ラベル #B-21 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル #B-21 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年7月14日火曜日

B-21は搭乗員2名体制で当面運用すると米空軍が方針を決定―WSO/CSOにもパイロット訓練を施す

 The U.S. Air Force has officially decided that the B-21 Raider will be flown by a crew consisting of two pilots, just like the B-2 is today.

USAF

米空軍がB-21レイダーでパイロット1名運用案を見送りへ

USAF Decides Against Flying B-21 Raiders With Just One Pilot


B-21爆撃機の配備開始に向け、同機の乗員構成を米空軍が正式に決定した

空軍は、B-21レイダーを現在のB-2と同様にパイロット2名で運用することを正式に決定した。同軍は以前、パイロット1名のみと兵器システム担当官(WSO、通称「ウィッゾ」)による運用を検討していた。一定の資格を持つWSOおよび戦闘システム担当官(CSO)の一部を、将来のB-21機群のパイロットへ転換させる。

B-21の2名体制に関する正式な発表は昨日行われた。これは、6月に空軍が発表した運用試験パイロットが試作前の「レイダー」の操縦桿を初めて握ったというニュースに続くものだ。

「B-21の先進能力を慎重に分析した結果、空軍指導部は、パイロット2名体制が同機の任務プロファイルを最適に支援できると判断した」と公式発表は述べている。「 『レイダーの殺傷能力と生存性を最大化するためには、現在WSO(兵器システム将校)およびCSO(戦闘システム将校)のコミュニティに蓄積されている豊富な戦術・戦闘経験を維持することが不可欠である』」

「空軍は、選抜された兵器システム将校および戦闘システム将校を対象に、パイロット転換プログラムを設立している。選抜された将校はパイロット訓練を受講し、その後B-21配属となる」と発表は付け加えた。「対象将校には、情報が利用可能になり次第、指揮系統を通じて追加情報が提供される。」

レイダーは現在も開発中だが、空軍は来年、サウスダコタ州のエルズワース空軍基地で同機の配備を開始する。公表された計画では、少なくとも100機のB-21を調達することになっているが、空軍当局者はより正確な数値を来年発表すると述べており、機数は多くなると広く予想されている。これは、必要となるパイロットの総数にも影響を及ぼすことになる。

「パイロットは11Bの爆撃機パイロットとなり、空軍は現在、B-21パイロットの必要人数について検討を進めている」と、空軍広報は本日、乗員配置に関する決定の詳細を尋ねた本誌に対し直接こう語った。

ここでいう「11B」とは、爆撃機パイロットの基本的な空軍専門職種コード(AFSC)だ。接尾辞は、個人が操縦を割り当てられる特定の爆撃機タイプを示すため使用される。この管理コードは米陸軍の歩兵向け軍事職種専門コード(MOS)の「11B」と混同してはならない。

B-2爆撃機の標準的な乗員構成も2名のパイロットである。また、出撃の一部(場合によっては数日間に及ぶこともある)において、一方のパイロットが飛行している間、もう一方が睡眠をとれるよう、小型簡易ベッドも備えられている。パイロットを2名配置することは、安全上の余裕も生む。とはいえ、単一パイロットによるB-21運用については、空軍は緊急時に機体を操縦できるよう、WSO(武器管制官)に追加訓練を実施することもできたはずだ。

「B-21は、乗組員への支援という点で、B-2とほぼ同様になるだろう」と、空軍グローバルストライクコマンド(AFGSC)の司令官であるスティーブン・デイヴィス空軍大将は、1月に当誌のハワード・アルトマンとのインタビューTWZ語った。「乗組員が休息状態に入れる十分なスペースがある。当然ながら、トイレに行く場所や食事を準備する場所もある。こうした設備はすべてB-21にも備わることになる。」

Exclusive First Look: Step inside the cockpit of a B-2 stealth bomber thumbnail

独占初公開:B-2ステルス爆撃機のコックピット内部に潜入

これは、空軍の爆撃機部隊やその他の戦略的能力を統括するAFGSCの指揮を執って以来、デイビス大将にとって初めてのインタビューだった。前任者で退役しているトーマス・ブシエール大将は、B-21をパイロット1名とWSO(武器システムオペレーター)1名での運用を推奨していた

「B-21の乗員構成については、空軍省内で議論が続いている。最終決定は下されていない。率直に言えば、B-2でも同様の議論があった。そして最終的には、機体のコストや生産台数などの理由からパイロット2名体制が採用された」と、この点について尋ねられた際、デイビス大将は本誌インタビューで述べた。「当時はB-2のパイロットになるには、航法士またはWSOの経験が必須条件だった。その後、その要件は撤廃されたが、当初は要件の一つだった」

空軍がWSO(武器システムオペレーター)およびCSO(戦闘システムオペレーター)をB-21パイロットへ移行させると正式に発表した今、この後者の点は特に注目に値する。

「B-21パイロットに関しては、機体が異なり、数多くの異なる能力を備えているため、状況は異なります」とデイビス大将は付け加えた。「したがって、適切な対応としては、乗員構成を慎重に検討し、いかにしてこれを可能な限り能力の高い戦闘プラットフォームにするかを決定すべきだと考えています」

空軍がB-21の単座運用を今後検討するかは依然として不明だ。少なくとも、「レイダー」開発につながった長距離攻撃爆撃機(LRS-B)プログラムの要件の一部として、オプション操縦モード、あるいはそれを迅速に統合する手段に対する要望は明示されていた。本誌は、情報公開法(FOIA)を通じ「長距離打撃爆撃機の調達に関する監査」と題された国防総省監察総監室報告書の大幅な黒塗り処理が施されたコピー入手し、2017年にすでにこの点を強調していた。同報告書の日付は2015年9月8日であり、ノースロップ・グラマンがLRS-Bを落札したのと同じ年である。

2025年11月、空軍がB-21の単一パイロット運用を検討しているという報道が初めて浮上した際、本誌は指摘した。すなわち、高度な自動化と人工知能(AI)を組み込んだ自律性が、設計に組み込みずみという強い兆候があったのだ。

こうした機能は、いつの日かB-21において「パイロット不要」または「無人」モードへの道を開く可能性もあるが、現在爆撃機を操縦している人間のパイロットにとっても非常に有益となり得る。ここ数年、米軍は「仮想副操縦士」型の技術に公的に多額の投資を行っており、固定翼機ヘリコプターの乗組員の安全マージンを高め、作業負荷を軽減しようとしている。これは、機密扱いされている分野で行われている取り組みに追加されるものだ。

以前にも次のように報じている:「2010年代初頭以来、国防高等研究計画局(DARPA)は、Aircrew Labor In-Cockpit Automation System(ALIAS)と呼ばれるプログラムを通じて、ヘリコプターや固定翼機で使用可能なAI『副操縦士』の開発を顕著に支援してきた。これは、安全マージンの向上と人間パイロットの作業負荷軽減を目的としている。ALIASの取り組みは、ロッキード・マーティンのMATRIX自律飛行制御ソフトウェアパッケージを中心に進められてきた。」


シコースキーがDARPA ALIASフェーズ2の自律飛行を完了

Shield AIMerlinといったその他企業も、同様の自律飛行パッケージを開発し、その能力を着実に高めている。特にMerlinは、自社の自律飛行ソフトウェアを空軍のKC-135給油機に統合する取り組みを進めている。シールドAIの「ハイブマインド」は、すでに数多くの有人および無人プラットフォームに統合されている。また、B-21は10年以上にわたって開発が進められてきたため、この点におけるその能力は、当時としてははるかに時代を先取りしていたであろうことも注目に値する。」


自律型ジェット機の連携:Hivemind + MQM-178 ファイアジェット

「AIエージェントは、B-21乗員にさらに冗長性と安全マージンを提供するとともに、総作業負荷の軽減にも寄与し、単一パイロットに伴うリスクを相殺することができるだろう。もしその仮想副操縦士の機能が、B-21の綿密に計算された「ブルーライン」飛行経路に沿って、脅威を攻撃するか、妨害するか、あるいは完全に回避するかといった、的確に練られた戦術的助言を提供するまでに及ぶのであれば、生存性と戦術的柔軟性を大幅に向上させることにもつながるだろう。」

それ以外では、米軍当局者や連邦議会議員によると、B-21は引き続き少なくとも数点の障害があったにもかかわらず、概ね予定通りかつ予算内で進められている模範的な調達プログラムだ。2月、空軍は配備を加速させるため、同機の生産ペースを引き上げると発表した。

最初のB-21がエルズワース空軍基地に着陸する際には、2人のパイロットが操縦することになると予想される。■

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフはTWZの副編集長として、当サイトの経験豊富で献身的なチームの統括を支援するとともに、有益かつ影響力のある防衛・国家安全保障に関するコンテンツを執筆している。彼はその中心地であるワシントンD.C.エリアに在住している

2026年7月3日金曜日

今年の独立記念日飛行パレードに最新鋭B-21は参加しない見込み

 A B-21 Raider rejoins with a KC-135 Stratotanker. The B-21 program exemplifies the Department of the Air Force's warfighting-focused acquisition mindset, leveraging digital engineering and modern production to deliver a mature, highly capable system at speed. The B-21's efficiency and flexibility will provide a survivable, unpredictable deterrent force, forming the backbone of America’s future bomber force. (U.S. Air Force photo by Todd Schannuth, image altered for security)

(米空軍提供、撮影:トッド・シャヌース、保安上の理由で画像を加工しています)

B-21「レイダー」は建国記念「アメリカ250」の飛行パレードに登場しないと空軍が確認

B-21 Raider Not Appearing In Any America 250 Flyovers, Air Force Confirms


憶測が飛び交っていたが、最新鋭爆撃機は、今年の独立記念日の祝賀行事に参加しないことになった

https://www.twz.com/air/b-21-raider-not-appearing-in-any-america-250-flyovers-air-force-confirms


ット上で憶測や期待を掻き立てた謎めいた示唆があったものの、B-21レイダーのファンは、7月4日の祝賀行事で米国最新の爆撃機を目にすることはないだろう。空軍は水曜日の朝、本誌に対しこれを確認した。現在飛行試験中の2機は、カリフォーニア州のエドワーズ空軍基地に留まる。

本誌から「B-21がワシントンD.C.やその他の場所で行われる独立記念日250周年記念行事には一切参加しないことを確認してほしい」と尋ねられた空軍当局者は、次のように回答した。「B-21は今週の祝賀行事の飛行展示には参加しない。」

同当局者はさらに、ワシントンD.C.での飛行展示が7月10日まで続くにもかかわらず、同機はイベントには一切参加しないと明言した。

B-21レイダー。(米空軍)

B-21が独立記念日の祝賀行事に参加しないという空軍当局者の声明は、先週、トロイ・メインク空軍長官が『Air & Space Forces Magazine』に対してこの件について述べたコメントをさらに明確にするものだ。

「プログラムは実に順調に進んでいますが、機体はエドワーズ基地にあり、給油試験を始めたばかりです」と、メインク長官は同誌に語った。「ですから、(独立記念日のために)B-21を当地に連れてくることはあり得ません。」

レイダーの初期給油試験は本誌が最初に報じていた。

最初の試作型B-21は、2023年の初飛行を経て、エドワーズ空軍基地に到着した。2機目の試作機レイダーは昨年、初飛行を行った。空軍には新型ステルス爆撃機の試作機を計6機が引き渡される。飛行しない機体も、進行中の試験を支援するために使用されている

空軍は、B-21を100機調達する予定で、大幅に多い数になる可能性もある。

B-21の離陸と着陸

B-21が米国の首都上空に姿を現すかどうかという憶測は、主に、製造元のノースロップ・グラマンがソーシャルメディアに投稿した謎めいた動画や画像によって煽られていた。

「ステルスとスポットライトの出会い:B-21がアメリカの誕生日を祝い250本のろうそくを吹き消す」と題された30秒の動画が、11日前にYouTubeに投稿された。

冒頭には「ユタ・ソルト・フラッツ」と表示されたクレジットが流れ、続いてレイダーのシルエットが映し出される。その後、低空飛行する機体が、一列に並べられた250本のろうそくを吹き消し、画面に「ハッピーバースデー、アメリカ」という文字が映し出される中、轟音を立てて飛び去る様子が描かれている。

6月25日にXに投稿された、この動画の7秒版は「レーダーに捉えられないものもある。しかし、アメリカの250周年はそうではない」というタイトルで、シルエットとろうそくが吹き消される様子だけが映し出されている。

6月30日、ノースロップ・グラマンはXに予告投稿し、長編動画の静止画のみを公開した。

同社は、このソーシャルメディアキャンペーンに関するコメントを控えた。また、「レイダー」が7月4日の祝賀行事で飛行するかどうかという質問については、空軍に回答を委ねた。

ドナルド・トランプ大統領は自身のソーシャルメディアへの投稿で、「レイダー」が祝賀行事に出現するかどうかについての憶測にさらなる燃料を注いだ。

「昨夜の集会は4万5000人の大盛況だった。7月4日は、これまでに見たどんなものよりもさらに上を行くものになるだろう」と、トランプは6月27日に宣言した。「軍の飛行パレードは史上最高になるだろう――最も多くの飛行機、最新の飛行機、最速の飛行機が揃う!」…

これらの投稿以前から、X上の軍事航空コミュニティでは、首都でのアメリカ独立記念日祝賀行事に「レイダー」が登場するかどうかで憶測が飛び交っていた。

B-21は飛行展示の主役にはならないが、ワシントンD.C.周辺の航空ファンはすでに、B-2A「スピリット」やB-52「ストラトフォートレス」爆撃機をはじめ、戦闘機やその他の航空機など、数々の象徴的な機体を目にする機会を得ている。新型のエアフォース・ワン・ブリッジ機も登場する予定だ。

記事の冒頭でも触れた通り、7月10日までワシントンD.C.上空ではさらに多くの飛行展示が行われる見込みだ。

したがって、米空軍内部で「アメリカ250」へのB-21の参加を否定して大衆を驚かせるという綿密に調整された陰謀がない限り、「レイダー」はレーダーに捉えられないままだろう。そもそも、それがこの機体の設計意図なのだ。

ハワード・アルトマン

シニア・スタッフライター

ハワードはTWZのシニア・スタッフライター。紛争について頻繁に執筆しており、特に中東とウクライナに焦点を当てているほか、世界中の軍・諜報当局者や産業界のリーダーへのインタビューも手掛けている。フロリダ州タンパ近郊に在住。同地は米中央軍(CENTCOM)および米特殊作戦司令部(SOCOM)の本拠地である

2025年4月29日火曜日

ノースロップがB-21爆撃機で新たに4億7700万ドルの損失を計上(Breaking Defense) ― 固定価格契約ゆえの損失ともいえますが、そもそも合意しているので企業の側にはもっと努力が必要だったのではないでしょうか

 




カリフォーニア州エドワーズ空軍基地内のノースロップ・グラマンの製造施設で飛行試験を続けるB-21レイダー。 (ノースロップグラマン提供写真)


B-21での同社における損失は現在20億ドル以上にのぼっている

ースロップ・グラマンは米空軍の新型ステルス爆撃機B-21レイダーの製造コスト上昇に対処するため、新たに4億7700万ドルの損失を計上したと本日明らかにした。

 ノースロップは2025年第1四半期決算発表のニュースリリースの中で、この損失(税引き後3億9700万ドル)の主な原因は、B-21の生産率向上経向けた製造工程の変更と、最初の5機の少量初期生産(LRIP)機の製造に必要だった材料のコストと量の増加であると述べた。

 このプロセス変更により、「フルレート生産に必要な規模へ立ち上げることができます。そして......プログラムで想定石田数量を超えて増加することができます。これは、当社と政府が、彼らが見てきたシナリオをサポートするオプション性のために重要であると判断したものであり、現在の製造速度を増加させる」と、ノースロップのCEOキャシー・ウォーデンは、今日の決算説明会で述べた。

 コスト上昇のもう一つの原動力は、ノースロップが航空機製造の必要条件を過小評価した結果であり、また資材価格を上昇させたより大きなマクロ経済の結果でもある、と同CEOは述べた。

 2024年1月に発表された15億6,000万ドルの税引き前損失に続き、今回のB-21の損失は20億ドルを超える。米空軍はB-21プログラムの詳細な契約情報の公開を拒否しているが、ノースロップは2015年に締結した固定価格契約の条件で、LRIP機の一定基準以上のコストをカバーする義務を負っている。国防総省は以前、このプログラムのためにノースロップに約6000万ドルのインフレ緩和を提供した。

 ウォーデンは、製造工程の変更に直接関連する費用がどの程度であるかについては、保安上の理由から定量化を避けたが、材料費の増加に関連する損失より高い金額であると述べた。

 より広い意味では、B-21プログラムはエンジニアリング、開発、製造(EMD)段階にあり、ノースロップは航空機がプログラム目標を満たしていることを検証する飛行テストに従事している、とウォーデンは今日述べた。同社はLRIPロット2つで契約を結んでおり、B-21ロット4を通じロングリード材料の購入を開始し、さらにB-21近代化に関する「いくつかの作業」を開始したと彼女は付け加えた。

 ノースロップによると、今回のB-21の費用が第1四半期の営業利益4億9800万ドル減少の主な要因であり、宇宙およびミッションシステム部門の営業利益減少も一役買っている。四半期純利益も、主にB-21の損失により4億6300万ドル(49%)減少した。

 B-21の損失の影響もあり、ノースロップは通期の1株当たり利益予想を27.85ドルから28.25ドルの範囲から、24.95ドルから25.35ドルに引き下げた。同社はまた、年間セグメント営業利益予想を従来の目標より約4億ドル低い42億ドルから43億5000万ドルの範囲に引き下げたが、フリーキャッシュフローと売上高については従来のガイダンスを維持した。

 バーティカル・リサーチ・パートナーズのアナリスト、ロバート・スタラードは、B-21の費用がなかったとしても、ノースロップの一株当たり利益とキャッシュフローはウォール街の予想を下回っただろうと指摘した。「固定価格のB-21 LRIP契約では追加請求のリスクは常にあり、今四半期はたまたまそれが発生した四半期だった。「全体的にノースロップにとって厳しい四半期であり、今日の株価には何らかの圧力がかかると予想される」。

 B-21案件以外では、ウォーデンは4月16日にユタ州プロモントリーにあるノースロップ社施設で起きた爆発事故について最新情報を提供した。爆発は固体ロケットモーターに使用される推進剤の原料を製造する建物で起こったが、ノースロップ社にはその原料を供給する他のサプライヤーがある、と彼女は述べた。

 「当社のプログラムには何の影響もないと考えています。 「プロモントリーは固体ロケットモーターの生産拠点であるため、センチネル(大陸間弾道ミサイル)について特に質問がでました。ミサイルや戦術システムに使用される固体ロケットモーターは別の場所で製造されています」と彼女は付け加えた。

 ウォーデンはまた、F/A-XXとして知られる海軍の将来の戦闘機計画についても質問された。ロイター通信は、先月空軍のF-47戦闘機が落札された直後、海軍はF/A-XXについて間もなくダウンセレクトを行う見込みだと報じたが、契約の決定がなされないまま数週間が経過した。    ウォーデンは、具体的な最新情報はないとしながらも、「海軍は依然としてこのプログラムにコミットしており、近いうちに何か発表があるものと期待している」と付け加えた。

 彼女は、ボーイングが製造しているF-47の下請けとしてノースロップが選ばれたかどうかについてはコメントを避けた。

 「プログラムに関するいかなる情報も開示することはできません。 「しかし、当社がミッションシステムの民間サプライヤーであり、政府顧客やプライム企業のために先進的な能力を供給することに完全にコミットし続けていること、そして当社製のセンサーが各種プラットフォームや領域にわり幅広い用途のため容易に拡張でき、再構成可能であることはご存じでしょう」。■


Northrop logs new $477M loss on B-21 bomber due to higher manufacturing costs

Losses for the B-21 Raider program now stand at more than $2 billion.

By   Valerie Insinna

on April 22, 2025 at 12:45 PM

https://breakingdefense.com/2025/04/northrop-logs-new-477m-loss-on-b-21-bomber-due-to-higher-manufacturing-costs/


2025年4月22日火曜日

米空軍のB-21レイダー爆撃機開発は順調に進んでいるのか、この先に待つ不確実な要素とは(National Security Journal)

 B-21 Raider

2022年12月2日、カリフォーニア州パームデールで一般公開されたB-21レイダー。 (U.S. Air Force photo)



防総省のほぼすべての主要なプログラムが苦戦中に見える。技術上のボトルネック、産業力の問題、労働力の問題、さらに一般的な官僚の混乱が、ロシアや中国との競争という課題に国防産業基盤全体が直面しているにもかかわらず、納期の遅れやコスト超過を生み出している。

 こうした問題の主な例外がB-21レイダーであるというのは意外だ。

 B-21計画の目的は、B-1BランサーとB-2スピリットに代わる新世代の戦略爆撃機を製造することだった。亜音速のB-21は、ステルス性を利用して敵の防空網に侵入し、通常兵器または核兵器のペイロードを運搬するように設計されている。レイダーが必要とされたのは、B-1Bフリートの老朽化と技術的陳腐化(異なる技術的現実の中で設計・製造された)、そしてB-2フリートのコストと小型化のためだ。

 戦略爆撃機計画は、歴史的に深刻な調達問題に悩まされてきた。というのも、数十年の耐用年数を想定した先端技術プラットフォームに、さまざまな能力を統合しようとするからだ。第二次世界大戦では、B-29スーパーフォートレスが大きな頭痛の種で、その後の爆撃機計画はすべて重大な問題に悩まされてきた。

 しかし、B-21はこうした問題を回避しているように見える。 B-21はどのようにして回避したのだろうか?

B-21のコスト

 B-21の存続に対する最大の脅威は、早くからコスト・スパイラルとして認識されていた。

 コスト超過と議会の監視という"死のスパイラル"は、冷戦終結時にB-2フリートの成長を事実上停止させ、空軍にはわずかなユニットしか残さなかった。その結果、運用コストが上昇し、戦闘不能やメンテナンスの問題に対する艦隊の回復力が低下する。

 この問題を回避することがB-21プロジェクトの中心で、プラットフォーム専用に開発された新技術を最小限に抑え、過去のプロジェクトから学んだ教訓を最大限に生かすことを意図した。

 この努力により、少なくともこれまでのところ、プロジェクトはほぼ成功している。B-21のコスト・プロファイルは管理可能なままであり、これは主にノースロップ・グラマンがコスト予測を念頭に置いてプロジェクトを推進したためである。レイダーのコストは、平均単価が6億9200万ドルとわずかに伸びたものの、昨年10年間の予想範囲内である。

 レイダーの初飛行は2023年11月10日に実施され、まずは少量の初期生産を開始しており、初期ユニットは最終的に最前線で活躍することが期待されている。

今どの段階にあるのか?

 もうひとつの大きな疑問は、B-21がここ2年間でウクライナで生まれた戦争観にどのように適合するかということだ。

 紛争の大部分において、有人航空は無人航空機や大砲の使用と相対して傍観されてきた。前線の両側には防空網が張り巡らされており、航空機が前線に接近して活動するのは自殺行為に近い。さらに、ロシアもウクライナも有人航空機による長距離侵入攻撃は行っておらず、代わりにスタンドオフ・レンジからミサイルやその他の兵器を発射することを好んでいる。 B-21は確かにそのような任務を遂行できるし、おそらくロシアが戦時中に使用した老朽化した爆撃機の寄せ集めより効果的だろう。

 さらに、B-21は航続距離が十分に長いので、ドローンによる攻撃から比較的安全な基地から運用し作戦を行うことができる。 それでも、長距離ミサイルの運搬はB-21の能力を試すものではなく、新たな戦略爆撃機計画の費用を正当化するものでもない。

長距離爆撃機の時代は終わったのか?

 長距離攻撃爆撃機を時代遅れと決めつけるのは早計だ。 ひとつには、B-21は争いの絶えない前線に沿って通常軍事作戦を支援するための攻撃は可能だが、これは中心的な目的ではない。レイダーは、核事業の一部である標的を含め、紛争空域の奥深くに攻撃を実施する能力を有している。

 米空軍が長距離攻撃能力を維持するには、ステルス性と20機以上の航空機が必要だ。もうひとつは、レイダーが「バトル・マネージャー」としての前例のない能力を持つことを意図していることで、現代の戦場における困難な偵察と通信の管理を支援するプラットフォームとなる。

 この役割は、対テロ戦争中にレガシー爆撃機(B-1BやB-52など)が新たな通信とデータ管理の役割を果たすことで生まれた。

 したがって、レイダーのような大型ステルス機の存在は、現代の偵察・攻撃複合体を構成するシステム全体の能力を向上させるはずだ。

長期的にB-21レイダーはどうなるのか?

 現代の調達プログラムとしてはほとんど前例のないことだが、B-21レイダーはほとんどのマイルストーンを達成しつつあるようだ。コンステレーション級フリゲート艦は、最近のGAO(米政府監査院)の報告書でプログラム全体の健全性を脅かす一連の問題が公表されるまでは、順調に進んでいるように見えた。

 国防総省のプロジェクトを見ていると、しばしばもう片方の靴が落ちるのを待つ練習のように感じることがある。技術的な問題、労働力の問題、ソフトウェアの問題がプロジェクト全体を頓挫させ、就航開始を延期し、コストを押し上げれば、誰もがこのゲームがロウソクを灯す価値があったのかどうか疑問に思うようになる。

 これまでのところ、B-21レイダー計画はその謙虚さでうまく機能しているが、戦略爆撃機部隊の中で誇りを持てるようになるまでには、まだ多くの仕事が残っている。■


The Air Force’s B-21 Raider Bomber Faces An Uncertain Everything

By

Robert Farley

https://nationalsecurityjournal.org/the-air-forces-b-21-raider-bomber-faces-an-uncertain-everything


著者について ロバート・ファーレイ博士

2005年よりパターソン・スクールで安全保障と外交を教える。 1997年にオレゴン大学で理学士号、2004年にワシントン大学で博士号を取得。 著書に『Grounded: The Case for Abolishing the United States Air Force』(University Press of Kentucky、2014年)、『Battleship Book』(Wildside、2016年)、『Patents for Power: Intellectual Property Law and the Diffusion of Military Technology』(University of Chicago、2020年)、最近では『Waging War with Gold』がある: Waging War with Gold: National Security and the Finance Domain Across the Ages」(リン・リエナー、2023年)。 ナショナル・インタレスト』、『ディプロマット』、『APAC』、『ワールド・ポリティックス・レビュー』など、多くの雑誌やジャーナルに寄稿: APAC』、『World Politics Review』、『American Prospect』など。 また、『Lawyers, Guns and Money』の創刊者であり、シニア・エディターでもある。


2025年3月22日土曜日

ボーイングF-47NGADステルス戦闘機は極秘のうち「5年前から飛んでいる」(19fortyfive) ―F-22時代とは比較にならないほどの技術上の変化、成熟度がすでに実現しているということで機体運用開始も意外に早くなりそうです

 


F-47 Fighter

F-47戦闘機。 画像出典:アメリカ空軍。



トランプ大統領とピート・ヘグセス国防長官は、ボーイングが空軍の次世代制空権(NGAD)プログラムの契約企業となったとし、F-47と命名された第6世代ステルス戦闘機を3月21日発表した


  • -ボーイングは200億ドルの契約を獲得した

  • F-47はこれまで5年間ひそかに運用されており、今後10年以内にF-22に取って代わる

  • -画期的なステルス性、マッハ2以上のスピード、CCA(コラボレイティブ・コンバット・エアクラフト)の制御能力を搭載する

  • 極超音速兵器を搭載し、B-21爆撃機とチームを組めば、米国の制空権を数十年にわたり確保し、中国やロシアの敵対国に対し前例のない戦略的能力が生まれる


F-47はすべてを変える

今朝、良い、いや...素晴らしいニュースがあった。 ドナルド・トランプ大統領とピート・ヘグセス国防長官は、空軍が第6世代ステルス戦闘機F-47と名付けた次世代航空支配プログラムをボーイングが獲得したと発表したのだ。


F-47は今後10年でF-22に取って代わる

ボーイングはロッキード・マーチンのスカンク・ワークスを抑え200億ドルの契約を獲得したが、これはちょっとしたサプライズとなった。

しかし、ボーイングは1960年代からステルス機を製造しており、地球上のどの企業よりもステルス機を製造した経験がある。


トランプ大統領は、同機は過去5年間、秘密の場所で飛行してきたと述べた。「F-47は、これまでに製造された中で最も先進的で、最も能力が高く、最も致命的な航空機になるだろう」とトランプ大統領は記者団に語った。 大統領執務室で同席した米空軍参謀長のデヴィッド・オールヴィン将軍も同機は "力による平和 "の未来を象徴するものだと述べた。


現在進行中の予算危機のため、NGADプログラムが無期限に延期されるのではないかと心配されていた。しかし、トランプ大統領はこのプログラムを望み、空軍司令官の意見に耳を傾けた。この動きによって、アメリカの航空機は技術的にしばらくの間、トップに立つことになる。


新型機は最先端のステルス性を持ち、マッハ2を超えるパワーを発揮するエンジンを搭載し、ステルス無人戦闘機をクォーターバックさせる能力を持ち、アメリカの制空権はそのまま維持される。


ボーイングF-47 NGAD:まったく新しいステルス戦闘機

NGADの契約は約200億ドルと予想されているが、同社はプログラム期間中に数千億ドルの注文を受ける予定だ。


連続生産段階で機体単価は3億ドル以上と見積もられている。ただし、本日の発表時点で機体価格に関し最新情報はない。

NGADプログラムでの同機は、高度な自律性を備えた無人戦闘機(CCA)、新型ジェットエンジン、武器、電子戦スイート、センサー、ネットワーキング・システム、戦闘管理能力などの開発を含む、他の野心的なプログラムの一部だ。


F-47は今後10年でF-22ラプターに取って代わる。F-22は今でも世界最高の戦闘機だが、1997年に初飛行し、2005年に採用された。しかし、大規模なコスト超過が原因で生産ラインは停止され、アメリカでは約180機しか稼働しておらず、うち「戦闘用コード」を持つものは150機しかない。


空のクォーターバックになる

F-47は "システムのファミリー"と考えられている。 おそらく極超音速ミサイルを発射できるだろう。エンジンは少なくともマッハ2、あるいはマッハ3に十分なパワーを持つだろう。


ドローンの母艦となり、前方に飛び出し、偵察データを収集し、電子戦を行い、早期警戒能力でNGADを守る共同戦闘機ドローンを運用することができる。


米空軍のコラボレイティブ・コンバット・エアクラフト(CCA)プログラムは、新しい自律型・有人無人航空機のチーム化コンセプトをテスト、開発、実装する多方面にわたるイニシアチブである。


これは「忠実なウイングマン」コンセプトとしても知られ、単独または小集団での飛行が可能で、中国の反アクセス/領域拒否(A2/AD)能力に対抗するために使用される。


今後数十年の間、制空権を維持するために、次世代戦闘機、武器、センサー、ネットワーキング、戦闘管理システムによるシステム・オブ・システムズ・アプローチを想定している米空軍のNGADプログラムの一環として、第6世代有人戦闘機とチームを組むために、CCAと正式名称される自律型無人航空機を大量に迅速に配備することを意図している。


F-47とB-21爆撃機のチーム運用への期待

将来的に、F-47戦闘機がB-21レイダー爆撃機と攻撃任務を遂行するかもしれない。潜在的な敵は、これらに匹敵するものを持っていないだろう。それぞれが核兵器搭載可能な先進的なステルス設計であり、空中のあらゆる航空機を打ち負かす手段を備えているからだ。


「F-47は前例のないほど成熟している」とオールヴィン将軍は言う。「現在、世界最高の制空戦闘機はF-22はで、近代化改修でさらに優れた戦闘機になるだろうが、F-47は世代を超越した飛躍だ プログラムのこの段階での成熟度は、将来の戦いを支配する準備ができていることを裏付けている」。


オールヴィンは、F-47はF-22よりもコストが安く、「将来の脅威に対して適応性がある」とし、空軍はラプターよりNGAD戦闘機を運用することになるだろうと付け加えた。■


Boeing F-47 NGAD Stealth Fighter ‘Has Been Flying for 5 Years’

By

Steve Balestrieri

https://www.19fortyfive.com/2025/03/boeing-f-47-ngad-stealth-fighter-has-been-flying-for-5-years/


著者について

スティーブ・バレストリエリは19FortyFiveの国家安全保障コラムニスト。米陸軍特殊部隊で下士官および准尉として勤務。19FortyFiveへの執筆に加え、PatsFans.comでNFLを担当し、Pro Football Writers of America(PFWA)のメンバーでもある。本人の作品は軍事出版物で定期的に紹介されている。