生の近くに墜落した」と報告している。

 MiG-23UB、登録N23UBは、元海軍A-6イントルーダーのパイロット、ダン・ファイラーの所有だった。テキサス州タイラーのKLTVの2022年の記事には、テキサス州グレッグ郡のイースト・テキサス・リージョナル空港の格納庫にある2人乗りのフロッガーとファイラーの姿が映っていた。

 N23UBは今年のエアショーに登場し、ファンを喜ばせた。このようなソビエト時代の戦闘機が飛行している姿は珍しい。N23UBは7月28日、ウィスコンシン州オシュコシュで開催されたExperimental Aircraft AssociationのAirVentureで事故に巻き込まれた。フィールド上空を通過する際、フロントガラスの破片が機体から地面に落下した。

 サンダー・オーバー・ミシガンは、墜落事故を受け、残りのショーをキャンセルした。


更新:1:00am EST-

墜落現場の映像によると、フロッガーは集合住宅をかすめ、焼け焦げた機体が建物のすぐ横に置かれている。負傷者がいなかったのは幸いだった。もっと悪い結末が待っていたかもしれない。フロッガーの乗員は2人とも、脱出後に地元の病院に運ばれ、念のため検査を受けたが、大きな怪我はなかったと発表された。FAAはこの事故を調査中。■


      MiG-23 Flogger Crashes In Michigan (Updated) | The Drive

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BYSTETSON PAYNE|PUBLISHED AUG 13, 2023 6:11 PM EDT

THE WAR ZONE


2014年10月18日土曜日

ISISはジェット戦闘機を運用しているのか 米中央軍は否定するが....


ISISがミグ戦闘機を運用中との報道が出て、中央軍がすかさず記者会見でこれを否定していますが、ほっておけば本当にISISが限定的とはいえ空軍力を使う日がやってきそうです。状況がどんどん進展していく中、日本ものんびりと遠い世界のことと無関心ではいられませんね。

U.S. Central Command Casts Doubts On Claims ISIS Operating Captured MiGs

By: Dave Majumdar
Published: October 17, 2014 4:35 PM
Updated: October 17, 2014 4:35 PM
U.S. Central Command Commander General Lloyd J. Austin III on Oct. 17, 2014. Defense Department Photo
米中央軍司令官ロイド・オースティンIII大将、10月17日
Defense Department Photo

米中央軍はイラク・シリアイスラム国(ISISあるいはISIL)が軍用機を運用中とする証拠はないと発表。

  1. 「ISILがジェット機で地上作戦を支援しているとの報告は現場から入っていない。またこれを確認できない」と米陸軍ロイド・オースティン大将Gen. Lloyd Austinがペンタゴン記者会見で発言した。「パイロットが脱走しISILに加わったとの情報もない」

  1. シリア人権監視団Syrian Observatory on Human Rights (SOHR)はISISがソ連製戦闘機3機(ミコヤンMiG-21フィッシュベッドとMiG-23フロッガー)を入手したという。もしISISが独自に航空機を運用すれば、テロ集団で前例がない。

  1. SOHRによれば操縦士はイラク脱走者かISISが新たに訓練したものであるという。「イラク軍から脱走した将校がイスラム国に加わり、戦員を訓練し操縦できるようになった」とSOHRは報告している。

  1. 「訓練過程はアル・ジャラ al Jarrah 空軍基地で行われている。同基地はアレッポ Aleppo 東部にありシリア内のイスラム国で最重要基地と見られる」

  1. しかしテロリスト集団に軍用機の運用力はあるのか。軍用機を飛ばすには訓練を積んだ搭乗員以外に支援部隊や整備施設が必要だ。ISISは全て整備していないとみられる。

  1. まして最小限の支援インフラで新規に乗員訓練は容易ではない。ソ連時代の頑丈なハードウェアでもこれは変わらない。通常なら戦闘機パイロット養成は2年間かかる。しかしテロリスト集団が自殺攻撃に使う程度の訓練を施す可能性はあるが、ありえないだろう。

  1. それでもアルジャラ飛行場で航空機運用目撃されているとSOHRが公表している。

  1. 目撃談では戦闘機各機は低空飛行していたという。SOHR報告はイスラム国戦闘員がアレッポとアルラッカ al Raqqa で政府軍基地を占領し、機材を入手したとしている。「イスラム国が各機に搭載するミサイルまで取得しているかは不明」(SOHR報告)■